【2017年3月乗車記/キハ120-310石見神楽トレインに乗る】三江線廃止までの”参考”になる記録⑬

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【リライト記事】2017年3月乗車記と乗り鉄。石見簗瀬駅から夕方の江津行き430Dに乗車。浜原発のため車内は空席がかなり目立つ。やってきたのはキハ120-310の石見神楽トレインであった。三江線一部区間しか運転しないためお客が少ない。これが三江線の現実であった。江津駅には「お客さんが少ないので三江線は辞めます」と衝撃的な掲示物があった

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前回までの続きは下記をクリック

【輸送密度50人!利用者が極端に少なかった】JR西日本が三江線を廃止した理由

【2016年3月乗車記/存在感が薄い?まずは尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録①

【2016年3月の乗車記と車窓422D三次→浜原/1両でお客はたったの5人!】三江線廃止までの”参考”になる記録②

【2016年3月乗車記と乗り鉄/422D浜原→江津/江の川が豪快に見える車窓!】三江線廃止までの”参考”になる記録③

【2016年3月と2017年3月を比較すると微妙に変化!尾関山駅を現地調査】三江線廃止までの”参考”になる記録④

【2017年3月乗車記と乗り鉄/夕方に三次~式敷を往復!廃虚と化した式敷駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑤

【2017年3月乗車記と乗り鉄/混雑した三次から朝一番422D/口羽駅は地域ぐるみで三江線を応援】三江線廃止までの”参考”になる記録⑥

【地上からホームまで116段の階段がある「天空の駅」宇都井駅を現地調査】三江線廃止までの”参考”になる記録⑦

【普通列車さえも通過する峡谷沿いの無人地帯の秘境駅!長谷駅を現地調査】三江線廃止までの”参考”になる記録⑧

【2017年3月乗車記と乗り鉄/廃止1年前に最混雑列車424Dに乗る】三江線廃止までの”参考”になる記録⑨

【2017年3月の石見川本駅のゴールデンタイム!石見川本駅の周辺を現地調査】三江線廃止までの”参考”になる記録⑩

【石見川本で昼休憩後の426Dに乗る/川戸駅を現地調査すると交換設備が残っていた!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑪

【地元客が多かった429D三次行き/今にも列車交換出来そうな石見簗瀬駅を現地調査】三江線廃止までの”参考”になる記録⑫


【乗車日】2017年3月20日(月)
【列車番号】430D(江津行き)
【時刻】石見簗瀬17:25→江津18:57
【車両】キハ120-310(石見神楽トレイン)+キハ120-315

【備考】時刻、描写等は全て当時のもの

もくじ

★2017年3月乗車記と乗り鉄。浜原発の430D江津行きはキハ120-310の「石見神楽トレイン」連結の2両!😆しかし数える程度しか乗らず😱

2017年3月乗車記と乗り鉄。三江線は浜原始発の列車が何本か設定されている😆
430Dは三次方面からの接続はなく、完全に地元客を相手にした列車だ😆利用の主体は足の長い三次~江津を”通し”で運行する列車で、廃止が近く全国から同業者(鉄道ファン)が殺到しているため、2両に増結😆

【キハ120-310「石見神楽トレイン」に乗る😆】

↑石見簗瀬駅で列車を待つ😌警報機、接近放送等は皆無😩何の予告なく、遠くからレールを伝わる音が聞こえると430D江津行きが来た🥳キハ120-310の「石見神楽トレイン」だった😆

↑”昼休憩”時に石見川本で見かけた、「石見神楽トレイン」のキハ120-310はこの日、運休日と聞いていたが、運用が変更になったのか営業する事になったらしい🤔後日聞いた話では三次から団体専用列車として運行されたようで、浜原まででお客を降ろし車両を返却回送と言う意味で、425D(浜原14時41分着)の折り返しとして運用される430D江津行きと連結した😆江津到着後は切り離しを行い、車庫がある浜田鉄道部まで回送となった😲

↑前側の「石見神楽トレイン」は全ての駅でドアが開閉するので、お客が集中しやすい😂後ろ側のキハ120-315は江津までドアが開く事がないため、お客が来にくいと思いこちらに乗車😆


315側の運転席には人影。どうやら先ほどの回送を浜原まで運転してきた運転士のようで、430Dではきっぷ販売等の業務がないため、運転席に座っていた😅

どうやら運転士は「送り返し」と言われる勤務形態であった😅

【2両になっても極端にお客が少ない三江線😰】

430D全体では私を含めてたったの2人だけ。もう1人の乗車区間は短く、乙原(おんばら)で下車。まさかの「貸切」になってしまった😰

沿線の踏切では開くのを待っているクルマが6台も。やはり移動手段は三江線よりもクルマで、三江線は頼りにされた存在になっていなかった😰

430Dのように明らかに地元客でないと乗る事が出来ない列車は、とにかくお客が乗らない😩各駅に停車するごとにドアが開くが、キハ120特有の「ポーン!ポーン!」と言う音が聞こえてこない。つまり、ドアを通る人が居ないので、乗降ゼロが連続する😩

やっと人の動きが見られたのは、石見川本。「石見神楽トレイン」側に数人が乗ってきた🥺431D浜原行きと交換。2両で10人程度の乗車で、決して多いとは言えない😫
430Dはこの先、因原で3人乗車、石見川越で1人下車、川戸で1人乗車、他にも何駅かで数人ずつの乗降が見られたが、いずれにせよ「寂しい人の動き」と表現するしかない😩

★三江線廃止後はどうなるのか?🤔

(当時の記述のため、2021年とは異なる事もある。当時の記述をそのまま反映させる意味で、2021年現在の最新情報は原則掲載しないので、ご了承願いたい)

430Dの車内で思ったのがこの事だ。
三江線よりも並行する道路がはるかに立派で渋滞もなくスムーズな流れとなっている。
具体的な駅間で並行する道路名を記述すると・・・

◆江津~因原=国道261号線
◆因原~粕淵=島根県道40号線
◆粕淵~三次=国道375号線(但し完全並走していない)

単純に三次~江津を道路交通で行けば、約60km程度で済むので、両都市間を直接結ぶ場合は別経路が妥当と言える😩
三江線の各駅を結ぶ場合は、上記並行道路を通る事になるが、運行経路としては三次~江津の”通し”は考えにくい😫実際にもそうなった😫
なぜならば、日常的な利用が少ない事、同区間を移動するならばクルマが一般的と言うかそれが便利。日常的な利用がある区間でバス路線は分割するのが現実的で、分割場所で先に行くバスに接続するのが妥当だろう😰
分割場所はいろいろ考えられるが、石見川本や粕淵・浜原、口羽になってくるだろう。口羽は県境付近にもなるため、ここでの分割可能性は高い😫

また、全ての駅にバスが入れるような道路になっていないのも三江線の特徴。一部駅はバスすらも立ち寄らないのではないか😫
三江線が廃止されて、バスに転換しても経営的には厳しい事が予想される。鉄道よりもバスは廃止が容易なので、気付いたらバスも消えていた・・・と言う事例も全国的に見るとあって、三江線の代替バスもそうならない事を願いたい😰

島根県の三江線沿線に対して、廃止後の代替バスで望む事は?と言う問いに、多くを占めたのが増便🙄
やはり、便数が少ないと使えない。利用があってもよさそうな江津~石見川本で見ると、午前中は1往復だけ、午後は数本あるが昼間の426Dの次は夕方の430Dで4時間もない😫

川戸で下車した時に、次の江津行き列車が4時間もないのが不思議で仕方なかった。こんなにも列車なければ、「三江線は存在しない」と言わんばかりのダイヤだ😫

2016年に廃止されたJR北海道の留萌線留萌~増毛では、午前中は同区間と同様の状況だが、午後は概ね1~2時間に1本はあった。単純な比較は出来ないが、一般的に考えて人の移動が多い時間帯(朝や夕方等)に本数を増やさないと意味のない存在になる😫
現段階では、どのようなバス路線になるのか結論は出ていないが、使いやすいダイヤ、三江線が通らなかった地域にも路線網を拡大するべきだろうと思う🙄

★石見神楽トレインは江津駅で切り離し😫

↑石見神楽トレインは、三江線のシンボルだ🥳基本的には三江線での運用だが、車庫のある浜田に出入りする関係で山陰線の普通列車で江津~浜田以外にも、間合い運用等で出雲市~江津でも営業する😅

↑江津では切り離し作業🙄
キハ120-310の石見神楽トレインは「回送」のサボが入り、どこかへ消えてしまった😫
キハ120-315が19発08分発の431D浜原行きとして営業に就く。これがこの日の最終列車で、なんとも早い営業終了時刻だ😫

↑浜原への最終列車として準備中の431D😅19時台が最終とは極めて早い。お客はたったの3人しかいなかった😨それが三江線の現状である😫これをしっかりとしている同業者(鉄道ファン)は少ないような気がする🙄

【お客さんが少ないので三江線は辞めます😞】

↑乗り換え列車との時間があったので、江津駅の改札口を出ると、三江線を廃止する公的書類が掲示されていた😲
廃止予定日は「平成30年(2018年)4月1日」であった😲

廃止理由は「三江線は鉄道の特性を発揮出来ない事」とあった😞


簡単に言ってしまえば、「三江線はお客さんの数が少なすぎるので鉄道を辞めます」と意味だ😭「最後通告」にしか私には見えなかった😭

これで2017年3月の三江線の乗車記と乗り鉄は終わり😭次回は同年7月となった🥳

14回目に続く(下記リンクをクリック。4月26日公開)

【2017年7月乗車記と乗り鉄/レール温度上昇で運休!飲料水を販売する自販機もない!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑭

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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