【2021年4月乗車記/安い特急料金で気軽に乗れる】運行開始25年を迎えた373系特急「ふじかわ」に乗る

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2021年4月乗車記と乗り鉄。運行開始25年を迎えた身延線の特急「ふじかわ」(身延→富士)に乗る。373系F7編成で「特急ふじかわ25年エンブレム」が付いていた!車内は至って普通であった。身延線内のみの利用だと自由席特急料金が安く気軽に乗れる!JRワーストの足の遅い特急だが、身延線のクネクネした線形がスピードアップ出来ない理由だった。その車窓と前面展望とは?

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【乗車日】2021年4月3日(土)

【列車番号】4006М(特急ふじかわ6号・静岡行き)

【時刻】身延11:38→富士12:31

【車両】373系(F7編成、期間限定の「特急ふじかわ25年エンブレム」付き)

【謎!キャンペーンやイベントの予定は?】373系F7編成などに予告なく「特急ふじかわ25年エンブレム」が付く!

↑こちらの記事も参照🥺

★2021年4月乗車記と乗り鉄。安い特急料金で気軽に乗れる!運行開始25年を迎えた373系特急「ふじかわ」に乗る!😆期間限定の「特急ふじかわ25年エンブレム」が付いた車両だった🤩

↑2021年4月乗車記と乗り鉄。身延線の特急「ふじかわ」(静岡~甲府)は1995年10月の運行開始から25年を迎えた🥳

↑2021年3月から4月にかけて突如として「特急ふじかわ25年エンブレム」が付いた😆なぜ付いたのか?🤔理由はよくわからない🤔取付期間はたったの1カ月で4月末には終了したという😫もっと長期的に付けるのかと思っていたが、たったの1か月って😫せめて半年(2021年9月ごろまで)は付けてほしかった😫

「特急ふじかわ25年エンブレム」は373系のF1、F7、F9、F14と言った複数の編成に付いたことが目撃されている😲後日飯田線の現地調査をした際に付いていたはずのこのエンブレムは取り外してあった😫流石に飯田線ではこのエンブレムは付けられない😫簡単に脱着出来る作りなのだろうか?🤔「謎」はますます深まる😵

【身延線内のみの自由席利用は安い特急料金😆JR東海の在来線特急で最もお客が乗る列車だったりする😲】

↑373系で運行する特急「ふじかわ」は1995年10月1日に、元々あった165系の急行「富士川」を格上げする形で登場した🥳種別が特急のため急行時代に停車していた一部駅は通過となった😩特急とは思えぬスピードの遅さ😫この理由は身延線の線形の悪さが原因で、停車駅を絞ってもスピードが出ない路線なのだ😫表定速度に直せば50km/h台で飯田線の特急「伊那路」と並んで全国ワーストの遅さである😱

今(2021年)はどうなのかわからないが、今から10年ほど前(2010年頃)に聞いた話では、「特急ふじかわはJR東海の在来線特急で最もお客が乗る列車」だという😲

ホームの長さの関係で特急「ふじかわ」は5両以上で運転する事が出来ない😫実際には373系は3両1編成となっているため、4両や5両は存在しないのであるが😅これを2編成併結して6両で特急「ふじかわ」を運転する事出来ない😫多客期も特に増結は行われない😫わずかな本数だけの増発が行われる程度である😅特急「ふじかわ」は長い編成を組んで運転する事が出来ないため、6両や10両と言った長い編成を組む特急「しなの」(中央西線)「ひだ」(高山本線)とは単純な比較が出来ないものの、乗車効率と言う面では非常に生産性の高い列車と言える😲これが影響しているのだろう。

すなわち、身延線内における短距離利用が非常に多いのだ😲特急料金自体は高額なA特急料金を採用するが、身延線内のみの自由席利用では乗車駅から下車駅までの距離が30キロまでならば330円、同50キロまでが660円と安い😆

そのため同じ列車でも甲府~鰍沢口の間の利用、身延~富士間の利用などのように途中でお客の入れ替わりが激しいのが特徴だ😳車内は地元の人も多いし、遠くから来た観光客や出張客も多い😆身延線では普通列車を補完する目的が特急「ふじかわ」にはあるのだ😆

もちろん甲府~富士・静岡と言った長い距離の利用も多い😆中にはスピード+快適な座席に座りたいため、東海道線の静岡~富士間だけでも「ふじかわ」に乗るお客も多少いる😅但しこの場合自由席特急料金は高くなり、760円となる🤑

※金額は2021年5月現在。

身延駅の看板にもある通り、特急ふじかわは静岡駅で新幹線の「ひかり」に10分程度で接続するダイヤのため、山梨県から名古屋・大阪への速達移動にも貢献している😆しかもほとんどの区間はJR東海の直接的な収入になるため、同社の営業戦略上”重要な列車”の1つなのである😏

全国を乗り歩きしていて気付くのが、特急は都市部にあるターミナル駅から大量にお客が乗って、途中駅でパラパラと下車し、終着のターミナル駅でまとまって降りるのが定番の利用実態である。逆に途中駅から乗る事は少ないし、途中駅から乗ったお客が短い区間だけ利用する・終着駅のターミナル駅まで乗ると言った事例は意外と少ない😱特急「ふじかわ」ではこの事例があまり見られない😲列車によっては途中駅での乗降僅少という事もあるが、全体通して見るとこのような傾向だ😆

【373系F7編成の「特急ふじかわ25年エンブレム」が付いた特急「ふじかわ6号」に乗る😆】

ここからは運行開始25年を迎えたを迎えた特急「ふじかわ」の乗車記と乗り鉄である😆

身延駅は有人駅😅身延線はほとんどが無人駅😞身延駅はJR東海の直営で、旅客と直接対応する窓口業務以外に、周辺の無人駅を管理も行う😲さらに乗務員の休憩所があったり、線路や施設をメンテナンスする部署も同居する😌「駅そば」もあったがCOVID-19の影響で休業していた😞富士駅の駅そば店(身延線ホーム1・2番線にある)と同じ会社が営む。身延駅は身延線の心臓部と言って良いだろう😏

身延駅を含む身延線の西富士宮~甲府間ではTOICA等の交通系ICカードは使えない😫駅にある飲料水の自販機も同様で現金のみの取扱だ😩乗車券は「休日乗り放題きっぷ」であった。これはJR東海静岡支社管内(東海道線の熱海~豊橋、身延線、御殿場線)で土日祝日に1日乗り放題になるフリーきっぷ😆特急「ふじかわ」や「ホームライナー」に乗る場合は、別途特急券や乗車整理券が必要🤑有人窓口で「休日乗り放題きっぷ」を見せながら(つまり乗車券を所持しているというアピール😅)「身延→富士の自由席特急券」を買った🤑660円であった🤑

↑11時33分着の3629G甲府行き(313系3000番台のV5編成、ワンマン運転)が到着😆身延駅は駅舎前の1番線と階段を通って反対側の島式ホームの2・3番線から構成する。身延駅は行き先に関係なく特急「ふじかわ」は駅舎前の1番線からの発車だ😆交換列車があれば普通列車は半ば強制的に2・3番線に入れさせられる😩

↑特急「ふじかわ6号」が到着😆何ら変哲のない373系に見えたが🤔

↑「特急ふじかわ25年エンブレム」が付いた車両だった🤩

↑身延駅では停車時間が短いので、すぐに車内に入る😅前から3号車自由席、2号車自由席、1号車指定席の順番😆2号車のサハ373-7の車内に入ると座席はかなり空いている😰甲府盆地の区間(甲府~鰍沢口)ではもう少し混雑していたのかもしれないが、流石に昼前に身延山で観光を終えて帰るには早すぎる😩必然的に利用が少ない時間で、乗っていたとしても仕事や用務と言った日常的な地元のお客が主体だった😅

↑373系の連結部分にはボックス席がある😲この部分だけは指定席で2号車や3号車の自由席に乗る場合、ここには座る事が出来ない(指定席券が必要)。注意が必要だ😰

↑前の3号車に移動する。ここも車端部であるボックス席は指定席である😅ここに座っているお客はどの車両にもいなかった😫COVID-19と言うご時世でグループによる旅行を自粛している傾向が強く、特急「ふじかわ」の”ボックス席指定席”(正確にはセミコンパートメント)は利用が低迷していると察する😩なお、指定席特急券の値段は一般的な座席(つまり1号車)と同額である😏

↑3号車の自由席に座る😌2号車と同じような利用状況であった😅少しすると車掌が現れて検札😅COVID-19の感染対策もあってか見せるだけで良くて、特に検札印が押される事もなかった😅後日乗った別の特急「ふじかわ」も同様で、ガッツリと検札印を押すという儀式はJR東海管内でも過去の物になった。

「特急ふじかわ25年エンブレム」が付いた車両であるが、車内は特に変わっていない😲至って普通の373系であった🤣これがJR東海クオリティー😂

11時52分に内船駅に到着。2人下車した。特に乗るお客はいなかった。山梨県南部町の実質的な中心駅で昔は有人駅であった。無人化されてかなり時間が経過する😞駅前には商店や温泉♨があるものの、最近来ていない事に気づく😩内船駅を発車すると静岡県に入って富士宮駅まで営業停車しない😏但し単線のため、十島駅や芝川駅で運転停車する事もある😅「ふじかわ6号」に限っては、そういう事もなくクネクネした身延線を進む😆ここから静岡県境までが身延線の中でも絶景区間だと私は思っている😆

【スピードアップが難しいクネクネした身延線の車窓😆】

↑寄畑~井出

特急「ふじかわ」と称する列車名だが、身延線で富士川がガッツリと見える区間は意外と少ない😱駅間で言えば身延~芝川間だけである。基本的には富士川の近くを身延線は通るが、ザックリと言った並走関係に過ぎない😅車窓から見られる区間は前述の区間に限られる😞むしろ国道52号の方が富士川と並走する区間が長く、山梨県の中部横断自動車道の増穂インター付近(身延線で言うと鰍沢口)から道の駅とみざわ付近(身延線で言うと井出)となる😲

街の中心は富士川対岸の国道52号沿いである。大きな高架橋の道路はE52中部横断自動車道で、2021年9月に未開通だった下部温泉早川インター(身延線波高島駅近く)~南部インター(身延線で言うと甲斐大島駅の対岸)がようやく出来る🤩これにより山梨県と静岡県が高速道路で直結🥳この事で身延線・特急「ふじかわ」の利用者が減るとも言われている😰

↑井出~十島

葉桜であったが😞それでも桜🌸が咲く車窓を特急「ふじかわ」からも見る事が出来た😆

↑稲子~芝川

運転席の後ろに移動し前面展望を楽しむ🥳373系は広い窓からそれを楽しむ事が出来て、スモークガラスのため夜間もカーテンを閉める事はない😏そのためトンネル内や夜も前面展望が楽しめるのだ😆

それにしても身延線はクネクネしている😫満足に長い直線は短くて、少し進むと右カーブ、左カーブを繰り返す😫これが身延線の線形の悪さで、速度も50~60km/hに制限されている事が多い😩この事が特急「ふじかわ」のスピードアップが出来ない理由だ😫

↑芝川駅を通過する。以前の急行「富士川」は停車駅であったが、特急「ふじかわ」に格上げされてからは通過となった😞富士~芝川間の区間列車もそれなりに運転されているが、TOICA等の交通系ICカードは使えず、今は静岡県富士宮市の一部になっているが昔は芝川町の中心駅だった。街の中心として機能しており、市役所の支所、コンビニ(ファミリーマート、元々はサークルKだった)等がある。道路的にもE1A新東名新清水インター・E1東名富士川サービスエリアに向かう県道(190号や10号等)、身延線と並走する県道(25号)との分岐点でもあるので、「交通の要衝」と言う点は変わりない😆

↑沼久保~西富士宮

この写真を見れば、身延線の線形の悪さとかクネクネしている事がわかるだろう😵振り子車両を入れれば多少の速度向上が期待出来るのかもしれないが、「そこまでして高速化する必要があるか😩」と私は疑問に思う。半径(R)300なので急カーブなのは間違えない😩

運転士もマスコン(アクセル)操作が忙しく、60km/hになったのでノッチオフ(クルマで言うニュートラルの状態にする事)にしたかと思いきや、徐々にスピードダウンするので50km/hになった時点で再度力行(アクセル)を投入して60km/hに戻すという作業の繰り返しだ😵

鉄道友の会静岡支部の乗り歩き例会(2020年8月30日)に参加した際に身延線に乗った。それ以来の同線乗車であったが、後日出た支部報(同支部所属の会員に定期的に配られる冊子。他の支部にも郵送されるため読もうと思えば全国的に読むことが出来る。静岡県内の鉄道会社に対しても配布。非売品)に「身延線は根本的に線形を改良しないとスピードアップは期待できない。しかし今更出来ない」と悲観的な指摘があった事を思い出した😞線形改良となれば新線を作るほどの大工事もあり得る😅そこまでの投資をして身延線を改良するとはとても現実的ではない😩現状維持の輸送が需要と顧客満足の両方合致しているのではないか。

富士宮駅には12時20分の発車。自由席には10人ほどが乗ってくる🥳これは日常的な事で、車掌がスグに検札をする😅特急券無しで乗る飛び込み客が多いのも特徴で、やはり特急券の車内発券が多かった😅富士宮から乗ったお客の中でも富士までの利用もそれなりにあって、速達料金(=特急料金)330円を払ってまでも急ぐ需要に応えている😆

★まとめ

↑富士駅には12時31分に到着😆身延線の竪堀駅付近を通過した時に「ワイドビューチャイム」が大音量で流れてきたので、寝ていても富士到着は気づくだろう😅

富士駅では方向転換(スイッチバックとも言う)を行う。この先静岡までは1号車が先頭になる。乗務員の交代も行われる。3分ほどの停車で静岡へ向けて発車した😆

特急「ふじかわ」は運行開始25年を迎えて、JR東海静岡支社もささやかながらこの事を宣伝している😅373系も登場から25年が経過しそろそろ新車・・・となるのだが、先日JR東海の労組がその旨について会社に質問した所「当分の間373系に変わる新車が登場する予定はない。決まったらお知らせする」との回答だった。

315系登場完了後なので、2026年以降に何らかの動きがあるのかもしれないが、特急「ふじかわ」の動向で気になるのは中部横断自動車道との関係性である。今後高速バスやクルマにお客を奪われるのは確実だろう😰この件は鉄道友の会静岡支部の例会でもたびたび話題になる。「快速化」と言う悲しい憶測を言う会員も少なくない次第😢

昨今は「ゆるキャン△」と称する山梨県や静岡県を主題にしたアニメの影響もあって、聖地巡礼という事もファンの間では行われている😍特急「ふじかわ」の別シリーズとして「ゆるキャン△」と言う臨時列車が運行した事もあった😍「ミトーカデザイン」のような大げさな列車は絶対に登場しないが、身延線と特急ふじかわの話題は今後も注目だ😆

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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