【2019年9月乗車記/快速ノサップの由来!北方領土の目の前!日本最東端の納沙布岬に行く】奇跡のクリスタル車窓花咲線④

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2019年9月乗車記。花咲線の根室駅からは根室交通バスで日本最東端納沙布岬を目指す。快速ノサップの由来にもなった。北海道道35号を進み40分ほどで到着。納沙布岬は寒い。目の前には海。奥にある島々は日本固有の領土である北方領土だ。ロシアが実効支配していると言う不思議な感じが理解出来なかった。オーロラタワーから納沙布岬を一望し、平和を願う火が象徴的だった

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【奇跡のクリスタル車窓花咲線/5622D厚岸→釧路】北海道の維持困難線区を見る㊱

【奇跡のクリスタル車窓花咲線5627D釧路→茶内】北海道の維持困難線区を見る㊲

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【奇跡のクリスタル車窓花咲線、日本最東端の東根室駅と根室市内】北海道の維持困難線区を見る㊴

【奇跡のクリスタル車窓花咲線5630D根室→厚岸】北海道の維持困難線区を見る㊵

【2019年9月乗車記/快速はなさき釧路→厚岸/門静~厚岸間の厚岸海岸】奇跡のクリスタル車窓花咲線①

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【乗車日】2019年9月19日(木)

【時刻】根室駅8:20→納沙布岬9:00

【路線】根室交通バスの太平洋・歯舞経由の納沙布岬行き

【運賃】往復で1,930円(2020年現在は消費税増税のため1,970円に変更)

★快速ノサップの由来!日本本土最東端の納沙布岬に行く!

↑花咲線3625D快速はなさきで根室に到着。いつもならば根室市内を散策するのであるが、今回は快速ノサップの由来にもなった、日本最東端の「納沙布岬」に行く事にした。根室駅からは根室交通の路線バスに乗り換えとなる。当然のことながらJRの「北海道フリーパス」や「青春18きっぷ」等は使えない😫根室駅から納沙布岬までは約23キロ離れているため、運賃も安くなく往復で1,930円(この当時)かかった🤑

↑バスターミナルには花咲線で2001年に運行した「SL根室号」のヘッドマークが飾ってあった。納沙布岬までの往復乗車券はバスターミナル内の自動券売機で購入した。それ以外にも花咲線関連の資料もあって、北海道ではバスターミナルに鉄道の資料があると言うのは道東・道北を中心にそれなりにある。これは歴史的経緯で、元々は鉄道の駅であったり、鉄道があった証拠を今の主力交通であるバス利用者に知ってもらおうとする取り組みなのであろう。「北海道のバスターミナルめぐり」も面白い乗り歩きの仕方である。

↑納沙布岬行きの根室交通バスが入線。写真を撮影して、三菱エアロスターである事を認めてから車内に入ると意外と満席に近かった。地元利用者もそれなりにいるが、多くが旅行者だ。花咲線の3625Dからスライドしてきた同業者(乗り鉄、鉄道ファン)も少なくない。せっかく根室に来たので、根室市内の散策だけでは終わらず、日本本土最東端の納沙布岬に行こうかと言う半ば定番とも言えるコースであった。納沙布岬行き(または納沙布岬発根室駅行き)は花咲線列車と接続するように発着する。根室駅前バスターミナルは、根室駅の駅舎を出たら左側にある大きな建物で、実質的には「駅前バスのりば」だ。

↑バスの中央ドアから乗るノンストップバス。前述のように座席は満席近かったが最後尾の座席がまだ空いていたので、進行方向右側の窓側に座る。入口付近の優先座席。

車いすをご利用のお客さまへ

事故防止のため

車いす固定ベルトの装着

にご協力ください

神奈川中央交通グループ

根室交通バスが新車として購入した車両ではなく、神奈川中央交通(神奈中)から移籍車であった🙄

根室市中心部から北海道道35号線に入る。これが納沙布岬に行く道路で道なりに進む事になる。根室交通の有磯営業所の前を通る。規模が大きくバスが20台ほど止まっていた。元々は1959年まであった根室拓殖鉄道の根室駅の跡地である。国鉄根室本線(つまりJR花咲線)とは接続していない私鉄で、ここから納沙布岬の少し手前の歯舞駅までの路線であった。歯舞駅の跡地は歯舞診療所となっており、納沙布岬行き路線バスもここを通る。

↑根室市歯舞付近。根室半島の奥まで入り込むと住宅や建物は少なくなってくる。地理的には「日本最東端」である事には間違えないため、「最東端の〇〇」と称するものが急激に増える。さらには

返せ!北方領土 根室市

と言う看板も目立ちだす。北方領土とは納沙布岬の先にある歯舞群島、国後島、択捉島、色丹島の4つの島々の総称である。第2次世界大戦(大東亜戦争)までは言うまでもなく日本が実効支配していた領土であったが、大戦後ロシアの”不当占拠”と言う形で無理矢理ロシアに乗っ取られ、それから70年にわたりロシアが実効支配している。歴史的に見ても北方領土は「日本固有の領土」である事には間違えない。一般人が日本本土最東端に行けるのは納沙布岬までで、その先の北方領土に行くには特殊な行き方をしないといけない。根室から直接船で北方領土に渡る事は出来ず、一旦サハリン(樺太)に出て、そこからロシアの国内線扱いの航空機か海路で行く事になる。かなりの遠回りだ。ヒコーキの場合ユジノサハリンスクから国後島まで飛んでいるようだが、国後島側の空港設備が脆弱なため、夏場を中心に霧があると発着する事が出来ないと言う。なんとも納得が出来ない事であるが、事実上の「国境」は納沙布岬の少し先にあるのだ。

★日本最東端納沙布岬は寒い

↑納沙布岬に到着😆岬自体はバス停からやや離れている。降ろされたのは、土産物店や駐車場の付近。納沙布岬をめぐる入口付近と言って良い。帰りのバスは9:55発、12:40発であった。

根室市北方領土資料館(根室市のホームページ)

バス停の横にあった根室市北方領土資料館に入る。無料である。その名の通り北方領土の説明をした資料館である。

「日本本土四極 最東端出発・訪問・到着証明書」と言うものをもらう。これも無料である。

本日、あなたが東経145°45’01” 北緯43°23’07”日本本土最東端を訪れられましたことを心から歓迎いたしますとともに、訪問されたことを証明いたします。

令和元年9月19日 根室市長

と言う”賞状”😆最北端、最南端、最西端でも同様の証明書の発行を行っており、4枚集める事が出来れば、かなりの旅好きなんだと思う😆結果的には最北端の宗谷岬にはこの翌々日に行く事になるが、日本の最南端、最西端である場所には行った事もないし、今の所行く計画すらない😫こちらは鉄道で行く事が難しい場所でもある。

↑納沙布岬は北海道でも寒い🥶場所として知られる。この日の気温は+16度で風速は8メートル。これが釧路や札幌では20度ぐらいあったが、納沙布岬のこれくらいの気候の方が非常に過ごしやすくて気持ちいい😆

↑納沙布岬周辺には土産物店や飲食店がある。北海道銘菓の「白い恋人」はもちろん、昆布等の海産物やその場で食べる事が出来るラーメンまである。一部店舗では地方発送も受付していると言う。

★日本固有の領土「北方領土」が目の前に見える!ロシアが実効支配していると言う不思議な感じ

↑納沙布岬の奥には島々が見える。これこそが北方領土だ。前述のようにロシアが実効支配している島のため、日本人が行く場合サハリン経由でないと行く事が出来ない。直接行く事が出来ないのがなんとも不思議だ。

↑「返せ 北方領土 納沙布岬」が目立つ日本最東端。海の向こうを写すとど真ん中の右側に小さな灯台🙄これは「貝殻島灯台」と言う。1932年に日本が建てた灯台とされ、1952年以降はソ連・ロシアの管轄となっているが、しっかりとした整備が行き届かず灯台としての機能を果たしていないと言う。この辺りが日本とロシアの国境線だ😖正確にはブイで示されているようだが、小さいものであるため見えない。

つまり灯台(ブイ)から手前側は日本の領土(領海)、奥側はロシアの領土(領海)となる。奥にある島は「貝殻島」で納沙布岬からたったの3,7キロしかない。根室駅に行くよりも全然近いのである。この辺では根室の漁船が操業する際に、気付かず(場合によっては意図的に)領海に入り漁をやった結果ロシア当局に発見され、拿捕される事が頻発している。そのたびに外交問題になるのだが、地図的に見ても北方領土は北海道のかなり近くにあり、北海道の一部と誤認してしまうほどなのに、この島々が日本の領土ではないと言うのは、日本国民の1人としてどうも納得が出来ない。

↑断崖絶壁の海岸の奥には陸地が続いている。その先端にある白い建物。これが日本の領土の本当の最東端「納沙布岬灯台」である。歩いて5分ほど。行ってみた。

↑納沙布岬灯台の敷地に入る事は出来るが、灯台の建物には入る事が出来ない。

↑納沙布岬は陸地から狭く伸びた先にある。北方領土の貝殻島もややハッキリと見えてきた。この日は十分天気が良かったが、多少の靄(もや)があった。靄が完全にない時には貝殻島の様子を伺い知る事が出来るのかもしれない。

★オーロラタワーから納沙布岬と北方領土を一望!

↑バス停に戻ってきた。元々は9:55発のバスで根室駅に戻って、11:03発の3628D釧路行きの快速はなさきに乗る予定であったが、たったの1時間で帰ってしまうのはもったいないし、気持ち良かったので長く居たくなった。1本後のバスにしたが約3時間待ち😱それでも他に見たい場所があったので、決して長く感じる事もなかった。北海道道35号の向かいにあるのは

↑高さ96メートルもある「オーロラタワー」。この中に入るには500円が必要だ。受付で入館する手続きを済ませて、エレベーターで一気に昇る😆

↑オーロラタワーからの景色😆大絶景!🤩

北海道らしい雄大な景色が眼下には広がっていたが、私の耳から聴こえてきたのは広島の天才横山雄二の声(つまりRCCラジオ「平成ラヂオバラエティーごぜん様さま」)であった。オーロラタワーの展望室では他に数人見学している人がいたが、展望室の中は静かであるため他人の足音や話し声以外は何も聴こえてこない。別の回でも述べたが、北海道に来たら北海道のラジオ・・・でも良いのだが、結局はいつも聴いている番組をいる場所に関係なく聴いているのだ。これはradikoと言われるスマホ向けのアプリ(パソコンでも提供)から聴いているのであるが、海外では聴く事が難しくなる(聴けない事はないらしい)。目の前にあるのは実効支配しているロシアの北方領土。実際に行く事は出来ないが、直線距離で約4キロ先にある貝殻島に行けば、そもそもスマホが通じないだろうから天才横山の声もごぜんさまも聴けないだろう。ちゃんとしたラジオ機を持ってゆけば、電波が飛んでくる関係で貝殻島等の比較的北海道の本土に近い場所ではSTVやHBCのラジオは聴く事が出来るはずである。

↑カメラをアップにして貝殻島を見てみる。かなり小さな島だ。建物も少ない。無人島のように見える。

↑納沙布岬の7キロ先にある水晶島。貝殻島よりも大きい。だが水晶島も建物は少ない。水晶島では人が住んでいると言う実態がなく、ロシア国境軍や水産加工会社の関係者がいるだけだと言う。北方領土でメインになるのは面積が大きい国後島や択捉島と言う事になる。国後島は羅臼町から約30キロほどと言う事で、いわゆる知床と言われる地域からそんなに遠くない。

オーロラタワーの展望室で「ごぜんさま」を聴きながら、もらったパンフレットを読んだり、メモしたりして時間を潰す。時々外の景色に目をやるが、人工的な建物がほとんどなく、自然がそのまま残るのが納沙布岬周辺であったりもするので、”目の保養”となる。展望室は窓を開ける事が出来ないので、外の新鮮な空気が入ってこないのが難点であるが、96メートルもある場所の窓を開けたら安全上問題なのでそういう事も出来ないか。

★平和を願う火

↑「4島のかけはしと祈りの火」と言う納沙布岬で象徴的なものがあった。世界平和と、いわゆる「北方領土」返還を祈念するために作られたシンボル像。高さ13メートル、底辺の長さ35メートル。建設が決定してから3年の歳月を経て1980年に完成したと言う。中央には火が常時ついていると言う。この火が平和を祈るためのもので、「絶対戦争を起こしてはならないんだ」「北方領土は平和的な方法で日本に返還されるべき」と思うしかなかった。

複数ある土産物店の様子を覗くと昼頃であったため、クルマやバイクで訪れた人がたくさんいた。花咲線+バスで納沙布岬に来る人は少数派なんだろうな😩と思った次第。クルマやバイクならば、納沙布岬に根室市内、温根沼、さらには知床や標津も組み込むことが容易だ。それが花咲線+バスでは本数が少ないため、時間的に厳しくなってしまうのが弱点である。ご当地ものなのか?わからないが、「オホーツクラーメン」(700円)を食べる。あっさり醤油で昆布、ワカメ、ホタテの入った魚介系のスープ。全てではないんだろうけど、道東ではあっさり目の味のラーメンが多いような気がする。逆に札幌や旭川だと濃いめの味と北海道でも地域によって、ラーメンのテイストが変化する楽しみを北海道各線を乗り歩いて知ったのであった。

奇跡のクリスタル車窓花咲線の先にあるのは、日本最東端納沙布岬でいろんな想いを感じる場所であった。本州に住んでいると本州では見られない姿が花咲線の車窓以上にあって、花咲線の乗車の後は是非とも納沙布岬には訪れてもらいたい。

次回は別項目の記事。7月1日公開。下記をクリック

【2019年9月乗車記/究極の乗り鉄!根室交通バス納沙布岬→根室駅/キハ54系花咲線5630D根室→釧路】納沙布岬から旭川まで半日で一気に行く①

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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