【撮影記/スライドショー/「伊豆は俺もの」と言わんばかりの存在】特急踊り子(伊豆特急)と言ったら185系
撮影記。鉄道写真スライドショー。特急踊り子(伊豆特急)と言ったら185系だ。特に伊豆急行線では主力中の主力列車として活躍し「伊豆は俺もの」と言わんばかりの強いオーラと存在感があった。サボ(行き先表示器)は最後まで幕式で残りLED化されず。フカフカで座席で座りやすく、特急列車であるものの気軽に乗れる列車だった

もくじ
★特急踊り子(伊豆特急)と言ったら185系

↑撮影記。鉄道写真スライドショー。東京~伊豆急下田・修善寺を結ぶ特急と言ったら「特急踊り子」だ。「サフィール踊り子」のような”派生したタイプ”もあるが、あくまでも基本となるのは”シンプルな踊り子”だ。
1981年~2021年までは185系で運行されていた。2020年からE257系に置き換わり2023年現在の今や完全にこの車両が主力として運行している。やはり特急踊り子と言ったら185系のイメージで、引退から2年が経過した今でも印象深く残る車両だ。決して記録(撮影)枚数は多くないものの鉄道写真スライドショーとして振り返る。
【最後までLED化される事が無かったサボ(行き先表示器)】

↑特急踊り子185系のサボ(行き先表示器)は改造でLED化される事が無かった。最後まで幕式のサボで、いわゆる国鉄書体もしっかりと残っていた。



↑これはほんの一部だが、サボ(幕)回しをするとご覧の通りの形になる。普通列車として運用されていた時期もあったため、単に行き先名しか表示がないものもあった。

↑スペースの関係のため伊豆急下田の表示だけは「伊豆急」の部分が小さくなっていた。近鉄の幕式車両は例えば大阪上本町の「大阪」の部分だけを小さくする事例はあったが、平等に同じ大きさで正式名表示が原則のJRにとって、駅名の一部文字を小さくする事なんてありえなかった。その意味で185系の伊豆急下田表示は印象に残っている。
【185系特急踊り子は伊豆急行線内では主力中の主力列車だった】

↑伊豆急行線内では185系特急踊り子はデカい顔をして走っていた。伊豆急行線内の主力中の主力列車として東急から移籍してきた8000系よりも目立つ存在だった。185系は特急、8000系は普通と明らかに185系の方が格上であるが、自社の車両ではない。あくまでもJR東日本から乗り入れている車両である意味お客さん。平身低頭さがなかったとは言わないものの、オーラがあり過ぎた。今のE257系なんかはサッパリしていて悪く言えば存在感が薄い。一方で185系は「伊豆は俺もの」と言わんばかりの主張の強い車両であり列車でもあった。

↑伊豆急行線内では比較的停車駅が多かった。沿線に温泉や観光地が点在するためで、こまめにお客を拾う必要がある。伊豆急行線内の利用だけでも普通列車には乗らず自由席があった185系特急踊り子に乗った事は何度かある。特急料金が別に必要になるが、特急と言うよりは快速的な感覚で乗っていた。これが全車指定席の特急スーパービュー踊り子・特急サフィール踊り子ならば気軽に乗れるような列車でもない。
【伊豆箱根鉄道駿豆線内は特急料金不要だった185系特急踊り子】

↑伊豆箱根鉄道駿豆線でも185系特急踊り子は走っていた。JR線や伊豆急行線と異なり線内利用は特急料金不要の快速列車だった。さらに気軽に乗る事が出来た。修善寺行きの場合はどの車両に座っても良く全車自由席のような感じだったが、東京行きの場合は自由席車両の2両だけしか乗る事が出来ず、指定席車両の3両は線内利用が出来なかった。
JR線の話になるが、修善寺に行くにはJR東海管内だと東海道線熱海~三島だけ185系特急踊り子が走っていた。途中通過となる函南を含めても途中2駅分しかない。これはE257系2500番台で運行している今でも言える話だが、同社にとっては短い区間だけしか走らない列車なのだ。
【185系特急踊り子の座席はフカフカで座りやすい】


↑185系特急踊り子の座席はフカフカで座りやすかった。この座席に取り換えたのはJR発足後の車内のリニューアルによるものだった。電源コンセントは流石に付いていないものの長時間座っても疲れを感じない座席だった。JR世代の新型特急車両は固めの座席が多い中で、185系特急踊り子はリラックスできる普通車を持った車両でもあった。
【1年だけあった185系特急踊り子とE261系特急サフィール踊り子との共演】

↑1年だけあったのが185系特急踊り子とE261系特急サフィール踊り子との共演。これが良い被写体であった。他にもこの両者の共演は記録しているが結果的には1年しかなかった。この記録は今後歴史的な価値がある写真になるのではないかとさえ思っている。
【185系特急踊り子のいろんな記録】







【まとめ】
こうやって185系特急踊り子を振り返ると伊豆特急の代表的な存在だった事がわかる。今やE257系に取って代わるものの今度はこの車両が伊豆特急の代表になろうかとしている。
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