【石狩沼田駅(留萌本線)/不思議な雰囲気!元々は2面3線ホーム!駅舎には「自動車乗務員休憩室」もある!】北海道の駅を現地調査㊱

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2020年9月に石狩沼田駅(留萌本線)を現地調査する。沼田町の中心部にある駅で大きな駅舎には広い待合室に有人きっぷ売り場もある!ホームは元々は2面3線だったが今や棒線化…そこにキハ54の深川行きがやって来たが乗降皆無だった。駅舎には「自動車乗務員休憩室」なる部屋!昔は国鉄バス(JRバス)も発着していた!

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【日付】2020年9月23日(水、秋分の日)

【場所】石狩沼田駅(留萌本線)

前回までの続きは下記リンクをクリック

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↑YouTubeの現地調査系INTER URBAN6304氏の石狩沼田駅の動画も参考にした。以下は私が実際に現地調査した内容を書く

もくじ

★石狩沼田駅(留萌本線)を現地調査😆不思議な雰囲気がする駅😆元々は2面3線ホームだった😆駅舎には「自動車乗務員休憩室」もある😲

↑留萌本線の朝の列車に乗った翌日、改めて現地調査(駅訪問)する😆この日はクルマ(レンタカー)での移動である。

【札沼線に並走する形で国道275号に沿い進む】

札沼線非電化区間の駅と廃止後の様子を確認後、新十津川から国道275号を進む。札沼線の「札」は札幌の事であるが、「沼」は沼田すなわち石狩沼田の事である😲

1972年まで新十津川~石狩沼田間にも鉄道があったが利用不振により廃止😱以後半世紀は桑園(札幌)~新十津川として路線が残っていたが、2012年に桑園~北海道医療大学間を電化し電車も走るようになった😆電化区間は札幌市郊外の住宅地だったり、大学がいくつか立地しているためそもそもからの利用が多い😆

一方で北海道医療大学~新十津川間は極端な田舎でキハ40が1両のんびりと走る区間であった。しかし、利用状況は非常に低く、対岸の石狩川を渡れば函館本線の主要駅に行けるため、札幌まで鉄道で行くのであればこちらを使う事が地元の人は多かった😏

2017年のダイヤ改正からは末端区間の浦臼~新十津川間は「1日1往復」だけとなり”とどめを刺された”😱2020年5月7日付けで同区間は廃止となったが、実際にはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で前日(2020年5月6日)に最終運転日だったのが大幅に繰り上がり同年4月17日となってしまった😢以後廃止日までは運休扱いと言う前代未聞の事態になった😔

札沼線廃止区間は概ね275号沿いで、雨竜や北竜等も経由していた。休憩で立ち寄った「道の駅うりゅう」で

↑STV(札幌テレビ放送=正確には子会社のSTVラジオの取締役エグゼクティブアナウンサー)の木村洋二氏とテレビの「1×8行こうよ」(毎週日曜日16時55分~17時25分、北海道のみで放送)で共演する俳優の大泉洋氏の等身大パネルを発見🤩どうやら以前雨竜町に取材に来たらしく、それがそのまま記念撮影場所になっていた😆

【石狩沼田駅周辺から「ウィーン~♪」と言う農業器具が動く音が響き渡っている😏】

↑石狩沼田駅を現地調査😆到着したのは16時50分であった😅北海道医療大学駅から国道275号を道なりにクルマを走らせて約2時間かかった事になる😅

上記動画でもある通り、石狩沼田駅は沼田町の中心部。正確に言えば国道275号から少し離れた場所にあり、北海道道等の主要道路で連絡する。立派な町が形成されている😲人口は2,971人(2021年7月31日現在)だという。その割には沼田町中心部を見る限り「大きな街」と思ってしまう😏

石狩沼田駅周辺にはクルマを置く事が出来る場所が何か所かあるので、邪魔ならない場所に止めさせてもらう😅「ウィーン~♪」と言ういかにも農業器具が稼働中の音が響き渡っている😆これは沼田町の、石狩沼田駅の大きな特徴と言って良い😆音源がどこなのか?不明であるが、農業倉庫らしきものが駅前にあるようにも見えた🤔沼田町中心部自体を細かく現地調査すれば良かった😫今後も石狩沼田駅は現地調査する機会があるだろうから、それは次回に譲ることにするか😅

【石狩沼田→深川間で朝の時間帯に運行する列車増発バス🙄】

↑列車増発バスのお知らせ😅写真が暗くて見えにくいが、朝の時間帯に列車の増発・増結はやらずに、バスを増発しているのが留萌本線だ😲運行区間は石狩沼田~深川間で、7時29分発の4922D深川行きに乗ると(深川7時49分着)、深川から滝川方面に向かう7時41分発2320М岩見沢行き普通列車に乗り継ぐことが出来ない😫通学学生の利便を図るため、2320Мに乗れるようにバスを動かしていると察する🙄

本来はJR側が列車でそのようなダイヤを組むべきで、石狩沼田~深川間は通学学生の利用も多く車内も混む。2両に増結するほどの需要もあるかと思うが、現状は1両だ😫そうなのも単に「2両にするほどのお客が乗らない」で、廃止前提の留萌本線にはコストをかける事はやりたくないという本音が伝わる😫

留萌本線は峠下駅でしか列車交換が出来ないので、2320Мに接続となれば留萌本線全体のダイヤを変更しないといけない😫線路設備的には有利な函館本線側でダイヤを調整すれば良い😏と私は思うが、そのような事は出来ないのか?🤔特急退避の関係もあるのだろうが、”天下の函館本線”であれば、深川~岩見沢間でも何駅かあるはずで、その駅を現行から変更すれば良いだけの話だ。

列車増発バスの案内主は「北海道旅客鉄道株式会社」(すなわちJR北海道)となっていたので、地元側(沼田町、秩父別町)の要望で輸送力を確保する事になったのだろう。ダイヤ変更、列車の増発・増結を行うよりも手っ取り早く、コストや手間もこれらを行うよりは安い(楽)なので、貸切バスで対応となったようだ😏運行するバス会社は地元会社に委託か、深川に営業所を構えるJR北海道バスに委託か?🤔列車の代替機能であれば、後者が自然でJR(国鉄)バスの設立背景から考えても当然と言える😆

【石狩沼田駅のホームを現地調査する😆元々は2面3線?の立派なホームだったが荒廃した姿が悲しい😢】

↑石狩沼田駅のホームを現地調査する😆非常に立派な作り😇上記動画にある通り、留萌本線だと留萌・深川に近いような豪華な作り😆配線上は2面3線駅に見える🙄

しかし、実際には1面1線の棒線駅だ😫のりば・線路は駅舎前のホームしかない😫写真では「いしかりぬまた」と言う色褪せた駅名標が見えるが、これが設置されたホームは事実上廃止となっている😫線路は撤去済み😱駅舎前のホームから連絡する通路・跨線橋・踏切等は一切ない😫やろうと思えば線路を直接横断して反対側ホームに行けるが、行った所でも何もなく、荒廃している😢

これが石狩沼田駅の歴史を物語っていると思う😢かつては札沼線があったものの廃止😔本線核である留萌本線でも列車交換が出来なくなり(1994年までは出来た)棒線化😔鉄道利用の減少、ましては沼田町の人口が減少し続けているので、設備がどんどんスリムになる😔行く末は「廃止」の2文字しかないのかもしれない😔

石狩沼田駅のホームに立つと、過去の栄光の歴史、北海道の鉄道の元気があった時代を教えてくれるように思った😆

【石狩沼田駅にやって来たキハ54😆】

↑キハ54がやって来た😆16時58分発の深川行きだった😆

↑停車時間は1分に満たない。16時58分着→16時58分発で、業務用の時刻表では30秒程度の停車なのであろうか。留萌本線に乗っていると、石狩沼田駅からの乗車が多いのであるが、この日は皆無だった😔キハ54が石狩沼田駅から離れた後もしばらくの間レールから走行音が伝わってきた🥺

【実は有人駅😆不思議な雰囲気がする駅😆広い待合室がある石狩沼田駅😆】

↑石狩沼田駅の駅舎を現地調査する😆建物は相当古い😲1972年に改築とされるが、だいたいその頃からあると私にも見えた🙄札沼線がちょうど廃止された頃で、この当時は立派な2面3線ホームだったという😲しかし、利用者が減少したため1994年に棒線化された😔

駅舎には「自動車乗務員休憩室」なる部屋が😲つまりバス運転士用の休憩室なのであるが、駅と併設の場合は、国鉄バス(JRバス)がかつて乗り入れていた事を示す。調べてみると、1972年に札沼線が廃止された際に新十津川までの列車代行バスが走っており、その運行を国鉄バス(JR北海道バス)が担っていた😳しかし、それは歴史がやや複雑である🙄

このバス路線は元々「石狩線」と言う路線で、石狩月形駅から石狩沼田駅までの「鉄道線の代行」(鉄道路線が出来る前にバス輸送を先に行っておく)と言う意味で当初開業した。鉄道の札沼線が石狩沼田駅まで開業するとバスは「鉄道線の培養」に変わり、鉄道から乗り継ぐための交通手段、すなわち「二次交通」に変わる。だが、1972年に新十津川~石狩沼田間の札沼線が廃止になると、再び「鉄道線の代行」の形に戻り、形式的には「列車代行バス」になった。札幌との直通を模索した時期もあったが、地域輸送が晩年の輸送形態となり、利用者の減少も重なり、2003年にJR北海道バスが撤退😔北海道中央バスや沼田町の町営バスに移管された。移管後も縮小傾向で、今や乗合タクシーに先細りしている😔公共交通機関が厳しい土地柄という事がよくわかる😔

石狩線 – Wikipedia

↑この列車代行バスについては、上記リンクを参考に書いた。

↑広くて静かな待合室だ😆座席は16人分もある。

↑テーブルには「JR留萌本線応援企画 キハ54デザインコンテスト作品展示」とあった😆ペーパークラフトのようだ😆何もこのような”仕掛け”がなく淡々と利用者減少を待って廃止になるよりは、留萌本線の魅力を訴求する行動を駅で展開出来ている取り組みは非常に良い事だ😆

「沼田町はJR北海道を応援しています」とある😳

沼田町や秩父別町は留萌本線の廃止に反対している自治体のはずだ。理由は公共交通機関を確保する事、留萌本線が廃止になると代行バスだけではお客を運び切る事が出来ない等を理由にしている。留萌市などは石狩沼田~留萌間のいわゆる「峠越え」区間の廃止は容認としている😔留萌には行かなくなるが、何が何でも深川~石狩沼田間だけでも良いので残してほしいようで、留萌本線存続に向けての「熱意」を感じた😆しかし、一般に利用が多い夕方の列車で利用が皆無なのは前途多難と言える😫そもそも駅前の人通りが少ないから、それが利用状況に表れているのが実態だ😱

他にも「移住相談やってます」のポスターが気になった😆個人的には興味がある😆北海道は魅力的な土地であるが、冬の生活となるとかなり大変なのだろうと思ってしまう🥶

↑石狩沼田駅は有人駅だ😲しかし営業時間は朝から昼頃でやはり「北海道あるある」だった😅上記動画にもあったが、石狩沼田駅は沼田町が運営している。JR北海道から委託を受けている立場だ😅実際にどれくらいのきっぷを販売しているのか不明であるが、極端に少なくなればJR側からの委託解除もあり得る😱さらには石狩沼田駅、留萌本線の存続自体もヤバい事になる😱石狩沼田駅の乗車人数は1日約70人(乗降客数であれば約160人)なので、留萌本線の途中駅では非常に優秀な数字だ😆

石狩沼田駅は何度か過去にも来た事があるが、何とも不思議な雰囲気の駅で、現地調査(駅訪問)する上では是非とも行ってほしい駅だ😆

37回目に続く(下記リンクをクリック、10月4日公開)

【秩父別駅(留萌本線)/いろんな表情をしたハロウィンのカボチャがお出迎え!】北海道の駅を現地調査㊲ (railway-topic-kh8000show.net)

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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