【2018年3月乗車記/三江線に入っても大混雑9425D江津→川戸/川戸のサクラトンネル】三江線廃止までの”参考”になる記録70
2018年3月乗車記。三江線廃止直前に乗車。9425D三次行きは廃止直前に浜原~三次延長運転した列車。元々は昼の浜原止まりの列車だ。江津から三江線に入っても大混雑が続く。江津から30分ほど乗って川戸で下車。するとホーム一面にサクラと菜の花で覆われていたが?今は使われていないホームで撮影したり散策する人も多かったがここは立入禁止だと言う
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【2016年3月の乗車記と車窓422D三次→浜原/単行でもお客はたったの5人】三江線廃止までの”参考”になる記録②
【2016年3月の乗車記と車窓422D浜原→江津/わずかな人しか乗らない】三江線廃止までの”参考”になる記録③
【2017年3月再び尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録④
【2017年3月乗車記/432D尾関山→式敷/大混雑429D式敷→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録⑤
【2017年3月乗車記/廃止決定後の422D三次→口羽は早朝でも空いていない!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑥
【乗車記/初めて行った天空の駅宇都井駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑦
【2017年3月乗車記/普通列車も通過する長谷駅と三江線未来のために】三江線廃止までの”参考”になる記録⑧
【2017年3月乗車記/最混雑列車424D船佐→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録⑨
【2017年3月乗車記/初めての石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録⑩
【2017年3月乗車記/426D石見川本→川戸/川戸駅交換設備が消えた跡】三江線廃止までの”参考”になる記録⑪
【2017年3月乗車記/三次行きの最混雑列車?429D川戸→石見簗瀬】三江線廃止までの”参考”になる記録⑫
【2017年3月乗車記/430D石見簗瀬→江津の石見神楽トレイン】三江線廃止までの”参考”になる記録⑬
【2017年7月乗車記/夏に乗車してわかった事/レール温度上昇で運休?】三江線廃止までの”参考”になる記録⑭
【2017年7月乗車記/高速バス「石見銀山号」で広島から因原・石見川本へ簡単アクセス!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑮
【2017年7月乗車記/因原駅に三江線と名乗る運送会社が同居】三江線廃止までの”参考”になる記録⑯
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【2017年7月乗車記/426D鹿賀→川平、哀愁ある駅川平、水分確保に苦労】三江線廃止までの”参考”になる記録⑱
【2017年7月乗車記/前面展望動画撮影人気列車?429D川平→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録⑲
【2017年7月乗車記/レール温度上昇で429D浜原→三次で遅れ発生】三江線廃止までの”参考”になる記録⑳
【2017年7月乗車記/三次周辺も明るい422D/宇都井でサービス停車】三江線廃止までの”参考”になる記録㉑
【2017年7月乗車記/江の川が手前にある潮駅/423Dで三次方面へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉒
【2017年7月乗車記/天空の駅宇都井に近鉄からのお知らせ?】三江線廃止までの”参考”になる記録23
【2017年7月乗車記/宇都井から徒歩で口羽へ…は無理で伊賀和志へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉔
【2017年7月乗車記/リアル鉄子登場!最混雑列車424D伊賀和志→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録㉕
【2017年7月乗車記/規模縮小?石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録㉖
【2017年7月乗車記/425D石見川本→粕淵/立派な街の粕淵】三江線廃止までの”参考”になる記録㉗
【2017年7月乗車記/浜原駅での連結作業を見る】三江線廃止までの”参考”になる記録㉘
【2017年7月乗車記/交換設備未使用の石見都賀/三次行き最終433D】三江線廃止までの”参考”になる記録㉙
【2017年11月乗車記/名古屋から高速バスで出雲→山陰本線アクアライナー→江津から歩いて江津本町と千金に】三江線廃止までの”参考”になる記録㉚
【2017年11月乗車記/空いている425D千金→石見川越/石見川越駅前に郵便局】三江線廃止までの”参考”になる記録㉛
【2017年11月乗車記/石見川越~鹿賀~因原を徒歩で】三江線廃止までの”参考”になる記録㉜
【2017年11月乗車記/最も混む列車429D因原→三次/着席可能な状況】三江線廃止までの”参考”になる記録㉝
【2017年11月乗車記/最も混む列車424D発車前の三次駅の様子・9時に来れば良い】三江線廃止までの”参考”になる記録㉞
【2017年11月乗車記/最も混む424D三次→口羽/途中駅から乗ろうとした旅行ツアー客に乗車拒否!】三江線廃止までの”参考”になる記録㉟
【2017年11月乗車記/最も混む424D口羽→石見川本/宇都井駅で下車が多く意外とお客が減ってきた】三江線廃止までの”参考”になる記録㊱
【2017年11月乗車記/バスが来ない!石見川本~木路原~竹~乙原の各駅を訪問】三江線廃止までの”参考”になる記録㊲
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【2017年11月乗車記/宇津井駅INAKAイルミ@おおなん後編】三江線廃止までの”参考”になる記録㊴
【開業から廃止まで88年の栄光の歴史】三江線廃止までの”参考”になる記録㊵
【基本的に立入禁止に…廃止後の線路・駅と言った施設はどうなるか?】三江線廃止までの”参考”になる記録㊶
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【2018年3月乗車記/秘境駅長谷→空襲の跡が残る船佐→かわいらしい看板の所木の各駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㊹
【2018年3月乗車記/3両に増結となった石見川本行き424Dに2日連続で乗る】三江線廃止までの”参考”になる記録㊺
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【2018年3月乗車記/見事に咲いてくれた因原駅のサクラ】三江線廃止までの”参考”になる記録64
【2018年3月乗車記/猫の駅長がいる?田津駅/代替バスの乗り場が作られた石見川越駅】三江線廃止までの”参考”になる記録65
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【2018年3月乗車記/ローカル線に積極的に乗る決意!9432D浜原→江津・石見川本で心に沁みる話】三江線廃止までの”参考”になる記録67
【2018年3月乗車記/不思議な駅江津本町!/江津からキハ187系スーパーまつかぜで浜田へ】三江線廃止までの”参考”になる記録68
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もくじ
★3月17日から3月31日まで限定で三次へ延長運転された9425Dは、浜原止まり時代の”穴場列車”→「最混雑列車」に大変貌!
【乗車日】2018年3月30日(金)
【列車番号】9425D(三次行き。車掌乗務)
【時刻】江津12:34→川戸13:03
【車両】キハ120-314(乗車した後ろの車両。前の車両は番号不明)

↑江津到着は12:19に3番のりばに入った。
すでにホームには大勢のお客やカメラを持つ同業者(鉄道ファン)が多数。一部山陰線内のみの利用もあるため、若干下車するが、江津から乗るお客が多数で各ドアに20人前後が入ってきた。2両で4か所ドアがあるので約80人前後が江津から乗った事になる。
ダイヤ改正前(3月16日以前)は、浜原行きとして運行していた列車で、浜原から先に行ける列車は存在しなかったため、比較的混雑しなかった。
しかし、ダイヤ改正後(3月17日以降)は状況が大きく変化。浜原~三次は”延長運転”した形となったため、お客が急増。一部の日は積み残し、多客のため20分程度の遅れも発生。一転して「最混雑列車」になってしまった。
三江線で最混雑と言えば、三次10:02発の9424Dも激しいものがあったが、こちらは3両で対応していたのに対して、9425Dは最終日(3月31日)まで2両での対応であった。私としてはこれも増結するべきだったと思うが、JR西日本の車両数の状況を見れば、さらによそから応援をもらう事が許されなかったように見えた。
江津では3003D新山口行き特急「スーパーおき3号」に接続。本来ならば12:31着なのであるが、山陰線内での遅れのため6分ほど遅く着くと言う。それまで9425Dは発車できない。9425Dが発車出来たのは12:40であった。
車内の様子を見ると、積み残しが発生するレベルにはなっていなかった。なんとか乗車希望者全員乗せる事が出来た。
後日動画で見たのであるが、最終日(3月31日)は江津発車時点で多客になり100人以上を積み残した。それから先の石見川本や浜原でも多客により乗車困難な状況になり、途中駅からの乗車は基本的に代行バスに切り替えた。
最終日前日はそこまではならなかったが、それでもかなり混雑。途中駅から乗るのも、降りるのもしんどい状況である。
それでも身動きが取れないレベルか?と言うとそうではなくて、新聞は広げて読めるほどの余裕はあった。
朝行った江津本町駅を通過し、江の川を見ながら進む。千金では車内で同業者がフラッシュ撮影していたようで、「フラッシュは使わないように」と注意が促される。鉄道写真撮影の基本中の基本であるが、こういう基本を知らない同業者も多いと見た。それどころか、今まで「車内でフラッシュを使うな」と言われた事はさすがに一度もなかったので、「あのなぁ!」😩と呆れた。
川平では、今や使用されていないホームにあるサクラが満開。やはり考えている事はみんな同じ。前日(3月29日)の因原と同じ状況で、同業者が殺到。
★川戸のサクラトンネルでは菜の花咲く。使われていないホームからの撮影はダメなのか?

↑定刻より7分遅れて13:10に川戸に到着。地元の人、写真撮影に来た人が9425Dを迎えた。降りたお客はわずかで、むしろ乗車するお客が多かった。

↑川戸駅の改札前にあるサクラが見事に咲いてくれた。やはりこれもサクラが三江線が廃止になる事を知って、早く咲いてきてくれたと言う夢を持ちたい所だ。

↑川戸駅の今は使われていないホームの裏側に菜の花畑があると言う事なので、ここへ行ってみる事にした。だが、どのような経路で歩けば良いか?と言う肝心な地図の記載がない。


↑川戸駅からのメッセージとして、地元の人やお客からの寄せ書き。

↑この駅名表は地元の人が本物そっくりに作ったものらしい。カラーコピー等を駆使したようだ。

↑ホームの三次方から見た川戸駅のサクラ。


↑使われていないホームの近くまで回ってきた。大井川鐵道の家山のサクラトンネルのような立派なそれになっており、川戸では地元の人には知られた存在であるが、全国的には広く知られていない。私も三江線を乗り歩いていて初めて知った。


↑菜の花もキレイに咲き、サクラとの組み合わせが最高に良い。ここに列車が通れば被写体としては相当「商品価値」の高い写真になるだろう。ほとんどが「カメラ小僧」だらけで、のんびりと花を観賞している感じがしない。私は時々撮影しながら、じっくりと花を観賞する時間を多めに設けた。



↑今は使われなくなったホームへ移動。人が歩く事が出来る通路も一応設置。ここから撮影する同業者も少なくない。
それにしても見事に改札前の三江線の歴史を見守ってくれたサクラが咲いてくれた。どんな思いで列車が通る最後の姿を見ているのか?

↑川戸のサクラトンネル。ここが絶好の撮影場所となっており、同業者が多数。JR西日本の保線?関連の作業員が列車が安全に通れるように警戒している。他の駅よりも人数が多く、運転側としては宇都井並みの「神経を使う駅」だったに違いない。こういう最後に人が集まった時に人身事故等の輸送障害を起こしてはたまったものではない!と言う雰囲気が運転側の関係者から伝わってきた。それにピリピリした感じだ。



↑14:23発の江津行きの9426Dが入線。やや遅れての運行であった。川戸では長時間止まらないため、列車が来た時の歓迎する熱烈な気持ちが三江線の駅の中で最も高いボルテージとなった。これは3月4日(日)に来た時も同じ事を感じた。
何事もなく9426Dは発車。中には線路際に入って撮影する同業者も目立つほどであったが、この後イラッと来た事。
「(今は使われていないホーム)ここにいると違法になるので、早く出てください」
そんなこと聞いた事ないぞ?!と思って到底納得出来なかった。ならば、それがダメと言う根拠になる法律とか規則を示すべきである。
原理主義的に言ってしまえば、使われていないホームはJR西日本の土地ではないかもしれないので(つまり私有地)、勝手によその人の土地に入るな!と言う事。少なくても公道や国有地・県有地・市有地でもない。
だが、実際には多くの人が入って撮影しているし、入ってはダメと言うならば、入れないように「立入禁止」の札、バリア(柵)を設けるのがスジである。それがないと「入って良い場所」と解釈して当然である。
どこまでが入って良いかの?悪いのか?よくわからない。
それに川戸の場合は、使われていないホームは地元の人が花を植えているし、作業した跡もあるので、私有地でなければ地元の関係だけは入って良いのか?と言う理屈になる。入って良いのか?悪いのかと言うのは、川戸の場合”グレーゾーン”の点もあるのではないか?
そんな事を言いだしたら、川平、因原でも言える話だ。
使われていないホームから撮影した写真や動画も多数掲載されているが、「鉄道ファン」(雑誌)の投稿コーナーにこの場所から採用されれば、「妥当な場所から撮影していない」と判断されて、掲載されないのであろうか?その辺はよくわからないし、編集者の判断もあろう。
いずれにせよ、なんか納得出来ない事に不満である。
71回目に続く(6月23日公開、下記リンクをクリック)
【2018年3月廃止乗車記/いろいろと頭に来た9427D川戸→宇都井・廃線後の楽しみ方は?】三江線廃止までの”参考”になる記録71
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