【2018年3月乗車記/秘境駅?石見松原/キハ120の3両/立派な交換設備がある石見都賀】三江線”参考”になる記録61
2018年3月乗車記。三江線廃止直前に乗車。石見松原駅と石見都賀駅へ訪問する。石見松原駅は秘境駅とは言われていたが実際には?三江線廃止直前だけ登場したキハ120の3両の列車に乗る。石見都賀駅は三江線新線区間(浜原~口羽)で唯一列車交換が出来て人口も多い地域だが、所定ダイヤで交換する事はなくて臨時的に行う程度だ。
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【2016年3月の乗車記と車窓422D三次→浜原/単行でもお客はたったの5人】三江線廃止までの”参考”になる記録②
【2016年3月の乗車記と車窓422D浜原→江津/わずかな人しか乗らない】三江線廃止までの”参考”になる記録③
【2017年3月再び尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録④
【2017年3月乗車記/432D尾関山→式敷/大混雑429D式敷→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録⑤
【2017年3月乗車記/廃止決定後の422D三次→口羽は早朝でも空いていない!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑥
【乗車記/初めて行った天空の駅宇都井駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑦
【2017年3月乗車記/普通列車も通過する長谷駅と三江線未来のために】三江線廃止までの”参考”になる記録⑧
【2017年3月乗車記/最混雑列車424D船佐→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録⑨
【2017年3月乗車記/初めての石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録⑩
【2017年3月乗車記/426D石見川本→川戸/川戸駅交換設備が消えた跡】三江線廃止までの”参考”になる記録⑪
【2017年3月乗車記/三次行きの最混雑列車?429D川戸→石見簗瀬】三江線廃止までの”参考”になる記録⑫
【2017年3月乗車記/430D石見簗瀬→江津の石見神楽トレイン】三江線廃止までの”参考”になる記録⑬
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【2017年7月乗車記/高速バス「石見銀山号」で広島から因原・石見川本へ簡単アクセス!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑮
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【2017年7月乗車記/レール温度上昇で429D浜原→三次で遅れ発生】三江線廃止までの”参考”になる記録⑳
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【2017年7月乗車記/浜原駅での連結作業を見る】三江線廃止までの”参考”になる記録㉘
【2017年7月乗車記/交換設備未使用の石見都賀/三次行き最終433D】三江線廃止までの”参考”になる記録㉙
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【2017年11月乗車記/石見川越~鹿賀~因原を徒歩で】三江線廃止までの”参考”になる記録㉜
【2017年11月乗車記/最も混む列車429D因原→三次/着席可能な状況】三江線廃止までの”参考”になる記録㉝
【2017年11月乗車記/最も混む列車424D発車前の三次駅の様子・9時に来れば良い】三江線廃止までの”参考”になる記録㉞
【2017年11月乗車記/最も混む424D三次→口羽/途中駅から乗ろうとした旅行ツアー客に乗車拒否!】三江線廃止までの”参考”になる記録㉟
【2017年11月乗車記/最も混む424D口羽→石見川本/宇都井駅で下車が多く意外とお客が減ってきた】三江線廃止までの”参考”になる記録㊱
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【2018年3月乗車記/88年見守った川戸駅のサクラ】三江線廃止までの”参考”になる記録53
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【2018年3月乗車記/浜原駅ではサクラのイルミネーションを見て最終の433D浜原→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録55
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【2018年3月乗車記/閉店準備中…入口に仕切りが出来た式敷駅、ホームの一部が切られた信木駅】三江線廃止までの”参考”になる記録58
【2018年3月乗車記/9427D信木→三次、三次駅3月31日予告も】三江線”参考”になる乗り方59
【2018年3月乗車記/廃止直前の朝一番9422D三次→口羽は大混雑!口羽マルシェのグッズ購入率7割!】三江線”参考”になる記録60
もくじ
★秘境駅とは思えなかった石見松原駅
【訪問日】2018年3月29日(木)

↑三次からの朝一番9422Dで石見松原に着く。7:26着。私を含めて2人が下車。乗車なし。もう1人は同業者(鉄道ファン)で、この日の午前中の行動パターンが私と重なった。


↑ホームの下に見えたサクラ。ソメイヨシノではないらしい。このサクラを重ねて三江線列車を撮影する人も少なくなかった。



↑ホームは直線的。

↑駅舎の中。三江線の新線(浜原~口羽)にあるそれはだいたい同じ構造の駅が多い。

↑三次方はやや曲線であるが、それでも線形は良好で70km/h程度で走行可能。三江線にしては高速走行出来る数少ない区間である。

↑島根県美郷町の三江線では、このような横断幕がどの駅にもあった。江の川とは反対側は険しい山で、段々畑にしてあった。


↑駅前は広いスペース。

↑ホームを出て左側、すなわち浜原・江津方面に進むとこの先は行き止まり。必然的にこの右側、すなわち口羽・三次方面にしか進路がない。

↑これが意外にも獣道であった。人が歩く分には十分なスペースがあるが、見通しが悪いため反対側からクルマが来るとぶつかりそうで怖い。クルマが通ろうとすると、側面がぶつかるか、ぶつからないかギリギリの場所を通らないと行けなくなるだろう。

↑国道375号線が通るが、石見松原駅の存在を示す道路標識もしっかりとあった。これも三江線が消えた今は、撤去されているだろう。

↑石見松原駅から見る事が出来るサクラの木。まだ完全には咲いていなかったが、満開になるのもそう遠くはないと見た。
石見松原駅は秘境駅と評価する向きもあるが、私が行った感想としては秘境駅とは言い難い。住宅は少ないながらもあるし、国道の交通量も少ないながらも時々あるし、国道から駅に入るのが多少大変なだけで、「何もない」とは言えない。「秘境感」も感じられない。
★石見都賀駅ホームからの眺めを
【列車番号】9423D(三次行き・車掌乗務)
【時刻】石見松原8:00→石見都賀8:07
【車両、前から】キハ120-310(米ハタ・石見神楽トレイン)+キハ120-325(広クチ)+キハ120-4(米キス)
※折り返しの9424D石見川本行き、9426D江津行きも同じ車両

↑石見松原駅から見た浜原・江津方はトンネルが連続。



↑線路から振動とか音が伝わってくると列車が近づいてきた証拠だ。トンネルから黄色く光るものが見えてくると、9423Dが到着。
乗車区間は次の石見都賀まで。新線区間の高速走行を楽しむ。気持ち良いくらいスムーズな走り方で、徐行区間が多少あるが、キハ120のエンジン音がこんなにも強調される事も三江線では珍しい。

↑石見都賀に着く。単線区間では列車交換できる場所(駅や信号場)にしか信号機がないため、石見都賀駅は構造上は反対列車と交換する事は可能だ。
しかし、近年は定期列車同士が石見都賀で交換するダイヤではないため、石見都賀で列車交換する事自体が珍しい。昨年の夏にレール温度上昇によりダイヤが乱れた時に、臨時的に石見都賀で交換した実績があった。

↑9423Dが発車。前から後ろまで車両の色がバラバラで、これもいわゆる”廃止バブル”によりお客が急増したため見られた産物と言えようか

↑ホームの端にあったのが、小さな小屋。信号関係?運転関係?の操作をする事が出来るらしいが、今や江津のCTCセンターから一括制御で管理しているため、余程の事がない限りこの小屋から扱う事はないだろう。それにしても、これが何をやるための小屋か?よくわからない。

↑石見都賀駅の出入口は浜原・江津方の1ヶ所のみ。実際に使われているのは、出入口付近にあるちょっとしたベンチがある所のみ。






↑三江線が廃止になれば、ホームに入る事が出来ないので、三江線が動いているうちにホームからの眺めを撮影しておく。
道路標識には「都賀本町」と称している場所こそが石見都賀で、住宅が多い。今は合併して美郷町になったが、以前は大和村で、村の中心部でもあった。



↑石見都賀駅は少し高い所にあるので、階段を降りる事になる。これが薄暗く照明も点いていない。ただそれでも掃除等の手入れは行き届いており、その点は安心できた。
ホームにあるのは列車を待つための簡易な待合所で、駅の外にはちゃんとした駅舎(口羽のそれに近いイメージ)やトイレもあった。
62回目に続く(5月20日公開)
【2018年3月乗車記/石見都賀→粕淵へ三江線と並走するバスに乗る】三江線”参考”になる記録62
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