【2020年12月乗車記と乗り鉄/特別な特急踊り子?!2100系リゾート21「黒船電車」】特急踊り子を追いかけた⑤
2020年12月乗車記と乗り鉄。伊豆急行の伊豆高原駅で超豪華観光列車THE ROYAL EXPRESSを見る!反対側のホームには真っ黒な車体の列車が入る。2100系リゾート21「黒船電車」だ。これは特急用車両で普段は伊東線・伊豆急行線の普通列車として運用。「特別な特急踊り子」に乗り海側車窓を楽しむ!

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【2020年12月乗車記と乗り鉄/実は50年選手!伊豆急行8000系普通列車に乗る】特急踊り子を追いかけた①
【2020年12月撮影記と撮り鉄/断崖絶壁の伊豆北川駅からE257系2000番台を撮る】特急踊り子を追いかけた②
【2020年12月撮影記と撮り鉄/THE ROYAL EXPRESSと185系を片瀬白田駅で撮る】特急踊り子を追いかけた③
【2020年12月撮影記と撮り鉄/伊豆急行線超有名場所(片瀬白田~伊豆稲取)185系等撮る】特急踊り子を追いかけた④
【日付】2020年12月12日(土)
【列車番号】5643М(普通、伊豆急下田行き)
【時刻】伊豆高原(IZ06)13:15→伊豆急下田(IZ16)13:57
【車両】伊豆急行2100系「黒船電車」クモハ2157
【備考】時刻表には「リゾート21」と記してある列車。乗車券のみで乗れる
もくじ
★2020年12月乗車記と乗り鉄。特別な特急踊り子?!😲2100系リゾート21「黒船電車」に乗る!😆

↑2020年12月乗車記と乗り鉄。片瀬白田駅(IZ10)から12時50分発の5648М熱海行きに乗る。昼間にしては珍しく6両だった😲

↑車内はご覧の通り貸切状態🙄3両でも十分な利用者数しかいない事がわかった😅
【伊豆高原駅にTHE ROYAL EXPRESS😆】

↑伊豆高原駅に試運転中の「THE ROYAL EXPRESS」😆車内の照明も点いている😆運転面の試運転に加えて、車内設備に異常がないかの確認、接客クルーの訓練も行われているように見えた🤔
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響でこの日の段階では営業運転は行っていないようだった😩JR線内でも試運転するようには見えなかったので、伊豆急行線のどこかにいるとは思っていた😅伊豆高原駅は車庫も併設しているので、ここに行けば何かわかると思っていたら、案の定だった😆2021年も北海道で運転する事が計画されており、私個人は北海道でもTHE ROYAL EXPRESSを見てみたいとも思う🥺
【特別な特急踊り子?!😲2100系リゾート21「黒船電車」に乗る😆】


↑伊豆高原駅のホームで撮っていると、伊東方面から「黒い電車」が入ってきた😆ライトの周りにあるサボ(行き先幕)が白い背景に「伊豆急下田」が特徴的😆

↑時刻表には「リゾート21」と書いてある😆一般型車両(8000系)とは異なり、実は特急車両だ😲
今は熱海~伊豆急下田間の普通列車で運転する事が多いが、時々特急踊り子として東京や横浜まで行く事もある😆過去には横須賀線の横須賀まで何回か入線した実績もある😲
今回の乗車記と乗り鉄ブログ記事では「特急踊り子を追いかけた」とした。それから派生した列車についても乗車記と乗り鉄ブログとして「乗車レポート」的に良質でわかりやすくみなさんの役に立つ事😏を書いているが、今回の伊豆急行2100系「リゾート21」は「特別な特急踊り子」である😆それは車内に入ればわかる!😆車内の内容はもう少しお待ちいただきたい😅
「リゾート21」と称する列車は、伊豆急行の2100系の事だ。現在3編成ある。そのうちの1編成がTHE ROYAL EXPRESSである。残りの2編成は普通列車でも用いられる車両で、車体全体が黒くなっているのが「黒船電車」、車体が赤くなっているのが「金目電車」と称する。特にどの列車が「黒船電車」「金目電車」という運用上の決まりはないらしく、どちらが来るか?🙄時の運である🥳点検や特急踊り子で使うような場合は、当然普通列車として運用出来なくなるため、一般的な8000系による運転となる😅
ところで、本当は伊豆高原駅で途中下車し昼休憩の予定だった。予定は未定である🤣急に変わる事は多々あって、5643М「黒船電車」が入線すると「これは乗りたい🤩」となった。定価の乗車券ならば改札口を出場せずに折り返し乗車という事は不正乗車のため出来ないが(当然そんな事は絶対にやらない)、「伊豆満喫フリーきっぷ」を使っていたため、ルール上は折り返し乗車も改札口を一旦出場しなくても正当な使い方である🤩そのため、フリーきっぷの特性をフル活用🥳このような行動パターンが多いので、私はフリーきっぷが大好きなのだ😆

↑車体全体が黒い。下の部分が赤くなっておりアクセントカラーだ😆
「黒船電車 THE BLACK SHIP TRAIN SINCE 2004」
↑というロゴマークも特徴的だ😆詳しい事はわからないが、どことなくJR九州でお馴染みの「ミトーカデザイン」に見える😆THE ROYAL EXPRESSは「ミトーカデザイン」だし、伊豆急下田駅の近くにある「下田ロープウェイ」も同様だ😲「特別な特急踊り子」である「リゾート21」が「ミトーカデザイン」であっても何ら不思議ではない🙄
「リゾート21」と称する普通列車は7両で運転する。全車自由席。もちろん乗車券だけで乗れる😆(特急料金や指定席券等の追加料金不要🤩)
伊豆急行2100系は元々8両で編成を組んでいた。なのに7両で運転?🙄残りの1両はどこに?🙄この疑問の答えは簡単だ。残りの1両は「ロイヤルボックス」と称する特別車両だ😆「ロイヤルボックス」は普通列車で運転する際には連結しない事が多い😩「本当の特急踊り子」として運転する際には連結する事もある(その時の状況によるため一概に必ずロイヤルボックスを連結するとは言えない)。
ドアは車両の中央に1か所だけしかないのは先頭と最後尾の運転席付き車両のみ。他の車両は車両の両端に1か所ずつ、すなわち1両につき2か所ドアがある事が多い😆当然普通列車で運転する事が多い4ドア8000系とは乗車位置も異なる😩
【特別な特急踊り子2100系リゾート21「黒船電車」の車内を見る😆】

↑7号車のクモハ2157の車内。座席の形状が独特だ😆
画像の前側が伊豆急下田方面に向かうのであるが、左側は窓に向くように座席がセットされている😆一方で右側は2人掛けのボックス席だ😆伊豆急行線では、伊豆急下田行きの場合は進行方向左側が海側、右側が山側(熱海行きの場合はこの逆)になる😆そのため、海の車窓がガッツリと見られるように座席がセットされているのだ😆

↑海側をガッツリと見る事が出来る座席😆「単なるロングシート」とはとても言えぬ作りで、1人分の区画がしっかりと決められており、肘掛けも付いている😆だが背もたれは倒れない(リクライニングしない)😫

↑一方で山側のボックス席はこんな感じ😆換気のために窓が開いているが、窓の開け方も特徴的だ😆シートピッチはかなり広く快適な座席😆パッと見た感じではJR東日本の215系(オール2階建て車両)に似ているが、快適さで言えばやはり「特別な特急踊り子」である伊豆急行2100系「リゾート21」の方が上だ😆


↑特別な特急踊り子2100系リゾート21「黒船電車」には”遊び心”🥳がある。運転席に行くと前面展望が可能だ😆運転席がある車両のドアが中央1か所しかないのはこの理由である。前面展望が可能な座席はハイデッカー構造で、数段の階段を昇り降りする。どことなく名鉄1200系パノラマSuperに似ている🙄登場時期はこれと変わらなかったりする。
もちろん前面展望が出来る車両も自由席であったが、何か雰囲気が違う。お客は誰も乗っていない。この車両は7号車なので伊豆急下田行きの場合は、「後面展望」となる😩これでも良いのならば十分満足な座席なのである🤩しかし、運転席の前までは行く事が出来ない😫「締切中 KEEP OUT」の柵⛔
客室と運転席は一応仕切りがあるものの全面は覆っていない。上半分は空いている😅そうなると乗務中の運転士・車掌とお客との距離が近くなるため、COVID-19感染リスクも排除出来なくなる😫そのため伊豆急行では「距離を開ける」という理由で、前3席分(12人分)は使用停止にしているのだ😫
伊豆急下田行きの場合は最後尾になるため、ここには車掌が居る。ここからドアの開閉、列車監視、マイク放送を行う。これが熱海行きの場合は先頭のため、運転士がマスコンを握る事になる。
【特別な特急踊り子2100系リゾート21「黒船電車」から伊豆急行線の超有名撮影場所の車窓は伊豆七島が見える😆】

↑前面展望が可能な座席に居たのは撮影時だけだったので、海側車窓がガッツリ見る事が出来る座席に戻る😅先ほど乗車・下車した片瀬白田駅を発車する。
伊豆急行線の乗車記と乗り鉄のブログ記事を書くのであれば、やはり「伊豆急行線の超有名撮影場所」(片瀬白田~伊豆稲取)の車窓がどのようになっているか気になる所🤔

↑撮り鉄(撮影者)視線ではこのように見えたが、では乗り鉄(乗車中の人)の視線ではどのように見えるのだろうか?🤔







↑片瀬白田~伊豆稲取
車窓から見えるのは大海原😆鉄道の車窓から左を見ても右を見ても海だけしか見えないのは非常に珍しい😆他にそのような車窓と言うと、函館本線の南小樽~銭函、信越本線の青海川駅付近、きのくに線の新宮~三輪崎、大村線の千綿駅付近等が出てくる。
車窓の放送も入り「伊豆七島が見える」と案内される。しかし雲☁がかかっているのでハッキリとは見えない😫これだけは仕方ない。
内容としては定番で、特急踊り子はもちろん、車掌が乗務する普通列車でも放送される😆逆に言えば伊豆急行線は地元の人の利用よりも観光客の利用が多いことを示す😅古いデータになるが2005年頃の「鉄道ジャーナル」で伊豆急行線の実態を探った記事では定期利用が25%(つまり地元利用)、定期外利用(つまり観光客などの一見さん)は75%も占めていた😲今でも(2021年)大して変わっていないはずだ🤔
【伊豆急行線の河津~伊豆急下田間は一転して山になる😰】

↑河津駅(IZ13)に到着。久しぶりに見た街らしい雰囲気だ。2月には毎年「河津桜まつり」で有名で、特急踊り子の指定席も取り難いのが当たり前😩しかし、2021年はCOVID-19の影響で祭り自体が中止で、臨時の特急踊り子さえも全て運休する有様😩定期列車の特急踊り子でさえも1両に数人しか乗っていない指定席が多く、中には1~3号車のお客がゼロ人という事もあった😱

↑河津~稲梓(河津川を渡る)
実はここから伊豆急行線は海が遠くなる😫結論から言うと終着の伊豆急下田まで一切海が見えない😫つまり「山の車窓」となってしまう。
これは「歴史的な経緯」が関わって来る😲伊豆急行線は1961年に東急の手によって開通させた鉄道だが、この当時東急は伊豆で自社グループの観光施設、ホテル、不動産等を手掛けていた。これは今でも変わりない事だが、限られた伊豆の土地に同じく進出しようとした同業者が西武である。特に東伊豆(今の伊豆急行線沿線)は自社施設の進出をかけて東急と西武が激しく競った😖この事を「伊豆戦争」と称するが、結果的には東急が東伊豆における支配下に置いた。一方で西武は中伊豆(修善寺や伊豆長岡など)を中心に支配下に置いた。今の伊豆箱根鉄道駿豆線が西武グループに属している。
伊豆急行線は河津~伊豆急下田間は山沿いを通るがこれは「伊豆戦争」が関係していた。元々東急は海沿いの経路(今の国道135号に沿う経路)のはずだったが、ここに鉄道を作る事を知った西武が無理矢理東急が取得しようとした土地を取得し自社グループの観光施設を作ったのだ。これで東急は海沿いの経路を通る事を止めて、西武の支配下になっていなかった山深い所を鉄道用地とした。東急としては何が何でも下田まで鉄道を通したかったので、河津~下田間「山の経路」になってしまうのは、やむを得ない事だったと言える。

↑稲梓駅(IZ14)に到着😆こんなにも山深い😰秘境駅の感じさえもする😖すると反対側のホームには?🤔


↑東京行きの特急踊り子12号(185系200番台の7両、臨時列車)と交換した😆伊豆急行2100系リゾート21「黒船電車」から185系特急踊り子を見るのが、妙に新鮮だ🤩これが見られるのも残り1カ月を切っている😭
185系特急踊り子は「定番中の定番」であるが、2100系リゾート21「黒船電車」は「特別な特急踊り子」だ🤩車窓の見え方も、乗り心地も、快適さも全く違う🤩しかも、普通列車で運用されるので乗車券だけでも乗れるいわゆる「乗り得列車」だ🤩
静岡県最南端の下田市の街並みが見えると終着の伊豆急下田に着く🤩ここまで来るのも結構遠く、熱海や沼津からも2時間(列車・クルマとも)、静岡ならば3~4時間、浜松ならば5~6時間程度かかる😵静岡県は広い県なのだ😲
伊豆急下田駅の隣のホームには、超大物新人が「どーや😏」みたいな顔をして待ち構えていた。
6回目に続く(3月1日公開、下記リンクをクリック)
【2020年12月撮影記と撮り鉄/超大物新人!E261系特急サフィール踊り子登場!】特急踊り子を追いかけた⑥
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