【W80稚内駅(宗谷本線)/日本の最北端の鉄道駅!駅舎の外にも線路が延びる!北防波堤ドームも】北海道の駅を現地調査㊳

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2020年9月にW80稚内駅(宗谷本線)を現地調査(駅訪問)する。日本の最北端の鉄道駅!駅舎の外にも線路が延びる?その先には「北防波堤ドーム」と海。元々はサハリン(樺太)行き「稚泊連絡船」の駅で周辺には無数の線路があった!歴史を感じる駅だ。駅舎は新しく「最北端の線路」のお馴染みの看板も!ホームは棒線駅で「みどりの窓口」も完備。6時36分発の特急サロベツ2号旭川行きを見送る

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【日付】2020年9月25日(金)~9月26日(土)

【場所】稚内駅(W80・宗谷本線)と周辺

前回までの続きは下記リンクをクリック

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↑YouTubeの現地調査系INTER URBAN6304氏の稚内駅の動画も参考にした。以下は私が実際に現地調査した内容を書く

★W80稚内駅(宗谷本線)を現地調査😆日本最北端の鉄道駅!駅舎の外にも線路が延びる🙄「北防波堤ドーム」は元々サハリン(樺太)行き「稚泊連絡船」の駅だった😲

↑2020年9月にW80稚内駅(宗谷本線)を現地調査(駅訪問)する😆列車で来るならばホームから現地調査を行い、その後駅舎内や駅周辺を行うのが流れとなってくる。だがこの時はクルマで来ていた😅しかも早朝の6時20分😅気温は12度🥶内地(本州)では余程標高が高い山の上に行かない限り9月のこの時期のこの気温と言うのは無い。

日本の最北端なのが稚内。上記動画でもある通り名寄から稚内まで「市」が一切なく、その距離は約180キロに達する😲人よりも牛🐄が多い地域で(酪農が盛ん)、建物が全くない「原野」を突っ走る😆この光景は内地ではなかなか見る事が出来ない😆心が洗われた感じもする😆列車で来ても、クルマで来ても稚内市に入ると”大都会感”がハンパない🤩

前日(9月24日)は宗谷本線のW57紋穂内駅を現地調査した。その時の詳細は上記リンクの32回目をクリック。その後は国道40号を約2時間走り稚内に来て宿泊となった😪距離にすれば130キロ近くあるが、信号がほとんどなく60~70km/hで継続的に走る事が出来るため距離の割には短く感じた。

さて、稚内駅を現地調査するのであるが、同駅は「日本最北端の〇〇」と言う枕詞がいくつも付く。その枕詞を全てに付けてはキリがないので、いちいち付けないことにする。基本的にはその枕詞がなくても、「全てが日本最北端の〇〇」と思って良い😅

【稚内駅の駅舎の外にも延びる線路🙄かつての稚内桟橋駅の跡地「北防波堤ドーム」も現地調査する😆】

↑稚内駅の駅舎の外にも線路が延びる🙄これは模型とか疑似的に設置されたものではない😲本物の線路なのだ😲

↑さらに長く線路が延びる🙄

これは稚内駅の歴史を見るとわかる。今や旅客輸送しかしない宗谷本線。現状は紛れもなく稚内駅までの路線であるが、実は昔は稚内駅よりもさらに先に駅があった😲これが「稚内港駅」とか「稚内桟橋駅」と言われる港に面した駅😲すなわち、青森駅や函館駅のように岸壁(港)のギリギリまで線路を延ばして、そこから船に貨物や旅客の積み降ろしが出来たのだ😲

詳細は後術するが、稚内桟橋駅は1945年に機能を停止。以後は稚内駅構内の一部として貨物側線(貨物駅)があったものの1984年2月1日に廃止😔以後は不要になった貨物側線の撤去を進めて新しい道路になっている。稚内駅から伸びる線路は貨物側線の名残なのかもしれない。

↑稚内駅から500メートルくらい進んだ場所にある「北防波堤ドーム」😲これが昔の稚内桟橋駅の跡地だ😲線路が敷かれていたり、ホームと思われる施設が残っているわけではない。むしろ道路でキレイに整備されている😅

「北防波堤ドーム」の中は西洋建築風の大きな筒状の構造で、海側(写真の左側)は大きな壁で塞がれている😩実はこれがポイントで、元々は大きな壁は全くなくて、これが稚内港の岸壁だった😲この岸壁に船を横付けさせて列車から降ろされた貨物を船に載せ替えたり、旅客が乗船していたという😲ではこの船はどこへ向かうのか?と言うと樺太(サハリン)である😲「稚泊(ちはく)連絡船」と言う航路で1923年~1945年まであったという。

↑北防波堤ドームの手前は海を見渡せる歩道が高い場所にあって、登る事が出来る😆

↑荒々しい海だ😏この先にサハリンがある😏かつては「南樺太」と言って日本領であったが、戦後はソ連(ロシア)の領土となった。今でも稚内とサハリンの間を海底トンネルで結んで、ここにレールを敷いて日本とロシアの直通列車構想があるものの、建設費が高すぎる事、軌間が違う事(宗谷本線は1067ミリ、ロシアは1520ミリ)等の問題で実現に至る可能性は低い😞

JR北海道は宗谷本線を維持困難線区と指定しており、2020年度は名寄~稚内間の輸送密度(1日平均利用者数)が165人だった😱人数だけで言えば廃止しても良いレベルだが、稚内と言う国境の街でもあるので、ロシアとの将来的に国際交流、国土防衛と言う軍事的な意味でも、根室の花咲線と同じく単に不採算だからと言う理由で、鉄道を廃止する事は他線以上に容易に出来ない😌

↑「稚泊航路記念碑」もあった😲「北防波堤ドーム」は長い編成の列車を止めるため、細長い構造。観光地としての「北防波堤ドーム」は入口付近(先ほどの海を見た写真の辺り)だけと思われてしまいがちだが、実際の「北防波堤ドーム」はかなり大きいし長い😲とは言っても全ての場所に立入可能かと言うとそうではないらしく、奥の方は港湾施設のため立入禁止らしい🙄目の前に船が停泊する所にあったのがこの記念碑である。

↑記念碑の横にはSLのC55-49の動輪😆これは1996年まで同型のSLが北防波堤ドームに保存されていた😲しかし海に面しているため塩害を受けやすい😩車体の痛みが激しかったため解体処分となり、動輪だけが取り外されて残してあるという。

↑動輪の近くには海上保安庁の船が停泊していた😆「りしり」と言うらしい🙄

↑北防波堤ドーム近くの稚内港😆風が強く寒い🥶日本の最北端まで来れば9月の終わりであっても季節が一歩進んでいるのだ😆

↑北防波堤ドームに延びる線路😆実質的にはレールの部分だけが残っており歩道として供用されている😆ベンチもある😆

稚内駅の歴史は深いものがある😆今の新しい駅舎になったのは2011年~2012年であるが、それ以前は留萌駅に似たようなスタイルで、いかにも旭川鉄道管理局管内の主要駅と言う趣をした駅舎だった😆

【新しくなった日本最北端の鉄道駅!稚内駅の駅舎を現地調査😆】

↑日本の最北端の駅😆稚内駅を現地調査😆

基本的な情報だが、自動券売機設置、みどりの窓口あり、駅員も勤務…と全てにおいて「日本の最北端の〇〇」と言う枕詞が全て揃う😆

↑稚内駅は鉄道としても重要な拠点を示すが、道路交通も同じ事😲宗谷本線と並走する国道40号線も通っており、宗谷本線と同じく稚内駅近くが国道40号線の終点。他に国道232号線と道道106号線の「オロロンライン」も交差するが、こちらについては起点である😲

↑駅舎内部にも線路が延びる😆

↑改札口・みどりの窓口付近。常に駅員がみどりの窓口の前に居るのではなく、必要に応じて呼び鈴を押す事により事務所の奥から駆けつける体制😅稚内駅に発着する列車の本数・利用者が多いわけではないので、ずっと待機しているよりも、この体制の方が合理的😆改札口の横には「最北端の線路」と言う看板がある😆この少し手前に車止めがあるため、列車は稚内桟橋駅方面に進む事は出来ない。

↑「最北端の線路」😆ここは有名な観光スポット😆ガラス張りとなっているので、いつでも自由に見学・撮影が出来る😆これにスマホやカメラを向ける人は多い😆

しかし、ホームに入る場合は入場券(170円)が必要🤑根室駅と同じシステムで改札口は常時開放していない😩みどりの窓口の呼び鈴で駅員を呼んで入場券を買った上で、仕切りを駅員に開けてもらいホームへと進む流れだ😅以下は過去に稚内駅ホームで撮影した写真を掲載する。

↑ホームは1面1線の棒線駅😆構造も非常にシンプルで列車が到着した進行方向に進めば改札口に直結する😆これと言った段差もない😌両数は6両対応であるが、特急宗谷・特急サロベツの自由席は旭川方の4号車なので改札口からは長く歩かされる😩「日本の最北端の駅」なのでそれはそれで嬉しい😆

稚内駅が2011~2012年にリニューアルされる前は島式1面2線ホーム+側線があった😆かなり栄えた駅のように見えたが、宗谷本線の利用者減少で過大な設備を持っておく必要もなく、今や棒線駅となっているのは残念だ😔やって来た列車は回送で隣の南稚内に移動し、そこで整備(清掃や給油)を受ける事になる。2017年3月までは特急も南稚内に回送し数時間の特急で稚内発の列車として運用していたが、同時期からの昼間の特急宗谷・特急サロベツは稚内駅でそのまま折り返す運用だ😲

↑今回は外側から稚内駅のホームを見ておく😆ホームからも「最果て感」を感じる🥺

【稚内6時36分発の特急サロベツ2号を見送る😆】

↑6時36分発の特急サロベツ2号旭川行きが止まっていた😆宗谷本線は259キロもある路線で、旭川到着は10時19分😲4時間は切っているものの北海道がいかに広大な大地なのかがわかる😆この車両は旭川到着後一度車庫に入り整備を受けて、旭川13時35分発の特急サロベツ1号稚内行き→稚内17時46分発の特急宗谷号札幌行きとして走り続ける😵1日の総走行距離は1,000キロにも及ぶ😵JR北海道の特急車両ではこのような車両運用は当たり前だったりする😵

↑稚内駅を発車する特急サロベツ2号😆

この後は8時09分に稚内行きの4321Dが到着するものの、車両整備のため一旦南稚内に回送されるだろう。次の発車列車は10時27分発の4326D名寄行きまで約4時間無い😩発車列車は特急・普通列車とも1日3本ずつで寂しい😔国鉄時代はもう少し本数が多かったはずで、南稚内で分岐していた天北線列車も乗り入れていた😏

稚内駅の現地調査はこれで終了し、宗谷本線を南下😆順番的に行けば次はW79南稚内駅であるが、W78抜海駅に行くには道路事情の関係で寄り道となる😫今回は南稚内駅は現地調査せず、道道106号線とノシャップ岬経由で向かう事にした😆

39回目に続く(下記リンクをクリック、10月13日公開)

【W78抜海駅(宗谷本線)/訪問の価値あり!日本最北端の木造駅舎!ホームから見ると美しい】北海道の駅を現地調査㊴ (railway-topic-kh8000show.net)

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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