【撮影記/鉄道写真スライドショー】静岡鉄道1000形が引退する直前の姿を振り返る
撮影記。鉄道写真スライドショー。静岡鉄道1000形が引退する直前の姿を中心にまとめてみた。各車両ごとに「ありがとう〇〇〇〇号」と言うヘッドマークを取り付けて、車内は「卒業式」を思わせるかのような飾り物を付けて惜別したのも特徴。ここまでやる鉄道会社は他に無いのでは!?と思うほど。ラッピング広告がある車両は剥がさずそのままの状態で引退しているのも特徴だ

もくじ
★撮影記。静岡鉄道1000形が引退する直前の姿の写真をスライドショー

↑静岡鉄道の主力車両と言えば1000形だった。つい最近まではご覧のように長沼車庫の中に多く止まっていた車両であったが、気が付けばA3000形だらけになった😲引退する直前の姿を中心にスライドショーで振り返りたい。

↑1001号車。これが基本的な姿であった。車両によっては企業や商品等のラッピング広告になることも珍しくなかったが、A3000形のように「この編成だけしかラッピング広告は付けられない」と言う決まりは無く、全編成を対象に行われていた。

↑1005号車を県立美術館前~草薙間で撮影。この車体が静岡の街にすでに溶け込んで40年以上経っていた。もはや「当たり前の姿」だ。

↑引退が近づくと「ありがとう〇〇〇〇号」と書いたヘッドマークを掲げる事が通例となった。そこで記録した写真は数多くある。




↑1007号の最終運転日には長沼車庫で車両撮影会も行われた。良い記録が出来た。
1000形の最終運転日が近づくと運転席には花が飾られる。「安全に運んでくれてありがとうございます」等の文言が入っており、1000形と言う車両がいかに愛されたのかがわかる。



↑1000形の引退の順番は必ずしも「番号順」ではなく、ランダムに行われた。これは車両の状態や全般検査の期限等が影響したとみられる。2021年3月に引退したのは1010号。この車両は福井県のえちぜん鉄道に移籍し2023年夏から「きょうりゅう電車」として運行する事になっており、3ドアを2ドアに改造して車内もかなり変化がある車両だ。




↑1010号車の最終運転日の車内。過去の写真や飾り物があった。まるで「卒業式」のような車内であった。引退車両でここまでやる鉄道会社は珍しいような気がする。少なくてもJR各社だったらそこまでのことはやらないだろう。

↑2021年も長沼車庫で引退する1000形の撮影会。




↑1009号は熊本電気鉄道に移籍して元気に今も走っている。この時思ったのだがラッピングはそのままにして引退するのも珍しいのではないか。引退直前にラッピングを剝がしてしまい元の姿に戻すものかと思っていたのだ。流石に移籍先ではこのラッピングで走るわけにもいかず、全て剥がしてから移籍している。

↑1000形の注目点でもあったのが1011号車の「ちびまる子ちゃん電車」。車内放送もまる子が担当したので、まるでアニメの世界にいるような空間だった。
【まとめ】
静鉄1000形は引退直前に何らかのイベントをやってから引退する事が多い。ある日突然コッソリと引退と言う事は今の所ない。2023年4月以降も1008号と1011号が残り、前者は2024年2月までは少なくても運行される。後者は7月引退のウワサもあったりするが実際の所どうなるのかわからない。いずれにせよこの両者が引退する時には盛大なイベントが開かれる事だろう。
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