【2015年9月乗車記/なぜ経営状態が悪いのか?/今はない「北海道全線フリーきっぷ」を使う】JR北海道の乗り歩き①

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2015年9月乗車記と乗り歩き。JR北海道の経営状態が悪い事は今に始まった事ではない。なぜJR北海道の経営状態が悪いのか?この当時の事を中心に簡単に説明する。東京から北海道までは東北新幹線と特急スーパー白鳥で往復した。この時使ったのが今はない「北海道フリーきっぷ」であった。周遊きっぷに似たようなルールであったがどのような?

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【備考】今回の内容は2015年現在の内容に基づいて書く。アメブロからの移行記事を一部編集した上で公開する。

★~プロローグ~「第二の国鉄改革」を迎える北海道

走行中の特急列車から火を噴く、保線数値改竄等のさまざまな不祥事が起きているJR北海道😩
限られヒト・カネ・モノの投資先は、鉄道の基本である安全分野と、来年開業する北海道新幹線関連が中心となる。
札幌周辺を除けば、ほとんどが赤字を多く抱えた不採算路線。1日辺りの輸送密度が2,000人を切る路線も珍しくない😩
そこに、ヒト・カネ・モノは積極的に投資出来ない状況に陥っている😩
と言うのも、施設が老朽化して新しいものに更新が必要であったり、利用が少ないのに除雪等の経費が莫大にかかっており、現状ではこれ以上面倒見切れなくなっている😫
不採算路線をリストラしないと、どんどん赤字ばかりが膨らみ、会社の存続すら難しくなる、危機的状況だ😱

国鉄時代、北海道は約5,000キロもある壮大なる鉄道網を構築していた。
しかし、北海道には極端にお客が乗らない路線が多すぎた。
営業係数(運賃100円稼ぐために何円の経費が生じているかを示す指数)が3,000を超えるような、”天文学的な赤字”を生み出していた。
お客が少ない路線は、「名寄本線」のような「本線」と称する路線も例外なく、廃止された。
特に道北は、宗谷本線を除けば全て廃止となった。
廃止になった路線は、一部を除きほとんどが路線バスに転換されている。そのバスさえも維持困難になっており、一部では廃止や減便するありさまだ。

廃止になった理由は、今も昔も変わらない。
すなわち、会社の経営が厳しいから合理化が必要、お客が少ない、今後も利用増加が見込めない、赤字が多い等である。
JRと言う民間企業が発足してから、経営的に厳しいながらもローカル線は、今日に至るまでほとんどが存続している。それも長期的に見れば、安泰ではないものの、今の北海道の状況のように大胆なリストラ策をやるJRは現段階では他に出ていない。
JR西日本も、それを模索するものの地元やお客の猛反対を受けて、順調には進んでいない。
ところが、北海道は地元やお客も「JR北海道の経営は厳しいし、利用が少ないから廃止は仕方ない」と受け止める人が多いと感じ取れる😞

★具体的な利用状況は?

具体的な「数字」を出す。(ここで出す数字は全て2013年度。2020年時点の最新の数字とは異なる)
2013年度、JR北海道の営業収入は827億円。そのうち鉄道運輸収入は670億円。会社を運営するのにかかった経費1,200億円。マイナス372億円の赤字である。収入自体は2019年度と比較すると、北海道新幹線開業やインバウンド客が増えた事もあり、増収となっているが赤字額も増えている状況だ😩
そこに、国鉄民営化時点で用意された「経営安定基金」と言うファンド。この運用益が2013年度プラス410億円あるため、これを赤字の穴埋めとして使えば、実質的には黒字経営となる。ギリギリの黒字だ。
今後、全社的に老朽化した設備の更新コストが多額に生じるため、ファンド運用から穴埋めしたとしても、赤字になる可能性があるだろう。
一般論ではあるが、収益を改善するには

①お客を増やしたり客単価を上げる

②不採算路線のリストラにより営業費用を減らす

・・・しかないだろう。
①については2019年10月に運賃を値上げしたが、一部では客離れも起きている。②を優先的にやった方が手っ取り早いと言える。

利用上位としては・・・
①、②千歳線や函館線(小樽~岩見沢)で44,000人
③学園都市線(札沼線・桑園~北海道医療大学)で17,000人。

利用下位としては・・・
①札沼線(学園都市線・北海道医療大学~新十津川)81人→2020年5月7日に廃止
②石勝線の夕張支線(新夕張~夕張)110人→2019年4月1日に廃止
③留萌線149人→2016年12月5日に留萌~増毛間を廃止
④根室線(滝川~新得)284人→2016年8月以降災害により東鹿越~新得間は不通。この区間は廃止する見込み
⑤日高線312人→鵡川~様似間は2021年度中に廃止予定
⑥宗谷線(名寄~稚内)419人→利用の少ない一部駅は2021年春に廃止予定
⑦根室線(花咲線・釧路~根室)428人
⑧釧網(せんもう)線485人

いずれの「数字」は、JR北海道が公表しているもので、一般に鉄道会社が下位の数字を明かすと言うのは、「廃止したい」と表明しているものだ。
路線だけではない。駅や車両も対象になる。
北海道には、1日辺りの利用者がゼロであったり、数人しかない駅が多々ある。
そのうち、利用が極端に少ないとして2016年3月のダイヤ改正で、以下の駅を廃止した。
鷲ノ巣(函館線)
東追分(石勝線)
十三里(とみさと・石勝線)
上白滝(石北線)
旧白滝(石北線)
下白滝(石北線)
金華(石北線)
花咲(根室線)

他にも廃止になった駅はあるし、今後も廃止する駅は増えるだろう。一方で「日本一の秘境駅」と称される室蘭線の小幌については、地元が反発しており、今の所未定である。なお、小幌の詳細は後日詳しく書きたい。

↑北海道のローカル輸送の主力は国鉄型のキハ40😆
道内全域で見る事の出来る車両だが、登場から約40年が経過。
老朽化もひどくなってきた😩それによる故障も多発し運休する輸送障害も近年では目立っている😩
そこで、2020年以降JR東日本と共同仕様の新型気動車H100形を導入。2021年度までに75両が登場する予定で、計算上はキハ40の半分新車に置き換える事にしている。

しかし、2015年時点で「早急に引退させないといけない車両」が10両もある😰ところが、新しい車両を入れる事はしないため、車両不足になってしまう😫そこで、新型登場までの一時的な期間?それとも永遠に?不明であるが、2016年3月の改正で、全道でローカル普通列車は2割、本数にして約80本(1日辺り)廃止する方針。このダイヤは2020年になっても継続中で、H100形がある程度増えてから本数が増える事は考えにくい。なぜならば「客数が減っているから」😫

・・・前置きが長くなったが、JR北海道は会社の存続をかけた危機的状況なのだ。
「廃止したい方針」を示した以上、廃止になる前に乗っておきたいのは誰もが思う事に違いない。
このブログを読んだみなさんも、ぜひ乗っていただきたい。
「全てが面白い」😆
「北海道の鉄道はハマる」🤩
乗った後の私の感想である。

★2015年9月乗車記と乗り歩き。東北新幹線と特急スーパー白鳥で

2015年9月25日(金)~9月29日(火)の合計5日間、今後なくなる路線・駅・車両を徹底的に乗りまくった乗車記と乗り歩き。まずはどのようなきっぷを使うか?🤔

↑北海道を自由に乗れるJRのきっぷは、いろんな商品がリリースされていたが、2016年3月の北海道新幹線開業でかなり整理された😩今や(2020年)北海道内を自由に周遊出来る乗り放題きっぷは「北海道フリーパス」に集約された格好だ。本州から北海道までの往復には別途乗車券等が必要で、「往復プラスフリー」と言う形状のきっぷ、昔あった「周遊きっぷ」の流れをくむきっぷは事実上全て廃止された格好だ😫
2016年3月まで販売されていたJR東日本のトクトクきっぷ「北海道全線フリーきっぷ」を使った😆東京都区内発で5日間有効の30,650円。
東京都区内から東北新幹線・津軽線経由で蟹田までの往復乗車券+JR北海道全線乗り放題の乗車券と普通車自由席特急券付きだ。

↑なお、東北新幹線に乗車の場合は別途特急券が必要だ。さらに北海道内で特急の指定席やグリーン車に乗りたい場合も別途特急券が必要だ🤑2015年当時は北海道新幹線開業していない。新幹線は東京~新青森のみで、新青森で函館行きの特急スーパー白鳥に乗り継ぐ必要があった。

↑「はやぶさ1号」(JR東日本のE5系U28編成)で北海道の玄関、新青森へと向かう😆

2回目に続く(7月14日公開、下記リンクをクリック)

【2015年9月乗車記/789系特急スーパー白鳥のグリーン車で北海道に上陸!】JR北海道の乗り歩き②

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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