【2020年3月乗車記と乗り歩き/”少しだけ乗りつぶす”久大本線キハ125系1862D夜明→久留米】JR完乗を目指せ!㉜
2020年3月乗車記と車窓と乗り歩き。日田彦山線の列車代行バスは夜明駅で下車。久大本線の1862D久留米行きが来るまで時間があったのでじっくりと観察する。久大本線は今回全区間乗る事が出来なかった。”少しだけ乗りつぶす”事にした。車両はキハ125系の2両。だが車内が暑く窓を開けると今後は逆に寒いと室温調整が難しかった。ほとんどが福岡県内で筑後平野を進む。意外と列車交換する事も多い。久留米市内に入ると「大学前」「高校前」と言った”後付け”感半端ない駅が続く
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【乗車日】2020年3月21日(土)
【列車番号】1862D(久大本線・久留米行き)
【時刻】夜明16:31→久留米17:18
【車両】キハ125-21+キハ125-20
もくじ
★2020年3月乗車記と乗り歩き。久大本線と日田彦山線が分岐する夜明駅をじっくりと見る!

↑日田彦山線の列車代行バスは夜明駅前のバス停で降ろされる。道路名は不明だが久大本線と並走する主要道路のようで、交通量は多い。まずは夜明駅を乗り歩きする。


↑道路と分離する形でバス停がある(写真左側のスペース)。

↑15:57発の筑前岩屋行きの列車代行バスが来る。これは西鉄バスによる運行であったが、お客は誰も乗っていなかった😫


↑バス停から駅舎には急な階段を登る。バリアフリーなんて無縁とも言える駅だ。車椅子利用者や身障者が居た場合はどのように対応するのであろうか?

↑立派な作りの駅舎😆待合室にトイレもある。駅舎そのものは並走する道路から高い場所にあって、道路とは違う空間を演出する。




↑駅舎の中は「木をたっぷり使った作り」😆自分の家に帰って来たかのような雰囲気になっている😆夜明駅は久大本線と日田彦山線が分岐する駅になっているが、当地でも日田彦山線が鉄道として復活する事を願っているようだ。2010年に日田彦山線を通った客車列車の写真も掲載され、キャッチコピーは「北部九州の「あったか」で「スロー」なローカル線」であった😆本当にそのとおりである。
♬(ベルの音)まもなく列車がまいります(×2)
何か来るのかな?と思ってホームに行ってみると


↑16:06発日田行きの1855Dであった。キハ220系の1両だ。私はこの車両に乗る事なく九州を去る事になる😩JR九州は個性的な車両が多いが「ななつ星」等の特殊な車両を除き、一般的な車両の中では数少ない乗った事のない車両になってしまった。
久大本線の普通列車は日田駅を境に系統分離されており、普通列車だけで由布院・大分方面には基本的に乗り換えとなる。意外にも久大本線の普通列車は久留米~大分間を”通し”で運行する列車がなくて、日田、豊後森、由布院のいずれかの駅で乗り換えが必ず発生する😩
一方で特急は「ゆふ」か「ゆふいんの森」が”通し”で運行するため(一部は久留米~由布院間の運転)特急に乗れば久大本線の乗りつぶし・完乗は容易だ😆
むろん青春18きっぷでは特急には乗れないので、課金しない限り普通列車で進むしかない。しかも距離が長い路線で久大本線は全長141キロもある。九州を横に進む路線としては豊肥本線もあるが、こちらも同じくらいの距離で本数が少ないので、九州の中では乗りつぶし・完乗が難しい路線の1つだと私は思っている。

↑時間があったので夜明駅を観察してみる😆隣の駅が筑後大石駅なので、少し久留米寄りに進めば福岡県との県境である事がわかる。


↑日田方面へ向かう列車の乗り場は跨線橋を渡る。駅舎からは離れている。駅舎付近は陽が当たって明るかったが、跨線橋になると陽当たりが悪く暗くなる。しかも日田方はうっそうとした森になっている😖枯れ葉があるような跨線橋の階段をゆっくりと登り、夜明駅の全体の様子を見渡す。

↑久留米方を見る。夜明駅付近は狭い場所で「谷の中にある」と言った感じ😆道路も鉄道もメインとなるルートは久留米方面で、東峰村方面に向かう場合は枝分かれとなる。地形的に日田彦山線が夜明駅で分岐すると言うのも納得出来た次第。正面の2つの線路が久大本線、右側の存在感が薄い線路?🙄は日田彦山線が使う。右側の線路は久大本線とつながっていないため、日田彦山線専用と言って良い。だがこの線路に列車が入る事はすでに終了しており



↑赤く錆びていた😩出発信号機も灯っていたが、これが発車を許可する青になる事も二度とない😱

↑39キロポスト地点。これは久大本線久留米からの距離である。同線は大分まで残り約102キロもある事を示す。まだまだ久大本線は長いのだ。今回結果的に久大本線に乗ったのは夜明~久留米間のみ。大分~夜明間は未乗車となったため、結果的にはJR九州並びにJR全線の完乗が達成出来なかった😫
この理由は、豊肥本線がバス代行輸送を実施中で2020年度中に鉄道復活する事がわかっていたためそれを待ったのだ。JR九州は先日8月8日から豊肥本線全線で鉄道運転を復活すると明らかにした😆JR完乗はこれ以降になってしまった。急ぐ事もなかろう。急いで一気に乗りつぶし・完乗をする事は、昔よくやっていたがそれは体力的に大変😩であり、細かい事がわからぬまま終わってしまう事も多かったので、ここ4~5年そのスタイルがつまらなく感じた。
単に乗って終わりではなく、途中下車しながら(とは言っても時間の都合で2~3駅に留まるが)の方が面白い。これを鉄道ファンの専門用語?として「乗り歩き」と言うが、意外と世間一般的には知られていない言葉であったりする😯
★久大本線普通列車の乗車記。室温の調整に苦労する🥶🥵

↑夜明からは1862Dに乗る。鹿児島本線福岡地区と全く同じ接近放送が入る。違いは「詳細型」になっていない事で、発車時刻や行き先までは案内されない。接近放送があるだけ不思議な感じがする。安全上や旅客案内上は当然あった方が良いに決まっているのだが、夜明駅は結構山深い所にあるので、それがありそうな感じがしなかったのだ。
夜明駅からは私を含めて6~7人が乗る。「黄色一色」の「Y-DC」と称するキハ125系の2両。ワンマン列車のため、前車両の後ろドアしか開かない。青春18きっぷなのに、律義に整理券をもらう🤣本来の意味は「乗車駅を証明するため」であるが、青春18きっぷの場合整理券があってもなくても特に問題にはならない。他のお客からは整理券を取らない事で不審に見られるリスクが高いため、取っている事をアピールするのが本音であるが😅「乗車記念」として収集する癖もあったりする。とは言っても帰ったら使用済みのきっぷを入れる箱に入れて終わりで、誰かに見せびらかす事はやらないが😫

↑後ろ車両のキハ125-20ボックス席に座る。先客で座席は多くが埋まっていたが、偶然ボックス席が空いていた。車内は暗い。ほぼ全ての窓にはカーテンが閉まっている。それなのに車内はかなり暑い🥵キハ125系では窓を開ける事が出来たので、窓を開けると今度は冷たい🥶強力な風が入ってきて、呼吸困難になるんじゃないか😖と思うほど。
でも窓を閉めると暑い🥵少しだけ窓を開けるが、やはり強力な風が入り込み、反対側座席のカーテンさえも風で多少舞い上がるほど😧結局は窓を開ける→閉める事の繰り返しとなってしまった。こんなにも車内の気温の感じ方が激しいのは久しぶりだ。乗車記や乗り歩きではよくある「室温の問題」。最近はエアコンで自動的に調整されているため、このような事になるのは意外と少ない。
★意外に列車交換が多い。筑後の平野部を進む久大本線

↑筑後大石~うきは
福岡県内に入り山深い所は消えた。平野(へいや)を進む車窓に変わった。

↑うきは駅
ひらがなだけで表記する駅。街の名前自体がひらがなの「うきは市」であるためだ。全てのドアが開く。久大本線では通常ワンマン方式なので、有人駅ではそのように取り扱う。


↑筑後吉井駅では、うきは行きの1859Dキハ220-203と交換する。明らかに「商品にならない写真」😫であるが、あえて掲載する。筑後吉井駅の駅舎は日田方面行きホーム側にあるが、改札口の前では駅員が立っていた。列車が発着する事に背筋を伸ばして敬礼をしている。これはJR九州特有のスタイルで、駅員・乗務員が列車に対して敬意を示すものだと私は思っている😆

↑筑後吉井~田主丸


↑田主丸駅
相対式のホームで有人駅。お約束通り全てのドアが開く。駅の営業形態は簡易委託とのこと。元々はさらにホームがあったようだが、今は草に埋もれている。駅舎はアヒルの形をしている🤣だが調べてみるとこれはアヒルではなくてカッパだと言う。どういう経緯でこの駅舎が誕生したのか?気になる。

↑田主丸~筑後草野

↑善導寺駅ではキハ200系の1863D日田行きと交換する。それにしても久留米~日田間では列車交換する機会が多い。時間帯によっては普通列車が1時間以上ない事もあるが、15時以降は毎時2本程度運行するダイヤになっている。一部は単行運転もあるが、基本的には2両となっている。車種も豊富でキハ125に加えて、キハ200やキハ220も登場する。久大本線では国鉄型のキハ40系列を見かける事はなかった。

↑善導寺~御井


↑御井駅
一気に都会となった。近くにはナフコ(九州を本拠地とするホームセンター)、マンション等が目立つ。いつの間にかSUGOCA(交通系ICカード)が使える事に気付く。久大本線におけるエリアは久留米~善導寺と大分~向之原(むかいのはる)のみ。
久大本線の大部分は利用不可😫になっているため、全線”通し”でSUGOCA等の交通系ICカードで乗る事は出来ない。理論上は久留米側の駅から乗車し、鹿児島本線(博多・小倉経由)~日豊本線(大分経由)で大分側の駅で降車する事は可能なはずだ。
★後付け感が半端ない「大学前」「高校前」駅が続く
発車後すぐに「まもなく久留米大学前」の放送が入る。たったの1,2キロしかないのだ。案の定”後付け”のホームで、ホームと反対側は雑木林。学校の駅のため当然ことながら利用者は多い。一気に1862Dの車内も混雑してくる。
この先の構造の駅は久留米高校前同じような構造の駅だった。国鉄時代は駅間距離が長い事が多く、特に「本線」と称している路線程その傾向が色濃くあった。だがJRは地域密着と称しているので、地元から「駅を作ってくれ」と言う要望があれば、設置費用は地元負担を前提に駅を新設する。お客の利便もあるが、駅数が増えれば増えるほど乗車してもらえるチャンスが広がると言う「集客装置」と言う面も大きい。


↑南久留米駅で日田行きの1867Dと交換。キハ220-205等の2両。完全に街の中だ。前述の久留米高校前でやはり学生が多く乗ってきて少しすると、西鉄天神大牟田線がオーバーパスする。久留米市の中心駅はJRではなくて西鉄の方だと言う。両駅間は約1キロ離れている。

↑久留米駅は久大本線専用ホーム?に入る。構造的には行き止まりだ。主に同線の普通列車が使うようだ。1862Dは折り返し17:38発1869D筑後吉井行きになるのであった。
結果的には久大本線は夜明~大分間は今回乗る事が出来なかった😫全部乗らないよりは少しでも乗っておいた方が良かったので、今回の久大本線は”少しだけかじった”ので、JR九州乗りつぶし・完乗に近づいている事だけは確かであった。
33回目に続く(7月3日公開、下記リンクをクリック)
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