【2017年5月乗車記と乗り歩き/ホームごとに改札口が違う?宮崎駅/ジャングル+日本離れ+日本の原風景が融合した面白い車窓日南線1927D宮崎→油津】九州浪漫鉄道物語㉚
2017年5月乗車記と乗り歩き。宮崎駅に高速バスが多数発着する所を見て、改札口に行くと特殊な構造をしていた!日南線で油津駅に向かう。派手過ぎるキハ40に乗る。日南線の車窓は変化が非常に多くて面白い!日本の原風景を思わせるような車窓があるかと思いきや山間部はジャングルとなっている。なんとも魅力的な車窓が待っていた!
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【2017年乗車記/へいちく・ちくまる/平成筑豊鉄道直方→金田→MrMax田川後藤寺】九州浪漫鉄道物語 ⑤
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【2017年5月乗車記/783系きりしま18号鹿児島中央→宮崎】九州浪漫鉄道物語㉙
【日付】2017年5月6日
【備考】時刻、列車名、金額等は全て当時のもの。宮崎駅の改札口は2020年3月19日から1か所に集約されたため、本文に記する改札口構造は過去のものである。
もくじ
★2017年5月乗車記と乗り歩き。宮崎からの都市間交通は高速バスが主体。改札口は帯広と同じくホームごとに別々
5月6日(土)は宮崎県内を中心に乗り歩きした。

↑宿泊場所から宮崎駅に向かって歩いていると、800系新幹線ソックリなバスと遭遇。車体には「TSUBAME」と大きく書いてあった。
これは、宮崎~新八代を結ぶ「B&Sみやざき」と言う高速バス。陸上交通では博多~宮崎は時間がかかるため、この区間の航空便が多く設定されているのも特徴。
「B&Sみやざき」+新幹線を利用すると、博多~宮崎最速3時間00分である。日豊線経由の特急や「フェニックス号」と言った高速バスよりも1時間以上速い😆

↑宮崎駅はヤシの木(?)が多く植えられており、南国の雰囲気を演出。宮崎駅に限らず宮崎県内各地で見られる。



↑宮崎からの都市間交通は高速バスが主体。早朝から多数のバスが発車して行った😆


↑宮崎駅の改札口はホーム別に分離された構造。北海道の帯広駅と全く同じで、乗車する列車とホームを確認し正しい改札口を通る必要がある😫(2020年3月19日以降はこのような構造は廃止されて、1か所に集約)
★日本離れ+日本の原風景が融合した面白い車窓の日南線😆
【列車番号】1927D(日南線油津行き)
【時刻】宮崎6:48→油津8:12
【車両】キハ40-8097(日南線カラー)+キハ40-8100(JR九州標準カラー)



↑まずは日南線を志布志まで往復する。日南線はプロ野球のキャンプ地が点在しており、巨人(サンマリンスタジアム宮崎・最寄駅木花)、広島(日南天福球場・最寄駅油津)、西武(南郷町中央公園野球場・最寄駅南郷)とまさに”野球街道”とも言える😆2月のキャンプ中であれば、野球色が濃い乗車記になるのだろうが、決してそのような時期ではないので、ごくごく日常的な雰囲気が描写できる乗車記・乗り歩きになりそうだ。
宮崎から乗ったお客は1両に10人程度。ドアが閉まる時バスのような「ブー!」と言う警告音が鳴る🤣
大淀川を渡るとすぐに南宮崎。日南線に入って田吉と進む。SUGOCA等の交通系ICカードはこの駅までで、田吉から先は宮崎空港方面のみで使用可能。宮崎地区のエリアはかなり狭く、北側も佐土原までと短い。
日南線は田吉までが電化路線。田吉から宮崎空港線に接続し、何気に特急が走っている😆
住宅地の中にあるのが南方。急に乗り心地が悪くなる。やはり利用者が少ない事が反映していた。日南線も決して利用者は多くない。2008年と古い統計になるが輸送密度は1日当たり851人とJR九州では3番目に少ない😫空港輸送があるため南宮崎~田吉の1区間のみが突出して多く、2016年の統計になるが1日当たり3,615人である。急に乗り心地が悪くなるのもこの「数字」がしっかりと反映された格好だ。
キハ40の窓ガラスを見ていると汚い。細かく見ると傷だらけだ。
昨年JR東海の飯田線に乗った時に車掌が「傷だらけになった窓ガラスを取り換えるのはお金が高いので、そう簡単には取り換える事が出来ない」と語っていた。JR九州もお客に快適に列車に乗ってもらうように定期的な清掃や洗車はやっているはずだが、これは汚れと言うレベルではなく、「破損」と言うレベル。あと何年使うかわからない古いキハ40に対して、高価な設備投資である「窓ガラス交換」をやるのは、日南線の収支から言ってしんどいのであろう😩

↑運動公園駅では、高校生の部活関連が大量下車。広大な宮崎県総合運動公園の中心部にあって、駅自体は作りが簡素。

↑子供の国駅。「こどもの国」と言う遊園地の最寄。ここにも運動施設があって、やや規模が大きい。国道220号線と思われる幹線道路が通っており、クルマ通りも多い。日南線は列車本数が少ないが、並行する道路では宮崎交通の路線バスが毎時3本程度運行されており、こちらの方がはるかに使い勝手が良い。
次の青島はリゾート地。まさに南国。下車するお客が圧倒的に多く、1924D宮崎行きを待たせての到着だった。

↑内海(うちうみ)~小内海(こうちうみ)
浅瀬?海面が低い?ように私には見えた。「海の底が見えてしまうんではないのか」思うほどだ。
内海は以前は交換設備があった形跡があったが、今は棒線化。新しく交換するのか?コンクリート製の新しいマクラギが大量に積まれてあった。

↑小内海~伊比井(いびい)
この辺はトンネルが連続する場所で、わずかの明かり区間でちょっとだけ海が見えると再びトンネルを繰り返す。


↑伊比井では1928Dの佐土原行きと交換。日南線は基本的に宮崎発着であるが、列車によっては南宮崎発着になるほか、例外的に宮崎を越えて佐土原までの延長運転する列車も。
次の北郷までは駅間が長い。ずっとトンネルで、出ると”ジャングル”とも言える所で、まるで日本離れしている😆
北郷はログハウス風の駅舎で、列車交換が可能。2~3人のお客が乗車し、人の流れが日南方面に変化してきた。

↑内之田(うちのだ・ホームは写っていない)は田んぼのど真ん中にある駅。自然がたくさんあって、広い大地を想像させる。これと言った人工構造物も皆無で、それが影響してか駅としては1日当たり10人しか利用者がいない。1日に100人もいない駅が連続するのが日南線でもある。日本離れしている所もある日南線であるが、車窓は日本の原風景とも言える姿が各所で見られ、気に入った😆

↑内之田~飫肥(おび)


↑飫肥では、まとまった下車が見られた。今まで運賃は車内収受であったが、飫肥に来てやっと「運賃は駅で」と放送が入った。有人駅がやっと現れた。飫肥は山間の街ながらも市街地を形成しており、ロードサイド店も多数目にする事が出来た。
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【2017年5月乗車記/宮崎ご当地車両713系乗れず!宮崎の日豊本線普通は速い!】九州浪漫鉄道物語㉜
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