【カギを握るのはJR東海?】JR東日本が東京周辺で2021年3月ダイヤ改正で30分終電繰り上げる理由は?具体的な終電時刻は何時になるのか?

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JR東日本は2021年3月ダイヤ改正で東京周辺の全路線全区間を対象に終電(最終列車)の時刻を30分繰り上げる(早くする)事を決めた。COVID-19で利用者が減少している事や深夜の線路整備時間確保が理由だが?具体的な終電時刻は何時になるのか?意外にもJR東日本の終電時刻を決めるカギを握るのはJR東海だ

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もくじ

★2021年3月ダイヤ改正で、東京周辺の全路線を対象に終電を30分繰り上げ

「ダイヤ改正おける終電繰り上げについて」(JR東日本ホームページ)

↑JR東日本は2020年9月3日(木)の定例社長会見で、「東京駅から100キロ以内の全路線全区間を対象に終電(最終列車)の時刻を30分繰り上げ(30分早く終了)する」と公表した。マスコミ報道ではJR東日本への取材や関係者からの話としてのウワサレベルで既に明らかになっていたが、その実態が同社から公式にアナウンスされた格好である。理由としては・・・

  1. COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、深夜時間帯(22時以降)の利用が減少。例えば山手線(JY)の深夜0時台の利用がCOVID-19の前に比べて66%も減少している。そのため終電時刻を繰り上げるのが妥当な状況である。また、終日(朝や昼間の時間を含めて)の利用状況についても山手線では38%減少し、京浜東北線(JK)や中央線快速(JC)等の東京近郊の他路線でも平均約35%前後お客が消えている😱
  2. 夜間の線路整備(線路メンテナンス作業)の時間を確保したい。これは人手不足によるもの。根本的な原因は少子高齢化によるもので、終電を30分繰り上げる事が出来る事で、その分の作業量の増加、品質の高い鉄道輸送サービスのサスティナブル(持続的)に提供するため😅

JR東日本の場合、自社で線路整備をしているわけではない。ほとんどが子会社(資本関係あり)・パートナー会社(資本関係なし)が行っている。JR東日本本体は作業計画の策定や現場での作業監督に留まる。悪く言えば「子会社に実践的な作業を丸投げ」である😫

少子高齢化で働き手が減少しているという事は事実で、さまざまな省力化・機械化を図っている。これは国鉄民営化後から各社で取り組んでいる事で、国鉄時代に比べれば「人が介在する作業」そのものが大幅に減少したというのは事実である。しかし、それでも「完全オート」は不可能で、機械のボタンを押したり、機械が正常に作動しているかチェックする人員は必要である。JR東日本が言いたいのは、「機械のボタンを押したりする人さえも確保出来ない」と言う事である😱

究極的には、「人が介在せずロボットだけで作業が完了する」を目指しているのであろう😱それは山手線における自動運転も同様で、最終的には乗務員すら置かずに列車を動かす事を目標としていると聞く。

↑人手不足で終電を繰り上げる動きはJR西日本でも2021年3月ダイヤ改正から近畿圏で実施する予定である。

【保線作業員が足りない!】JR西日本が近畿圏で終電時刻繰り上げる(早める)理由は?(2019年10月29日の当ブログ)

↑上記ブログで詳しく書いた。参照されたい。

↑JR九州でも福岡周辺で終電時刻繰り上げを検討している。2020年8月の社長会見ではCOVID-19による利用そのものが減少しているため、朝や昼間を含めた幅広い時間帯で列車本数の削減したい方針😫

↑これら3社と一線を画すのがJR東海😇2020年8月の社長会見では「お客の利便性を損なう。どの時間帯に利用しようが平等に利用機会を与えないといけない。終電を繰り上げる事は検討していないし、時間別運賃の導入も検討していない」として否定的な見解を示した。つまり「現状維持」である😆私はこの会見を見て「この会社(JR東海)らしい事だわ😆」と感心した次第。

★終電を繰り上げるカギを握るのは結局はJR東海次第?!🤔

↑JR東日本やJR西日本が・・・

「利用者減少し、深夜の線路整備の時間を確保したいため、終電を繰り上げます😏」

と言った所で、JR東海が・・・

「終電を繰り上げたらお客様の利便性が低下する。利用者減少しようが、深夜の線路整備を行う事が出来る人員が減少しようが、終電繰り上げをしてはいけない😒初発列車を遅くすることもなければ、終電列車を早くする事もやらない😒」

と言ってしまうと、JR東日本やJR西日本、さらには直接は関係しないと思ってしまうJR九州でさえも従わざるを得なくなる😨

東海道新幹線の最終列車が東京・新大阪の両駅に着くのは23:45前後である。山陽新幹線における最終列車が博多駅に着くのも同じ頃である。新幹線のお客は在来線に乗り換える事が多い。

そうなると、新幹線の最終列車が到着する前に在来線の終電を設定する事は出来ない

と言う事だ。例えば東京駅における山手線や京浜東北線等の終電時刻を23:30にする事は出来ないのだ😫

すなわち、「新幹線接続」がある時間帯に終電を発車させることは出来ないのだ。となると、終電はどんなに早くても24時前後となる。東京周辺では25時前後まで列車が動いている事があり、極端なものだと中央線快速の最終の高尾行きの高尾駅到着時刻が25:30を過ぎるが、このようなものは「過去のもの」になるという事だ。東京山手線内では24時を過ぎても列車がジャンジャン発車するが、そのような事も消えると😫

大阪の場合、新快速の終電はJR神戸線方面では新大阪24:19発、大阪24:25発の3555М西明石行き、JR京都線方面では大阪24:25発、新大阪24:30発の3552М京都行きであるが、この時間帯の新快速をやめて、大阪24:00発までとするのであろう😫これを23:40や23:20発までには繰り上げないだろう🤔まだ最終の新幹線が新大阪駅に着いていないか、着いていたとしてもギリギリの接続時間になってしまうからだ。

もしJR東海がこのように言ったとしよう・・・

「最終の新幹線を東京・新大阪駅到着時刻を23:00までとする😏」

と方針を決めたら、東京における山手線や京浜東北線、大阪におけるJR京都・神戸線や大阪環状線等の終電が24時を前に発車する事は今後あり得るだろう😨

いずれにせよ、新幹線の最終列車の到着時刻が東京(JR東日本)、大阪(JR西日本)、福岡(JR九州)の終電時刻を決めると言っても過言ではない

そのため、終電時刻は現状(2020年9月)では24:00より早くなる(繰り上げる)事は「ない」と言って良かろう

↑上記が私の現段階(2020年9月)の見解である。予想しているわけではない。「単なる意見」である。みなさんとの意見が異なると思うので、必ずしも返事をするわけではないが、感想や否定的な意見等があれば当ブログのコメント欄かTwitterのリプライで寄せていただければ・・・と思う。

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KH8000

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