【冬しか乗れない!たった1,8キロの新幹線越後湯沢→ガーラ湯沢】JR完乗を目指せ!⑯

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2020年1月乗車記と車窓。冬しか乗れない!たったの1,8キロしかない上越新幹線の越後湯沢~ガーラ湯沢に乗る。正式には在来線であるが新幹線列車しか通らないので青春18きっぷは使えず。たったの1,8キロしか3分しか乗らないのに中身が濃すぎる車窓!ガーラ湯沢駅=スキー場で駅の出口がわからない?

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★越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は正式には在来線の上越線?

【乗車日】2020年1月2日(木)

【列車番号】4083C(Maxたにがわ83号ガーラ湯沢行き)

【時刻】越後湯沢11:12→ガーラ湯沢11:15

【車両】新幹線E4系P13編成(8両)

冬の越後湯沢駅。上越線普通列車で水上から上越国境を越えてくると急に雪が増えてきた。それでも例年に比べて雪が少ないようだ。

↑しんしんと雪が降り続く。スキー客、温泉客が絶える事はない。次々と送迎のクルマやバスが来る。駅前には足湯もあって、雪の中でも足湯を楽しむ人がいる姿と言うのは、温暖の地から来た者に言わせればカルチャーショックそのものだ。

越後湯沢駅から分岐する路線をご存じであろうか?それが越後湯沢~ガーラ湯沢間の路線だ。一般的には上越新幹線として案内されているが、正式には上越新幹線と言う路線は大宮~新潟間の新幹線を示す。つまり正式には越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は上越新幹線とするのは誤りである。では越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は正式な鉄道路線名は?と言うと、「上越線」である。従って越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は「上越線の支線」と言うのが正式な路線名である。しかし、実際には越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は在来線でありながら、E129系のような在来線用車両が入線する事はない。設備、線路幅(軌間)は全て”新幹線サイズ”である。そのため実際に通る事が可能な車両(列車)は新幹線車両のみである。なぜこのようなややこしい事になっているのか?細かな理由はわからない。越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線を新幹線と扱うと、法律的な手続きが面倒であったり、JR東日本が毎年国に莫大な額を支払っている新幹線線路設備に対するリース料の高騰を招く恐れがあったのかもしれない。簡単に片づければ、いわゆる”大人の事情”でそうなったのだろう。

乗りつぶし・完乗を行うにあたり、このような路線も当然ことながら乗車対象になってくる。越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は「冬季限定」営業だ。例年12月~5月の大型連休(ゴールデンウイーク)頃までしか営業列車は運転しない。5月~12月の間は営業列車が運転しないため、この区間を乗りつぶす・完乗するのであれば、冬に乗らないといけない。「冬季限定」「期間限定」の路線は、乗りつぶしの難易度が高い!しかもたったの1,8キロしかにないため、乗りつぶすためだけに新潟県湯沢町に行かないといけない。セットで上越線の湯檜曽・土合駅訪問や私鉄の北越急行乗車、只見線乗車、その他新潟地区の路線乗車等も行えば、効率的な乗車が出来るだろう。

なぜ「冬季限定」なのか?・・・終着のガーラ湯沢駅は「ガーラ湯沢スキー場」と言うJR東日本のグループ会社が運営するスキー場だ。元々はJR東日本の遊休地をスキー場に転用した格好で、今や「首都圏から新幹線1本で行けるスキー場」として人気だ。冬季に上越新幹線に乗っていると、車内表示器に「ガーラ湯沢スキー場の滑走状況」がスクロールされる。現時点での天気、風速、気温、滑走状況、積雪量等を見かける。ガーラ湯沢行きの「たにがわ」(Maxたにがわ)に乗ると、車内にあちらこちらにスキー板などのスキー道具だらけになる。「ガーラ湯沢駅を使う人=スキー客」。スキーが出来ない時期(5月~12月)にガーラ湯沢行きとして営業列車を動かしても、越後湯沢~ガーラ湯沢間に限って見れば乗るお客は誰もいないだろう。実際には5月から12月にも越後湯沢~ガーラ湯沢間に列車が通るが、それは越後湯沢始発・終着の「たにがわ」(Maxたにがわ)が使う”回送線”とか”車庫”のような立場になる。意外に知られていないが、ガーラ湯沢駅は常設駅ではなくて、12月~5月のみ営業する臨時駅と言う立場だ。

★「青春18きっぷ」では乗る事が出来ない越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線

↑越後湯沢~ガーラ湯沢間の鉄道路線は正式には在来線でありながら、営業上は新幹線の扱いだ。そのため乗車する際には乗車券だけでは乗る事が出来ず、特急券も別途必要になる。同区間の金額の内訳は乗車券が150円+特急券が100円=合計250円必要だ。乗る列車は新幹線と言う特急列車なので、在来線普通列車限定の「青春18きっぷ」では乗る事が出来ない。正式には在来線でありながらも、普通列車に相当する列車が越後湯沢~ガーラ湯沢間では運転していないため、石勝線の一部や宮崎空港線のように「青春18きっぷであっても在来線特急の自由席に乗れる」と言う特例があっても良さそうだが、同区間ではそういう特例がないため、”新幹線課金”が絶対的に必要になる。とは言っても良心的な金額でたったの250円だ。越後湯沢駅の券売機でガーラ湯沢駅までの乗車券+特急券を買う。

ガーラ湯沢行き列車のみ発車案内表示器は別の場所に設置してある。必ずしも本数が多いわけではなく、1時間に1本~3時間に1本程度と意外と少ない。「たにがわ」と称する列車は平屋のE2系かE7系であるが、「Maxたにがわ」と称する列車は2階建てのE4系である。乗る車両にこだわりがある場合は、もっと本数が減る。越後湯沢~ガーラ湯沢間は新幹線列車以外にも無料のシャトルバスが10~30分毎に運転されている。越後湯沢駅で新幹線・上越線から下車すれば、ガーラ湯沢に行く事は可能であるが、乗りつぶし・完乗をする場合は本数が少なくても同区間の新幹線列車に乗らないと意味がない。

↑ホームに入ると「ガーラ湯沢」と言う駅名標がしっかりと入っている。これは上越線側では見かけないもの。

↑東京行きの「Maxたにがわ」が到着。既にスキー客が多く乗っており、越後湯沢からの乗車も多い。

★たったの1,8キロの新幹線越後湯沢~ガーラ湯沢

↑Maxたにがわ83号が到着。越後湯沢11:12発→ガーラ湯沢11:15着のたった1,8キロ!3分しか乗らない新幹線!私の中では新幹線列車最短乗車記録だ。この日は正月休み中の期間。スキー客はもちろん帰省客もたくさんいて混雑している状況。満席状態で到着したE4系のドアが開くと大勢のお客が降りてきたが、それでも多くの座席が埋まっている。意外にも乗っているお客は日本人よりも外国人客の方が多い。ガーラ湯沢スキー場もインバウンド客で支えられている所があるのだろうか。2号車の自由席に座りなんとか車窓を見ることが出来る。

↑越後湯沢~ガーラ湯沢

たった1,8キロ、3分しか乗っていないのに、こんなにもたくさんの車窓写真を撮影する。越後湯沢駅構内はこれでもか!と言うくらいの「スプリンクラー攻撃」。これは雪を溶かす事を最大の目的としており、雪により分岐器(ポイント)の不転換を防止する。新潟県内では「スプリンクラー攻撃」はよく見かけるが、これが東北、北海道、北陸では意外と見かける事が少ない気がする。雪の性質(湿っぽい、パウダースノー等)や水が確保できるか?等も左右されるようだ。たった1,8キロ、3分しかないのに中身の濃い車窓だ。

★駅の出口がわからないガーラ湯沢駅

↑ガーラ湯沢駅にたったの3分で到着。外国人客が大量に降りると、雪や新幹線が珍しいのか?あちらこちらで大撮影大会となっていた。ガーラ湯沢駅のホームの長さはかなり余裕があって、8両のE4系の最後尾(1号車)から越後湯沢方のホームの端までは距離がある。何両分入るのであろうか?

↑ガーラ湯沢11:25発東京行きMaxたにがわ410号(E4系のP14編成)が発車。こんなような鉄分満載の写真を撮っているのは私くらいで、先ほどまで大撮影大会をやっていた外国人客はようやく改札口へ向かいだす。

↑いかにも終着駅・観光地と言った感じがする。ホームから改札には長い階段(エスカレーター)を登らないといけない。ガーラ湯沢駅は列車別改札。列車が発車する15分前にならないと改札口からホームに進む事が出来ない。11:25発の「Maxたにがわ410号」が発車すると次にやってくる列車は14時過ぎまで3時間もない。その間節電のためか?自動改札機の電源も切られるとの事なので、長くホームにいることは出来ない。私が自動改札機を通ってから数分すると電源が切られて、以後は有人改札口を通る事になったのだった。

写真は掲載しないが、ガーラ湯沢駅の改札口を出ると「スキー場の受付」。スキー道具のレンタルショップも何店舗があり、いきなり鉄道の駅からスキー場に入り込んでしまった。新幹線下車=すぐにスキーが出来る!と言うのが、ガーラ湯沢スキー場の人気の秘訣でとんでもなく立地が良いのだ。ガーラ湯沢駅で下車する(または乗車する)お客のほぼ全員がスキー客。地元客はおろか同業者(乗り鉄、鉄道ファン)すら居ない光景は”場違い感”が半端ない。

スキーをするつもりはなかったので、ガーラ湯沢駅の外に出たいのだが?・・・出口がわからない!改札口は建物の2階。道なりに進むとスキー場の受付やレンタルショップがあって、1階に降りる事が出来る吹き抜けにあるエスカレーターで進むと、この先は駅の出口ではなくて、スキー場のゲレンデ。1階にも山のように受付やレンタルショップ等がある。少なくてもここから駅の外に出来ることは出来ない。ぐるぐる回って歩いた結果、2階から階段で降りると直接駅の外に出る事が出来るとわかった。

↑やっとガーラ湯沢駅の外に出る事が出来た。次の越後湯沢方面に向かう列車は14時過ぎまでない。GoogleMapsによれば越後湯沢駅まで歩いても25分程度であるが、実際には雪が道路上に積もっており、雪道が慣れていないためこの時間以上にかかる。少し歩いてみたが途中でこれは無理!と思ってガーラ湯沢駅に引き返す。

↑無料のシャトルバスが運行されている事から、これに乗って越後湯沢駅に戻る。時間帯によって便数が異なり、12時過ぎは30分に1本であった。

これで「冬季限定」の越後湯沢~ガーラ湯沢間も乗車達成!数字的にはたったの1,8キロしか増えないので、JR全体の完乗距離で見てしまえば微々たるものだ。私の当初計画ではガーラ湯沢駅でJR東日本完乗達成予定であったが、”乗り漏れ”があったことや新線開業で追加された路線や区間もあったため、ここも乗車対象に追加となった結果、予定が変わってきてしまった。完乗の宿命と言えば「新線開業による更新作業」だ。新線開業すればその都度乗りに行かないと「完乗記録の維持」が出来なくなる。次回はその事を。

17回目に続く(5月2日公開)

【新線開業したら”更新作業”!相鉄・JR直通線武蔵小杉~羽沢横浜国大~西谷間に乗る】JR完乗を目指せ!⑰

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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