【2019年8月乗車記と乗り歩き/引退理由は?高級感がある車内!駅弁を食べながら東北本線の車窓を楽しむ】「リゾートみのり」に乗る①

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2019年8月乗車記と車窓と乗り歩き。JR東日本仙台支社は2020年6月28日をもって陸羽東線の観光列車「リゾートみのり」が引退する事を公表した。引退理由は?その約1年前仙台→新庄間で「リゾートみのり」に乗る事が出来た。他の「リゾートシリーズ」と比べて高級感がある車内!駅弁を食べながら東北本線の車窓を楽しむ!

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JR東日本仙台支社は2020年3月26日、陸羽東線の観光列車「リゾートみのり」が2020年6月28日(日)をもって引退する事を公表した。

「ありがとうリゾートみのりキャンペーンの実施について」(JR東日本仙台支社ホームページ)

↑詳しくはこちらをご覧になりたい。唐突に出た「リゾートみのり」の引退という話。種車となった車両は1980年(昭和55年)登場し、2008年(平成20年)に「リゾートみのり」として改造。種車の時代を合わせると車齢は40年に達する。「リゾートみのり」としての活躍期間が短いような気もするが、一般的に10~13年程度使えば改造に要した費用は回収出来るため、改造車としては妥当とも言える活躍期間とも言える。もちろん整備すればさらに使う事は出来るが、JR東日本管内では各地にあったキハ40系列の引退が進んでいる。八戸線、只見線、新潟地区では既に引退しているか、引退が進んでおり、五能線や津軽線のそれも2020年度以降引退する見込みだ。そうなると、キハ40系列で整備で必要な部品が確保出来なくなる。いくら「リゾートみのり」の車両の状態が良くても、車検の期間が残っていても、部品が無ければ話にならない。他にも八戸線の「リゾートうみねこ」も「リゾートみのり」と同時期に引退する事が決まっており、部品の確保が出来ない事が原因だと判断して良いだろう。

今後「リゾートみのり」の後継車両については特に公表していないが、下記の本文でも記すが利用者が多くて、人気な観光列車なので、「リゾートみのり」の運行終了から少し間隔が開くかもしれないが、何らかの形で新しい観光列車が登場だろう。その車両がキハ110の改造なのか?HB-E300系を新造するのか?どちらも現実的にあり得るだろう。

【乗車日】2019年8月18日(日)

【列車番号】8727D(リゾートみのり・新庄行き)

【時刻】仙台9:13→小牛田9:51~9:53→鳴子温泉11:00~11:23→新庄12:26

【車両】1号車キハ48-550+2号車キハ48-549+3号車キハ48-546→

【備考】全車指定席。先頭が3号車。今回は仙台~小牛田間について書く

もくじ

★2019年8月乗車記と乗り歩き。JR東日本の「リゾートシリーズ」の中で最も高級感がある車内

↑リゾートみのりは全席指定席だ。「えきねっと」(当時520円、現在は530円)で指定席券を購入した。快速列車のため青春18きっぷでも乗る事が出来る。

↑過去に仙台駅を発着していた「ひばり」「はつかり」「みやぎの」「ゆうづる」「やまびこ」と言った列車のヘッドマークが展示されている。一旦改札口を出て駅弁を買いに行く。仙台駅は駅弁は激戦地と言う事は知られているが、駅弁店に入ると迷うほど駅弁が置いてある。必ずしも仙台・宮城の駅弁とは限らず東北各地の駅弁も置いてある。駅弁を買って再び改札を通ってホームへ。

↑9:03に小牛田から回送でリゾートみのりが到着。10分で発車するので観光列車にしては短い発車間際。これは東北本線のダイヤや仙台駅のホームの使用状況によって左右されるので、10分以上確保するのは難しいか?

↑仙台駅4番のりば比較的前側に止まるリゾートみのり。先頭から全ての車両を撮影しようとしたが、私が立っていた5番のりばは意外と短く、5番のりばの小牛田方の端よりもさらに先にリゾートみのりは止まっているため、このような写真しか撮影出来ず😫

↑それにしても窓が大きい!これはJR東日本の「リゾートシリーズ」の共通点。大迫力の車窓を楽しめるための工夫で、天井から座席の座面まで全てが窓!これが乗車券+指定席券530円だけで楽しめるのは、なんとも贅沢だ。

リゾートみのりは阪急電鉄のマルーンに似たような色合いをしている。外から見ている限りでも「豪華そうな車両」「高級感がある」という事が伝わる。ドア付近には大きく「みのりminori」と力強い文字が躍る。

↑2号車のキハ48-549。前の3号車キハ48-546と微妙に異なる。

↑1号車のキハ48-550は1両で構成されている。リゾートみのりは3両で運転する事が多いが、車両検査や閑散期(主に冬季)は2両で運転する事がある。気動車は1両単位で組み替える事が可能であるため、編成の組み方が変わる事もあるだろう。リゾートみのり用の車両は上記の3両だけで、土日祝日を中心に仙台~新庄(東北本線・陸羽東線経由)で1日1往復運転する。

↑4番のりばに移動して、リゾートみのりを先頭3号車から撮影する。仙台駅のホームでは駅員が何人か出て、記念撮影に応じたり、横断幕を出して見送りをしていたりする。

↑3号車のキハ48-546の車内。車内も高級感がある。基本的な車内の作りは他の「リゾートシリーズ」と大きく変わらないが、内装の細かいに”こだわり”があって、じっくりと観ないとそれに気付かないだろう。座席モケットは阪急マルーンと言うよりは、鳴子峡の「真っ赤な紅葉」をイメージしている。座席枕の「みのり」と書いたロゴも全く同じ色合いだ。座席はJR東日本の特急車両で標準となっている形状だ。2019年7月に乗車したキハ48形「リゾートしらかみ(くまげら)」にはWi-Fiが搭載されていたが、「リゾートみのり」では非搭載。電源コンセントも非搭載だ。

★駅弁を食べながら東北本線の車窓を見る

仙台駅を発車。小牛田駅までは東北本線を進む。途中松島のみの停車だ。「リゾーしらかみ(くまげら)」のように自動放送はなくて、全て車掌が肉声で放送する。小牛田運輸区の担当で新庄までの”通し”だ。放送終了後に車内改札。乗車記念証も渡される。運転席横に乗車記念スタンプが設置されているので、後でスタンプを押しておく。

↑早速仙台駅で買った駅弁を食べる。仙台で有名な駅弁店「こばやし」の「伊達鶏めし」にした。本来は陸羽東線の鳴子温泉発車後に食べようとしたが、空腹になったのでメインとなる陸羽東線に入る前までに食べてしまう事にした。

↑品井沼~鹿島台

東北本線は仙台市周辺は都市らしい車窓だが、これが少し離れれば米どころ宮城県を表すような青々とした水田が広がる車窓に変わる。まもなくすると小牛田に到着する。東北本線の区間は”序章”のようなもので、リゾートみのりの本格的なステージが開幕する。

2回目に続く(5月27日公開)

【2019年8月乗車記と車窓/いよいよ陸羽東線へ!「こけしの人形」が”おもてなし”】「リゾートみのり」に乗る②

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