【2019年9月乗車記/長万部町の「まんべくん」登場!/森→新函館北斗間の時間が長く特急が特急に抜かれる?】特急ニセコ号に乗る!④
2019年9月乗車記と乗り歩きと乗り鉄。キハ183系特急ニセコ号に乗る!今回は長万部→函館間。長万部駅ではご当地キャラクター「まんべくん」が登場!森→新函館北斗間は定期特急列車は約30分に対して特急ニセコ号はダイヤ上は通過扱いなのに57分もかかる!特急が特急に抜かれる珍事も!旅行気分を味わう事が出来る列車だ

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【2019年9月乗車記と乗り歩き/札幌→小樽/自由席の争奪戦の理由とは?キハ183系にも電源コンセントがある/どんな観光列車?】特急ニセコ号に乗る①
【2019年9月乗車記と乗り歩き/小樽→倶知安/函館本線「山線」に突入し登り続ける!余市駅では特産のリンゴ製品を販売!】特急ニセコ号に乗る②
【2019年9月乗車記と乗り歩き/倶知安~長万部/左側に羊蹄山を見るが天気が?/倶知安~ニセコ間のみ車内販売】特急ニセコ号に乗る!③
【乗車日】2019年9月16日(月・敬老の日)
【列車番号】9012D(特急ニセコ号、函館行き)
【時刻】札幌(01)7:57→函館(H75)13:40
【停車駅】手稲、小樽、余市、倶知安、ニセコ、昆布、黒松内、長万部、森、新函館北斗、五稜郭、函館
【車両、先頭から表記】3号車自由席キハ183-1501+2号車指定席キハ182-507+1号車指定席キハ183-1505
【備考】①函館本線小樽・倶知安経由②今回は長万部~函館間について書く③「特急スーパー北斗」という記述は当時のもので、2020年8月現在は「特急北斗」の事である
もくじ
★2019年9月乗車記と乗り歩き。特急ニセコ号を見送りに長万部町のご当地キャラクター「まんべくん」登場😆



↑2019年9月乗車記と乗り歩き。大きく右にカーブして、車庫や側線が多数見えてきた😆長万部駅(H47)に到着😆11時27分~11時35分まで停車する。札幌発車後に車掌から放送があった長万部名物の「かにめし」駅弁を受け取る事が出来る駅だ😆繰り返しになるが「かにめし」を受け取る事が出来るのは事前に電話予約した人のみで、予約なしでは買う事が出来ない😫
【長万部町のゆるキャラ「まんべくん」登場🤩】

↑長万部駅に到着。ホームを簡単に歩いてみる😆

↑長万部駅は広~い構内で、線路も無数にあるが止まっている車両は少ない😩函館本線「山線」のキハ150系や

↑函館方面に向かうキハ40があるだけ😞ほとんどは1両単位なので、編成を連ねて何両もつないでいる事はない😞
JR北海道的には運転上における「支社境」と言う所もあって、函館方面に対しては同社函館支社の管轄になるが、小樽・苫小牧方面に対しては同社本社の管轄となる。そのため、特急ニセコ号の運転士も長万部駅で交代となる。
これは余談だが、特急スーパー北斗(特急北斗)の運転士は東室蘭駅で交代する事が原則で、東室蘭~函館間は函館運輸所の運転士が、東室蘭~札幌間は札幌運転所等に所属の運転士が乗務する事になる。一方で車掌は札幌~函館間交代なしの”通し乗務”で、札幌か函館所属の車掌が受け持つ。特急ニセコ号も例外ではなかった😲

↑ドア付近とサボと「自由席」と書いた札を撮影する🤩キハ183系の前の方に行くと‼🤩😆🥳


↑こんなキャラクターが特急ニセコ号を出迎えていた😆🥳キハ183系の横に並んで撮影会となっている🤩カメラ・スマホを持った人が何人も集まっている😆そこにいろんなポーズをする😆長万部町のご当地キャラクターで、「まんべくん」と言う😆
特急ニセコ号が長万部駅に到着する時に出来る限りホームで出迎えるようで、2020年と2021年の特急ニセコ号運転日も登場🤩長万部町の宣伝にもなる存在だ😆だが特急ニセコ号の停車時間は8分間だけ。ゆっくりと「まんべくん」と遊んでいる暇はなく、そろそろ発車時間になってしまう😫
★2019年9月乗車記と乗り歩き。長万部から先は特急スーパー北斗(北斗)も通る函館本線を進む特急ニセコ号😆



↑国縫(くんぬい)駅
2019年9月乗車記と乗り歩き。キハ183系特急ニセコ号は長万部駅を発車😆この先は終着の函館まで特急スーパー北斗(特急北斗)と同じ経路を進む😆これと言って特に新鮮味はない😅定期列車の特急スーパー北斗(特急北斗)との違いは、「キハ183系の3両」と言う事だけであろうか🤔
国縫駅を通るたびに思うのが、かつてあった瀬棚線の分岐駅である事。国鉄時代に今で言う維持困難線区と言う理由で廃止された路線であるが、今や他の路線と分岐していたと言う面影が感じられない😞その史実を知らないのであれば、「単なる途中駅(中間駅)」と思ってしまうだけであろう😱この国縫駅も1日の利用者数が10人を割り込んでおり、このまま減り続ければ駅機能すら消えてしまう状況だ😱
特急ニセコ号はすっかりと静まり返った😞長万部駅の「まんべくん」が出迎えたのは、たった数十分前の話とはいえ、それがウソのような雰囲気だ😩ガッツリと車窓を見たり、特急ニセコ号の列車旅・乗り鉄を楽しんでいる人は少なく、”なあなあ感”とか”飽きたわ”みたいな感じになってきた。「もう、特急ニセコ号の旅は終わっただろう」と😫
特急ニセコ号は名前の通り、倶知安・ニセコを最大の目的地とする特急で、年によっては札幌~長万部間のみの運転と言う事もあった。過去の運転実績を見ていると、兄弟列車の「ワッカ」「ヌプリ」を含めて、今回の特急ニセコ号と同じく札幌~函館間(函館本線「山線」経由)の運転が多い。札幌・函館双方から集客する事もあるが、北海道新幹線が開業してからは新函館北斗駅まで(から)の乗り換えなしで小樽・倶知安・ニセコに行く事が出来る都市間特急としての機能も果たしている😆特急ニセコ号を使って、本州方面からの集客も当然として目標にあろう。だが、本州側では特急ニセコ号の知名度はイマイチだ😩期間限定の臨時列車だからであろう😫
【特急ニセコのキハ183の車内を見ると指定席の方が古い😆号車番号札はガムテープで止めてある🤣】

↑野田生駅(通過)

↑落部駅(通過)


↑車内を簡単に一巡する。2号車のキハ182-507は指定席。座席は大きくリニューアルされていない🙄これを嬉しいと見るか?損したと見るか?私だったら国鉄時代から残る状態の車内に乗れる事自体が嬉しく感じる🤩このような座席であれば、指定席に乗っておけば良かったと後悔する😫
1号車のキハ183-1501も2号車と同じ作りの車内で、なぜか指定席には電源コンセントがない😫自由席の3号車キハ183-1505だけ特別待遇で、全く違った特急ニセコ号の旅が楽しめるのだ😆
北海道の特急は乗車距離が長い事から指定席を好む傾向が強い。特急ニセコ号も例外はなく、自由席よりも指定席の方が混んでいる😆長万部発車の段階で指定席の乗車率が40%程度に対して、自由席は30%程度であった。
2019年の特急ニセコ号はキハ183系の”かき集め”らしく、車内のデッキには号車番号札がパソコンで入力した紙に印刷し、それをガムテープで貼っているだけ🤣まさかの※「広島ガムテープ」が北海道でもあるとは🤣運用も単純で、札幌~函館間の往復するだけ。特急ニセコ号運転期間中は毎日繰り返されるのであった😏
※広島ガムテープ・・・JR西日本広島支社管内の車両で、簡易的な補修の際に業務用の接着剤やビス等で止めずに、一般的なガムテープで止めてある事😅
★2019年9月乗車記と乗り歩き。特急ニセコ号は森~新函館北斗間の所要時間がやけに長い?🤔特急が特急に抜かれる珍事も!🤣

↑森駅(H62)には、12時19分~12時21分までの約2分停車。多少のお客が降りる。

↑すると隣のホームに森止まりの4833Dが到着。函館からの普通列車は森駅止まりの列車もそれなりにある😫本数も少ないため、「青春18きっぷ」等で普通列車の乗り継ぎで札幌~函館間の移動は難しい事で知られている😫
北海道を代表する主要幹線であるが、旅客輸送は特急に依存していると言って良い。逆に言えば、特急が止まらない駅は利用者が少ない事を意味する😫4833Dに乗っていたのはたったの10人程で、2両もあるのにこの人数は少なすぎる😞はるかに特急ニセコ号の方が大盛況だ😆
森駅を発車すると次の停車駅は新函館北斗。12時21分発に対して13時18分着とこの間57分もかかっている😨
こんなに(57分も)かからなかったような?🤔
と思って「JTB小さな時刻表」を開く😅例えば特急スーパー北斗6号の場合、森発が11時38分、新函館北斗着が12時07分。つまり29分で行けてしまう事になる😲特急ニセコ号は特急スーパー北斗6号の倍かけて新函館北斗に向かう事になる😫
「特に急がない特急」🤣なので、これも納得の上でお客は乗っているのであろうが、時刻表を見ると途中駅は全て通過を示す「レ」印。お客が乗り降りできない駅と言う意味で、森~新函館北斗間走り続けるわけではない🤔

↑森~駒ヶ岳
羊蹄山に引き続き、駒ケ岳の頂も雲☁に隠れて見えない😫同じ函館行きでも、函館本線のいわゆる「8の字」区間では駒ヶ岳の見え方が違う😲特急が走る駒ヶ岳・大沼公園経由では左側に、鹿部経由は右側に見える😆この点は「車窓鉄」としてしっかりと頭に入れておくと良いだろう。


↑赤井川駅に到着。12時41分~12時48分まで止まると言う。ホームに降りる事は出来ない😫運転停車だ😫その事を知っていてか?ホームには特急ニセコ号を撮影する撮り鉄が数人😅

↑札幌行き特急スーパー北斗11号(キハ261系)との交換待ちであった😅


↑赤井川~大沼公園(小沼を見る)
「小さい橋を過ぎて左手に周囲24キロの大沼、右手に周囲16キロの小沼がわずかな時間ですがご覧になれます」
と言う放送が入る🥳特急ニセコ号はやはり観光列車だ。
本文には書いていないが、森駅到着前にも観光案内放送が入った。大沼公園駅は単式ホームで列車交換が出来ない。定期列車である特急スーパー北斗(特急北斗)はほとんどが停車するが、特急ニセコ号はなぜか通過であった😫大沼公園の観光利用も含めて止めれば良いのにと思う次第😩
【大沼駅で後から来る特急スーパー北斗に抜かれる特急ニセコ🤣】


↑大沼駅に停車。12時54分~13時02分まで8分も止まる😩運転停車なのでドアは開かずホームに出る事も出来ない😫特急ニセコ号の隣には札幌方面に向かう長編成の貨物列車😏
決定的瞬間を撮影していないが😫後ろから来る函館行き特急スーパー北斗8号に抜かれるための停車だった😱つまり「特急が特急を抜く」のだ🤣時刻表を見ると、特急スーパー北斗8号は森発が12時34分→新函館北斗着が13時06分であった😲
臨時列車だからこそ実現した「特急が特急を抜く」シーン🤣JRグループの在来線特急では探せばあるのかもしれないが、私が知る限り聞いた事が無い🤔少なくても定期列車同士の特急が抜く・抜かれると言う関係になるのは、在来線特急ではないはずで、私鉄だと近鉄大阪線で一部あるくらい。新幹線は広義的に見れば特急なので、例えば「こだま」が「のぞみ」に抜かれると言う現象も「特急が特急を抜く」と言って間違えない😲


↑大沼~仁山。再び小沼を見る🥳
【仁山駅でも運転停車する🙄】

↑1駅進んで仁山駅(H68)。ここでも運転停車。13時08分~13時13分までの5分間止まる😒この駅にも特急ニセコ号の存在を知った撮り鉄が数人撮りに来る🤩
仁山駅では臨時特急同士の交換🤣札幌行きの特急「北斗91号」はキハ283系の5両だった🤩この車両が函館まで来る事は珍しく、JR北海道は2022年度中に引退する方針を示しているので、函館まで来る事も残り数えるほどしかないだろう😞
こうやって森~新函館北斗間57分もかけてようやく北海道新幹線の乗り換え放送が聴こえてきた😆運転停車が3回、合計停車時間は21分もあった😩この区間完全ノンストップならば36分で行けた事になる😆キハ183系とキハ261系では車両性能に差があるため、数分の開きが出てしまうのは仕方ない。
★2019年9月乗車記と乗り歩き。特急ニセコ号は珍しい列車😆函館ではバタバタと折り返す😅



↑2019年9月乗車記と乗り歩き。新函館北斗駅には13時18分に着いた。すぐには発車しない。13時24分の発車まで6分停車する。この駅に来る特急は「スーパー北斗」「北斗」と称する列車だけなので、「ニセコ」と称する列車が来る事は非常に珍しい存在で、偶然その事を知った旅行客を中心にキハ183系にカメラを向ける🤩もちろん撮り鉄も一定数いる😆
特急ニセコ号から北海道新幹線への接続列車は、13時39分発の東京行き「はやぶさ28号」となる。13時24分着の1341М「はこだてライナー」からスーツケース等の大きな荷物を持ったお客が大量にホームに現れる😲これと交換する形で特急ニセコ号は発車する。2020年はCOVID-19の影響でスーツケースを持ったお客は大幅に減っているだろう😞2020年の特急ニセコ号は例年とは異なる姿を見せるはずだ😞


↑新函館北斗駅発車前の自由席車内。札幌からの”通し”の同業者(乗り鉄、鉄道ファン)が6~7人いる😅もちろん17A・B席で前面展望動画を撮影している同業者もしぶとく残っている😅同業者にとっては函館に行くと言う理由もあるのだろうが、特急ニセコ号に乗る事自体が目的地であり、観光地でもあるのだ😆北海道新幹線の線路と並走し、段々と遠くなる。終着の函館までは残り16分ほど。五稜郭停車を挟むだけとなった😢
【特急ニセコから見る道南の車窓😳】

↑桔梗~五稜郭。
特急ニセコから見る道南の車窓😳JR貨物の五稜郭機関区が見えてきた😆北海道の物流を担う重要な鉄道施設の1つで、札幌方面に対しては非電化のためDF200が、青森方面に対しては青函トンネルを通過するため専用機関車のEH800が基地としている😆
特急ニセコ号の車内では五稜郭到着の放送が入る。江差線から変わった私鉄の道南いさりび鉄道と接続する駅だ。キハ40-1796の列車とすれ違う。「アルプスの牧場」のオルゴールが鳴る😆「終着の函館に到着」の放送が入る。これで特急ニセコ号の乗車記と乗り歩きも終わりだ😢函館駅ではすぐに折り返してしまうため、忘れ物が無いように。
【函館駅ではわずか18分で折り返す特急ニセコ😅】




↑函館には定刻通り13時40分の到着だった。キハ183系は函館でゆっくりする事はなく、車内整備の後、13時58分発の札幌行き特急ニセコ号として折り返す。わずか18分だけの函館駅滞在である。なんともバタバタした感じだ😵
13時53分発の札幌行き特急スーパー北斗13号(キハ261系)があるものの、あえて時間がかかる特急ニセコ号にのるお客が一定数居る事にビックリする😲これは特急ニセコ号の乗車を楽しむか、函館本線「山線」の駅までの利用(ニセコ、倶知安、小樽)なのであろうか🙄
★まとめ
特急ニセコ号は2020年9月(キハ183系の3両)、2021年9月(キハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレス)に運行する事が決まっている。年によっては冬場に運行する事もあるが、今の所(2021年9月)決まっていない。
かつては函館本線「山線」経由の特急は当たり前だった。しかし、JR発足後は苫小牧経由の室蘭本線経由が主体となって、”正統派”の経路の特急が逆に珍しい存在になってしまった😞函館本線「山線」を乗りながら旅行気分を味わうならば、まさにピッタリな列車だ😆是非とも乗ってみてはいかがだろうか?
完
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