【W39東六線駅(宗谷本線)/「駅」ではなく「乗降場」!板切れホームを持つ出自とは?】北海道の駅を現地調査⑱

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宗谷本線の東六線駅(W39)を現地調査する。利用者が少ないため2021年3月13日に廃止となった。和寒町中心部から国道40号を道なりに進み「東六線駅」と言う看板もない交差点を左折。少し走るとカーナビが「ここが東六線駅」と案内するが見つからない!踏切を見つけてようやく見つかった!旅客が待てる建物があったがそこには「東六線乗降場」と称していた!「東六線駅」と言う看板はどこにもない!「駅」ではなく「乗降場」!それは板切れホームを持つ出自を見るとわかる事だった

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【日付】2020年9月24日(木)

【場所】宗谷本線の東六線駅(W39)

【備考】東六線駅は2021年3月13日に廃止😞

前回までの続きは下記リンクをクリック

【北海道の玄関!新函館北斗駅/新幹線ホームと新幹線改札内部はどうなっているのか?】北海道の駅を現地調査①

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↑現地調査系動画配信者INTER URBAN6304氏の動画を参考に、私なりに東六線駅を現地調査した🤩

もくじ

★W39東六線駅(宗谷本線)現地調査😆「駅」ではなく「乗降場」!😳板切れホームを持つ東六線駅の出自とは?🤔

↑宗谷本線の塩狩駅(W36)現地調査を終えてクルマで出発する。国道40号の塩狩峠付近には「道ロード桜 塩狩パーク」と称する道路休憩所😆道の駅とは称していない😩大きな駐車場とトイレがあるだけのシンプルな道路休憩施設😌冬になれば雪置き場だったり、チェーン脱着所になるようにも見える⛄🥶

道なりに国道40号を進む😆塩狩峠を降りると和寒町の中心部😆国道から1本曲がるとスグに和寒駅(W38)が見える😆この駅は特急停車駅であるが、無人駅になって久しい😞時間の都合で和寒駅は現地調査出来ず😫次回(と言ってもいつになるか不明😩)やる事になった😅

↑国道40号は直線的な道路だ😆和寒町中心部を過ぎると多少のアップダウンがある😵やや高い所を通るため、宗谷本線の線路方向を見ると高台から平野を見上げるような景色と出会える🥺

【国道40号から東六線駅への道中は何も目印がない😱】

↑国道40号から東六線駅への道中、特に目印はない😱クルマにあるカーナビの指示通り進むしかない😰国道40号を左折😰周囲は何もない田んぼや畑🥺わずか住宅があるが決して人が多いわけではない😱

左側に農業用の倉庫や事務所らしきものが見えてきた🥺事務所と言って都会にあるデカいビルではなく、こじんまりとした建物である😅その正面には上記写真の宗谷本線の踏切があった😆「ここが東六線駅」と言うような看板がない😫意識していなければそのまま踏切をスルーし、さらに周辺を迷いながら走るだろう😵しかし、カーナビは「ここが東六線駅だ」と強気に案内する😤その右側に目をやると駅の入口と思われる通路を発見🤩

しかし、クルマを置く事が出来るような場所がない😫仕方なく路上の隅に止めておく😰道路の交通量は決して多くなく、たまに1台だけ農業関係のクルマが通るだけの”のほほんとした”雰囲気であった😌

【「東六線乗降場待合室」と称する駅舎😆その理由は東六線駅の出自が関係していた?🤔】

↑「東六線駅の駅舎」を発見🤩しかし「東六線駅」とも称していないし、「駅舎」とも称していない😲もっと細かい事を言うと「JR北海道」と言うロゴマークさえもない😨さすがに「JNR国鉄」と言うロゴマーク(そもそもなかったと思う)はあるわけがない🤣

「東六線乗降場 待合室」

と称していた😲

これについては、東六線駅の出自を説明する必要がある。1956年(昭和31年)に和寒~剣淵間に「東六線仮乗降場」が出来た。1959年(昭和34年)に「東六線駅」に昇格した😲国鉄時代、北海道に多かったのが「仮乗降場」とか「乗降場」と言われる「駅ではない旅客が乗り降り出来る場所」が東六線駅の元々の形なのだ😲「乗降場」と「駅」の厳密な線引きは何なのか?🤔そこまでは不勉強なので詳しくは不明😰

国鉄時代、全国版の時刻表には駅名(正確に言えば乗降場名)の記載はなく、東京にある国鉄本社に「ここで旅客・貨物の乗り降りをする」と言う許可を取らずに、各鉄道管理局単位(宗谷本線の場合は旭川鉄道管理局)が独自に「ここで旅客(または貨物)の乗り降りをする」と決めた場所のことを示すと私は聞いた事がある🙄

そのため、最低限の乗り降りが出来れば良いとされたので、決して豪華な駅舎やホームを設置する必要もなく、「駅舎レス・待合室レス・駅の場所を示す看板レス」が出来た😆旅客が乗り降り出来る場所は1両分(駅によってはそれ以下)の長さしかない、木の板で出来た簡素な物だけあれば十分とされた😳これが北海道に多い「板切れ駅」の出自である😲

元から客数が少ないのは明白で、あくまでもバス停の延長と考えて良いだろう😅国鉄末期からJR初期にかけて「駅」に昇格したものの、実態は「乗降場」そのもので、各駅停車が原則の普通列車でさえも時間帯によっては、利用者が期待出来ないとして通過する事が当たり前だった😫東六線駅もその1つで、上記動画では「スルー率」と称して説明している😅普通は「スルー率0%」が原則だが、2016年現在のそれは50%とかなり高め😫2本に1本しか止まらないため、列車で東六線駅へ到達するのはかなり大変と言える😩

↑東六線駅の待合室(駅舎)はご覧の通り😆木造の年季の入った建物😆今や昔のまま駅建物として使われているのは貴重🥺これが宗谷本線の特急通過駅の標準だったりもする🤣このような駅が多いから宗谷本線の現地調査(駅訪問)は楽しいのだ🤩

畳2畳分くらいしかスペースがないので、壁には運賃表、時刻表、その他案内がペタペタ貼ってある😅この後他の駅も現地調査したが、概ね似たような状況であった😅それだけ貼らないといけない掲示物が多いのだ😅

【どこまでも続く線路の中にある東六線駅の板切れホーム😆】

↑踏切を渡って東六線駅のホーム全体を見る😆ホームの長さは1両分あるかないか😨典型的な「板切れ駅」でバラスト(線路の敷石)の横を歩かないとホームに入る事は出来ない😅先ほどの「東六線停留所待合室」は画像の右側(写っていない)である。

ホームの入口には「東六線」と書かれた縦書きの看板があるが、これは運転士に対して東六線駅の存在を知らせる重要なものである😲いくら線形を熟知している運転士でも、鉄道林に覆われたど真ん中にポツリとあるホームだと、存在を見つけづらいだろう😫これが天気の悪い日だとなおさらだ😫

↑ホームに入る😆北比布駅と同じく線路のすぐ近くを歩く😅発車直前にここを歩く事はオススメ出来ない😫東六線駅は廃止となり乗る事が出来ないが、宗谷本線や留萌本線では「板切れ駅」が他にも多数残っているので、乗車する際には列車が来るまでにホームに入ると良いだろう😆

↑緩やかに傾斜した入口😆0,5歩分程度の間隔で小さな段差がある😆これはどの「板切れ駅」でも共通の作りだ😆

↑直線的な線路がどこまでも続く東六線駅😆このような雰囲気の駅は北海道ならでは😆

↑ちゃんとした駅名標もある😆北比布駅と同じく、支柱は「板切れホーム」の外側に設けてある😲

↑どこまでも続く線路😆気持ち良い風景だ🥺

↑旭川方面を見ると、多少なりとも「人の営み」を感じる😅逆光となるため暗めな写真に😫

それにしても、東六線駅は何とも感動的な駅であった😆人工的なものがほとんどなく、こんなにも自然に近いとは思いもしなかった🥺

クルマを長く路上駐車するのは良くないので、10分足らずで東六線駅の現地調査を終える。東六線駅は2021年3月13日に廃止となった😭理由は「利用者が少ない」事で、確かに人が来そうな雰囲気はなく、「日常的な利用者はいるのか?🤔」と思うほど。こういう実態があるならば、東六線駅の廃止もやむを得ない😞

19回目に続く(下記リンクをクリック、5月18日公開)

【W41北剣淵駅(宗谷本線)/実は利用者がいる!蜂が飛ぶ駅舎!雰囲気が良い立派な板切れ駅】北海道の駅を現地調査⑲ 

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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