【東海道線静岡地区の乗車記から見る】COVID-19による緊急事態宣言化でも「満員電車」はなくならないのか?
東海道線静岡地区の乗車記から見るCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による緊急事態宣言化でも「満員電車」はなくならないのか?相変わらず朝や夜の時間帯は通勤通学利用で混雑しているが、土日祝日になると旅行需要の激減や通勤通学利用が減少するため「満員電車」にならない事がわかった。具体的な事例を述べよう

もくじ
★COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の緊急事態宣言・まん延防止等重点処置(マンボウ)発令化においても、なぜ「満員電車」がなくならないのか?🤔

↑COVID-19(新型コロナウイルス感染症)と言う疫病は「人から人に感染する」と言われている😱政治家や役所は盛んに「移動自粛」を2020年2月以降うるさいくらい言っているが、ロックダウン(都市封鎖)でもやらない限り「人の移動がゼロになる事はあり得ない」のが実態である😩
2021年4月には東京都や大阪府などに対して3回目となる緊急事態宣言が発令😫その前段階として「まん延防止等重点処置」(略して「まん防」、「マンボウ」)も発令😫しかし、朝や夜の「満員電車」は混雑した状況が日常的だ😩4月30日(金)には政府の要請によりJR東日本や首都圏の私鉄は土日祝日ダイヤで運転して、意図的に利用者削減を狙った😏
公式には「多客により輸送障害が起きた」と見ていないものの、報道等を見る限りは明らかに普段よりも混雑していたと言わざるを得ない😩そのため西武などの一部は5月6日(木)、5月7日(金)も土日祝日ダイヤで運行する事を止めて、通常通り平日ダイヤで対応する所も出てきている😏
結果的に言えば、テレワークやリモートワークが進んでいない証拠で、「人と人が会わないと何もかもが成立しない」のが実態である。ヤフコメや一部識者は「政府や経済界が会社の社長や影響力ある人物にテレワークやリモートワーク推進を働きかけろ」ともあるが、実際には必要な道具(パソコンや通信環境等)を誰がナンボのコストを負担するのか?実際にはどのように仕事を進めるのか?と言った実務上の問題があり、今日や明日から速攻で始める事は出来ない。むしろこんな事をやるならば「年単位で時間がかかるわ😩」が実態のため、政府がどんなに呼びかけもテレワークやリモートワークは増えない、すなわち通勤で必要な移動手段である鉄道の混雑も減らない(嫌でも外出しないといけない)のだ😩
徹底した移動の自粛、テレワーク・リモートワークを行う事、密集・密閉・密接(いわゆる「3密」)を防ぐ、5人以上の会食(いわゆる「飲み会」)を行わない、マスク着用😷、検温、手などへのアルコール消毒、電車(列車)内では会話をしない・・・などなど大きく生活スタイルも変わった😫
2020年2月から2021年4月までの乗車記と乗り鉄を振り返ってみると、鉄道利用にも大きな変化があった😫結論から言えば「利用者の大幅減少」😫である。
利用者の内訳を見ると通勤通学や日常生活の一環(買い物や通院など)でしか鉄道利用が行われていない事がわかった😫
そのため、朝や夜の「通勤電車」は混雑したままで今までと大して変わらない😫一方で出張の抑制や旅行需要の停滞などにより、新幹線・特急・高速バスは利用が激減している😫
なぜ「満員電車」はなくならない?🤔
【2020年2月~2021年4月乗車記。平日の東海道線静岡地区では朝や夜の混雑時間帯は多少利用者が減った程度😅】

↑実際の「乗車記と乗り鉄」と言う形で「満員電車」の現状を述べたい。地域によっても差はあると思うので一概には言えないものの、私が日常的に使っているJR東海の東海道線静岡地区(熱海~豊橋)の現状を中心に見る。私が他都道府県に遠征した際も平均すればこのような傾向ではあったと言う点も付け加えておく😅
東海道線静岡地区で最も混雑するのは大きく分けて🤔
①三島~沼津~富士
②清水~静岡~島田
③掛川~浜松
と言える。中でも②は以前から輸送量(客数)・両数とも多く、通勤通学ともまんべんなく利用がある😆これが①や③だと都市・産業構造の違いなどから通学利用の方が比較的多くなる😰
平日朝の混雑時間帯(6時30頃から9時頃)、夜の混雑時間帯(16時頃から19時頃)に関して言えば、立ち客がかなり多い「満員電車」となっている😩
身動きが取れないほどの混雑ではないが、ドア付近はお客が「密」になって大量になっているし、列車によってはドアとドアの間の通路も立ち客でビッシリという事も珍しくない😲COVID-19が日本でも次第と広がりだした2020年春頃は、政府や企業がテレワークやリモートを推進した結果、一時的に立ち客がまばらになった事もあった😌
しかし、テレワークやリモート自体が次第と減少し、結局は会社に出勤しないと仕事が成立しない人が多く(業種はなんであれ)、再び元の「満員電車」が復活した・・・と言うのが私の見立てである😅
通学利用の学生も同様で、春休みや夏休みと言った長期休暇中こそは一時的に利用が減って「満員電車」も解消されるが、休みが明ければ再び混雑して「満員電車」復活となる😩学生は大学生ならばともかく、制服を着用した中学生・高校生はやはり利用が多く「リモート授業」なるハイテク学習も静岡県では広く普及していない模様だ🙄そのため学校に通わないといけないのである😅
結局のところ、「満員電車」を減らすという現実を何も知らない政治家や役人が掲げる目標には程遠く、会社に行かないと(人と直接会わないと)仕事が成立しない、ネット環境が不十分なのでリモートで仕事や授業が出来ない→なので通うために電車(列車)に乗らざるを得ないのが実態である😲
これは全国共通で言える話で、「人と会う」と言う根本的なスタイルを変えない限り「満員電車」を減らすという事は現実的には出来ないのだ😏
【2020年2月~2021年4月乗車記と乗り鉄。早朝や夜遅い時間、土日祝日だと1両に数人しか乗っていない😱】

↑2021年2月12日(金)の静岡23時44分発の882М沼津行き😅
【2021年2月乗車記/今まで満席が当然だったのに今や10人しか乗らず】JR東海バス「ドリーム静岡・浜松号」に乗る
↑こちらの記事も参照
882Мはこの日の最終列車であったが、空席がかなり目立つ😰以前は乗り遅れないようにするために発車直前になると、駅員が何人も出てお客を誘導したり、お客も走って飛び乗るような事がもはや日常だった😱しかし、この日はこのような光景もなくなっていた😱
静岡駅の周辺を歩けば出歩くような人はほとんどおらず、酒に酔って何軒も居酒屋をハシゴするような人もいない😏
このような事から、夜遅くまで酒を飲み歩く、宴会を開くという事はCOVID-19の影響で一時的に?消滅しているように見えた。実際に882Мに乗っているお客を見ても、”酒に潰れている”人は少なく(COVID-19以前はかなり多かった😅)夜遅くまで仕事をしていた人(遅番だったり、残業だったり)がほとんどだ😅
明らかに夜遅くの鉄道利用は減少している😲静岡駅周辺の場合は20時以降は利用者がかなり減っているような気がする🙄
これもやはり一時的なもので、COVID-19ワクチンが全国民に普及し、獲得免疫が出来れば、社会経済活動もCOVID-19以前と戻るだろうから、その時になれば20時以降の鉄道利用も増えるだろうし、”酒に潰れる”旅客も増えだすと察する🤔

↑これが早朝の場合通勤通学利用の有無によって大きく左右される事もCOVID-19により鮮明になった😰早朝の場合は、平日でも土日祝日でも一定の通勤通学利用がある事😌
しかし、2021年1月2日に乗った311系の3109F岐阜行き(静岡5時28分発)はご覧の通り誰も乗っていない😱正月早々から通学利用はほぼ皆無で、通勤利用は極少数😰例年ならば観光客や同業者(鉄道ファン、乗り鉄)の利用が期待出来るが、それも激減😞そのため「1両貸切」と言う状況が完成してしまった😱これが翌週の1月9日の同じ列車に乗った時には、一定の通勤通学利用があった😌


↑一方で土日祝日の利用も大きく減少😱しかも活動時間とされる夕方の時間帯で😰
2021年2月6日(土)に熱海17時38分発の463М島田行きは富士駅を18時17分に発車すると、ご覧の通り「貸切状態」😱他の日でも熱海・沼津→静岡へ向かう土日祝日夕方から夜間の東海道線に乗ったが、「貸切状態」になる事が多かった😩これはCOVID-19以前あまり見かけない事で、通勤通学利用がない日・時間帯は鉄道利用が激減していると実感した😱
すなわち、COVID-19により旅行需要が大幅減少したこと、いろんなイベントが中止になった事、そもそも外出を自主的に控える動きが強くなったため、どうしても移動しないといけない仕事・学校関係を除き、鉄道を始めとした公共交通機関は使う人が減ってしまった😱
鉄道会社が利用者減少で経営的に厳しい状況になっているが、通勤通学利用は根強いものがあるものの定期券利用が主体のため、決して利益率というような収益の面では大きく貢献していない😫それが大きい新幹線や特急、旅行商品を使ってくれた方が鉄道会社にとってはメリットでもあるが(この事について”みなまで”説明すると長くなるので詳細は省略する😅)、その部分がゴッソリと欠けてしまっている😫稼ぎ所がほぼ全て消えてしまったのである😫
【やはり移動の主体はクルマか?🤔】

↑やはり移動の主体はクルマなのであろうか🤔
通勤利用で平日の朝や夜は幹線道路を中心に長い渋滞が出来るのは相変わらずだ😫土日祝日になれば、駐車場を完備したロードサイド店もクルマが多数止まっているし、入場待ちの渋滞が起こるのも相変わらず😫
東海道線のような本数が多い路線であっても土日祝日の昼間の利用は今一つで、極端な話を言えば駅前にロードサイド店があったとしても鉄道やバスと言った公共交通機関を使って買い物に来る人の方が圧倒的に少ない😫これは普通に考えればわかることで、世の中の産業構造がクルマ中心であるため😩買い物だとなおさらで、帰りに買った物を持っているので、クルマと鉄道(など公共交通機関)のどちらで運んだ方が簡単か?🤔と言われたならば、それはどう考えても前者である😩私だって買い物の際に後者を使う選択は原則としてない。”面倒の極り”なのである。
何が何でも公共交通機関を使って生活するというのは、”天下の大東京”であってもそれは不可能と言う事。そもそも公共交通機関を使う人と言うのは、会社からマイカー通勤禁止とされているか、クルマを持っていない、運転免許証がないのいずれかである。どれか1つでも否定される事案であれば、わざわざ公共交通機関で移動する必要もなく、クルマオンリーなのだ。だから朝の渋滞は解消されないのである。
これは今に始まった事ではないが、COVID-19の感染リスクを低くするためクルマがある人は「どうしても使わないといけない時」を除き、公共交通機関は余計使わない傾向が高まった😫
★結論
テレワークやリモートワークが極端に広がらない限り「満員電車」は消えない🤩
学校も同様で、リモート授業が広がらない限りやはり「満員電車」は消えない🤩
これについては、各企業・各学校の事情や取り組み状況により異なるし、仕事だと営業職や事務職であっても、顧客の所へ直接出向き商談や業務等を行わないと成り立たないのが現状だ😏それが世の中多いのである😏だから「満員電車」が消えないというのがこの記事における結論だ。
仕事の中には「ソーシャルワーカー」と称する直接現場に行かないと業務が出来ない人も多数居る。そのような仕事は根本的にテレワークやリモートワークは不可能である😌いわゆる「ブルーカラー」もその典型で、むしろそういう仕事があるからこそ日本と言う国が成り立っているという事を忘れてはならない😌
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