【どんな特徴があるバス?車両称号が変わる?】JR東海バスも新型2階建てバス(スカニア・インターシティーDD)を運行開始!

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JR東海バスは2020年度から新型2階建てバス(スカニア・インターシティーDD)を運行開始!どんな特徴があるバスなのか?仕様や運行路線は?大きな変化として車両称号(JR東海バスの社内番号)も変わる?詳しく説明する

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★JR東海バスも新型2階建てバス(スカニア・インターシティーDD)を運行開始!

新型2階建バスの導入について(JR東海バスホームページ)

JR東海バスは2020年度に新型2階建てバス(スカニア・インターシティーDD)導入し、営業運行開始する事を決めた。既に2020年3月に納車されて現在は整備中。詳細は不明だが運転士を対象とした試運転も行われる事だろう。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で同社の高速バスは現在(執筆した5月9日時点)ほとんどが運休している。運行開始日が決まれば改めて案内するとしている。

↑JR東海バスのInstagram(インスタグラム)やFacebook(フェイスブック)には既に納車されたインターシティーDDの写真や整備の模様が公表されている。

★スカニア・インターシティーDDとはどんな2階建てバスなのか?

↑JR東海バスには元々2階建ての三菱エアロキング(写真)があった。しかし2010年に製造が終了し、国産の2階建てバスは消滅した。三菱ふそうがエアロキングの製造を終了した理由はズバリ「売れないから」である。エアロキングを買うバス会社はほとんどがJR系で、私鉄系のバス会社は西鉄や近鉄等で導入例があったがエアロエース等のハイデッカー車両と比べれば話にならないほど少ない。一般的な観光バスを運行する会社がエアロキング導入例は極めて少ないのが実態だ。それは値段が高い(1両8,000万円程度とされる。エアロエース等のハイデッカーはグレード等によって変化するが概ね5,000万円前後)、走行可能な道路が限られる、多くのお客が乗るわけでもない等である。

JRバス各社はエアロキング製造終了後も2階建てバスを探していた。理由は「運転士の数が少ないが、利用者は同業他社よりも多いため、1両で多くのお客を運ぶ必要があるため」であった。かつてはJRバス関東と西日本JRバスが86人乗りドイツ・ネオプラン社製の「メガライナー」と言う車両があったが、2度の出火事故により日本では事実上運行不能になった。

スウェーデンの商用車メーカー「スカニア」は主に欧州向けに「アストロメガ」と称する2階建てバスを販売している。簡単に言えばそれをスウェーデンから輸入した形なのであるが、一般的に欧州ではバスの車両企画が幅員2,55メートルに対して、日本では2,5メートルとやや小さくなっている。そのままでも日本で走行出来ない事はないが、車両のカテゴリーが全長12メートル、幅員2,5メートルを超えると「特大車」と言う扱いになり、自動車税や高速道路料金は高くなるし、「特殊車両」として扱われるため国交省等に通行許可申請が必要になり、高速道路が通行止めであっても迂回運転が許されず、許可(認可)された経路しか運行出来なくなる。そこで日本向けに「大型車」のカテゴリーに入るように全長12メートル以内、幅員2,5メートル以内に小さくしたタイプにした。日本向けには「TDX24」と称する名前で、高速バス仕様には「InterCityDD」と称する名前になっている。車両の製造自体はスウェーデン等の海外工場で行い、スカニアの日本法人が輸入して日本国内のバス会社へ販売している形だ。これは私の推測だが、日頃の整備はメーカー(スカニア)に依頼する事もあるが、その体制も日本国内で出来ているのだろう。具体的なスペックは下記の通りだ

  • 全長11,99メートル、幅員(全幅)2,5メートル、全高3,78メートル
  • 日本の平成28年排ガス規制をクリアしたスカニア製直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載
  • 最大出力は410馬力
  • トランスミッションは12速AMT(セミオートマチックトランスミッション)。つまりオートマ車と思って良い
  • 衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報装置、横滑り防止装置、車間距離保持機能付きオートクルーズ、全方位モニターを標準搭載
  • 車体価格は1両8,000万円(グレードやオプション等により大きく前後する)

★JR東海バスのスカニア・インターシティーDDの仕様とは?

JR東海バスでは「独自の安全対策」もやっており、これらに加えて

  • エンジンルーム自動消火装置
  • タイヤの空気圧を常時監視する機能
  • クラウド型のドライブレコーダー(運行司令所からリアルタイムで前方・後方・車内の映像を見ることが出来る。現在地点も表示)
  • アクセル、ブレーキの投入段数の記録(鉄道で言う、力行〇段、ブレーキ〇段投入と言う事がわかる)

もエアロエース等の他の車両にも標準搭載していることから、インターシティーDDについても標準搭載される事は確実だ。

↑車内はこんな感じ。2階は独立3列座席、1階は4列座席になるようだ。JRバス関東は2階も4列座席となっているが、細かな車内の座席等の仕様については各社の考えが反映されているようだ。

ところで、スカニア・インターシティーDD導入によりJR東海バスでは「車両称号」(社内番号)が変更になる。現在(執筆時点の5月9日)の所不明なのが、これがエアロエース等の一般的なハイデッカー車両でも適用されるか?それともスカニア・インターシティーDDのみなのか?2020年度もエアロエース等の一般ハイデッカー車両は登場するだろうから、それを見ればわかるだろう。

スカニア・インターシティーDDの車両称号は・・・

D71-1901

となっている。JR東海バスでは元々アルファベットによる車両称号は付けていなかった。JRバス全体で見てもそれを付けているのはJRバス関東だけである。すなわち下記のような意味があるのだろう。

D=ダブルデッカー(2階建てバス)

7=高速車(車種を示す。これは変更なし)

1=本来の意味は「横向き座席」。と言う事はJR東海バスのスカニア・インターシティーDDの座席はリクライニングシートではない?リクライニングシートだと「4」になる。

19=2019年度納車(車両の年式は2020年であるが、同社の場合は年の意味合いは年度となる)

01=1台目の導入した車両

・・・例えば今までは「744-12958」(静岡200か701、三菱エアロエース)のような表記であったが、これから大きく異なる事がわかる。大きな特徴はメーカーの表記が消えた事だ。「744」の下一桁の「4」がその意味で、すなわち三菱ふそうを示す。これが「1」だといすゞ(現存せず)、「7」が日野である。また導入した台数についてはなぜか「51」から開始していた。これがエアロキングの場合は2階建てバスと言う事を区別するためか?「91」から開始していた。この事については2020年度に導入するハイデッカー車両については従来通り「51」からとなる可能性もある。

★JR東海バスのスカニア・インターシティーDDは今後どの路線で運行するのか?

現在(上記同日)の所公表されていないが、現状の「新東名スーパーライナー」で運行するエアロキング置き換えで登場するため、これへ優先的に使うのだろう。台数が増えてくれば「東名ハイウェイバス」への運用も考えられる。当分の間の運行区間は名古屋~E1A新東名経由~東京の路線に限られるだろう。将来的には名古屋~東京・大阪・四国・広島の夜行便(ドリーム号)、静岡~東京・大阪の夜行便で運行する事もあり得そうだ。2020年度までに6台導入する事になっており、今後も緩やかに増えてくるだろう。少なくても静岡駅発着の路線については、当分の間スカニア・インターシティーDDで運用する事は期待できないと私は見ている。果たしていつ乗る事が出来るのであろうか?それを楽しみにしている今日この頃。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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