【2016年4月乗車記と乗り歩き/伊勢八知駅のサクラと駅舎に注目/隣の比津駅まで歩くと険道経由のため無謀だった】名松線奇跡の復活③

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2016年4月乗車記と乗り歩き。松坂から乗車した名松線413C伊勢奥津行きで伊勢八知駅で下車する。奇跡の復活区間の途中駅の中ではかなり栄えている。木の温もりがある駅舎に注目!駅前はサクラの名所でもあった!次の比津駅までは三重県道15号線を道なりに歩くと険道のため無謀だった!名松線はどんどん山深くになる風景が見られた

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前回までの続きは下記をクリック

【2016年4月乗車記/廃止を回避出来た理由は?珍しくキハ11の2両でも大混雑!まずは松坂~家城の車窓を】名松線奇跡の復活①

【2016年4月乗車記/家城~伊勢八知/家城駅のタブレット交換/台風の爪痕が残る車窓】名松線奇跡の復活②

もくじ

★2016年4月乗車記と乗り歩き。伊勢八知駅はサクラの名所!駅舎にも注目!

【日付】2016年4月9日(土)

【場所】名松線の伊勢八知駅から比津駅にかけて徒歩移動

【備考】時刻、運賃、描写等は全て当時のもの。現在と大きく異なる事がある

↑12:42に着いた伊勢八知(いせやち)。ワンマン運転なので運転席前のドアから降りる。
最も後ろから前に向かって車内を歩くと、座席は全て埋まり立客もビッシリといる。そのまま伊勢奥津まで乗っても良かったが、途中駅の様子も見たかったのでこの駅で降りる。これも乗車記として面白くする要素である。
伊勢八知で下車したのは私を含めて数人だったので、ほとんどのお客は伊勢奥津まで乗るのだろう。これが普段の姿とは思えないが、普段からこれくらいは乗ってほしいものだ。

↑ホーム自体は1面1線の変哲もない構造。元々は列車交換が出来た?ようにも見える。ホームと反対側はスペースがそれなりにあるのだ。マクラギや線路を見ると、新しいバラストが少しだけ入っているが、基本的には台風で被災する前の状態がそのまま残る。名松線奇跡の復活にあたり、過剰な整備をしているようには見えない。被災した設備を原状回復したに過ぎない。それにしても伊勢八知駅はいつの間にか松阪市から津市になっていた。今や津市はかなり広くて近鉄大阪線の沿線もそうだったりするからビックリする。

↑簡易委託扱いできっぷの販売も行われているが、平日のみ。土日祝日は営業していなかった。
駅舎の中は、待合室がある程度だが、ローカル線の駅でこれがある・ないは大きな違いとなってくる。一見すると古民家風に見える建物。これが伊勢八知駅の駅舎(写真右側)だ。一応入口には「伊勢八知駅」という表札があるものの、JR東海管内では非常に珍しく同社のロゴマークが表札に付いていない。

↑それにしても駅前のサクラが素晴らしい😆サクラの名所だ🤩
駅舎と隣接してあるのは、津市の美杉庁舎。
名松線沿線では比較的大きな町で、農協やコンビニ(サークルK、現在はファミリーマート。この店舗が存続しているか不明)もある。名松線奇跡の復活区間の途中駅の中ではかなり栄えた街だ。それなのに名松線の利用者は少ない。ほとんどはクルマ。路線バスもあるのだろうか?運行しているのであれば、例外なく三重交通の管轄だろう。

★伊勢八知~比津の徒歩移動は険道経由のため無謀だった

三重県道15号線に並走する形で名松線が通っているので、この道を伊勢奥津に向かって歩く。
時間の都合上、伊勢奥津15:08発の松阪行き414Cに間に合うようにしないといけない。
距離にして約7km、クルマでも15分かかる道のりを歩くのは、結果から言って無謀だった😅

↑各踏切にはこのようなノボリ。長期間列車が通っていなかったため、一旦停車等しないで通り過ぎるクルマや人がある。事故を防止するためには現場で広く知らせる必要がある。またそれは、名松線の存在を思い出させるためのシンボルでもある。

↑伊勢八知駅近くの鉄橋。ここもサクラをバックにする事出来る構図のため、写真撮影者(撮り鉄、同業者)が何人かいた。

↑三重県道15号線は、典型的な山道。車道は片側1車線ずつあるものの、線形が悪くカーブも少なくない。道路は整備されているが、名松線は”山にへばりつく”ように線路が展開されており、落石や土砂崩れ等の自然災害に遭うリスクが道路よりも高い。
歩道は一切なく、白線の狭い内側を歩く。

↑すると、412C(伊勢奥津13:06発の松阪行き)が通る。伊勢八知で下車した413Cの折り返しだ。
この列車も座席は全て埋まり、立客も少なくなかった。

↑線路際は山、崖、木が迫る。再び土砂崩れ等起らないようにコンクリートの頑丈な壁で覆われていた。治山工事をしている。逆に言えばここは2009年の台風災害で被災したのであろう。

↑名松線は険しい場所を通る事が特徴。(川の反対側)

↑比津駅が近づくほど、山が険しくなる。決して険道とは言えないが、歩くという立場になるとかなり狭い場所を通らないといけないので、歩きやすい道とは言い難い。しかもそれなりの交通量がある。

↑14:00過ぎに着いたのは、比津(ひつ)駅。伊勢八知~伊勢奥津のちょうど中間で、伊勢奥津まで歩くとまだ1時間はかかると判断できた。
三重県道15号線は引き続き、山道が続き長い時間がかかると判断。
比津からは14:26発の415C伊勢奥津行きに乗る事にした。

★比津駅は小高い場所にある山が迫った地形。駅舎が新しくなっていた?

↑比津は小高い場所にある山が迫った地形。駅を示す道路標識等なし。場所がややわかりにくい。県道から少し山側に進み、踏切の手前を右折すれば駅となるが、道は狭い。
駅舎は特になく、道路から直接ホームに入る構造。
ホームには待合室と言える小さな小屋が。3月26日の運転再開に伴い新しく整備されたように見えた。
名松線を利用するわけではないが、「比津駅見物」の人が何人か来ていた。

4回目に続く(6月14日公開、下記をクリック)

【2016年4月乗車記/伊勢奥津駅が大混雑!その理由は?/三重交通バスで伊勢奥津駅から名張駅へ】名松線奇跡の復活④

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KH8000

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