【W57恩根内駅(宗谷本線)/夕陽を浴びる駅舎/駅前から路線バスが発車/裏手に国道40号】北海道の駅を現地調査㉜
2020年9月にW57恩根内駅(宗谷本線)を現地調査(駅訪問)する。日没時間直前に到着。夕陽を浴びる駅舎!特急が停車しない駅では珍しく駅前から路線が発車!名士バスの名寄行きを見る。駅舎は新しくキレイでトイレ完備。ホームは広くて隣の紋穂内駅に似ている。昔は列車交換が出来たようで、裏手に国道40号が通る

【日付】2020年9月24日(木)
【場所】W57恩根内駅(宗谷本線)
前回までの続きは下記リンクをクリック
【北海道の玄関!新函館北斗駅/新幹線ホームと新幹線改札内部はどうなっているのか?】北海道の駅を現地調査①
【北海道の玄関!新函館北斗駅/面白い宣伝!北口と南口の差がハンパない!】北海道の駅を現地調査②
【新幹線が3時間に1本しか止まらない!北海道新幹線と道南いさりび鉄道の木古内駅】北海道の駅を現地調査③
【2020年9月乗車記と乗り鉄/電化路線なのにキハ40室蘭本線室蘭支線/M35母恋駅】北海道の駅を現地調査④
【M36室蘭駅/国鉄室蘭本線の歩道橋/室蘭港から白鳥大橋が見えず!/女性の裸の銅像】北海道の駅を現地調査⑤
【H14南千歳駅(千歳線)/乗り換え駅の役割が強い】北海道の駅を現地調査⑥
【W48名寄駅(宗谷本線)/稚内方面行きの本数が極端に少なくなる!最北の貨物駅】北海道の駅を現地調査⑦
【W72幌延駅(宗谷本線)/北緯45度の町!北半球のど真ん中にある駅】北海道の駅を現地調査⑧
【W74豊富駅(宗谷本線)プロローグ編と乗車記/幌延駅から沿岸バスに乗る!】北海道の駅を現地調査⑨
【W74豊富駅(宗谷本線)/家庭的な駅舎!謎の客車がある?!】北海道の駅を現地調査⑩
【W33南比布駅(宗谷本線)/立地が良いのに利用者が少ない不思議な駅】北海道の駅を現地調査⑪
【W34比布駅(宗谷本線)/ピップエレキバンと本当に提携!日高晤郎と樹木希林が夢の共演?!】北海道の駅を現地調査⑫
【W35北比布駅(宗谷本線)/周囲は何もない自然と線路に近い駅!駅ノートが…】北海道の駅を現地調査⑬
【東根室駅(花咲線・日本最東端の駅)立派な板切れ駅!日本最東端区間の前面展望・乗車記】北海道の駅を現地調査⑭
【根室駅(花咲線)昔は栄えていた/いろいろ面白い根室市中心部!】北海道の駅を現地調査⑮
【A69網走駅(石北本線・釧網本線)/網走刑務所・網走監獄をイメージさせる駅舎】北海道の駅を現地調査⑯
【W36塩狩駅(宗谷本線)/9月後半に紅葉が楽しめる!駅舎になぜかSTVラジオのタイムテーブルが】北海道の駅を現地調査⑰
【W39東六線駅(宗谷本線)/「駅」ではなく「乗降場」!板切れホームを持つ出自とは?】北海道の駅を現地調査⑱
【W41北剣淵駅(宗谷本線)/実は利用者がいる!蜂が飛ぶ駅舎!雰囲気が良い立派な板切れ駅】北海道の駅を現地調査⑲
【W43下士別駅(宗谷本線)/殺風景なコンクリートホーム/住宅用の玄関が駅舎にある】北海道の駅を現地調査⑳
【宗谷本線名寄駅手前に見える謎の「SLキマロキ編成」を詳しく見る】北海道の駅を現地調査㉑
【F41(臨)ラベンダー畑駅(富良野線)/臨時に作った事がよくわかる駅!ファーム富田にも行く】北海道の駅を現地調査㉒
【F42中富良野駅(富良野線)/ファーム富田から歩く/中富良野町営ラベンダー園/虹の富良野・美瑛ノロッコ号】北海道の駅を現地調査㉓
【W49日進駅(宗谷本線)/風景や雰囲気が自然に溶け込む板切れホーム】北海道の駅を現地調査㉔ (railway-topic-kh8000show.net)
【大和田駅(留萌本線)/自然に還りつつある元列車交換可能駅!車掌車タイプの駅舎】北海道の駅を現地調査㉕ (railway-topic-kh8000show.net)
【W51智恵文駅(宗谷本線)/元々は列車交換が可能!近くに郵便局もある!意外とバカに出来ない駅!】北海道の駅を現地調査㉖ (railway-topic-kh8000show.net)
【W52智北駅(宗谷本線)/北の大地の風景!駅舎(待合室)がプレハブ小屋!】北海道の駅を現地調査㉗ (railway-topic-kh8000show.net)
【W50北星駅(宗谷本線)/名物駅舎「毛織の★北紡」/豪華に通過するキハ261系特急サロベツ1号】北海道の駅を現地調査㉘ (railway-topic-kh8000show.net)
【W53南美深駅(宗谷本線)/水田(稲作)の北限/南美深待合所/非常に理想的なローカル線の駅】北海道の駅を現地調査㉙ (railway-topic-kh8000show.net)
【W54美深駅(宗谷本線)/公共施設の雰囲気がする駅舎/美幸線があった歴史/15時台が最終列車!】北海道の駅を現地調査㉚ (railway-topic-kh8000show.net)
【W56紋穂内駅(宗谷本線)/初野駅に行けず/駅舎がボロボロ/何気に広いホームに歴史を感じる】北海道の駅を現地調査㉛ (railway-topic-kh8000show.net)
↑YouTubeの現地調査系INTER URBAN6304氏の恩根内駅の動画も参考にした。以下は私が実際に現地調査した内容を書く。
もくじ
★W57恩根内駅(宗谷本線)現地調査😆夕陽を浴びる駅舎😆特急が停車しない駅では珍しく路線バスが駅前から発車する😆

↑前回(上記リンク31回目をクリック)は宗谷本線のW56紋穂内駅を現地調査(駅訪問)した😆紋穂内駅は2021年3月13日付けで廃止になった😭同日に宗谷本線では12駅も廃止した😭理由は全て「利用客が少ない」からで、1日平均3人以下であった😰JR北海道は計画的にこのような駅を今後も廃止する方針だ😭
宗谷本線でどの駅が廃止になるのか?🤔と言う候補は実に多く出ていた😳旭川~稚内間には51駅あるが、JR北海道の本音としてはそのうちの29駅を廃止したかったようだ😰そのうちの17駅は地元が維持管理費を支払う形で同日以降も存続している😌逆に言うと、地元が廃止を容認した駅または維持管理費を支払う事が出来ない残りの12駅は廃止となってしまったのだ😭中にはW78抜海駅のように先送りと言う形で2021年度は存続を選択した駅も含まれる😰この記事を執筆(2021年8月)の段階で、W65歌内駅については2022年春のダイヤ改正で廃止する可能性が高いという話も聞いている😰
紋穂内駅は結果的に2021年3月13日に廃止となったが、実は隣の駅であるW57恩根内(おんねない)駅も廃止する予定だった😰しかし、地元の町内会が恩根内駅の廃止に反対し、地元の美深町の町議会で全員可決の上で、恩根内駅の存続が決定した😆2021年度以降は美深町が維持管理費を支払う形で必要なメンテナンス等を行っている😌
では恩根内駅とはどんな駅なんだろうか?🤔と思い現地調査(駅訪問)した😆上記動画と偶然だったのだが、私が現地調査した時も日没ギリギリであった😰9月なので日没時間は17時30分頃。その30分くらい前から暗くなり始めるため、実質的には17時00分頃までとなる😩上記動画は6月に現地調査していたため、私の現地調査も6月頃に行えばこの日はW58豊清水駅、W59天塩川温泉駅辺りまでは出来たはずだ😳
【夕陽を浴びる恩根内駅😆名士バスの名寄行きも乗り入れる😆】


↑恩根内駅には16時38分に到着😆17時00分がタイムリミットと考えると恩根内駅の現地調査時間は20分足らずだ😫夕陽を浴びる恩根内駅😳何とも立派な姿を映し出してくれる🥺宗谷本線の特急が停車しない駅は車掌車改造の駅舎orボロボロの木造駅舎がほとんどだ😢しかし、恩根内駅は立派なコンクリートで出来た駅舎😳宗谷本線では意外と少数派だ😲

恩根内駅の前には住宅が数軒ある。上記動画では「廃屋からも知れない」と描写していたが、やはりそのように見える😰
しかし、廃屋なのは駅前の1軒だけのようで🤔私が行った時には近所の人が何人か集まって世間話をしていた😆隣の紋穂内駅周辺とは違い、人気(ひとけ)がない場所ではなかった😌とは言え宗谷本線の利用には結び付いていない😫恩根内駅の1日平均利用者は0,8人(2015年~2019年の平均)だった😰意外と紋穂内駅よりも少ない😲単純に人数だけならば廃止と言う結論が出ても文句は言えぬ状況だ😱


↑すると😲名士バスの路線バスが止まっている😆16時45分発の名寄駅行きだと言う😲
宗谷本線の特急が停車しない駅に路線バスの発着があるのも珍しい😲旭川からこの日朝から現地調査をしてきたが、駅前にバス停があるのは恩根内駅だけだった😲宗谷本線は18時16分発の4328D名寄行きまで来ないので、この間に公共交通機関だけで移動出来る貴重な手段だ😆
【恩根内駅も広いホーム😆実は裏手に国道40号が通る😲】


↑恩根内駅のホームには直接入る事が出来る😆最初に駅舎を撮影しておいて、駅前の名士バスの路線バスを撮影したので、順番的には駅舎→ホームなのだろうが、そうはせずホーム→駅舎とした😅
恩根内駅も列車交換が出来ない1面1線で、直線的な線路、構造的には隣の紋穂内駅に似ている😲意識していないとどちらがどの駅なのかわからなくなるだろう😩
上記動画では昔は列車交換が出来たように見えると描写していたが、私にもそう見える😆調べてみると、かつては木造駅舎があって、相対式ホーム2面2線で、貨物側線が数本あったという😲木材輸送が貨物列車の役割だったというが、その木材が鉄道で輸送されなくなり駅も衰退していったいう😞
宗谷本線 ⑦ (紋穂内駅、恩根内駅、豊清水駅、天塩川温泉駅、咲来駅) (pepper.jp)
↑詳しくはこちらを参照
それにしても、ホームに立つと断続的にクルマが通る音がする🤔恩根内駅の前に止まるクルマはせいぜい名士バスの路線バスくらいで、16時45分に発車するとクルマ通りは皆無になる🙄

↑ホームは直線的な線路😆稚内方面を見るのであるが、右側は木や草が大量に生い茂る🙄木と草しか見えない😅冬になれば雪山(雪原)に変わるはずだ⛄
上記動画でも述べていたが、木と草が覆われている場所の奥には国道40号が通っている😲後で地図を確認してみると、宗谷本線と少し間隔を開けていた😲実はこのような駅は他にもあって、W73下沼駅も同様である😲下沼駅もホームから国道40号は見えない😫また恩根内駅と下沼駅から国道40号に行く場合、大きく迂回しないと出る事が出来ない😫

↑ホームの旭川方面を見る。ホームの長さそのものは長いが、実質的には2両分だけしか使われていない😫「おんねない」の駅名標の奥に後方確認用の高い鏡が立っている。旅客はここまでしか入る事が出来ないようにも見える😫行こうと思えばこの鏡から先にも行けるが、草が生い茂る状態で、列車が止まる場所でもないので、満足に手入れもされていない😫「草むらを歩いても良いならば」と言う条件付きで鏡から先にも進めるが、そんな人はチャレンジャーでもない限り居ないはずだ😩

↑線路には白いバラスト(敷石)が撒かれてあった😲新しいバラストに入れ替えるためなのだろうか?🤔中途半端に白いバラストが線路上にあるため、かなり目立ってしまう😳
【紋穂内駅の駅舎は新しくてキレイ😆】

↑恩根内駅の駅舎をホーム側から見る😆表側と同じ形をしている😆表側は夕陽に浴びるが、ホーム側は逆光の関係になる😩そのため駅舎が暗く写ってしまう😩


↑恩根内駅の駅舎はキレイ😆数人が座れる木製ベンチにトイレも完備されている😌恩根内駅の駅舎は1993年12月から使っているという😲それでも30年経過するが、そんなに昔に出来た駅舎には見えない😆5~10年ほど前に出来た駅舎のように見えてしまう😆
名士バスのバス停側からは鋭い夕陽が恩根内駅の駅舎の中に入り込む🥵ここが北海道の道北である事を忘れさせるほどの陽気だ🥵それは駅舎内だけの話で、外に出れば心地良い天気😆この時の気温は+15度で体感的には寒いくらいだ🥶
【恩根内駅の時刻表を見て思った事🙄本数が少ないので「使ってもらえない」現状😩】

↑時刻表はご覧の通り。名寄・旭川方面が5本、音威子府・稚内方面が4本。音威子府・稚内方面の列車は8時38分の後は15時46分発まで約7時間ないため、列車で昼間に訪問するのは難しい😩これが名寄・旭川方面の列車だと8時04分の後は13時37分なので、やはり活動時間帯である朝から昼過ぎにかけての列車が存在しない😞
これは特急が停車しない駅はどこもそうで、逆に言えば利用がないためこのようなダイヤになったのだろうが、便数が少ないとお客は使おうとせずクルマ等の他の交通手段に奪われる原因となる😩1日平均1人にも満たないが、駅舎はキレイで立派😆駅前には住宅が多少あって、生活の面では宗谷本線が使われても良さそうに見える😆しかしそれは”見かけ”だけの話であって、実際に使おうとなると本数が少なすぎるので、使えない存在になっている😒
名鉄(名古屋鉄道)はどんなに利用が少ない路線でも最低30分に1本は列車を運行しているという。採算的には利用が少ないので厳しい所があるが、最低でも30分に1本の本数がないといわゆる「チャンスロス」(利用機会の損失=他の交通手段に奪われる)になると考えている。本数さえ頻繁にあれば、利用者数の大小に関係なく「使ってもらえる」と言う事だ。それは鉄道会社にとってのお客から見た時の安定、信用、信頼、満足でもある。路線を維持困難にさせないための努力とも言える😰
広い北海道で、しかも人口も少ないため、30分に1本と言うのは札幌都市圏でもない限り供給過剰と言えるが、せめて1時間に1本、どんなに悪くても2時間に1本は列車がないと、どんどんお客は列車を使ってもらえなくなる😩この時刻表を見ると、北海道の鉄道の厳しさがよくわかる😫使ってもらうにも”手遅れ”なんだなとも思う😩
33回目に続く(下記リンクをクリック、9月10日公開)
【北一已駅(留萌本線)/”黄金色の世界”「農業倉庫」にしか見えない駅舎!】北海道の駅を現地調査㉝ (railway-topic-kh8000show.net)
最近のコメント