【2016年4月乗車記と乗り歩き/伊勢奥津駅が大混雑!その理由は?/三重交通バスで伊勢奥津駅から名張駅へ】名松線奇跡の復活④

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2016年4月乗車記と乗り歩き。名松線の比津駅から伊勢奥津駅まで乗車。車内では謎の乗車券をぶら下げたお客が多数。伊勢奥津駅で目を疑う光景!ホームいっぱいに人!人!の大混雑!その理由は?「名松線」は松坂と名張を結ぶ路線だが、実際には伊勢奥津まで。伊勢奥津から名張までは三重交通の路線バスで行く事が出来た!

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【2016年4月乗車記/廃止を回避出来た理由は?珍しくキハ11の2両でも大混雑!まずは松坂~家城の車窓を】名松線奇跡の復活①

【2016年4月乗車記/家城~伊勢八知/家城駅のタブレット交換/台風の爪痕が残る車窓】名松線奇跡の復活②

【2016年4月乗車記/伊勢八知駅のサクラと駅舎に注目/隣の比津駅まで歩くと険道経由のため無謀だった】名松線奇跡の復活③

★2016年4月名松線乗車記と乗り歩き。JR東海の社員向け?謎のきっぷ

【乗車日】2016年4月9日(土)

【列車番号】415C(名松線伊勢奥津行き)

【時刻】比津14:26→伊勢奥津14:33

【車両】キハ11-303+キハ11-304

比津からは14:26発の415Cで伊勢奥津へ。名松線はそんなに混まない路線であるが、この列車も混雑が激しい。混む名松線が乗車記として書けるのも珍しいだろう。
三重県道15号沿いを並走するように進む。相変わらずの山道で険しい地形が続く。
伊勢奥津が近づくと険しさがなくなり、やっと開けた地形になってきた。
到着前、「運転席後ろのドアから降りるように」と放送が入る。
伊勢奥津も無人駅のため、全てのドアが開くと言う事はない。

車内には、”変なきっぷ”を出すお客も多かった。
”変なきっぷ”と言うのは、「東海会社線 9.30」と言うもので、磁気式定期券と同じデザイン・大きさ。どうやら、「JR東海社員パス」のようだ。
JR東海の場合どういうような運用方法か不明だが、一般的には同社に勤める人が通勤や私用で自社の鉄道路線に乗り放題きっぷ。特急や新幹線は別途特急券が必要(自腹購入)になる。乗車券として乗車可能範囲は基本的には自社線全線のはずで、一部社ではエリアを限定している事もある。

★人!人!の大混雑の伊勢奥津駅。その理由は?

↑伊勢奥津の狭いホームには、線路に転落する人が何人も出ておかしくないほどのビッシリな人😖伊勢奥津駅では今まで見た事がない大混雑!😫
415Cのお客が全員下車して、414C(15:08発の松阪行き)として発車準備が出来ると一斉に乗車する。

↑発車3分前に様子を見に行くと、乗りきれないほど乗っている!😫この時点で乗る事は困難😫名松線は概ね2時間に1本程度しかないため、乗れないとなると損害が大きい😫これは名松線の奇跡の復活を祝って同業者(乗り鉄、鉄道ファン)が殺到したように見えたが実際には違っていた。

↑線路際には、枝垂桜。某大阪福島のラジオ局の番組でこの事を「えだたれざくら」と読んで笑いのネタにされたが、枝垂桜と書いて「しだれざくら」である。ホームは1面1線しかなく、奥には車止めがあるため、伊勢奥津駅から西側に進む事が出来ない。かつてはホームの端まで自由に入る事が出来たが、名松線の奇跡の復活と同時に、ホームで入れる場所は「前2両分」だけとなってしまった。

↑名物の給水塔の跡とホームを構図に撮影。今は使用されていない給水塔だが、かつてはSL(蒸気機関車)が走っていた名残だ。今もこれが堂々と残っているのは少ない。

↑駅前には美しくサクラが咲いていた。どうやらちょうど満開のようで、これを目当てに訪れる主に三重県民が多かった。伊勢奥津までの移動手段はクルマではなく、名松線を利用。
しかもちょうど名松線が復活したばかりだったので、「試に乗ろうか」と言う人も多かったのである。

↑駅舎では、全線復活を祝う横断幕等が掲げられていた。
地元の人が、弁当や土産物等を販売しており、名松線の復活自体が大きな意義を持っていたと痛感した。
「名松線がなければ全ての生活が成立しない」
とは言い難いのが現実だが、名松線自体が津市山間地域におけるシンボルで、利用の多い少ないは抜きにしても、「なくてならない存在」と言う事を教えてくれた。

↑狭い駅前にドーンと止まっていたのが、三重交通の路線バス。行先は「名張駅前」となっていた。「名松線」とは「松坂」と「名張」を結ぶ路線として建設が始まったものの、途中の伊勢奥津駅まで開業した時点で、今後の利用が見込めないと判断され建設中止となった。今や名前だけが残る。伊勢奥津駅から名張駅までの鉄道建設計画はあったが、実際に作る事はなかったこのような路線の事を「未成線」と言う。
名松線と接続するバスはたくさんありそうに見えるが、実際には伊勢奥津14:33着の415Cだけで14:40頃に発車する。朝7時台に1本あるがこれは名松線との接続は出来ない。事実上名松線経由で名張まで行ける交通手段は1日に1本しかない事になる。
伊勢奥津~名張を結ぶ路線バスは、この2本だけで名松線以上にローカル線だった😫

★伊勢奥津~名張へ名松線が通るはずだった区間を三重交通バスで

【時刻】伊勢奥津駅15:30頃→名張駅16:30頃

【運賃】1,070円

前述のとおり、同区間の路線バスは1日に2本しかない。次の名松線は17時過ぎまでない。近くでゆっくりとサクラの花見や伊勢奥津の昔ながらの街並みを観光するのも良いだろう。テツ的には「名松線」と称している以上は伊勢奥津~名張間を連絡する路線バスにも乗って、どんな所を名松線が通るはずだったのか?見ておきたい所もあった。乗車記のネタにもなるし実態も見られるチャンスなのであるが、この日は偶然、臨時バスが運行。15:30に名張行き臨時バスに乗った。
大混雑の名松線列車とは対照的に臨時バスは10人弱乗る程度。
三重交通バスでは、2016年4月から全国交通系ICカードにも対応するようになり、最近所持しているkitacaで乗車する。同社は近鉄グループなので、PiTaPaとして加盟しているのだ。
名張までの運賃は1,070円と高い。
全てのバス停に止まらない。「三多気のサクラ」近くに止まるだけで、ここはクルマの台数も多かった。
伊勢奥津から乗ったお客の半分強がこのバス停で下車し、下車した以上の人数がここから乗車。この先にある国道368号線沿いの道の駅にも止まるが、乗降なし。この先は名張駅前まで無停車。

国道と言うものの、実質的には「酷道」に近い。曲線だらけの幅員が狭い道で、対向車とのすれ違いも難しい。
仮に名松線が通った場合、名張まで険しい地形の連続で、直線的なトンネルを掘らない限り大幅なスピードアップは出来ないはずだ。
小さな集落が部分的にあるがほとんどは過疎地域のため、人口が少なく利用も見込めないはずだ。
長い山道が終了するとやっと名張市街地。
伊勢奥津からは約60分であった。

↑名張駅のサクラも素晴らしく、駅舎とマッチしている。
近鉄沿線の最大の関心事と言えば、「伊勢志摩サミット」。主要国の政治リーダーが集まる会議で、2016年5月26日と27日に三重県の賢島で開催した。
テロ対策等の理由で、5月21日~28日は鵜方~賢島で近鉄は運行を停止。国が発行した許可書がないと賢島に入る事が出来ない。
近鉄グループの三重交通バスも必要な輸送を最大限行う事になっており、近鉄自身も主に特急で、定期列車に専用車両を併結若しくは臨時列車を仕立てて輸送にあたるだろう。

★まとめ

仮に名松線を路線名通り、名張と松阪を結ぶ場合大幅な線形改良等を行わないと都市間輸送の責務を果たせなかったと思う。
だが、現実には途中の伊勢奥津までとなりその必要もなくなった。
家城~伊勢奥津では、台風被害による被害を受けたが「奇跡的な復活」を果たした。
JR東海の柘植社長(2016年当時)が言うように「お客がたくさん乗って本当の復活」なのだ。今後は、「数字」としていかに名松線が地元の足として機能するか?ポイントになる。2012年度の数字になるが輸送密度が273人であったので、これをいかに増やせるか?JR北海道の事例だが輸送密度が200人を切ると鉄道廃止と言う方針だ。名松線もそのレベルに近づいているため、利用不振であれば廃止も今後はあり得るだろう。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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