【撮影記/鉄道写真スライドショー】東海道線静岡地区の211系5000番台をじっくりと見る

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撮影記。鉄道写真スライドショー。JR東海の東海道線静岡地区の211系5000番台をじっくりと見る。2024年度から引退が始まる見込みだ。トイレ無し・オールロングシートが大きな特徴。3種類の編成が存在するが両数の違い以外はほぼ同じ車内。車椅子スペース・ドアチャイム導入など細かい変化も目立つ車両だ

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もくじ

★撮影記/鉄道写真スライドショー。東海道線静岡地区の主力車両211系5000番台をじっくり見る

↑東海道線静岡地区の車両は211系5000番台が主力であった。2024年度からは315系が導入される見込みで、211系5000番台も大量に引退を迎える事であろう。トイレが無い車両、オールロングシートなど青春18きっぷ利用者からは嫌われた車両であるが、静岡地区の利用実態に合致した車両でもあった。記録(撮影)するのであれば今のうち(2023年度)でもある。

【増結用の211系6000番台GG編成2両】

↑東海道線静岡地区の211系は大きく分けて3両と2両がある。後者は単独で運転する事は無く他の211系や313系との併結する。そのため両数としては4両以上の列車で運行されることになる。写真のGG5編成は下り豊橋行きであるが、後ろに313系を連結している事がわかる。

211系5000番台・6000番台はJR東海によって新造された車両だ。211系は国鉄型車両であるがJR東日本の車両(0番台や3000番台等)とは異なり国鉄時代に製造した車両ではない。図面だけ引き継いでJR東海の事実上オリジナル車両として作られたのだ。JR東海の考え方なのだろうが、正面の表示幕は行き先である。本来は種別(普通・快速)を掲げる表示幕であった。

↑211系6000番台のGG2編成。211系5000番台の3両を連結して合計5両の上り熱海行き。この列車にはトイレが無い。トイレが無い最長両数は2022年3月のダイヤ改正以降は5両となった。逆に言うと211系のみの6両と言う列車はなく、6両以上の列車では必ずトイレが付く(313系を連結)。

このGG編成は静岡地区生え抜きの車両で、昔は2両で東海道線や御殿場線や身延線でも運用された。しかし混雑が激しい事から2両単独の運用は消えてしまい、前述したように4両以上の両数で運用されている。

【静岡地区生え抜きの211系5000番台SS編成3両】

↑211系5000番台には2種類ある。番台こそは変わらないがSS編成とLL編成があり、前者は静岡生え抜きの車両で身延線の狭いトンネルにもパンタグラフが対応した5600番台も一部車両で連結する。但し身延線では富士~西富士宮間で早朝に1往復あるだけで、SS編成が西富士宮~甲府間で入線したという話は近年聞かない。

後者は2006年~2007年にかけて大垣車両区から移籍してきた車両だ。編成数は前者が11本、後者が20本ある。車両運用上は区別される事なく「211系の3両」としてランダムに運用している。

違いを見分けるには編成番号の「SS〇〇」「LL〇〇」しかなく、外観や車内は大きな違いがないのが特徴だ。いずれもトイレは無くて、オールロングシートである。上り熱海方からクモハ・モハ・クハで組成されている点も変わらない。

↑SS4編成。どの列車にSS編成・LL編成が来るのかは乗ってみるまで分からない。

【211系5000番台の車内は?】

↑211系5000番台LL17編成。1日に1往復だけの身延線運用。

↑211系5000番台の車内には車椅子スペース・避難用はしごがある。変化が無いようで実は変化が多い車両で、小規模の改造を施している。ドアチャイムやATS-PT搭載なども細かい変化の1つ。

↑座席はオールロングシート。それでも座り心地は良かったりする。

↑運転席の手前に座席があることも特徴。今や数少ない「座りながら前面展望」を楽しむ事ができる車両でもある。運転席の座席は高い場所に設置し前方の見通しを良くしている。313系の低い運転席とは対照的である。

↑車両番号プレートは国鉄書体。古さ(なつかしさ)を感じるデザインでもある。

↑こう見えても平成生まれの車両

↑連結部分の座席。10人着席出来る。貫通路部分を見ると国鉄型車両だと思ってしまう。

【まとめ】

211系5000番台は東海道線静岡地区の主力車両であるが、こうやってクローズアップして見てみる事はほぼなかった。それは日常に溶け込み過ぎた車両であることや転換クロスシートを搭載する車両でもないので見劣りを感じていたのも事実である。211系5000番台が「過去の車両」になる日も近づいている。この車両を積極的に記録する鉄道ファンは今の所少ないようだが、引退が近づけばその人数は確実に増える。日常の姿をさらに記録したいと思っているのが本音だ。

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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