【乗車記／桑園→小樽→倶知安と函館本線を進む／山線区間の最初はH１００形の２両で混雑】北海道乗り鉄大作戦１２９

by KH8000 · 公開済み 2023年7月5日 · 更新済み 2023年6月30日

２０２２年９月乗車記。函館本線で桑園駅（札幌市内）から小樽・余市・俱知安へと進む😆小樽～長万部間は通称「山線」と言われH１００形電気式気動車が活躍する。電車同然の乗り心地で２０‰が続く登り勾配でも軽やかな走りっぷりだ😆小樽から乗った俱知安行きは２両で満席で立ち客も多数出ている😥新幹線開業後廃止してバス転換するとしているがこれで大丈夫か

【乗車日】２０２２年９月２４日（土）

【列車番号】１５４М（函館本線・小樽行き）

【時刻】桑園９：１９→小樽１０：０１

【車両】７２１系の３両（F１編成・クモハ７２１-１）

↓

【列車番号】１９３８D（函館本線・倶知安行き）

【時刻】小樽１０：５３→倶知安１２：１２

【車両】H１００形の２両（H１００-５＋H１００-６）

★２０２２年９月乗車記。札幌から函館本線の「山線」経由で倶知安・長万部へ向かう😆

↑２０２２年９月乗車記。札幌から小樽・俱知安・長万部経由で函館本線の通称「山線」に乗る😆

この日は札幌７時５６分発の函館行き特急「ニセコ」があった😆車両はキハ１８３系５２００番台のノースレインボーエクスプレスでこれに乗りたいのが本音😥しかし、３両ある指定席は既に満席😱２両ある自由席に乗車となるのだが朝６時の時点で札幌駅の乗車口には座席を求めて長い行列が出来ているとTwitterにあった😱発車直前に行けば座れない事は確実で、函館までの約６時間立ったままとなる可能性が高い😥・・・そうなることがわかっていたので乗車を諦める😫

９時前にやって来たのは桑園駅。札幌駅から１駅小樽方向に進んだ駅だ。JRマークの付けたビルがある😲これこそがJR北海道本社ビルなのだ😆構造的には桑園駅に直結する格好だ😏

↑表札を撮影しておく😆「北海道旅客鉃道株式会社」と微妙に字が異なっている事がわかる🤔「鉃」と表記している😲つまり「金に矢」である😲これが「金に失う」の「鉄」だと縁起が悪いのであえて「鉃」の字をあてているのだ😲その下にあるJR貨物の表札も同様😅

↑桑園駅は高架線のホームがある駅。駅前には駐車場やイオン、バスのりば、ビルが立ち並んでいる。札幌の隣駅なのであるが利用者は札幌と比べると大きく減る。

↑Kitacaのお店でSuicaが使える😆空を飛ぶエゾモモンガにSuicaカードを持って買い物しようとするペンギン（正式には「Suicaのペンギン」と言う😅）がお店に入ろうとしている所😆JR北海道も札幌周辺に限るがKitacaの宣伝やエゾモモンガが描かれているポスターが意外にも多数ある😆

↑桑園駅の改札口。意外と通路数が少ない😲形式的には列車別改札であるが実際にはいつでも改札を通過する事が出来る😆「今から〇時〇分発の〇〇行きの改札を行います」と案内しているのは、特に冬場寒い中長時間ホームで待つ事のないようにした配慮である🥶改札口を通ると左手に進めば札幌方面行き、右手に進めば手稲・小樽方面行きのりばとなる。

【７２１系３両だけでも混雑する桑園→小樽間の普通列車😫】

↑桑園駅からは１５４М小樽行きに乗る。７２１系の３両だけ😅F１編成なので７２１系のトップナンバー車両であった😆３両だけの普通列車と言うにも札幌周辺では多く車内が混雑する事も珍しくない😫１５４Мの車内は満席で多少の立ち客が出るほど混雑する😩車内の換気を強化するため客室とデッキの仕切りドアは開放されていたが、これが混雑対策にも役立っているような気がする。

ただ単に空気を運ぶだけの６両と言う列車は少なくなり、利用状況に応じた適正な両数となっている。発寒の手前までは高架線が続く。キハ２６１系の回送だったり、７３１系の３両の列車だったりとすれ違う列車はバラエティー豊か😆車内はずっと混雑しているわけではなく、札幌市内だけの利用も多く、停車するごとにお客を少しずつ減らして行く。その分車内の混雑も緩和する😌

手稲駅で多くの客が乗り替わる😲札幌から小樽方面に区列車は必ずしも小樽行きではなく、手稲・ほしみと言った行き先もある。車庫への入庫も兼ねている場合もあるが、車庫に入らない運用であっても実際の利用状況が札幌市内だけが多いならば、適正な行き先だ。

札幌市内がそろそろ終わると海岸線が見えて来る😆銭函付近からは駅間距離も長くなる。海面が大きく見える車窓だ😆こんなにも海の近くを通る鉄道は全国的に見ても少ない。小樽市内に入ると小樽築港駅から街らしくなる😆やや海が遠くなって南小樽駅で空席が多数発生した。函館本線の電車が運転出来るのは小樽駅でまでで車両は少しの休憩の後、札幌方面へと戻る運用。この先の通称「山線」区間は非電化なので気動車の出番だ😆

【「山線」区間の列車はH１００形の２両でも混雑😫廃止後バスでも大丈夫なのかと思う😥】

↑小樽からは「山線」の気動車H１００形に乗り換える😆２０３０年度とされる北海道新幹線札幌開業の頃には「山線」も廃止となるので、小樽～倶知安～長万部を鉄道旅として楽しめるのも残り長くても７～８年と言った所😥乗車記として記録にしっかりと残すとともに、新型車両H１００形で「山線」に乗るのは初めてだったので、楽しみもある😆

↑車両は前からH１００-６＋H１００-５の２両😆キハ４０があった頃は小樽周辺でも単行（１両）があったものの今はどうなのだろうか？🤔流石に１両ではない事には安心する😌

１９３８D俱知安行きの車内に入ると既に満席状態😰それでも1つだけ空席がありそこに座る事が出来たが、座席数が１両に３３しかないのでキハ４０の頃と比較すれば随分減ってしまった😫発車直前になると２両で満席＋立ち客が１５人もいた😲少なくても小樽～余市間くらいだったら鉄道の優位性は十分発揮出来るはずなのだが、こんなに乗ってしまうと将来的にはバスで対応出来るのか？と不安に思う😥

↑小樽～塩谷

小樽駅構内を出ると電化設備が途切れる。この先は長い非電化区間となる。それと同時に「山線」と言わんばかりに急な登り坂が始まる😥キハ４０やキハ１８３ではゆっくりと登っていたこの登りも、H１００形と言う新型車両では軽々と登ってしまう😆気動車と言うよりは電車に近い走りぶりだ。登りが続くからと言ってエンジン音や走行音が大きくなる事も無く、至って静かな走りっぷりだ😆登り坂ながらも周囲の景色は小樽市の郊外で住宅地が続く。「１００年前からあります👻」的なトンネルに入ると一気に車窓が変わって山の中に入り込む😆

↑塩谷駅

３～４人が下車する。小樽から先の「山線」区間ではKitaca等の交通系ICカードは使えない😫小樽駅でICカードをタッチして精算し紙のきっぷを買うように案内されているが、それでもICカードで乗り越すお客が後を絶えない😫１９３８D俱知安行きをはじめとした大半の「山線」列車は前乗り前降りのワンマン列車である😅運賃の精算も通常のワンマン列車方式で、車内で行うものであった。

↑蘭島駅

山の上からわずかながら海が見える🙄トンネルや木が周囲には生い茂る場所でもある。相対式のホームだが間隔が広い。昔の名残が伝わる駅だ。蘭島駅を発車すると国道５号と並走し建物が増えてくると余市に到着だ。

↑余市駅では一気に５０人程度下車する😲一気に車内の空席も増える😲

↑余市～仁木

黄金色の車窓や果樹園（リンゴを栽培しているらしい）が見えてきた😆なかなか良い車窓だ😆

↑仁木駅では数人が下車した。段々だが車内の人数も減って来る😥

↑仁木～然別

↑然別駅

昭和レトロな感じがする建物や看板がある😆一部列車は然別行きがあって小樽方面へ折り返す事もある。それにしても広ーい駅構内だ😆廃止になるまでに是非一度現地調査したい素晴らしい駅だ😆

この先はさらに登り坂がキツイ区間に😫次の銀山駅までは断続的登りが続き１３分もかかる。今まで足取りが軽かったH１００形でさえも重い足取りになる😫さらにスマホの電波が通じにくい区間で函館起点２１５～２２０キロポスト付近は”山深さ”がわかってしまう😫

↑やっとの事で銀山駅に到着😩２０‰が連続する区間の途中で山の中腹にある駅だ😫山線では全駅で列車交換が可能になっているので、単線路線ながらも実質的に複線区間と何ら変わらない線路を持っている😆勾配が全体的に厳しいので、キハ２６１系のような高馬力気動車であっても進むのは大変だろうし、仮に電化していたとしても電車でさえもスムーズに進めないのかもしれない😥

↑特に車窓が無い区間（つまりトンネルが多かったり木に覆われた場所）のため撮影するものが無くなり、路線図でも撮影しておく😆H１００形の運行区間は札幌～小樽～長万部なのでこの区間だけあれば十分だ。小樽駅から余市・俱知安・長万部方面にはICカード乗車券が使えない事、室内温度を保つためにドアは自動では開かず押しボタン式である事が案内されている😆

↑小沢駅では１１時５７分発の１９３７D小樽行きと交換する😆「山線」の車両は「ニセコライナー」のキハ２０１系を除けば全てH１００形である😆「山線」が廃止になるまで１０年を切っているもののH１００形の稼働期間は比較的短く終わってしまいそうだ😔

まだ続く「山線」の登り😩函館起点２００キロポスト付近は２０‰途中の山の中で、１９８キロポスト付近のトンネルまできてやっと降りに転じてスピードアップするH１００形😆広ーい構内に入ると倶知安駅に到着だ😆線路はたくさんあるものの新幹線駅建設も絡んでいるのか？今の函館本線ホームは必要最小限のものしかなかった😅

１３０回目に続く（下記リンクをクリック、７月１０日公開）

【乗車記／倶知安→長万部は山線の中でも最も本数が少ない／６時間ぶりのH１００形の単行でも混雑】北海道乗り鉄大作戦１３０ | (railway-topic-kh8000show.net)

前回までの続きは下記をクリック

【２０１８年９月乗車記／オートマのエアロエース「ドリーム静岡・浜松号」と京急線で静岡から羽田空港へ】北海道乗り鉄大作戦① (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記／JR北海道の新快速？？７２１系エアポート９７号新千歳空港→新札幌】北海道乗り鉄大作戦② (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記と現地調査／各駅停車７３３系区間快速いしかりライナー／見栄えが良い岩見沢駅】北海道乗り鉄大作戦③ (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記／旭川駅で特急サロベツ・特急大雪と接続する特急ライラック１５号・３５号は自由席が混雑】北海道乗り鉄大作戦④ (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記／お客はたった２人！留萌本線４９２７D留萌行きは石狩沼田駅→留萌間ほぼ貸切！】北海道乗り鉄大作戦⑤ (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月現地調査／廃止から２年経過した留萌本線留萌駅・瀬越駅・増毛駅へ行く／沿岸バス乗車】北海道乗り鉄大作戦⑥ (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記／キハ１８３系特急オホーツク１号旭川→上川／平坦な区間で意外と速く走る】北海道乗り鉄大作戦⑦ (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記／キハ１８３系特急オホーツク１号上川→遠軽／時刻表に駅名が無い！”白滝シリーズ”とは？】北海道乗り鉄大作戦⑧ (railway-topic-kh8000show.net)

【２０１８年９月乗車記／キハ１８３系特急オホーツク１号遠軽→北見／スイッチバック（逆転運転）する！石北本線の”黒歴史”】北海道乗り鉄大作戦⑨ (railway-topic-kh8000show.net)