【2021年11月乗車記/元東急7700系と元近鉄620系どれが新しい車両かよくわからない】養老鉄道線(大垣→桑名)に乗る
2021年11月乗車記。大垣駅から養老鉄道線(大垣→桑名)に乗る。JR東海道線から乗り換えると結構遠回りな経路で駅の中を移動する。見た目新しい元東急7700系と古い元近鉄620系が競争しながら大垣駅に入線するが本当の所はどちらが新しい車両かよくわからない。元々は近鉄の路線で岐阜県と三重県を直通する唯一の鉄道。単線ながらも線路設備が立派で列車交換も多い。地方私鉄線では珍しく途中に高架線?!「乗って残そう養老鉄道」の横断幕もあり実際の利用は少ないものの地元にとっては貴重な足。桑名駅は近鉄線ホームと隣り合うが自動改札機不可のきっぷは使えない?

【日付】2021年11月7日(日)
【列車番号】950列車(養老鉄道線の桑名行き)
【時刻】大垣9時08分→桑名10時18分(運賃830円)
【車両】620系の3両(621編成、乗ったのはク521)
もくじ
★2021年11月乗車記。どれが新しい車両かよくわからない🤣養老鉄道線(大垣→桑名)に乗る😆

↑2021年11月乗車記。JR東海道線の大垣駅は名古屋地区(豊橋~米原間)における拠点駅のひとつだ。新快速・特別快速の多くがこの駅で豊橋方面に折り返し、米原へ直通するのは朝と夜だけ😩昼間は「大垣乗り換え」が基本で、「青春18きっぷ」の時期になると乗り換え客が殺到し、乗り換えた列車で確実に着席するために”席取り合戦”に勝つべく大急ぎで走る姿が今もあるはずだ😩この事を「大垣ダッシュ」と称し大垣駅のホームには「8km/h」と言う制限看板もある有様だ😅
大垣駅は「18キッパー」諸君に言わせれば「JR線しかない駅」と言う認識ではなかろうか?🤔実は私鉄2社も乗り入れており、画像の右側には国鉄からの転換路線である第三セクター「樽見鉄道」がJRと同居する😲この鉄道には乗った事が無いので(2022年1月現在)、大垣駅ではどのようなシステムでJR線の改札口を通るのかわからない🤔と言うのもJR線も樽見鉄道も同じ改札口からホームに入り、特に中間改札はなくそのまま繋がっている🤔厳密に言えば「樽見鉄道」と書いた事務所が大垣駅のホーム上にあるが、ここできっぷの販売を実施しているらしい🤔JR線のきっぷ、特にTOICA等の交通系ICカードの場合どこで精算出来るのか?わからないし気になる所だ🤔
【養老鉄道線とは?🤔】
別の場所にもう1社私鉄がある😲それが今回乗る養老鉄道である😲元々は近畿日本鉄道(近鉄)の路線であったが、不採算であったため2007年に近鉄本体から切り離されて別会社となり、同時に岐阜県から同社は撤退した😔近鉄は「東海3県近畿2府1県」に路線網を展開する壮大な鉄道会社で、日本の私鉄で最長の距離を誇るというのは読者諸氏ご存知の通りだが、養老線が今や近鉄の路線では無いため「東海2県近畿2府1県」の規模にやや縮小した😔とは言っても近鉄の影響力は今でも強く、土地・施設そのものは近鉄が所有し(正確に言うと第三種鉄道事業者の「養老線管理機構」を通じて同社に有料で貸し与え、同社が第二種鉄道事業者の養老鉄道に無料で貸している)、車両のメンテナンスは富吉検車区大垣車庫と言う近鉄名古屋線の現業組織の一部に組み込まれている。平たく言えば「近鉄の親戚」なのである🤣
養老鉄道線は桑名~大垣~揖斐間の約57キロの路線であるが、大垣駅でスイッチバック(方向転換)する線形という事もあり、実際の運行系統は同駅で分断されており、一部列車を除き同駅を通り越して直通する列車は無い😫運賃体系は養老鉄道線独自のものが採用されており、近鉄線で有効なきっぷは使えない😫ICOCA等の交通系ICカードも使えない😫現状は岐阜県と三重県を直接結ぶ唯一の鉄道である😲
読者諸氏注目の「車両」についてだが、近鉄からの転換路線という事もあり、養老鉄道発足当初は近鉄600系・620系が使われていた。見た目は近鉄2600系等と同じ顔をしているが、養老鉄道線は狭軌(レール幅がJR線と同じ1067ミリ)なので、実質的には「養老鉄道線専用車両」と言って良かろう。
↑詳しくはWikipediaに譲る😅
最近の話題として古くなった近鉄車両置き換えのため新車が投入された😆それが東急7700系だ😲種車の7000系からの改造で7700系になっており、既に50年落ちの車両だが新車同然にリニューアルした結果「今後30年は走れる😏」(累計で80年)と養老鉄道は自負する😏
【養老鉄道線の大垣駅を現地調査する😆】
大垣駅はJR線の1番線ホームから連絡改札口があるものの、養老鉄道線で必要なきっぷを持っていないため、一旦正規の改札口へ進む😅

↑養老鉄道線の駅舎は独立した駅舎になっている😲駅頭の看板は「近鉄仕様」🤣やはりここにも”近鉄の影響力”があるのか🤣

↑食券券売機にも見える自動券売機😅ここにお金を投入し桑名までの乗車券(830円)を買う🤑そのまま有人改札口を通り養老鉄道線のホームへ😆

↑養老鉄道線とJR線連絡改札口。奥には「世界の山ちゃん」(岐阜県にも店があるとは知らず😲)、JR仕様の自動改札機、停車中の313系も見えるのだが🤔
青春18きっぷは通れません
JR線乗換専用改札口
JRきっぷ・定期券をお持ちのお客様のみご利用できます
うらの白いJRきっぷではご利用できません
自動改札機しか置いていないため、それに非対応のきっぷは受け付けないという事か😫大垣駅の正規の改札口経由だと遠回りになるため、遠方から来た人にとっては基本的に養老鉄道線との連絡改札口は使えないだろう😫


↑やはり「近鉄仕様」の案内表示🤣待合室の表示を見ると紛れもなく「近鉄」である🤣そしてホームは細長く柵で覆われている距離も長い😫

↑時刻表もやはり「近鉄仕様」🤣本来は横書きなのであるが、近鉄は今でも縦書き😲昔の関西私鉄は京阪や南海もそれだったと聞くが「見難い」と言う苦情が絶えず、JRや他社で一般的横書きに改めたと聞いている😌時々近鉄に乗ると縦書き表記なので面を食らう所もある😩「近鉄の影響力」がここでも強いのか😏

↑大垣駅の0キロポスト。養老鉄道線は桑名か揖斐にそれが置かれるのが普通の考えだが、なぜ中間の大垣駅にそれがあるのか?🤔スイッチバックする線形だからそれをやる駅を中心に考えているのか?🤔この辺の理由はよくわからない。

↑駅名標も「近鉄仕様」であった🤣ホームの構造はシンプルな島式1面2線で意外😲もう少し多くあるかと思った😅基本的には1番のりばが桑名行き、2番のりばが揖斐行きが使うようだ🤔すると列車がやってきた。
【競争しながら大垣駅に入線する養老鉄道線の電車🤣どちらが新しい車両かよくわからない🤔】



右側から7700系、左側から620系が競争しながら大垣駅に入線する🤣実際の運行は単線ずつで、右側が揖斐から、左側が桑名から来た列車だ😆同時入線のダイヤなので揖斐方面の列車同士、桑名方面の列車同士の列車交換は出来ない😫実質的に養老鉄道線の大垣駅は棒線駅(列車交換不可駅)なのだ😱
見た目は右側の車両が新しく、左側が古い🤔実際には右側の車両は50年選手でさらに30年も使おうとしている😱さらに左側の車両もかなり古い車両なので、結局どちらが新しい車両かよくわからない🤔
【養老鉄道線(大垣→桑名)の乗車記😆近鉄由来の620系に乗る😆すれ違う列車は元東急7700系だらけ😅】

↑養老鉄道線の乗車記。9時08分発の950列車桑名行きに乗る😆正面には「サイクルトレイン」の文字😲直接自転車🚲を車内に持ち込む事が出来る。自転車を乗せる分だけ人が乗れるスペースは減るという事を意味する😅だが950列車に限ってはその心配は不要でガラガラだった😲

↑車内は近鉄2600系等と似たような車内😲なぜか新しいように見える😆近鉄グループの古い車両は”古く見せない工夫”が上手い😏空間は広い😆車両はワンマン化改造されており、950列車には車掌が乗務していない。それなのに全てのドアが開く😲「運賃は駅で」と言う信用乗車方式だった😅これも近鉄あるある🤣養老鉄道線は基本的にワンマン運転である。そんなに乗る人もおらずガラガラと言って良いほどの状況で大垣駅を発車する😅


↑大垣駅を発車してスグに揖斐方面の路線・JR線と分岐。フツーは以後複雑に入り組む線路は見えてこないのであるが、次の西大垣駅は車庫併設😲再び複雑に入り組む線路が見えた😏そこには620系や7700系が止まっていた😲西大垣駅は養老鉄道線における運転の拠点で、運転士の交代は行われるし、西大垣駅発着の列車も設定されている。

↑友江駅で851列車の大垣行きと交換する😆これがウワサの7700系だった🤩養老鉄道線では本数の割には列車交換する回数が多く、以後すれ違った車両の多くは7700系だった🤩逆に言うと近鉄由来の620系に乗れるチャンスは少ないと見た😞

↑大外羽~烏江
なぜか高架線になる🤔杭瀬川、牧田川を越えるためであった。地方私鉄線にしては”破格の車窓の変化”と言っても良い😆そのため次の烏江駅は🤔

↑高架線のホームだった😲列車交換は不可の構造でホームと反対側には住宅が見える。

↑烏江~美濃高田
高架線はあくまでも川を越えるための橋で、川が終わるとご覧の通り地上線に戻る😅


↑美濃高田駅は立派なホームの作りをしている😆しかしダイヤ上は列車交換がなくスグに発車😆

↑次の養老駅で列車交換があり、853列車の大垣行き7700系7906と交換する😆
養老駅の手前から木に覆われた山中を通るようになる😰今までは比較的平坦な場所だったが美濃高田駅から桑名方面に向かってはちょっとした峠越えが続くようになる😰列車が進む方角も変わったようで、今まで太陽が左側に見えていたのが、いつの間にか右側に見えるようになった😲

↑駒野駅で乗っていたお客が全員下車😅後ろのク521は貸切になる😏養老鉄道線にはトンネルもあり、レンガ積みのトンネルも出現する😲それなりに歴史のある鉄道のようだ😲

↑美濃山崎駅で大垣行き950列車と交換するため9時47分~9時50分まで止まる。美濃山崎駅は無人駅のようだが例外なく全ての車両のドアが開く😲

↑大垣行きの950列車も元東急7700系😅編成によって帯色が違うらしい🤔3両で編成されている事は620系と変わらないが、真ん中の車両はクロスシートになっているようだった🙄この車両の乗れる機会は今後あるはずなので、その時の楽しみにしよう😆

↑「乗って残そう養老鉄道」の横断幕がある美濃松山駅😆養老鉄道線は昼間概ね40分おきの運転で利便性はそれなりに高いものの実際問題は存廃議論にもつながっているという😱利用がかなり多ければ今でも近鉄の路線だっただろう。現状は「上下分離」と言う形で養老鉄道が負担する経費も少なくなっているとは思うが、このまま利用が右肩下がりだとJR北海道の維持困難線区と同じような議論になりかねない😫

↑多度~下野代
美濃松山~石津間で岐阜県から三重県に入る😆県境を越えたという感じがしない😅何らかの峠・トンネル・川があるわけでもない😅養老鉄道線としては県境付近の利用が少なく、石津からは三重県内の人の動きが始まる😆それと同時に警備員が乗って来る😌物騒な世の中なので車掌が居ないワンマン列車の秩序維持のため😌と思ったが、「きっぷを見せるように」と言われる😅どうやら警備員の格好をした検札要員だった😅

↑下深谷駅で10時08分~10時12分まで止まる。1051列車大垣行きと交換待ち😅養老鉄道線は大垣~桑名間で1時15分前後かかるが、地図的に見ればショートカットしているように見えるが、時間的に見れば名古屋経由で乗った場合とそんなに変わらない😅養老鉄道線は単線である事や列車交換の回数が多いため多少時間がかかる😅実際の利用も大垣~桑名間を通して乗るお客は極めて少なく、途中駅間との利用がほとんどだった😧

↑今度来たのは近鉄由来の600系だった😌7700系にとって代わったためこのタイプの車両を見る事が難しくなっているのは正直想定外だった😱
【桑名駅で養老鉄道線→近鉄線に乗り換え🤔自動改札機不可のきっぷは使えない?😥】

↑桑名駅に到着😆養老鉄道線のホームは1面1線だけで近鉄線のホームと線路が隣り合う作り😆軌間こそは違うが元々は近鉄の路線だったのでそのような作りは半ば当然だ😅
養老鉄道線専用の改札口と別に近鉄線との乗り換え改札口もある😲前者は駅員がきっぷの回収や精算を行っていたが、後者は自社線の精算業務のみで乗り換え改札を通りたい場合は近鉄線のきっぷを別途用意する事になる🤑もちろんICカード対応の改札機で、紙のきっぷについても券売機の手前に設置してある🤑問題は「自動改札機が使えないきっぷ」である🤔

↑近鉄線は「80000系ひのとりブルーリボン賞受賞記念乗車券」を使う事にした😆2021年11月6日~2022年3月31日まで有効な1,000円分の乗車券で、自動改札機不可😫正規の改札口であれば普通に有人通路を通れば終わりだが、どう見ても養老鉄道線と近鉄線の乗り換え改札は、こういうタイプのきっぷは対応していない😫
桑名駅10時18分着で10時22分発の近鉄線の五十鈴川行き急行に乗りたかったのであるが、果たして間に合うのか?😥
次回に続く(1月16日公開、下記リンクをクリック)
【2021年11月乗車記/自動改札機が使えない!乗り越し精算方法は?】近鉄80000系ひのとりブルーリボン賞受賞記念乗車券で近鉄電車に乗る (railway-topic-kh8000show.net)
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