【撮影記/スライドショー】いつの間にか東海道線静岡地区の主力車両?豪華すぎる普通列車313系8000番台
撮影記/スライドショー。JR東海の313系8000番台は豪華な普通列車だ。オール転換クロスシートで特急並みの設備を持つ。元々は神領車両区に配属され中央西線の名古屋~中津川間で走っていたがこの当時の記録(乗る・撮る)は少なく。静岡車両区に移籍し東海道線静岡地区の主力車両?になってから記録が多い

もくじ
★撮影記/スライドショー。いつの間にか東海道線静岡地区の主力車両?特急並みの設備を持った豪華すぎる普通列車313系8000番台

↑JR東海の313系8000番台は一般型車両でありながらも豪華さをウリとする。元々は神領車両区に所属し中央西線の快速列車やホームライナーで運用していた。1999年~2013年までは有料快速の「セントラルライナー」専用車両でもあった。登場から20年程度なので鉄道車両としては古くもなく新しくもないのだが、315系が神領車両区に入った結果追い出されるように中央西線を離れて、静岡車両区に移籍した。今や東海道線静岡地区の主力車両?とも言える。
【中央西線時代の313系8000番台の記録(撮影・写真)は少なく】

↑315系の導入により中央西線の名古屋~中津川間からは313系8000番台は撤退した。側面デザインだけ見ると両方ともよく似たような車両で、パッと見ではどちらなのかわからない。個人的に中央西線の名古屋~中津川間で313系8000番台の記録(撮影・乗車)は非常に少なく、「セントラルライナー」の時代に一度乗った事があり、それ以降はいわゆる中津川快速に格下げされた後に快速列車として数回乗った程度である。

↑中央西線の名古屋~中津川間にあった頃の313系8000番台


↑この当時は乗車券のみで乗る事ができる快速列車だった。中央西線の名古屋~中津川間は211系5000番台のロングシート車両が主力のため、混雑すると多くの立ち客を収容する事が出来ないのが課題であった。


↑車両運用に余裕があったのか?「さわやかウォーキング号」として運行する事もあり、飯田線伊那松島運輸区一般公開の際には名古屋から臨時列車となった事があった。経路は中央西線で名古屋~塩尻、中央東線で塩尻~辰野、飯田線で辰野~伊那松島と珍しい走行区間だったのも特筆される。
313系8000番台と言えばこれくらいしか無く、個人的にはあまり乗らない(撮らない)車両だった。中央西線の名古屋~中津川間で乗る事はあっても、車両数は圧倒的に211系5000番台が多くそれに乗る事は多々あっても、3両×6本しかない313系8000番台に乗るのは難しい事だった。この車両は快速でしか運用していないため、普通列車に乗る事が多かった私にとってはなおさら乗る事が難しかった。
315系の導入と同時に神領車両区では使わない事になり、3両×6本の313系8000番台が静岡車両区に移籍する事になった。乗る事・撮る事が増えたのは移籍後の事である。
【いつの間にか東海道線静岡地区の主力車両?】

↑313系8000番台は東海道線静岡地区の主力車両?になったかのような感じだ。3両×6本しかないのに個人的にはよく乗る事・撮る事ができる。普通列車として運用しているため、どの列車がこの車両なのかわからない。私設ホームページの運用調査では概ねの使用列車は決まっていると書いてあるが、実際には当日になって別編成(313系2500番台や211系5000番台など)に差し変わる事も少なくない。極稀にホームライナーで運用する事もあるが、この場合は運行する前に何らかの輸送障害が発生しているため373系が用意出来なかったことに起因する。この場合は乗車整理券不要の快速として走る事が多い。

↑東海道線静岡地区(熱海~豊橋)の全区間で運用するので、三島~沼津間のみの区間列車として運行する事もある。浜松~豊橋では本数は少ないが、熱海~浜松では比較的よく見る事ができる車両だ。

↑静岡車両区に移籍しても座席の構造は変わらない。オール転換クロスシートで「豪華な普通列車」だ。ロングシート車両が主体の東海道線静岡地区だが一転して座席格差が生じる事になった。駅では特に313系8000番台が来るという案内は無く、私設ホームページに書いてある基本的な車両運用を把握していないとどの列車がこの車両なのかわからない。

↑実際の車両運用は313系8000番台単独の3両と言う列車も昼間にはあるが、多いのが211系や313系2500番台を連結した6両と言う列車。どちら(熱海方・豊橋方)に連結するのかも特に決まっておらず、列車により連結位置も異なる。

↑静岡駅で増結する313系8000番台。朝ラッシュ以降は切り離し、夕方ラッシュ前には連結が頻繁に行われる車両運用。
【まとめ】
313系8000番台は「セントラルライナー」と言う快速列車を運行する目的で作られた車両だ。しかし中途半端な区間で料金を取る事が不評で13年ほどで列車自体が廃止。中央西線の名古屋~中津川間で一般的な快速列車に格下げされたあと、同線でも使わなくなったため静岡に移籍。車両の構造から言えばエリートからの陥落なのかもしれない。だがロングシート主体の東海道線静岡地区では「豪華な普通列車」として再び注目を浴びるようになり、この車両目当てで乗りに来る鉄道ファンもいるという。
今や東海道線静岡地区の主力車両?にもなっている感があるが、基本的にはこの車両を2本連結して運行する事は無いため、比較的乗る(撮る)事ができる機会がある。211系5000番台が引退するまでそう遠くない話であるが、313系8000番台は引き続き活躍を続けるだろう。
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