【2019年乗車記と乗り歩き/車両が疲れ切っているキハ283系…特急スーパーおおぞら10号釧路→新得】納沙布岬から旭川駅まで半日で一気に行く②

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2019年9月乗車記と乗り歩き。釧路駅で花咲線から特急スーパーおおぞら10号に乗り継ぐ。新得駅まで自由席に乗る。キハ283系が疲れ切っている。車両のいろんな場所からガタガタと揺れる。2019年3月に廃止した根室本線尺別駅と直別駅の跡地に注目するとショックな事が!1年で最も好きな感傷的になる夕日を浴びながら十勝平野を走る

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【乗車日】2019年9月19日(木)

【列車番号】4010D(特急スーパーおおぞら10号・札幌行き)

【時刻】釧路(K53)16:14→新得(K23)18:15

【車両】キハ283系の7両、7号車先頭の自由席キハ283-10

【備考】列車名や時刻は当時のもの。2020年3月14日以降は「特急おおぞら」となっている。

★2019年9月乗車記と乗り歩き。釧路駅で花咲線からスーパーおおぞら10号に乗り換え

↑釧路からは特急スーパーおおぞら10号に乗り換える。乗り換えには多少なりとも時間があったので、一旦改札口を出て食事を確保しておく。旭川まではまだ6時間程度かかるが、意外とこの先で食事を確保可能な駅はない。乗っている時間が長いので、この点は乗車記と乗り歩きの記事ではしっかりと伝えておかないといけない点だ。

↑特急スーパーおおぞらは全てキハ283系での運転であった。釧路駅では札幌発の列車が単純に折り返す運用で、釧路運輸車両所からの出庫は朝の2・4号のみである。折り返し時間は決して長くなく、15:56着の札幌からの5号が18分だけ釧路に滞在して、16:14には10号として札幌に戻ってしまう。折り返し時間としては十分な時間なのかもしれないが、350キロも走ってきて短い休憩時間で再びさらに350キロを走るとはなかなか過酷な使い方だ。運用効率向上であれば確かに合理的な使い方であるが、キハ283の体力的には相当しんどいはずだ。

さらに350キロと言う長い距離が走るので、途中で何らかの輸送障害があるとすぐに運休してしまうのも弱点。運休の仕方は状況によって異なるが、良くても帯広~釧路間の部分運休で、全区間運休になる事も多い。ただでさえ根室本線は本数が少ないので、普通列車で救済する事が出来ず、次発のスーパーおおぞらを待つしかない😩

スーパーおおぞらが発着する改札口前の1番のりばだけがコンクリートマクラギになっており、線路の作りが他のホームよりも頑丈なたくましい。釧路駅では昔ながらの木製マクラギとなっている部分も少なくない。根室本線のスーパーおおぞら等の特急や貨物列車も走るので、線路の強靭化が求められる。JR北海道は数年前からコンクリートマクラギに変更している。一方同じ根室本線でも花咲線部分については今でも木製マクラギが残る。乗り心地もまるで違うのだ。

スーパーおおぞらは折り返し運転のため、釧路到着後車内の掃除等を行う。すぐに乗る事は出来ない。乗車が許されたのは発車の6分前であった。

★疲れ切ったキハ283系😩

↑キハ283系の自由席は登場当時の座席がそのまま残る。一方で指定席車両はマクラ付きの新しいタイプの座席に更新されている。自由席と指定席では座席のグレードを変えているのは、JR北海道ではよくある話なのだ。北海道の特急は長距離利用が多いため、確実に着席出来る指定席を好む傾向が強い。一方で自由席は普通列車の延長のような役割もあるので、比較的短い利用もあれば、長距離利用のお客も少なくない。JR北海道では繁忙期・閑散期を撤廃したため、通年自由席と指定席の差額は520円(2019年10月以降は530円)しかない。

「北海道フリーパス」ならば事前に指定席の交付を受ければ6回までは追加料金不要だ。その事は知っているが、私はギリギリまで乗車する列車が決まらなかったり、「自由席にはだいたい座れる」と言う経験上わかっているため自由席に乗る事が多い。その自由席、窓側がほとんど埋まっている。通路側はまだまだ空きがある状況だ。利用者層は出張客や用務客と言った日常的な利用で、非日常的な利用である旅行客は自由席には少ない。やはり指定席を好むのであろう。

発車前に車窓からの放送。停車駅と到着時刻等をマイク放送する。このスタイルはJR北海道流である。発車後は大橋俊夫氏によるJRグループの中で最も充実した自動放送に任せているため、車掌がいちいち余計な事を言わなくても十分だ。スーパーおおぞらの全列車とスーパーとかちの一部列車の車掌の受け持ちは釧路運輸車両所である。8両までの列車は原則1人乗務のため、この日のスーパーおおぞら10号も釧路から札幌までの”通し乗務”だ。行路としては札幌に20:15着の後は宿泊して、翌日の1号(札幌6:57発)で釧路に戻るはずだ。

釧路駅構内を出て少しすると車庫が見えてくる。これが釧路運輸車両所なのであるが、そこには定番のキハ40・キハ54・キハ283があるのに加えて、キハ261系1000番台が止まっていた😆

入線実績があるのか!

とメモに記したが、今思えばそれは今後キハ283系を置き換えるために、試運転していた事が明らかであった。2020年3月14日のダイヤ改正で、特急スーパーおおぞらは”スーパー”の冠が外れて、単に特急おおぞらになった。札幌~釧路間の特急は1日6往復あるが、そのうちの半分3往復はキハ261系1000番台の受け持ちに変わった。2023年頃までには札幌~釧路間の特急からもキハ283系は完全撤退する事になっている。

キハ283系は1997年に登場。車齢はまだ23年ほどでまだまだ使えるように思えそうだが、前述のとおり札幌~釧路間350キロを何回も何回も走っているため、車齢の割には総合計の走行距離が非常に長くなっている。他車両の30数年分の距離に達している。乗り心地も明らかに悪化していた😫

(キハ283の声)

ガタガタガタガタ(台車、車輪が走行中に大きく揺れる)・・・・😖

体がキツイ😩疲れた😫

↑こんな感じ😩言葉で表現するとこのようになるが、JR東海の371系の末期や同社の311系と同じような事になっていた。これらも車齢の割には多くの距離を走った車両で、前者については20年足らずで引退した。後者も今は第一線からは外れている。

キハ283はそろそろ、引退させた方が良いのではないか😩

と思った次第。とは言ってもJR北海道の台所事情が厳しいので、すぐにキハ283の全てを取り換える事は出来ない。段階的にキハ261系1000番台を投入しており、2020年3月からの特急おおぞらで運転するためさらに20両を新車導入した。

主に函館・釧路系統の特急を増強する目的で、2022年までには特急北斗の全列車がそれになる予定。函館運輸所所属のキハ261については既に72両もあり、キハ281の27両よりも大幅に増えている。そうなればキハ281系は撤退となる。今回の2020年3月ダイヤ改正で6往復中3往復をキハ261系1000番台にする事が出来た変化はかなり大きい。所要時間の短縮や車内設備が極端に大きく変わるわけではないが、車両が新しくなった分乗り心地の向上と言うメリットが売り文句なのかもしれない。

★2019年3月に廃止になった尺別駅と直別駅はどうなっているのか?

スーパーおおぞら10号は白糠(K47)に停車。若干名が乗る。

この先、エゾシカ等の野生動物が出没する区間を走行します。急ブレーキをかける場合がありますので、ご注意ください

釧路市郊外の平坦な部分が終わり、この先は山間部に入ってくる。根室本線では野生動物の出没が道内でも突出して多い。特に白糠~浦幌間や花咲線の尾幌周辺なのであるが、野生動物が線路上に出没したら列車は急停車しないといけない。相手は200~300キロもある物体で衝突した時の車両に受けるダメージは大きい。最悪の場合自走不可能になる事だってある。JR北海道は線路沿いに侵入防止柵を付けたり、いわゆる「鹿笛」を車両に搭載して近づかない工夫をしているが、近年は個体数が増えている事もあるため、対策をしてもなかなか減らない事に頭を抱える。

白糠の次は秘境駅で有名だった古瀬(K46)。しかしこの駅も利用者が極端に少なかったため2020年3月13日までの命であった。秘境地帯を抜けて「OS1」と言うデカい看板が見えてきた。大塚製薬の工場であった。音別駅(K45)を通過し次は尺別(K44)、直別(K43)と続く。しかし、尺別と直別は2019年3月15日に廃止された。果たしてどうなっているのか?と思い注目すると

↑尺別駅の釧路方面行きホームからは建物が消えていた😱

↑2018年当時はこのような建物があったが、完全に消えていた😱

今では信号場として機能しているだけで、反対列車との交換は行われるが、お客が乗り降りする事は出来ない。JR北海道は廃駅については即座に施設を撤去する事にしており、尺別駅廃止からまだ半年しか経過していないのに、姿が大きく変わっていた。

↑次の直別信号場は駅舎はなんとか残っていた。何が何でも駅舎が解体されるわけではなくて、作業用の事務所として転用するケースもある。直別駅の元駅舎もそうなるのであろうか。

★1年で最も好きな時期の夕日を浴びながら十勝平野を走るキハ283スーパーおおぞら10号。感傷的になる

スーパーおおぞら10号は白糠を出ると十勝管内の池田(K36)まで止まらない。白糠発が16:33、池田着が17:28なので55分も走り続ける。運転停車もない。ボンヤリ車窓を見るだけとなったので、radikoで「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」(大阪ABCラジオ月曜日~木曜日9~12時)を聴く。やはり北海道にいるのに地元のSTVやHBCは聴かない😫今思えばSTVの番組を生で聴いておけば良かったとも思った次第。意外に当地の番組を当地で聴く事が無いのだ😫しかし、白糠~池田間は全体的に電波の状態が良くない😫これは1年前に乗った時からわかっていたが、途切れがちになったので池田到着まで結局は途中からほとんど聴けなかった。こういう時に列車にWi-Fiが欲しいと思うが、それもそれで地形や場所によっては元となる電波が通じないので、使う事が出来ないと言う事に変わりはない。

浦幌(K40)でキハ40のタラコ色(キハ40-777?)と交換。池田の手前から開けたきた。線形も良くなり速度が出る。北海道らしい雄大な車窓が広がる。9月になれば夕日も早くて、17:30になれば辺りは暗くなる。これから夜の始まり。そして1日の終わり。秋のこの時期の夕日と言うのは1年で最も好きなのかもしれない。「どういう生活があるんだろう?」「どういう街なんだろう?」と車窓を見ながら車窓の外の世界を想像してしまう。これが鉄道の乗り鉄の醍醐味だと改めて思う。それを北の大地で見られると言うのは、なんとも感傷的になる😢

豊頃(K38)ではポツリと止まるキハ40の単行が一瞬現れすぐに消えてしまった。キハ283の全盛期を私は知らない。根室本線、石勝線では振り子機能をフル活用して、カーブでは速度を落とす事なく走っていた。乗り物酔いしやすい弱点はあったが、それがあったからこそ札幌~釧路間3時間半と言う速達性が実現できた。今や1往復だけが3時間台だけで、残りは全て4時間台だ。

池田には定刻通り17:28の到着。駅頭にはそれなりの人が居る事を確認する。しかし、スーパーおおぞら10号にはお客が思うように増えない。見送りや向かい来た人が多いのだろう。久しぶりに見た「駅らしい駅」だ。2006年までは北見まで結んだ「ふるさと銀河線」と言う私鉄があったが、今や遠い彼方に消え去ってしまった幻の鉄道だ。私としては廃線跡巡りを2018年、2019年と計画したが結局やらず。今年(2020年)北海道に行くか?まだ未定であるが、そろそろやりたい。

スーパーおおぞら10号は速度を落とす事なく十勝平野を進む😆段々と高い建物が見えてきて、線路は高架線になった。帯広には17:46の到着。多くのお客がスーパーおおぞら10号を待ちわびていた。下車するお客もわずかながらいたが、圧倒的に乗車が多い。自由席も空席だった座席は帯広からのお客で埋まる。私の隣の通路側の座席にもお客が現れた。車掌が後で改札に来たのできっぷをチラリと見てみると、「札幌市内」までであった。恐らくほとんどがそのようなきっぷを持っているに違いない。

帯広発車後エンジン、台車、揺れ方が悪くなったような気がした。大丈夫か😖と思った次第。キハ283の全てが全て状態が悪いと感じた。不安にも感じる。乗り心地がかなり悪い。ちょうど1か月前に乗った羽越本線の「きらきらうえつ」ではないが、「老体に鞭を打っている」感じで北海道は気候的にも過酷なので、もう全てがしんどい😫状態で日々の仕事をこなしていた。だが私としてはキハ283には改めて乗ってみたいと思っている。回数にすれば残り数えるほどしか乗れないんだから。

3回目に続く(7月7日公開、下記リンクをクリック)

【2019年9月乗車記/合計たった3人しか乗らない根室本線列車代行バス新得→東鹿越】納沙布岬から旭川駅まで半日で一気に行く③

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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