【2020年3月乗車記と乗り歩き/キハ40の2928D吉松→都城/キット、願いかなう。縁起のよい吉都線】JR完乗を目指せ!㊹
2020年3月乗車記と乗り歩き。吉都線のキハ40の2928D吉松→都城間に乗る!時間があったので「鉄道の街」吉松駅周辺を見学する。「キット、願いかなう。縁起のよい吉都線」。隠れた名車窓路線で北海道を思わせる車窓も?!「隠れた魅力がタップリある、ザ・ローカル線」だ。乗っていて心和む仕掛けも多数あり気持ち良くなる!
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【乗車日】2020年3月24日(火)
【列車番号】2928D(吉都線ワンマン普通列車の都城行き)
【時刻】吉松15:58→都城17:24
【車両】キハ40-8101+キハ40-8056(鹿カコ=鹿児島車両センター)
もくじ
★2020年3月乗車記と乗り歩き。まずは「鉄道の街」吉松駅を見る

2020年3月乗車記と乗り歩き。この日は肥薩線のD&S列車(はやとの風、しんぺい、いさぶろう)を楽しんで、歴史的な駅にも訪問した。この時の模様は後日別タイトルのブログで書く事にする。
吉松駅は肥薩線を所属線としておきながらも、都城までの吉都線(きっとせん)との乗り換え駅である。肥薩線はこの先の人吉までは断続的な峠越え区間で難所中の難所だ。SL(蒸気機関車)が1974年(昭和49年)まで運行されていた路線で、吉松機関区と言う車庫もあった。国鉄に勤務する職員とその家族、さらには鉄道利用者も多かったため、吉松駅周辺は大変賑やかだったと言う。その人たちを相手に商売する飲食店や販売店もあったと言うが、今ではかなり寂しい😞今やコンビニの1軒すら吉松駅前にはない始末だ😫このような街の事を「鉄道の街」と言う。吉松駅は国鉄が公式に定めた「鉄道の街」ではないが、御殿場線の山北、信越本線の高崎のように多くの車両・列車・人が行き交い、鉄道を中心とした街となっていた歴史なのは間違えない。
吉松機関区があった名残は今でも残っており、吉松駅構内は広い。現在でもJR九州鹿児島支社の鹿児島鉄道事業部吉松運輸センターも吉松駅に事務所を構え、運転士等の運転関係社員の配属がある。担当範囲は肥薩線が隼人~人吉、吉都線の全線である。同センターでは車両の配置こそはないものの、肥薩線と吉都線で運転するキハ40、キハ47が留置してある事が多い。


↑14:36発の隼人行き5233Dが発車。キハ47の2両だ。この列車は吉都線の都城発。つまり吉都線・肥薩線経由隼人行きだ。両線は一部で直通運転する列車があるものの、運転体系としては基本的に吉松駅での乗り換えとなる。

↑一時的な車両の留置もある吉松駅。2両だった車両を切り離したり、その逆もあるのだが、必要な作業は全て運転士だけで行っているようだった🙄細かく、正確に、現場で調査したわけではないので、誤りを含む可能性があるが、私が見た限り「構内運転士」「操車係」「誘導員」と言うような社員は見かけなかった。まさに少数精鋭と言った感じだ。吉松運輸センター自体かなり規模が小さな組織なのであろう。


↑吉松駅は改札口の前に線路が無い?ようでここから乗る事は出来ない😫連絡階段で反対側のホームに行く事になる。ホームは1~3番のりばまであって、路線・行き先ごとに発車のりばが固定されていないようだ。駅でその都度、時刻、のりば、行き先を確認する必要がある。経験上、このようなシンプルな駅ほど乗り間違い事故が多い😫しかも本数も少ないので、乗り間違えてしまうと後の予定が大幅に狂ってしまう事にもなりがちだ。吉松駅のようなシンプルな構造の駅ほど、時刻、のりば、行き先の確認を駅で行うと良い。


↑吉松駅の駅舎は懐かしい国鉄時代を思わせる作り😆旅客営業上は有人駅で、JR九州サービスサポート(旧JR九州鉄道営業)が受託した業務委託駅。営業時間は平日が6:35~15:40、土日祝日が11:00~15:20である。それ以外の時間帯は無人駅になるため、運賃の収受等は全て車内で行っている。細かい事はわからないが、営業時間が朝~15時頃までと言うのは本州や四国、九州では珍しいような気がする🙄北海道ではこの時間帯のみの営業と言う駅も少なくないが(例えば花咲線の厚岸駅など)、他の有人駅でもこのような営業時間の駅はあるのだろうか?

↑吉松駅が「鉄道の街」だった証拠として今も後世に伝えるのが、SL(蒸気機関車)のC55形52号機の保存車両であろう😆誰でも自由に見学する事が可能だ。


↑吉松駅の歴史を伝える資料館もある😆吉松駅の発足から今に至るまで貴重な資料を交えながら、しっかりと説明している。その横には売店。鉄道グッズや土産物等が販売しており、この売店は16時までの営業だ。肥薩線の「いさぶろう3号」(14:33着)から吉都線に乗り換えるためには、1時間20分ほどの待ち時間がある。その間同業者(鉄道ファン、乗り鉄)が時間を潰す方法は誰も同じで、吉松駅のホームや駅舎を写真撮影して、資料館と売店を見ると言う行動パターンであった。
★キット、願いかなう。縁起のよい吉都線😆


↑吉松駅の待合室に入る。時刻は15:30過ぎ。既に駅窓口は営業終了。無人駅と化していた。待合室では珍しく畳が敷かれている。その横には
「キット、願いかなう。縁起のよい吉都線」
と言う絵馬が飾ってある。これについては
吉都(きっと)願い叶う!縁起のよい吉都線~絵馬掲示しませんか。(のんびり鉄道みやざき)
↑と言うホームページに詳しく書いてあった。2019年12月~2020年3月にかけて、吉都線の一部駅に絵馬を設置し、願い事を書く。実際に書いた絵馬は神社に奉納すると言う。吉都線にはパワースポットの神社が多いとの事だ。
てっきりチョコレート菓子の「キットカット」がやっているものかと思った😅・・・のであるが、キットカットを販売するネスレ日本とのタイアップ企画で、過去にもこのような事はやっていると言う。この時「キットカット」が食べたくて仕方なくなってきたのであるが、生憎近くで販売している店もなければ、自販機にも置いていない。この日の夜、宮崎市内のコンビニでようやく1個見つけて食べる事が出来た😋

↑立派な作りをした吉松駅。線路も無数ある😆真っすぐ向かえば肥薩線の人吉方面、右側に向かえば吉都線の都城方面となる。

↑跨線橋の上から吉都線の2928Dを眺める😆吉都線は全ての列車がキハ40・キハ47で運用しているので、吉都線に来れば必ずこれら車両に乗れる事を示す😆


↑2928Dの入口には「都城⇔吉松」のサボが差し込まれている。北海道や東北では車両の中央、この写真で言うと赤いJRマーク辺りに差し込まれているが、この車両はドアの横だ。むしろこちらの方がわかりやすい😆


↑車内は登場当時から大きく変わっていない😆ワンマン装置(運賃表、整理券発行機等)、座席のモケット、エンジンを新しくする変更がされている程度だ。今や数を大きく減らしているキハ40であるが、昔のまま残っているキハ40に出会う事は九州ではまだまだ可能。車齢が40年ほど経過しているので、いつ新車になってもおかしくない😞キハ40の1乗車そのものが思い出になっている感じが強くなっている🥳

↑吉松駅を定刻通り発車。ここからは吉都線の乗車記と乗り歩きである。2両でたったの3人しか乗っていない😰吉松駅に5~6人は見かけた同業者も吉都線2928Dに実際に乗ったのは1人だけ。多くが肥薩線方面なのであろう。
JR九州の鉄道網を見ると肥薩線と吉都線を活用すれば熊本から宮崎に行く事が出来る。かつては急行「おおよど」もあったが、今や優等列車はなくてローカル輸送の普通列車のみ。これを道路網で見るとこの経路は高速道路と完全並走しており、E3九州道が肥薩線とE10宮崎道が吉都線との関係である。
JR九州は近年利用者数を公表するようにしているが、吉都線は不名誉な事に同社全路線の中で最も利用者数が少ない路線となっている😰2018年度の実績だが、輸送密度(1日1キロ平均の利用者数)は576人である。北海道の維持困難線区と称する路線(例えば宗谷本線の名寄以北や留萌本線、花咲線等)よりは多いものの、これ程度の数字ならばバス輸送でも十分なレベルだ。吉都線にもパワースポットが多い、霧島連山が見られる等の観光資源はあるものの、利用者数が少ない路線にD&S列車を走らせると言う新規の設備投資が出来ないのも現状。豪華観光列車「ななつ星」の経路にもなっていない。個人的には、「吉都線こそD&S列車を走らせた方が良い😆」と言う感想であった。


↑吉松~鶴丸

↑鶴丸駅

↑鶴丸~京町温泉


↑京町温泉駅。ここから宮崎県。吉都線はほとんどが宮崎県内なのだ。元々は列車交換が出来たようだが、2019年に駅舎が新しくなり、その際に交換設備は撤去されたと言う😫吉都線では距離・本数の割には列車交換可能な駅が多めだ。


↑吉都線の車内でキハ40-8056を。のんびりとした時間が流れる😌暖かい日差しが車内に注ぎ込む😆


↑えびの駅。レトロな感じがしていい😆下車して駅の様子を見ておきたかったが、今回は吉都線内で途中下車する事は出来ず通過利用。えびの市の代表駅でもあるが、無人駅で2928Dの車内に動きはない😩

↑えびの~えびの上江



↑えびの飯野駅
吉都線に乗って きっと吉都 愛に来てね
昔ながらの良い駅舎だ😆地元からのメッセージもあってホッと😌するど同時に感動して泣きたくなる😭吉都線の駅舎と言い、車窓と言い本当に良い😆九州の路線と言うと肥薩線や日南線、指宿枕崎線、大村線等の路線が一般には車窓が良くて、魅力的と言われるが、私に言わせると吉都線もなかなか負けていない!車窓の良し悪しによる順位付けは別としても、吉都線こそが「ザ・ローカル線」と言うような世界が展開されている😆吉都線は鹿児島からも宮崎からも遠く、これが本州各地からとなるとかなり遠い。地味な路線でありながらも、「隠れた魅力がタップリある」のが吉都線であり、キャッチコピーでも良いのだろう。



↑西小林駅はシンプルな作りだが、待合室(駅舎)が赤くなっている🤩これが西小林駅に居ると言う目印であり、個性でもある。眠い時😪に吉都線に乗っていたら、この赤い駅舎を見て起き上がるかもしれない🙄それくらいインパクトがある😆花壇と駅名標とのマッチも良く、しっかりと整備されている🤩

↑キハ40-8056の車内と西小林~小林間の様子。約6キロある区間であるが険しい山の中を超える。吉都線は車窓の変化が激しく、平坦な穏やかなだな😆と思ったら、このように急に木に覆われた山道になる😵しかし、意外と吉都線にはトンネルが無い😲
小林駅には16:37の到着。かなり大きな街だ😲島式のホームを有しており列車交換が可能な構造。この時は反対列車がなく、すぐに発車する。有人駅のため全ての車両のドアが開く。吉都線は原則ワンマン運転であるが、途中駅で後ろの車両のドアも開くのは小林駅しかない。吉都線の地元客の利用は”通し”は比較的少なく、小林駅を境界に入れ替わる形だ。10人程の乗り降りがあった。ダイヤ上は全区間一体的に運転しているため、途中駅止まりは存在しない。日豊本線と接続し、宮崎県下でも規模が大きい都城市へ向かう流れが太い。


↑小林~広原(ひろわら)

↑広原駅はちょっとした秘境駅😅この先で宮崎道を見上げるように越す。片側2車線の高速道路のようであるが、交通量はほとんどない😩宮崎道はJR九州も今や旅客輸送に活用しており、九州新幹線の新八代駅で宮崎行きの高速バスとジャストインタイムで乗り継ぐ事で、福岡・熊本~宮崎間の最速都市間移動を提供している。もはや旧態依然の肥薩線や吉都線は”蚊帳の外”と言った感じだ😞
仮に両線に「特急」とか「急行」と称して特急券や急行券を徴収しても、それは速達目的にしているのではなく、D&S列車と言われる非現実的な豪華車両に乗るための”付加価値料金”と言って良い。そうなれば利用者層は必然的に観光客か乗り鉄だけとなってしまう。

↑広原~高原(たかはる)

↑高原駅では吉松行きの2929Dキハ47-9097と交換する🤩九州では「原」は「はら」とは読まず「はる」と読むのが一般的である。2928Dの車内の様子を見てみる。前の車両には5~6人、後ろの車両には私を含めて2人程しか乗っていない😞利用主体は学生のようで、大人の日常的な利用はほとんどないようだ😞


↑竹藪の中にある日向前田駅😖駅に近寄りがたい雰囲気をしている😖人里ない鬱蒼(うっそう)とした地域?とも思った。だが日向前田駅は秘境駅と言われる事は少ない。

↑日向前田駅を発車すると学校や住宅地と言ったよくある「田舎の街」😆日向前田駅自体は高台の上にあるようで、人里がないわけではないが、車窓からして駅の存在がわかりにくいのも事実。これが学校や住宅街からだと日向前田駅の存在がわかりやすいのか?気づきやすいのか?🤔この辺は現地調査してみないとわからない。何気に不思議な感じのする駅だ🙄

↑日向前田~高崎新田

↑高崎新田駅。改札口の跡が残っているが、駅員が立っている事はもはやない😞1面2線の島式ホームを有する駅で、「JTB小さな時刻表」で吉都線のページを見ていても、「高崎新田」と黒く太い字で書いてあるので、吉都線にしては規模が大きな駅とも思ったが、実態はかなり寂しい😞1日平均の乗車人数は75人に過ぎない。


↑高崎新田~東高崎

↑東高崎駅。吉松駅にあった「キット、かなう」絵馬を奉納するのは近くにある東霧島神社だ。大きな鳥居がシンボルとして見えてきた。





↑東高崎~万ヶ塚。北海道と思う車窓!😆今はなき国鉄広尾線(帯広~幸福~広尾)だと😅どこまでも続く畑と空が気持ち良い😆この車窓が清涼剤になると言うか、乗車記と乗り歩きと乗り鉄をやる上での醍醐味なのだ😆意外にこの車窓の良い吉都線の魅力は広く知られていない。当ブログを通じて多くの人に伝わればうれしい。ここは北海道ではない。九州の宮崎県なのだ。北の大地と錯覚する車窓が吉都線では待っている😆
キハ40のクーラーからは冷たい風🥶が出てくる。キハ40が登場した当初は非冷房だったのでJR発足後に設置したと思われるが、特有のニオイが車内を充満する😆このニオイが私は好きだ😆人によっては当然不快と感じる事もあるのだろうが、国鉄世代の車両には各車両特有のニオイが付きもの🥳これもやはり乗車記と乗り歩きと乗り鉄をする上での醍醐味と言える🤩


↑万ヶ塚~日向庄内

↑日向庄内駅。公園が駅近くにある。小さな待合室には「ひな祭り」の飾りがある😆心が和んでくる😌
単に鉄道の乗り場としてある「駅」が無機質にあるのではなく、駅周辺の地元が工夫を凝らして駅を使う人はもちろん、単に吉都線で通過してしまうお客も目で見て楽しんでもらう仕掛けがある事には感心🥳吉都線はいくら利用者数が少ない路線とありながらも、地元からは愛されている鉄道なんだな😆と言う事が伝わってきた。
春爛漫の車窓。都城駅が近づいたところで、吉都線の列車に向かって手を振る地元の人も多い😆乗っている私も嬉しくなる😆
「キット、願いかなう。縁起のよい吉都線」。隠れた名車窓路線だ🤩人と人との距離感が近く、精神衛生上的にもパワースポットであり、癒しを提供してくれる路線だ😆吉都線にD&S列車が走ったら、かなり面白い事になる事は間違えないだろう。現状では出来ない面もあるが、今後何回も乗りに行きたい路線だ😆

↑都城駅は吉都線専用ホームがあるらしい🙄4・5番のりばがそれに相当する。宮崎・鹿児島方面への日豊本線とは直通していない。先に進む場合は必ず乗り換えとなる😵

↑キハ40-8056には、折り返しとなる列車のサボが既に埋め込まれていて
隼人←吉松(経由)←都城
となっていた。つまり都城18:33発2933D吉松行きとなるのであった。肥薩線内は列車番号が変わって5241Dとなる。都城~隼人の移動であれば日豊本線経由の方が速いのであるが、車窓を楽しむのであれば吉都線と肥薩線経由が断然良い!😆
これで吉都線も乗りつぶし・完乗達成!😆九州では場所的に遠いため難易度が高い路線であった。この時点で乗っていないのは、豊肥本線と久大本線の一部と宮崎空港線だけとなった。豊肥本線と久大本線については結果的に残したまま(未乗車のまま)となったので、残りは宮崎空港線だけだ。
45回目に続く(8月18日公開、下記リンクをクリック)
【2020年3月乗車記と乗り歩き/宮崎県内の普通列車は817系が主体!/713系に乗る!/宮崎駅の改札口が変化?/JR最短路線宮崎空港線に乗る!】JR完乗を目指せ!㊺
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