【W69安牛駅(宗谷本線)/「駅としての終わり」を感じた/ホームは立派だが…】北海道の駅を現地調査㊻
2020年9月にW69安牛駅(宗谷本線)を現地調査(駅訪問)する。安牛駅の周辺は人が居る建物が皆無。駅舎は車掌車改造のタイプだが「JR安牛駅」と言う表示がサビで消えている。想像以上に荒廃しており「駅としての終わり」を感じた。ホームは棒線駅だが作りは立派。元々は2面2線の相対式だったがどのような歴史だったのか気になる

【備考】安牛駅は2021年3月13日付けで廃止😔
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↑YouTubeの現地調査系INTER URBAN6304氏の安牛駅の動画も参考にした。以下は私が実際に現地調査した内容を書く。但し上記動画は2016年9月に撮影したもので、私が現地調査(2020年9月)と異なる点もあるのでご了承いただきたい
もくじ
★W69安牛駅(宗谷本線)を現地調査😆「駅としての終わり」を感じた😔激しく衰退する駅舎とホーム😔

↑W69安牛駅(宗谷本線)を現地調査😆南幌延駅からクルマで進むが周囲には人が居るような建物がほとんどない😔道路だけが立派に整備されており、ほとんどの人は「通過点」に過ぎないのだろうと思う😔
【ボロボロの駅舎に「駅としての終わり」を感じた😔】

↑安牛駅の駅前にクルマを止める。駅前通りはご覧の通り。立派な道路ではあるが少なくても安牛駅の手前300メートルほどは人の姿が全くの皆無と言って良い😔北海道の駅だとこのような立地条件も珍しくないが、それでも1キロ圏内には少なからず人が居そうな建物の1つや2つあるものだ😅ところが安牛駅の周辺は1~2キロのエリアであっても人気(ひとけ)が無く、「完全な秘境地帯」と言える😱これは上記動画を観てもわかるだろう。



↑安牛駅の駅舎は車掌車改造のタイプ😆しかし他駅との決定的な違いは「駅」と言う雰囲気を一切出していない事。どう見ても「廃屋」「廃墟」で少なくても遠方から来た者から言わせれば「お客を招き入れる建物には見えない」のであった😱
駅舎はボロボロ😢サビがあちらこちらに浮き出ている😰元々は「JR安牛駅」と言う事が入口付近に表示されていたが、今やそれさえも消えてしまった😭とても駅には見えない😔

↑それでも辛うじて「JR安牛駅」と言う表記がホーム側では残っていた😌「大型車の」と言う表示があるもののこれは誰かが貼ったのであろう😅

↑駅舎の中はとてもシンプル😆他の車掌車改造タイプと大きくは変わらないが、幌延町の駅には「飾り」が多いのである意味「場違い感」もある😅

↑時刻表と運賃表。本数は1日3往復で10時21分発の稚内行きの後は12時00分発の名寄行きと段々と感覚が広がる。これが昼間の実質的な列車で、それ以外は朝と晩に1往復ずつのダイヤだ。やはり昼間の列車本数が薄すぎるのが宗谷本線を使った現地調査(駅訪問)を難しくしており、地元住民の買い物や通院と言った日常的な利用も難しくしている。厳しいとは思うが昼間にもう1~2往復程度の列車が無いと「使い物にならない」😩

↑駅舎の出入口付近もシンプル。どこの駅にでもあるような掲示物や「空を飛ぶ熊」🐻もいた。長椅子にポツリと駅ノートがあるだけで駅舎の外も中も寂しさを感じる😔
【安牛駅のホームを見ると2面2線だった歴史が信じ難い😔】


↑安牛駅のホームを現地調査する。駅舎の感じからして板切れ駅だろうと思ったが、実際には立派な作りだった😆概ね2両程度の列車に対応しており、下沼駅などと作りが似ている😆安牛駅も国鉄時代は荷物の取り扱いがあったとされる。2面2線の相対式ホームを有していたので駅の規模としては立派だった😆
しかし、国鉄の合理化や利用者の減少で荷物の取り扱いが終了し、無人駅になると交換設備も撤去😔棒線駅になると安牛駅の周囲はさらに衰退し、2020年9月時点では「廃屋」と化した駅を見ると、そのような歴史があった事がにわかに信じ難い😫北海道の駅は今と昔で極端に姿が変わっている駅が多く、今は酷く衰退しているが昔(国鉄時代)は栄えていたのだ。私としては昔の事が知りたい次第。しかし、資料が多く残っていないためネット検索程度の調査ではわからない😩昭和年間の鉄道本を読み漁るしかないのであろうか。


↑安牛駅のホームはやはり立派😆稚内方を見るとよくわかる😆線路設備が良い=駅周辺の街も賑わか😆という事がイコールでない事が安牛駅の現地調査でわかってしまった😔
【安牛駅は2021年3月13日に廃止😭】
安牛駅は近年1日平均利用者数が0,2人程度であった😔JR北海道は安牛駅の廃止を決めて幌延町に通告。幌延町は駅間距離が前後の駅と短い事から南幌延駅を存続とさせて、前後の安牛駅と上幌延駅の廃止を決断😔2021年3月13日付けでこの両駅は廃止となった😭
廃止後この両駅の車掌車改造の駅舎は別の場所に移設され、自由に見学が出来るようになったという。廃止後の駅は跡形もなく消されるため、今やホームがあった姿を見る事は出来ないだろう😩駅前の道こそは存続するものの安牛駅の敷地内は入れなくしているはずだ😔
「駅としての終わり」を感じたのが見た限りの印象😔安牛駅の廃止は現地調査を行った時点では事前の情勢分析等で知り得ていたが、そんな事をやらなくても現地調査して現地の様子で廃止が目に見えてわかる駅はそう多くないし、廃止がわかってしまうだけ衰退しているのは、非常にショックな事であった😱
47回目に続く(下記リンクをクリック、7月12日公開)
【W68雄信内駅(宗谷本線)/「廃村の秘境駅」立派過ぎる駅舎とホーム】北海道の駅を現地調査㊼ (railway-topic-kh8000show.net)
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