【2020年3月乗車記と乗り歩き/香椎線の海側香椎~西戸崎間は砂丘の中を通る?】JR完乗を目指せ!㉞
2020年3月乗車記と乗り歩き。香椎線はBEC819系による運行だ。非電化区間の同線を走行するには事前に充電が必要。香椎駅の架線で充電している所を見る。香椎~西戸崎間は「海の中道線」とも言う。基本的には住宅地を通る路線だが、雁ノ巣~海ノ中道間で車窓が一変!JR線で唯一砂丘のど真ん中を走る!西戸崎駅はシンプルながらも意外にもミトーカデザインだった!
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【乗車日】2020年3月22日(日)
【列車番号】726C(香椎線・西戸崎行き)
【時刻】香椎(JD06)8:34→西戸崎(JD01)8:53
【車両】BEC819系300番台のZG309編成
↓
【列車番号】2733C(香椎線・香椎行き)
【時刻】西戸崎9:30→香椎9:49
【車両】BEC819系のZG311編成
もくじ
★2020年3月乗車記と乗り歩き。充電中のBEC819系

↑前夜に香椎線の香椎~宇美間は乗車した。残り半分の香椎~西戸崎間は未乗車のままだったので、翌朝その分も乗っておく乗車記と乗り歩きだ。

↑香椎駅のホームは鹿児島本線と香椎線が実質的に分離している。海側が前者、山側が後者が使う形だ。前者は単に途中駅なので長時間止まる事は少なく、お客の乗り降りが終わるとすぐに発車してしまう事が多い。一方で後者は車両基地と言う役割もあったりするので、比較的な長く止まっている事が多い。


↑BEC819系300番台のZG302編成がパンタグラフを上昇させている🙄2両のうち電動車であるクモハBEC819形(西戸崎方先頭車)の1両に搭載。香椎駅の香椎線ホームは電化してあるため、ここにある架線を利用して「充電中」である。
BEC819系は「スマホ電車」と称されるように、電源コンセントが必要になるのが大きな特徴。それが架線で、香椎線香椎駅の場合同線のホームは元々非電化だったそうだが、BEC819系登場時に部分的に電化したと言う。
西戸崎駅、宇美駅、若松駅と言った非電化側の終着駅には、充電装置は設置していない。一方で烏山線や男鹿線でも「スマホ電車」を運行するJR東日本は非電化側の終着駅にも簡易な架線を設置して、そちらでも充電出来るようになっている。
スマホやパソコンを充電するには、残量にもよるが時間がかかる。「スマホ電車」の充電では短時間で終わるように、「急速充電」としている事も特徴だ。以前烏山線烏山駅で見た時には、パンタグラフを上昇させてから10分もすれば充電完了であった。

↑香椎駅のホームの上から「充電中」の様子を見る事が出来る。BEC819系と言う変わったタイプの車両とは言っても、充電方法は電化区間でしか走る事が出来ない817系や821系と変わらない。JR九州は一部を除き基本的に交流専用電車しか持っていないため、パンタグラフ周辺の装置類を見てみると、直流専用電車と比べて構造が複雑と言う事に気付く😯

↑BEC819系300番台のZG306編成。この車両の後ろにはZG309編成が連結されている。どのような車両運用か?不明であるが、どこかの駅から香椎駅までは4両で運行され、同駅で切り離し。宇美方の2両は8:28発5733C、西戸崎方の2両は8:34発726Cに変わるのであった。
★砂丘の中を走る「海の中道線」と称する香椎線


↑西戸崎方だけ残ったZG309編成に乗る。運転席の様子を少しだけ見てみると、マスコン等の機器類に加えて、複数のテレビ画面が😯香椎線ではワンマン運転であるが、駅に着くごとに運転士が窓から首を出してドアの開閉やホームの安全確認をしているわけではない。駅に入れば自動的にテレビ画面にホームの様子が映し出され、これを見ながらドアの開閉や安全確認をしているのだ。
特に車内は他の編成と変わった点がないため、そのまま空席に座る。都心部に向かうのとは逆の流れになるため、利用するお客は少ない。

↑和白駅(JD05)
香椎を発車するとしばらく鹿児島本線と並走する。しかも長い区間並走してやっと鹿児島本線と離れると和白に到着する。駅間距離は3,7キロもあり、香椎線ではそれが最も長い区間だ。よくわからないのだが、鉄道が見えた🙄どうやら西鉄貝塚線のようだ。乗った事が無いのでどのような路線か?わからないが、福岡市地下鉄と直通運転を実施せず貝塚駅で乗り換えとなるらしい。西鉄線との乗り換え駅でもあるため、和白駅での乗り降りも多い。

↑奈多駅(JD04)。マンションや住宅地がある静かな雰囲気の駅である。


↑雁ノ巣(がんのす、JD03)駅。香椎行きの2729Cと交換。BEC819系の4両であった。4両でもワンマン運転をやるのであろうか?運転席から安全確認出来る画面があれば4両でもワンマン運転は可能で、JR東日本が今年春に東北本線の黒磯~新白河間で5両のE531系でそれを開始。今後6両以下の普通列車は管内全域でそれが出来るように拡大する方針だ。私の中では「香椎線に車掌が乗る」と言うイメージがないため、ワンマンの可能性が高いような気がする🙄福北ゆたか線でも原則ワンマンで、817系4両(2両×2編成連結)でもワンマン運転だ。



↑車窓が一転したのが、雁ノ巣~海ノ中道間だ。線路のど真ん中に砂丘が現れた😆
砂丘の中を走るJR線って全国探しても砂丘があるのはここだけだ。砂丘が有名な場所は他にもいろいろあるが、意外とどこも砂丘から離れた場所に鉄道が敷かれているため、鉄道とは馴染みが薄い。細かい砂が線路に入りこみやすいため、列車が安全に運転出来ない事がある。そのためJR九州では砂が入り込まないように柵を設置している。
★西戸崎駅の駅舎は何気にミトーカデザイン!


↑西戸崎駅(JD01)に到着。これで香椎線全路線全区間乗車達成😆
・・・とは言っても西戸崎駅は行き止まり式の路線なので、再び戻らないといけない😫これは行き止まり式路線の宿命と言えよう。

↑ホームの行き止まり部分。先は駐車場になっている。



↑近代的な駅舎をした西戸崎駅。調べて分かった事だが、1998年に水戸岡鋭治氏によるヨット⛵をモチーフに改築されたと言う。何気に西戸崎駅もミトーカデザインだったのか!😆
ミトーカデザインは近年かなり派手なものが目立つが、JR九州で登場初期(1990年代)はシンプルでインパクトがあるデザインが多かった。ミトーカデザインの駅舎と言うと列車同様に、木をたっぷり使ったり、暖簾があったりするが、そのようなものが一切ない。下手すればJR東海の無機質な新しい駅舎と良い勝負だったりする😫だがそれでもミトーカデザイン。シンプルながらも西洋建築と思わせる作りは、私個人的に非常に好きな駅舎のひとつとなった。
西戸崎駅の営業形態は無人。交通系ICカード対応の簡易改札機に加えて、乗り越し精算機や近距離乗車券の券売機も設置。駅舎の中には待合室もあって、これから香椎線に乗るお客が何人も待っていた。西戸崎駅周辺は住宅地や分譲マンションが多い「住まい」の街だ。


↑西戸崎駅は海沿い。福岡市渡船が博多港との間で就航している。具体的な地理はわからないが、西戸崎駅から博多・天神地区に行くならば、ショートカット出来る役割があるのかもしれない。興味本位で乗ってみたかったが、十分に調べていたわけでもなかったし、その後も予定があったので今回は断念😫次回来たら乗ってみたい。
西戸崎駅近くの海岸の砂はサラサラしている。砂の粒が細かい。香椎線の雁ノ巣~海ノ中道間の砂丘と同じようなタイプの砂のように感じた。次の海ノ中道駅まで歩いてみて、海ノ中道駅の様子も見ておきたかったが、歩くと30分程度はかかる。意外と時間もなかったので、やはり次回にした😫
35回目に続く(7月12日公開、下記リンクをクリック)
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