【2021年2月乗車記/今まで満席が当然だったのに今や10人しか乗らず】JR東海バス「ドリーム静岡・浜松号」に乗る
2021年2月乗車記。JR東海バスの夜行高速バス「ドリーム静岡・浜松号」に乗る!今までは満席になる事が当たり前で直前だと予約が取れない事も多かった。しかしCOVID-19の移動自粛等の影響で大きく様変わりした!たったの10人しか乗っていなかった!静岡駅から東京駅まで乗ると車内、運行体制にも大きな変化があった!

【乗車日】2021年2月12日(金)~2月13日(土)
【便名】ドリーム静岡・浜松号(JR東海バス運行、東京駅・東京ディズニーランド行き)
【時刻】静岡駅23:59→東京駅6:10
【車両】三菱エアロエース744-19954(名古屋230か1954、4列座席)
【経路】静岡駅→一般道→静岡インター→E1東名→横浜町田インター→国道16号等→横浜駅YCAT→首都高速湾岸線等→東京駅日本橋口
もくじ
★2021年2月乗車記。今まで満席が当たり前だったのに今や10人しか乗らず😱COVID-19で様変わりした夜行高速「ドリーム静岡・浜松号」に乗る😆

↑2021年2月乗車記。東海道線の880М静岡行き(静岡23時42分着)に乗る。1日1往復だけある転換クロスシート車の311系だ🥳この日は「花金」(平成生まれの読者諸氏は知らないか😱)なので今までならば、テンション高いお客で混雑する列車でもあった。
しかし、COVID-19による外出自粛や飲食店・飲み屋の時短営業でそのようなお客は皆無だった😏仕事帰りのわずかなお客がのっているだけだった😏車内の人数も明らかに減っており、どの車両も10人以下であった😩にわかに信じられない状況でもあったが、静岡で接続する沼津行きの最終列車882М(23時44分)を見ると🤔

↑空席が目立った😏今までならば立ち客で混んでいたし、最終(終電)でもあるので駆け込むお客も少なくない😅しかし、この日はそれが全くの皆無だった。社会情勢が大きく変わったと実感した😲
改札口を出て静岡駅のコンコースを歩くが、人の姿はほとんどなく、通路の照明も以前と比べればかなり暗くなっていた😨
【乗る前に「ドリーム静岡・浜松号」の予約状況を確認すると🤔】

↑高速バスネット(JR系の高速バスのきっぷが買える予約サイト)で乗車日の「ドリーム静岡・浜松号」の予約状況を確認すると🤔
お客が居る(予約が入っている)事を示す「×」の表示が7席しかなかった😨
残りは全て空席(販売可能な席)である😨これは発車4時間前の状況だ😱この画面に表示がない1~4列目(正確に言うと1~3列目)は女性専用席である。
数日前の段階だが、割引きっぷがまだかなりの数残っていた😲これは今までではありえない事で、発売開始早々に売り切れてしまう事が常だった。割引きっぷと言っても静岡駅→東京駅の場合、定価で3,600円が3,300円になる程度である。大した事がないので定価の運賃を選択した。
COVID-19以前は特に金曜日発は直前で予約が取れる事はほとんどなかった😫お客も多く2台運行もそれなりにあった😲しかし、COVID-19の移動自粛で公共交通機関は大幅な旅客数減少になった😫特に高速バスは昼便・夜行便問わずに鉄道以上の減少で、需要に合わせる形で大幅な減便若しくは全便運休となっている事が少なくない😫
【COVID-19で様変わりJR東海バス「ドリーム静岡・浜松号」に乗る😆】

↑ここからは「ドリーム静岡・浜松号」の乗車記である。
静岡駅の到着は0時02分であった😅このバスは浜松駅から来ており、途中掛川駅や東名吉田(吉田インター)等で乗車の取り扱いがある。道路状況等により多少遅くなるのは仕方がない。車両の運用的には昼間の東名ハイウェイバスで東京駅から浜松駅に送り込み、折り返しが「ドリーム静岡・浜松号」になる形だ😲
静岡駅から乗ったのはたったの4人であった😱COVID-19以前ならば乗車する人が10人、20人いる事が当たり前で、中には予約なしで乗ろうとするお客もいた😅乗る人が多ければ多い程発車まで時間がかかるのが高速バスの特徴で、トランクルームにはスーツケース等の大型荷物の積み込みも入るためなおさらだ😫しかし、この日はそのような事はなく0時06分に発車する😲発車まで意外と早かった😲車内はお客が10人しか乗らず😱
COVID-19で4列座席の車両には、牛丼店やラーメン屋等の飲食店のカウンター席で見られる「簡易な仕切り」を設けるケースが見られる😲これは飛沫感染防止なのであるが、飲食店ではそれが標準になっていても、高速バスでは社によって温度差があるようで、JR東海バスの744-19954号車については、それが設置されていなかった😫他の車両にはあるのかもしれない🤔JRバスグループだと西日本JRバスの一部車両で同社開発の仕切りを設けているようだが、これを他のJRバスグループでも展開しておかしくない状況だろう。なお、運転席と客席の仕切り部分には透明のアクリル板が設置されていた😌
744-19954号は三菱エアロエースの新型🥳JR東海バスご自慢のワイドシートがさらに進化し、数年前の車両よりもさらに快適な座席になった😆今やスマホ等の電源を充電するコンセント搭載は当たり前で、USB式の充電器があった😆
バス(車両)が気になる向きではトランスミッションがマニュアルからオートマに変化したのも大きな特徴で、三菱ふそうに限らずいすゞ・日野(Jバス陣営)の車両も今やオートマしかラインナップされていない。コンパクトカー等と同じく三菱エアロエースもオートストップ機能も搭載されており、信号停車中にブレーキを踏んだままにしておくと自動的にエンジンが切れる。発車時は軽くブレーキを話せばエンジンが再起動する仕組みだ。
少ししてある事に気づいた😲それは夜行バスでは定番アイテムだった、毛布とスリッパが消えていた😱見た限り昼間のバスと全く同じ車内設備である😨これはCOVID-19の対策というのは言うまでもない😫
静岡駅発車後、運転士からはこれから先の休憩場所が富士川サービスエリア1か所だけであること、横浜・東京地区の到着バスの時刻の案内に加えて「マスクを着用しているように」と案内される😱
JR東海バスのTwitterで2021年1月早々に同社の社長が動画で登場😲そこには「高速バス車内は換気が徹底的に出来ており、数分で新鮮な空気に入れ替わる。安心してご利用ください」と力説😌
とは言っても、マスク😷がないといくらバス側で換気を徹底していてもCOVID-19を感染させるリスクは拭えない。これは同社に限った事ではないが、昼間の便でも夜行便でもマスク😷着用は必須なのだ。そのためマスク😷したまま寝る😪事になる。
E1東名の静岡インターの料金所を通過。だが本線には入らず東名静岡バス停に停車。お客は乗り降りできない運転停車だった😅ここで運転士が交代する😲今までは浜松駅~東京ディズニーランド(正確に言うと車庫があるJRバス関東の東京支店まで)途中交代なしだった😫2019年頃から乗務行路(運転士の勤務シフト)が変更になったらしく、静岡駅で客扱い後に東名静岡で交代をしている😲
前後の行路を当てはめれば、夕方に東名静岡を発車し浜松駅まで東名ハイウェイバス。そこから夜行で東京までの乗務はなかなか大変😵現状は乗務開始が夕方の東名静岡からなのか?昼間の東京からなのか(この場合事前に名古屋か静岡からも乗務している事になる)不明だ🤔いずれにせよ、仕事としてはかなり大変なので深夜に交代していると察する😌

↑富士川サービスエリアには0時45分に到着。ここで20分間の休憩となる😌今までは発車時刻の表示はカレンダー式の紙の表示であったが、オートマのエアロエースになってからは表示器で行うようになっていた😲車内では停車バス停等を表示する液晶画面に表示し、車外にも行き先表示器に発車時刻を出すほどだ😲これはJR東海バス独自の取り組みなのか?他社でも同様の展開をしているのか?わからない🤔
COVID-19の状況下でも荷物を輸送するトラックは少なくないのであるが、この日の富士川サービスエリアはそんなに止まっていなかった😅これがE1A新東名のサービスエリア等の休憩施設ならば止まり切れないほどのトラックが止まっているのが日常だ。
この先は鮎沢パーキングエリアで1時45分頃から4時00分頃まで運転停車し運転士の仮眠となる。以前はもう少し短かったが、安全のため休憩時間を長くしているように見えた。そのため横浜・東京地区の到着が以前より30分遅くなっている😅
それでも道は空いていたため、横浜駅YCAT(ワイキャット)に定刻より5分早く5時10分に着いた😆2人が下車した。この後は首都高速道路湾岸線に入り東京駅まで直行する。渋滞がなければ40分もあれば十分走る事が出来る😆江戸橋ジャンクションを過ぎて少し先の出口で降りる。するとすぐに東京駅に到着だ😆

↑東京駅には5時57分頃に到着😆定刻より13分早かった。これは夜行バスあるあるだ😆後ろからは名古屋からの「ドリームなごや号」(JR東海バスの三菱エアロキング744-09992)も同時着😆しかし、降りた人数はどちらも5~6人に留まった😞
★まとめ
夜行高速バスはCOVID-19の影響で大幅に客数が減っている事がわかった😱必要なアイテムである毛布やスリッパもなく、これも感染対策の一環だった😱
お客が乗らないとバス会社の収入面で厳しく、走れば走るほど赤字😱だから運休するしかない😞今回の「ドリーム静岡・浜松号」の場合、運行経費(人件費、東名代、燃料代、その他)は1便当たり4万円前後はかかっているだろう🤑損益分岐点は全員が定価運賃で乗った場合、乗車率5割程度は最低限でも欲しい所😵乗った日は赤字運行だったのは目に見えていた😱

↑ところで、東海道線静岡地区の中吊り広告には「ドリーム静岡・浜松号」の宣伝が展開中🤩静岡県内のJR利用者の中でもそれなりの知名度のある夜行高速バスであるが、そもそもの移動需要が無ければお客は現れない😱それがバスに限らず、交通事業者の頭の痛い所である😫
「ドリーム静岡・浜松号」は2021年12月に運行開始15年を迎える😆今までいろんな変遷があったが、COVID-19という非常事態であっても静岡県内と首都圏を夜行で移動出来る唯一の公共交通機関としてしっかり機能している🤩今は踏ん張りどころなのだろうが、他県の夜行高速バスでは老舗と言われる路線でさえも路線の廃止が出ているので、「ドリーム静岡・浜松号」はそのような事が無いように頑張ってほしい😏
そもそもの移動需要が戻ってくれば再び「ドリーム静岡・浜松号」が満席になって、予約が取り難い状況になると私は思っている。今の10人しか乗らないのは一時的な現象という事を信じたい。年間に何回も乗るという静岡県民が多い夜行高速バスなのだ😆
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