【2017年5月乗車記と車窓/日南線1931D油津→志布志/”志”がたくさんある志布志】九州浪漫鉄道物語㉛

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2017年5月乗車記と車窓。日南線で油津から志布志まで乗る。九州の南まで来たという「最果て感」がタップリある雰囲気とジャングルが見える車窓。終着の志布志駅は「志布志市志布志町志布志」と言う地名でこれでもか!と言うくらい「志」がある。志布志駅は今は日南線だけだが国鉄時代には他の路線もあり廃止した線路跡や車両が残っていた

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【ホームごとに改札口が違う?宮崎駅/ジャングル+日本離れ+日本の原風景が融合した面白い車窓日南線1927D宮崎→油津】九州浪漫鉄道物語㉚

【日付】2017年5月6日

★まさかの”貸切”!うっそうとしたジャングル!九州の「最果て感」タップリある日南線

【列車番号】1931D(日南線志布志行き)
【時刻】油津8:48→志布志10:03
【車両】キハ40-8098+キハ40-8060

宮崎から乗った1927Dは油津止まりで、36分の待ち合わせ待って志布志へ進む。時間があったので、駅周辺等を軽く散策する事にした。

↑1927Dは日南線カラーの黄色一色に「NICHINAN LINE」と側面に大きく書いたキハ40-8097とJR九州標準色のキハ40-8100の2両。

↑日南線独自のマークもドア付近に描かれており、行先表示は昔ながらのサボ。日南線のキハ40全てがこの塗装ではなく、一部は標準的な塗装も混じっているが、基本的には日南線カラーが主体。黄色一色に大胆に路線名や独自マークを付けているので、これもミトーカデザインか?


↑保守用車両も側線に止まっていた。油津駅自体は緩やかな曲線上にある島式1面2線ホームで、1927D~1931Dのように一部の列車が乗り換えとなる。


↑南国のムードタップリの油津駅。「海幸山幸」(日南線の特急)のノボリも立っている。D&S列車では珍しく自由席が設定されており、宮崎~南郷を1往復/日(主に土日祝日に運行)運行。前日に宮崎駅でこの日の座席があるか調べてみると、2席だけだった。それでも全車指定席ではないので、自由席券さえあれば乗車する事自体は可能。
「海幸山幸」は元々高千穂鉄道の車両で、同鉄道が災害により廃止されて、車両がJR九州に移籍してD&S列車に改造されたと言う異色の経歴を持つ。

↑油津駅は簡易委託ながらも有人駅。ちゃんと改札(きっぷの確認)も存在する。乗車券は近距離きっぷに限り販売しているようだ。
プロ野球広島のキャンプ地、天福球場は油津駅から歩ける距離で日南線の車窓からもわずかながら見る事が出来る。

↑1931Dは志布志からの1932D(油津8:40着)の折り返しであった。乗ったお客は2両でたったの6人。ワンマン運転なので、前の車両しかドアが開かないため、後ろの車両は必然的に人の動きが少なくなる。後ろ車両に乗ると油津発車の段階で”貸切”であった。
1931Dも窓を開けて、日南線の素晴らしい車窓をタップリと楽しんだ。

↑油津~大津堂。いきなりの絶景!

↑大津堂~南郷。まだまだ続く絶景。「海幸山幸」では絶景場所でサービス停車もあるとの事で、日南線を代表する車窓だ。

↑「海幸山幸」は南郷までの運行。1面1線の変哲のない棒線駅であるが、ここから志布志までの延長運転となると、採算的に厳しいのであろうか?
駅舎には大漁旗が掲げられていた。

↑榎原(よわら)駅。
”うっそうとしたジャングル”と表現したくなるのが榎原駅周辺。駅舎自体が最高に趣がある駅で、予定が決まっていなければ下車を即断していたと思うほど、訪れる価値のある駅だ。今回は下車する事が出来なかったが、今度日南線に乗ったら榎原駅は絶対に下車してみたい。
次の日向大束(ひゅうがおおつか)までは約8kmもある。地方交通線では極めて長い駅間。完全に山を貫く形となる。

↑榎原~日向大束(ひゅうがおおつか)

↑日向大束では1936Dの宮崎行きと交換。こちらは単行。

↑串間駅。6~7人が乗車してきた。日南線の利用を促す看板も沿線ではやけに目立つ。昼間から夜間にかけては2~3時間列車がない時間帯もあるため、利便性は決して良くなく、九州全体で見れば地味な存在でもあるが、日南線の車窓そのものは”一級品”だ。
気になったのが、串間駅の近くに廃車になった路面電車があったこと。どんな縁でどこからやってきたのであろうか?

↑串間~福島今町

↑福島今町駅

↑福島高松駅

↑福島高松~大隅夏井。日南線もわずかながら鹿児島県を通る。ちょうどこの辺が県境となる。やはり”うっそうとしたジャングル”が日南線では何か所もあって、県境付近もわずかながら見る事が出来た。
大隅夏井では、大きな観覧車が見えた。近くに遊園地でもあるのだろうか?
鹿児島県に入っても”うっそうとしたジャングル”はまだあって、これが終わるとようやく志布志の港が見えてきた。

↑大隅夏井駅

最南端の路線と言えば指宿枕崎線であるが、日南線も負けてはいない。北海道の宗谷本線や花咲線に乗ると「最果て感」があったりするが、指宿枕崎線では意外にそれがない。九州で「最果て感」を感じる事が出来る車窓と言ったら文句なく日南線だ。宮崎市からも鹿児島市からも遠い。日南線の終着駅の志布志はフェリー乗り場としても有名で大阪との航路もあるが、ここが本州とのゲートウェイとはとても思えぬ姿だ。とにかく鉄道では「遠くに来た」と思ってしまう地が志布志であり、日南線なのだ。

★”志”がたくさんある志布志

↑志布志は1面のみのホームだが、ホームに面していない所にも線路があって、恐らく夜間留置のために使われているのだと思う。
志布志は国鉄時代、「鉄道の街」だった面影を残す。日南線にしてはとにかく構内が広いのだ。詳細は後術する。

↑日南線の線路は行き止まりとなっている。

↑立派な駅舎。右側からは直接ホームに停車している列車を見る事も出来て、駅前のクルマが入れるロータリーも広め。しかし、志布志駅の利用者は極めて少数で、平均乗車人数は7人/日しかいないのが不思議だ。駅前はスーパー等の商業施設があって、交通量も多い道路。ちょうど志布志の中心部なので、7人/日しか日南線を利用しない理由がよくわからない。単に「本数が少ないから」以外にもさまざまな要素が絡み合ってこのような「数字」になっているのだろうか。
志布志駅自体は有人であるが、簡易委託方式で運賃の収受等は全て車内で行う。
1931Dの折り返しは11:34発の南宮崎行き1940Dとなるが、発車直前までは乗る事が出来ず、エンジンも切られてドアが施錠された。

ところで、iPhoneで撮影した写真を見ると、撮影した住所が出てくる。駅の場合は「○○駅」と言う形になるが、それ以外の施設は住所だけだ。
志布志駅で撮影した住所を見るとこうなっていた。

「志布志市志布志町志布志」

↑パッと見た感じ、”暗号文”に見える。「志」の文字が6回も使っている。

↑受け入れ側も「志」があふれるまち、志布志市をアピール。志布志に来た立場である私も、「志」を感じざるを得なかった。(個人的な事なのでここでは言及しないが)

★国鉄時代日南線以外にも志布志駅には鉄道があった

↑志布志駅からまっすぐと200mほど歩くとあったのが、鉄道記念公園。国鉄時代は鹿屋経由で国分へ向かう大隅線、西都城へ向かう志布志線があったが、民営化直前に廃止された。今や日南線1路線しかなくなり寂しいのであるが、現状の日南線の輸送密度は廃止直前の大隅線、志布志線よりも少ない。
志布志駅周辺がやけにゆったりとした作りになっているが、元々は鉄道施設で廃止により使われなくなったので、再開発されたように見えた。最後の砦である日南線を廃止してはならないと言う強い「志」が欲しい所。そのためにはもっとたくさん乗らないとダメだ。

32回目に続く(5月6日公開)

【2017年5月乗車記/宮崎ご当地車両713系乗れず!宮崎の日豊本線普通は速い!】九州浪漫鉄道物語㉜

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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