【2018年3月乗車記/猫の駅長がいる?田津駅/代替バスの乗り場が作られた石見川越駅】三江線廃止までの”参考”になる記録65
もくじ
2018年3月乗車記。因原駅から田津駅まで9426D江津行きに乗る。田津駅では「猫の駅長」がいるはずだが?江津市民バスに乗るとしたがなぜか時刻になってもバスが来ない!仕方ないので石見川越駅まで歩いて行く。既に三江線廃止後の代替バス乗り場が作られており、既に廃止向けた準備?としてトイレが使えなかった
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【2016年3月の乗車記と車窓422D三次→浜原/単行でもお客はたったの5人】三江線廃止までの”参考”になる記録②
【2016年3月の乗車記と車窓422D浜原→江津/わずかな人しか乗らない】三江線廃止までの”参考”になる記録③
【2017年3月再び尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録④
【2017年3月乗車記/432D尾関山→式敷/大混雑429D式敷→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録⑤
【2017年3月乗車記/廃止決定後の422D三次→口羽は早朝でも空いていない!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑥
【乗車記/初めて行った天空の駅宇都井駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑦
【2017年3月乗車記/普通列車も通過する長谷駅と三江線未来のために】三江線廃止までの”参考”になる記録⑧
【2017年3月乗車記/最混雑列車424D船佐→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録⑨
【2017年3月乗車記/初めての石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録⑩
【2017年3月乗車記/426D石見川本→川戸/川戸駅交換設備が消えた跡】三江線廃止までの”参考”になる記録⑪
【2017年3月乗車記/三次行きの最混雑列車?429D川戸→石見簗瀬】三江線廃止までの”参考”になる記録⑫
【2017年3月乗車記/430D石見簗瀬→江津の石見神楽トレイン】三江線廃止までの”参考”になる記録⑬
【2017年7月乗車記/夏に乗車してわかった事/レール温度上昇で運休?】三江線廃止までの”参考”になる記録⑭
【2017年7月乗車記/高速バス「石見銀山号」で広島から因原・石見川本へ簡単アクセス!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑮
【2017年7月乗車記/因原駅に三江線と名乗る運送会社が同居】三江線廃止までの”参考”になる記録⑯
【2017年7月乗車記/因原→鹿賀を歩く。絶景!絵に描いた駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑰
【2017年7月乗車記/426D鹿賀→川平、哀愁ある駅川平、水分確保に苦労】三江線廃止までの”参考”になる記録⑱
【2017年7月乗車記/前面展望動画撮影人気列車?429D川平→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録⑲
【2017年7月乗車記/レール温度上昇で429D浜原→三次で遅れ発生】三江線廃止までの”参考”になる記録⑳
【2017年7月乗車記/三次周辺も明るい422D/宇都井でサービス停車】三江線廃止までの”参考”になる記録㉑
【2017年7月乗車記/江の川が手前にある潮駅/423Dで三次方面へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉒
【2017年7月乗車記/天空の駅宇都井に近鉄からのお知らせ?】三江線廃止までの”参考”になる記録23
【2017年7月乗車記/宇都井から徒歩で口羽へ…は無理で伊賀和志へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉔
【2017年7月乗車記/リアル鉄子登場!最混雑列車424D伊賀和志→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録㉕
【2017年7月乗車記/規模縮小?石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録㉖
【2017年7月乗車記/425D石見川本→粕淵/立派な街の粕淵】三江線廃止までの”参考”になる記録㉗
【2017年7月乗車記/浜原駅での連結作業を見る】三江線廃止までの”参考”になる記録㉘
【2017年7月乗車記/交換設備未使用の石見都賀/三次行き最終433D】三江線廃止までの”参考”になる記録㉙
【2017年11月乗車記/名古屋から高速バスで出雲→山陰本線アクアライナー→江津から歩いて江津本町と千金に】三江線廃止までの”参考”になる記録㉚
【2017年11月乗車記/空いている425D千金→石見川越/石見川越駅前に郵便局】三江線廃止までの”参考”になる記録㉛
【2017年11月乗車記/石見川越~鹿賀~因原を徒歩で】三江線廃止までの”参考”になる記録㉜
【2017年11月乗車記/最も混む列車429D因原→三次/着席可能な状況】三江線廃止までの”参考”になる記録㉝
【2017年11月乗車記/最も混む列車424D発車前の三次駅の様子・9時に来れば良い】三江線廃止までの”参考”になる記録㉞
【2017年11月乗車記/最も混む424D三次→口羽/途中駅から乗ろうとした旅行ツアー客に乗車拒否!】三江線廃止までの”参考”になる記録㉟
【2017年11月乗車記/最も混む424D口羽→石見川本/宇都井駅で下車が多く意外とお客が減ってきた】三江線廃止までの”参考”になる記録㊱
【2017年11月乗車記/バスが来ない!石見川本~木路原~竹~乙原の各駅を訪問】三江線廃止までの”参考”になる記録㊲
【2017年11月乗車記/列車が通る最後の宇津井駅INAKAイルミ@おおなん前編】三江線廃止までの”参考”になる記録㊳
【2017年11月乗車記/宇津井駅INAKAイルミ@おおなん後編】三江線廃止までの”参考”になる記録㊴
【開業から廃止まで88年の栄光の歴史】三江線廃止までの”参考”になる記録㊵
【基本的に立入禁止に…廃止後の線路・駅と言った施設はどうなるか?】三江線廃止までの”参考”になる記録㊶
【2018年3月乗車記/列車がないので早朝に三次駅から徒歩で尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㊷
【2018年3月乗車記/粟屋駅で地元の熱烈な歓迎】三江線廃止までの”参考”になる記録㊸
【2018年3月乗車記/秘境駅長谷→空襲の跡が残る船佐→かわいらしい看板の所木の各駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㊹
【2018年3月乗車記/3両に増結となった石見川本行き424Dに2日連続で乗る】三江線廃止までの”参考”になる記録㊺
【2018年3月乗車記/1両で大混雑!始発422D三次→口羽に乗る/口羽駅に28分だけ営業の売店!】三江線廃止までの”参考”になる記録㊻
【2018年3月乗車記/空いている昼間の浜原行き425D・乙原駅→石見簗瀬駅→明塚駅を訪問する】三江線廃止までの”参考”になる記録㊼
【2018年3月乗車記/廃止直前に1か月半運休した宇都井駅には?】三江線廃止までの”参考”になる記録㊽
【2018年3月乗車記/簡単に県境越えが出来る作木口と江平は三江線らしい景色】三江線廃止までの”参考”になる記録㊾
【2018年3月乗車記/今まで以上に熱烈な石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録㊿
【2018年3月乗車記/おおなんバスで石見川本から因原→サクラの木がある因原駅】三江線廃止までの”参考”になる記録51
【2018年3月乗車記/生きた証人川平駅】三江線廃止までの”参考”になる記録52
【2018年3月乗車記/88年見守った川戸駅のサクラ】三江線廃止までの”参考”になる記録53
【2018年3月乗車記/1時間後の1本後の列車はかなり空いている!431D川戸→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録54
【2018年3月乗車記/浜原駅ではサクラのイルミネーションを見て最終の433D浜原→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録55
【2018年3月乗車記/225系・瑞風・新幹線など三次への送り込みもネタ満載?!】三江線廃止までの”参考”になる記録56
【2018年3月乗車記/芸備線接続待ちで遅れた9430D三次→式敷】三江線廃止までの”参考”になる記録57
【2018年3月乗車記/閉店準備中…入口に仕切りが出来た式敷駅、ホームの一部が切られた信木駅】三江線廃止までの”参考”になる記録58
【2018年3月乗車記/9427D信木→三次、三次駅3月31日予告も】三江線”参考”になる乗り方59
【2018年3月乗車記/廃止直前の朝一番9422D三次→口羽は大混雑!口羽マルシェのグッズ購入率7割!】三江線”参考”になる記録60
【2018年3月乗車記/秘境駅?石見松原/キハ120の3両/立派な交換設備がある石見都賀】三江線”参考”になる記録61
【2018年3月乗車記/石見都賀→粕淵へ三江線と並走するバスに乗る】三江線”参考”になる記録62
【2018年3月乗車記/粕淵駅近くの鉄橋は歩ける?!乗りきれないほどの大混雑!9424D石見川本行き】三江線廃止までの”参考”になる記録63
【2018年3月乗車記/見事に咲いてくれた因原駅のサクラ】三江線廃止までの”参考”になる記録64
★無人駅の田津駅に駅長がいた!
【訪問日】2018年3月29日(木)
【列車番号】9426D(江津行き、車掌乗務)
【時刻】因原13:51→田津14:11
【車両】キハ120-4(米キス)+キハ120-325(広クチ)+キハ120-310(米ハタ、石見神楽トレイン)



↑因原からは9426Dに乗車し、未訪問駅の田津駅向かう。
因原駅では地元の幼稚園(または保育園)の園児と先生が9426Dを見送った。手作りのメッセージボードも掲げられていた。
ある同業者(鉄道ファン)が旧ホームから「撮影しても良いですか?ネットには流しませんので・・・」と断った。
今や誰でも自由にネットで情報発信できる世の中。ある程度の常識、コンプライアンス、モラル、諸々の権利の維持を守る等も求められるが、全員が全員そうではなく、これを逸脱する者も少なくない。昔ならば「撮影しても良いですか?」で終わっていたのが、「ネットには流しません」と言う言葉も追加しないといけなくなったご時世になっているのは、「なんだかなぁ~」と思った次第。
キハ120-310のドアは開かないため、中央のキハ120-325から乗車するが、すでにドア付近は多くのお客が立っていた。それでもいつもの通り無理矢理”ねじ込んで”乗車する。
因原駅近くの福祉施設からも因原駅同様に入所者一同が整列し、三江線を見送った。もはや、三江線沿線全体が一体となって三江線の最後の姿を見送るとともに、諸々の事情で乗車する事は出来ないけど、三江線に対する最後の感謝の想いを伝えているように感じた。

↑因原から20分ほど乗車して田津で下車。三江北線のエリアでは最後まで残った未訪問駅がなんとかこれで解消。





↑気になったのが、線路、ホームに枯葉や倒木の跡が目立ったこと。下手をすれば列車に触車して輸送障害に直結しそうなギリギリのレベルにも見えた(あくまでも素人目だが)

↑レールに注目してみると、車輪が通る部分にも小さな枝が。それでも走行には支障がないようで、9426Dは通常通り発車していた。


↑三江線のこの地域では、よくあるタイプの駅舎。駅舎内は長いベンチが広がっており、キレイに掃除されていた。やはりこういう駅舎は来てみると気持ち良いものだ。

↑急な階段を降りると田津駅の出入口となる。写真の右側には田津駅の駅長がいる。駅長は人間ではなく犬。和歌山電鐵であるような正式に就任した駅長ではなく、あくまでも一部の同業者の間で「田津駅の駅長」と称しているに過ぎない。正確に言えば、田津駅の隣の住宅で飼っている犬で、たまたま犬小屋が駅の出入口付近にあるためだ。
ところが、犬の駅長は不在。
多忙な業務をこなしているのか?たまたま散歩に行って不在なのか?機嫌が悪く犬小屋の奥にいるのか?わからない。
最初で最後の挨拶かわす事は出来なかった。挨拶と言っても簡単に顔を見て終わりであるが。


↑田津駅の周辺。広い田畑が広がり、ポツポツと住宅がある程度のなんとものどかな風景だ。因原とは異なり、サクラはまだ3分咲き。田津駅周辺も立派な桜並木となっていた。
★もはや毎度恒例?!またまたバスが来ない!仕方なく徒歩で石見川越へ


↑田津駅の前にあったバス停。江津市民バスの川戸~鹿賀の路線。三江線に沿った路線バスのようだ。運行本数は2往復/日だけ。15:03発の鹿賀団地行きがあったので、次の石見川越駅の目の前にある川越郵便局まで乗る事にした。運賃は210円、約5分で着く。
しかし、時刻を過ぎてもバスが来ない!
それどころか田津駅に近づいてくるクルマすら来ない。バスが来る雰囲気が全くなかったので、仕方なく諦めて徒歩で石見川越を目指す事に。
運行実態が全くわからない。特定の曜日だけの運行らしく、週に2日間だけしか便がないと言う事が、その場でスマホ検索してなんとなくわかった程度。未だにどんな路線バスなのか何もわからないので、わかる方がいたら、どんな路線バスなのか?教えてほしい。
★わずかながら使用停止になったホームを確認出来たが、すでにトイレが使えなかった石見川越
バスが来ないと判断したため、歩く事に。2駅先の鹿賀まで歩き、そこから三江線に乗る事にした。

↑歩きながらもいろんな写真を撮影したが、紙幅の都合で全ては公開できないので厳選した一部を。道路と線路が極端に接している所が多いのも三江線で、これらを仕切る壁等がない。
やはり気になったのが、倒木の跡。線路に入るギリギリのところに木が放置されている。自然災害の多さも三江線廃止の理由であるが、どんなに立派な保線をやっても、治山等の土地を抜本的に改良しないと防ぐ事が出来なかったのではないか・・・と今になって思った。

↑江津起点20キロポスト地点。いわゆる勝手連踏切が三江線には無数のようにあるので、それと思われる場所には「危険」の看板が立っている。

↑石見川越駅の手前で、9427D三次行き(石見川越16:03)が通る。極端に混雑している事はなくて、立客がそこそこ居る程度。

↑石見川越駅の手前。工事中の広い展開場は4月からバス停として使用される所。この日は3月29日であったが、明々後日(4月1日)から営業開始するのに、まだ工事が続いていた。三江北線のエリアではギリギリまで工事しているバス停等が多く、3月上旬までにある程度工事が終了していた広島県内と比べて、温度差がある。


↑三江線とは何も関係ないだろうが、石見川越駅近くの郵便局も工事中。3月3日~3月4日に三江線で通った時も同様の工事を行っていた。


↑1931年(昭和6年)に川戸から延伸開業した際には一時的な終着駅となった石見川越駅。終着駅らしく駅舎内も立派で、今にも駅員が現れるのでは?!と思わせる窓口もそのまま残っていた。

↑ホームに立ってわかった事。今は1面1線しかないホームであるが、よく見ると右側にホームの跡がある。おわかりだろうか?
今は元ホームの跡地は木が無数生えており、ホームがあったと思わせてくれない。単に山の一部に見えてしまう。

↑駅名表を撮影すると、やはり黄色いトラロープが張ってあった。”閉店”に向けての準備が着々と進むが、それで困った事が・・・。

↑奥にある木造の建物がトイレ。まだ三江線は営業しているのに、本来使えるはずのトイレがすでに使えなくなっていた。トラロープをまたげばトイレに入る事も出来るが、積極的に使いたいとは思えない状況だ。
66回目に続く(6月2日公開)
【2018年3月乗車記/鹿賀駅サクラ満開!/ゴールデンウイークまで残せばいいのに・・・と嘆きの声が聴こえた9429D鹿賀→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録66
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