【2020年8月乗車記/栄枯盛衰の身延線~313系ワンマン列車】鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」⑥
2020年8月乗車記と乗り鉄。鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」。甲府からは身延線に乗る。313系3000番台によるワンマン列車だ。甲府盆地が尽きる鰍沢口までは立ち客が出るほど車内が混雑する。鰍沢口~身延間は険しい山が続く車窓。立派な鉄道施設が多数残る事に気づく。しかし今は寂しい姿になっている栄枯盛衰の身延線

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【2020年8月乗車記と乗り歩き/東海道線(静岡→沼津→熱海)ホームライナー沼津2号車内から富士山を見ようとするがまさかの企画倒れ!】鉄道友の会静岡支部主催例会「富士山をめぐる鉄道」①
【2020年8月乗車記と乗り歩き/御殿場線はとにかく登る!2536М沼津→御殿場】鉄道友の会静岡支部主催例会「富士山をめぐる鉄道」②
【2020年8月乗車記/御殿場駅→富士山駅までバスに乗る】鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」③
【2020年8月乗車記/富士急行トーマスランド号に乗る】鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」④
【2020年8月乗車記/中抜けしてE353系特急かいじ23号に乗る】鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」⑤
【日付】2020年8月30日(日)
【列車番号】3636G(身延線富士行き)
【時刻】甲府14:56→身延16:23~16:30→富士17:55
【車両】313系3000番台V12編成クモハ313-3012
【備考】今回は甲府~身延間についての乗車記とする
もくじ
★2020年8月乗車記と乗り鉄。身延線313系3000番台のワンマン列車に乗る😆

↑2020年8月乗車記と乗り鉄と乗り歩き。鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」。大月~甲府間は特急かいじ23号に乗った。一行とは別れての行動であったため、身延線の3636Gで合流する旨を伝えていた。一行が甲府まで乗った中央東線の439М(14時44分着)を撮影するものの見事に失敗する😫
【甲府駅の身延線ホームは中央東線よりも離れた場所にある😅】
甲府駅は「変形国鉄配線」のホームで中央東線の2面3線(側線部分の線路は除く)がメイン。”隅に追いやられた感じ”がするのが身延線😫東側に行き止まり式の1面2線のシンプルなホームが身延線だ😆ここのホームの管理もJR東日本の担当だが、やってくる列車はJR東海の車両だけと不思議な世界でもある🥳
改札口は1つしかなく、一旦1番線ホームに進む。エスカレーター・階段を降りたら1番線の長ーいホームを約150メートル歩かないと身延線に乗ることが出来ない😵身延線ホームの手前にあるのが🤔
きっぷうりば
乗車券・自由席特急券
と古びた小屋。屋根にエアコンの室外機があるので小屋の中は冷暖房完備らしい🤣
しかし最近使われた雰囲気がない😱そもそもホーム上で駅員が出て、きっぷを”手売り”すること自体今やほとんど見かけなくなった😞これも時代の流れなのだろうか😞一定数のお客はチケットレス(Suica等の交通系ICカード、えきねっとチケットレス)で乗っているので、紙のきっぷ時代買わなくなった。ともなれば古びた小屋は役目を終えたと考えて自然だ😞
これは中央東線に限った話で、身延線についてはチケットレスとは言い難い。富士~西富士宮を除き交通系ICカードは使えないし、特急ふじかわの特急券もチケットレス化していない😫特急券自体はインターネット購入が可能で、「えきねっと」でも買える😆しかし、JR東日本管内の駅での受け取りが条件で、JR東海管内の駅では受け取りが出来ない😫JR東海は広く宣伝はしていないが、JR西日本が運営する「e5489」はJR東海管内の在来線特急の特急券も買う事が出来て、JR東海管内の駅でも受け取り可能となっている😆広く宣伝しないので、知らない人の方が多い😫
身延線では無人駅が大多数で(内船や下部温泉等の特急停車駅であっても)、普通列車はワンマン運転(列車番号Gが目印)がほとんど。身延線からのきっぷなし客は甲府駅改札口で精算するか、車掌が乗っていれば車掌からきっぷを買うしかない。ならば、この小屋の役目もありそうだが🤔


↑鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会参加者一行は見る事がなかった、14時35分発の静岡行き特急ふじかわ10号🤩373系F10編成であったが、昼間にもかかわらず「よく乗っている」😇むしろ中央東線の特急よりも多い程だ😆

↑313系3000番台が身延線普通列車のメイン😆「2両ワンマン運転」が基本で、3636Gも例外なくそれであった。14時25分着の3739G(鰍沢口発)の折り返し列車であった。実質的には3636Gが発車する30分前から車内に入って待つことも可能だ😆この時の甲府の天気は晴れ☼気温は36度と蒸し暑い🥵🥵
暑かったので🥵早く車内で待っていたのだが、一行が到着する段階で既に多くの座席が埋まっていた😵「先頭車両」が集合場所であったが、ボックス席は既に先客が居て座れずドア横の2人掛けのロングシートになんとか座る😅
★甲府~鰍沢口間の身延線は本数が多くて、意外に昼間でも混雑する😲
ここからは身延線の乗車記と乗り鉄である。3636Gはワンマン運転であったがなぜか制服を着用した社員が乗って、金手、善光寺とさっそく下車するお客が現れると運転士に変わって対応する🙄「ワンマン列車なのに車掌が乗務?🤔」と思ったが、南甲府でこの社員は下車😅どうやら送り込みの運転士だったらしい😅
JR東海が山梨県側で拠点駅としているのが南甲府駅。JR東海の商品(例えばエクスプレス予約関連、休日乗り放題きっぷ等)の甲府市における販売所だったりもする。一時的な車庫という役割もあるため”ラッシュ用”として使われる313系2600番台(3両N7編成)が昼寝😪💤
それにしても混雑している身延線😅立ち客も若干数😅地元の人たちがほとんどで途中駅からの乗り降りも少なくない😲それもかなりボリュームがあって、国母(こくぼ)と常永(じょうえい)で10人前後が動く😲いずれも無人駅で前の車両のドアしか開かない。
交換する列車が多いのも特徴で、南甲府では3631G、東花輪では3743G、市川大門では特急ふじかわ8号と続く😲
駅の設備が意外と立派なのも身延線で、東花輪駅は側線が2つほどあった。かつては貨物列車が走っているのでは🤔と思うほどの規模だ😲
次の甲斐上野駅では島式ホーム+側線が1つあるやはり立派な作り😆ウンチクとして全国の駅名で唯一母音が「あいうえお」の並びになっている🤩だが肝心の駅舎が簡素な作りなのは残念だった😞

↑市川大門では15時38分~15時43分(所定は15時41分)まで停車。特急ふじかわ8号との交換待ちであるが😅

↑見事に撮影に失敗した😫
身延線における山梨県内で本数が多いのは鰍沢口(かじかざわぐち)まで。ここまでの区間列車も多い。3636Gの車内を見るといつの間にか立ち客が消えて、空席も目立つようになる😅道路的に言えばE52中部横断自動車道の増穂インター付近で、この付近までは交通量が多いものの、ここから身延・静岡方面は減る。これは身延線でも同じこと。地理的には甲府盆地の南側でこの先は険しい山が待っている😖
★鰍沢口~身延間は険しい山が続く!「栄枯盛衰の身延線」とも思う😞
鰍沢口駅発車前、運転席のカーテンが閉められる。「この先は険しい山の中に入ります😏」との宣言にも見えた😖このカーテンは静岡県に入って西富士宮駅に到着するまで開くことがなかった😫つまり、鰍沢口~西富士宮間は山の中で昼間でも暗く、トンネルも断続的に続く「山岳路線」なのだ😲身延線では毎晩のように列車とシカが衝突する事故が起きているが、野生動物が線路上を歩いていてもおかしくない環境だ😱
鰍沢口駅を発車すると、今まであった甲府盆地の明るい開けた車窓がまるでウソ🤥のような感じになる😖周囲は山に囲まれて木々しか見えない。時々山と山を貫く中部横断自動車道が上を通り過ぎる。私も毎年1回以上はクルマで通る道路だが、「こんなに山が深かったかな?🤔」と思ってしまうほど。
甲斐岩間駅には15時55分着。5人程が下車した。地元の人たちの身延線利用も大幅に減ってしまう。途中から乗ってくる人は皆無で、一方的に降りるだけ。もちろん無人駅だらけだ😞国鉄時代~JR発足当初は有人駅が多かったものの、身延線の山梨県内の駅では今や甲府、南甲府、東花輪、身延だけである😞立派な線路設備もあって、木製マクラギとは無縁🤩他の友の会の会員と比べると技術面の知識は乏しいが、私が見る限り線路の維持レベルは東海道線と大して変わらないように見えた🤔今の身延線は「栄枯盛衰」という言葉がまさにピッタリとも思う次第だ😞

↑16時10分、下部温泉駅に到着。温泉街が身延線の車窓からも楽しめるが活気がない😞COVID-19(新型コロナウイルス感染症)でお客が減っている所もあるが、見ているだけ寂しいのは残念だった😞静岡からは列車でもクルマでも決して遠くないので、機会があれば行ってみたいとも思った😆

↑波高島駅の真上には真新しい高架橋😲中部横断自動車道の下部温泉早川インターだ😆2020年8月現在はE20中央自動車から分岐した中部横断道はここまで。この先の南部インターまでは工事中で2021年頃に完成予定🙄工事が難航しており何度も完成時期が延期。この話題も鉄道友の会静岡支部例会でもよく出る話で、結局は中央構造線を”ぶち抜く”必要があるためトンネルが上手く掘れないのも当然と😫JR東海が作っているリニア中央新幹線も然りで、「大井川の水問題」という話は別としても南アルプスを”ぶち抜く”トンネル建設が果たして可能なのか?という事もよく話に出てくる。

↑塩之沢駅。「ここは春になるとサクラ🌸がキレイで・・・」と感想を漏らす別の参加者。その事は初めて知ったが、かつては列車で来る人も多かったようだ。今や数時間に1本の普通列車しか止まらない駅で、見逃してしまいがちな駅なのはやはり残念だった😞ここでも「栄枯盛衰の身延線」という事を思ってしまう😞広い構内が見えてくると身延駅😆ここで少しの休憩となる😆
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7回目に続く(10月31日に公開、下記リンクをクリック)
【2020年8月乗車記/身延線で富士山が見えるはずの車窓だったが・・・身延→富士313系3000番台3636Gに乗る】鉄道友の会静岡支部乗り歩き例会「富士山をめぐる鉄道」⑦
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