【2015年9月乗車記/789系特急スーパー白鳥のグリーン車で北海道に上陸!】JR北海道の乗り歩き②

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2015年9月乗車記と乗り歩き。新青森駅から函館駅までは789系特急スーパー白鳥のグリーン車に乗る!北海道新幹線開業時に廃止された列車だが、その半年前だったため撮影する人が多い。最初の停車駅は青森で6分間の長い停車。津軽線に入って蟹田でJR北海道の乗務員に交代し、いよいよ青函トンネルへ!北海道に上陸すると旅情あふれる世界になっていた!

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【2015年9月乗車記/なぜ経営状態が悪いのか?/今はない「北海道全線フリーきっぷ」を使う】JR北海道の乗り歩き①

もくじ

★2015年9月乗車記・乗り歩き。北海道新幹線開業で廃止が決まった789系「スーパー白鳥」😆

【乗車日】2015年9月26日

【列車番号】4001М(特急スーパー白鳥1号、函館行き)

【時刻】新青森10:17→函館12:22 

【車両】JR北海道789系0番台のHE101編成(1号車~3号車)+HE205編成(4号車~6号車)の6両、1号車クロハ789-101、グリーン車7番A席

【備考】列車名、運行区間、時刻、値段、描写等は全て当時のもの。2020年時点とは異なる。

↑新青森駅のホームに立って、初めて知った😅
「スーパー白鳥」の789系は、6両貫通編成ではなく、3両を2編成連結していた。
青森駅でスイッチバックをする関係上、1号車が最後尾となるが、同駅からは先頭になる。

みなさん、ご存じのとおり、2016年3月26日に北海道新幹線が開業した。
これにより青函トンネルに初めて、新幹線が通るのだ。それにより旅客列車は新幹線のみになり、在来線規格の789系や客車の寝台列車は走行出来なくなる。
豪華寝台列車、「トワイライトエクスプレス」、「北斗星」、「カシオペア」が廃止になるのも、このためである。

「スーパー白鳥」で活躍中の789系0番台は、道央圏(札幌周辺)の「ライラック」に転用された。それにより785系は勢力を縮小し、札幌~室蘭の「すずらん」でわずかながら活躍する実態だ。

↑新幹線と在来線の乗り換え口を過ぎて、在来線ホームに通じる階段。
発車案内表示機には、「10:17 青森経由函館 特急スーパー白鳥1」と記されている。
これをカメラで撮影する人が実に多い🤩
鉄道ファンが多いのか?と言うとそうではなく🤔、若い女性等の観光客風の人も多くカメラを向ける🤩
青森では、「スーパー白鳥」の廃止は、新幹線開業並みの大きなインパクトがあるのだろうか?🤔

↑津軽新城(留置線)から回送で新青森に着いたのは10:08頃。
789系の車両にもカメラを向ける人が多く、老若男女関係ない。
鉄道ファンでなくても、どんどん”記念”や”記録”として残す。
JR北海道の車両が新青森に来たと言う”証”を刻み込ませる。

新青森~青森に限り、普通車自由席は乗車券のみで乗れます

↑と言う旨を繰り返すアナウンスが響く。

↑最後尾の1号車には、JR東日本の車掌が立つ。青森運輸区の担当であろうか?🤔
JR東日本の担当は蟹田(かにた)まで。蟹田から先はJR北海道の担当となる😆

↑ヘッドマーク
JR他社を見ると、今やヘッドマークを掲げない特急がかなり増えてきた。寂しい限りだ。
JR北海道では一貫してヘッドマークを掲げる主義。特急としてのムードを湧き立たせる。

↑車体には何も描かれていない😫
これをどう捉えるか?🤔
私が初めて見た時は、「安っぽい作りをした車両」と思ったが、実際に乗ってみれば、走行面・客室設備のありとあらゆる面で、「デキの良い車両」と見た😆
何もない”無垢さ”が強い心を持った車両に見えてきた。たくましい🤩

↑「HEAT789」の文字の下には、津軽海峡を示したイラスト。
本州も最北まで来た。
「北海道から向かいに来た」事が伝わってくる。
「HEAT」とは、「Hokkaido Experimental Advanced Train」の略。
特急の編成記号「HE」が多い。

★789系スーパー白鳥のグリーン車に乗る!😆

↑グリーン車は、1号車の運転席側半分。15席分。残り半分は普通車である。2つの等級が1つの車両にあって運転席付きなので、車号としては「クロハ」となる。

「みなさま、こんにちは。今日もJRをご利用くださいまして、ありがとうございます。この列車は特急スーパー白鳥1号函館行きです・・・」

↑これは自動放送である。声の主はTOKYO-FM出身のフリーアナウンサー大橋俊夫氏である。大橋氏の自動放送のトリコに今やなってしまっている私😆JR北海道では快速エアポートや札幌圏の普通列車でも聴く事が出来る馴染みのある存在だ。放送内容は車掌がしゃべる内容よりも充実しており、京阪電車のそれ同様に車掌が余計に言葉を挟む場所がない。
社名を言っていないのは、2社以上またぐためで、北海道エリアで完結する列車はしっかりと「JR北海道をご利用・・・」と言っている。
そのため、車掌がすぐに現れ、きっぷを確認する。まだ青森には着いていない。

↑現在の位置を示す表示。青森が近いことがわかる。しかし、意外にこれは少なくなっている。「ライラック」として札幌圏に移籍してからはこれが表示される事はなくなり、単に「〇〇(次の停車駅)まで残り〇〇km」と表示するようになった。2020年現在でも残っているのは、キハ281、キハ283系の「北斗」や「おおぞら」くらいだ。

↑先頭のドアの奥にも通路が続く。
しかし、「立入はご遠慮・・・」と書いた仕切りが出ていた。写真の左がは乗務員室である。
以前は、この先にある窓からダイナミックな全面展望が楽しめた。
2010年に函館本線の踏切で発生したクルマとの衝突事故で、同様の構造をしている789系1000番台「スーパーカムイ」の前面が大破😰
この真上にある運転室にいた運転士や後部にいたお客もケガをしている。
このような事故が起こると、お客の安全が守れないとして、以後立入禁止になった。
JR北海道の特急が高運転台になっているのは、このためだ。

↑非常用のハシゴ。
列車火災等の理由で、線路上に出ないといけない時に、使ってほしいものである。全道の特急ではこれは標準装備になった。

↑「スーパー白鳥」は青森での停車時間が長い。恐らく冬季に雪⛄で遅れやすくなるため、青森から先の遅れ拡大を防ぐためのものや運行時間に余裕を持たせるのであろう。
列車にもよるが、私が調べた所では最長で13分もあったりする。
「スーパー白鳥1号」は10:25~10:31の6分。この間に、運転士と車掌の乗務位置を交代し、スイッチバックする。
この6分間も撮影の嵐🤩平日にもかかわらず、本当に多くのファンや観光客が789系「スーパー白鳥」にカメラを向ける🤩
10:31、青森を発車。複雑に交差する線路をゆっくりと通過し、津軽線に入る。
速度が上がった所で見えてきたのは、青森車両センター。
昨年通った時と変わらず、津軽線の線路に最も近い留置線には、出番を待つ211系や651系。
車両センター奥の線路には、泣きたくなるほどボロボロの急行「はまなす」用の客車もあった😱これも、新幹線開業でなくなることが決まっている。

津軽線は青函トンネルを通る貨物列車が多数走行するため、単線でありながらも線路状態が良くて、どの駅でも交換可能。有効長も長い。
蟹田の直前で高規格道路が見えて、瀬辺地~蟹田(写真)の海が見えるビュースポットは圧巻😆

↑蟹田(写真、スーパー白鳥とは別の時に撮影)での乗下車は少なく、どの車両も青森~函館を”通し”で利用するお客だ。
この駅で、JR北海道函館運輸所の車掌に交代。
JR東日本と同様にノーネクタイ・ノーブレザーの制服で、白いベースだ。なお、運転士とは制服の色合いが異なると言うのは北海道に入ってから気付いた😆

↑グリーン車の座席。
革張りのホールド感の強い座り心地の良い座席。座った瞬間、疲れが取れる感じだ。
この日のグリーン車は15席中10席にお客が座っていた。比較的高い乗車率。

↑パソコン用の電源コンセント。グリーン車のみの装備で、普通車にはない。他の道内の特急も共通。

↑青函トンネルに入る時刻等が記された案内パウチ。
北海道新幹線の宣伝も出ていた。これが新幹線車内でも残るのだろうか?・・・と思ったが、結果的には残らず新幹線では車掌が放送で案内している。

新幹線の工事が盛ん。場所が近づけば、警笛が鳴り響く😯
蟹田を発車してから青函トンネルに入るまでに8~9個の大小のトンネルを通る。トンネルに入るたびに警笛。
そして、どのトンネルよりも長い警笛が鳴った。青函トンネルに入った!😆11:12頃。
車内案内表示板には、「青函トンネルに入りました!!」の表示が、お約束通り出てくる😆

↑青函トンネルに入れば、外は闇の世界。
それが「スーパー白鳥1号」では、11:37頃まで約25分続く😅
トンネル内では、多少の横揺れがあるが、乗り心地は良好で、ストレスなく進む。
iPhoneであっても、青函トンネル内部は圏外😫外部とは完全に遮断された空間だ。電波状況については2020年になって解消される方向で、青函トンネルでも通じるようになるという。

★789系スーパー白鳥で北海道に上陸!😆

北海道側に出ると、本州とは全く異なる雄大なる景色。まるで世界が違う。

木古内には、11:45の到着。自由席に数人が増える。
木古内から先の江差線は、新幹線開業すると、「道南いさりび鉄道」と称する第三セクターになる事が決まっている。いわゆる並行在来線だ。
貨物輸送が大半で、限られた旅客輸送でどのように経営を安定させるのか?大きなカギ。
木古内から先は、線形が悪い😫曲線が続く、貨物列車や新青森行きの「スーパー白鳥」との交換も増える。
大きくカーブする江差線からは海越しに見える函館山が良く見える。
とある駅で分岐器を通過する際に、バウントするような揺れがあった。これは車両が悪いと言うよりも、保線がしっかりと出来ていないと捉えた。線路状態は決して良くない。「ちゃんと保線やっているのかな?🤔」と思った次第。

左から、EH800、DF200と言ったJR貨物の機関車が多数止まる車庫が見えてくると五稜郭。

↑構内通過中に「鉄道唱歌」のチャイムが流れ、終着函館到着を知らせた。これはJR北海道標準で、乗り歩いていると必ず聴く事が出来る曲である。国鉄では全国各地で聴けたが、今や国鉄型車両を除けばJR北海道管内以外ではJR時代の車両から聴く事は出来ない。素晴らしいJR北海道はやってくれた😆と思う。
JR北海道では、「終点」ではなく、「終着」と表現する。なんとも旅情あふれる😆

3回目に続く(7月17日公開、下記リンクをクリック)

【2015年9月乗車記と乗り歩き/JR北海道の駅ナンバリング(駅番号)とは?/青函連絡船摩周丸を見る】JR北海道を乗り歩き③

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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