【2017年5月乗車記と乗り歩き/783系きりしま18号鹿児島中央→宮崎】九州浪漫鉄道物語㉙

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2017年5月乗車記と乗り歩き。鹿児島中央~宮崎間は特急きりしまに乗る。783系の5号車自由席からは前面展望が楽しめる。夜間であるが助手席側(進行方向右側)に座る。鹿児島県内は各駅停車に等しい状況で停車駅がとにかく多い!霧島神宮から西都城と青井岳駅付近は山深い所を通るので秘境気分を味わえる特急でもある

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【日付】2017年5月5日

【備考】時刻、列車名、金額等は全て当時のもの

もくじ

★2017年5月乗車記と乗り歩き。783系ハイパーサルーンで前面展望。国分~清武は秘境地帯の連続


【列車番号】6018M(特急きりしま18号宮崎行き)
【時刻】鹿児島中央18:28→宮崎20:38
【車両】クモハ783-1(本ミフCM1編成)
【停車駅】鹿児島、重富、姶良(あいら)、帖佐(ちょうさ)、加治木(かじき)、隼人、国分(こくぶ)、霧島神宮、西都城、都城、清武、南宮崎

日豊本線は全線で特急の運行がある。2017年3月4日改正のダイヤでは小倉~鹿児島中央を”通し”で営業する特急はなく、大分や宮崎で名前の異なる特急に乗り換える事が必須だ。
鹿児島中央から宮崎には「きりしま」で向かった。車両は787系の4両と783系の5両のいずれかで運行されており、後者の場合は「ハイパーサルーン」と言う愛称があるため時刻表にもその旨の記載がある。計画段階では783系に乗るべく、「きりしま18号」を設定しこれが「783系初乗り」になる予定であったが、前日に小倉→博多で乗った「きらめき」が偶然783系であったため、この時点では2回目の乗車となった。今回はその時の乗車記と乗り歩きである。

「きらめき」に乗った時は最後部の5号車17番A席に着席したが、「きらめき18号」についても全く同じ座席位置を狙った。これには理由があった。この座席は着席しながら前面展望が楽しめるからである。しかも、自由席。早い者勝ちなのである。
鹿児島中央駅の券売機で宮崎までの自由席特急券を購入。

↑やってきたのは、本ミフ(JR九州本社・南福岡車両区)CM1編成、すなわち783系のトップ編成で、宮崎方の先頭車はクモハ783-1だった。

↑クモハ783形(写真はCM2編成)の車内。半室構造となっており、乗降ドアは車両中央部。宮崎方の半室はB室と称するため、乗車後こちらに進み、上記座席を確保。B室にはそんなに乗る事なく、鹿児島中央を発車。

鹿児島でも少しのお客を集めて、薄暗くなった海岸線沿いを進む。国道10号線と完全並走しており、交通量が極めて多い。曲線が続く線形で見通しは悪いが速度は速めで、線路標識を見ると警笛鳴らせが多い。JR東海のワイドビュー特急のように運転席に黒いフィルムは貼られていない。運転席側は通常通りカーテンを閉めて運転するため、夜間に前面展望が楽しめるのは進行方向右側に当たる17番A・B席のみだ😆

竜ヶ水では運転停車。鹿児島中央行きの6959Mと交換。
重富駅は無人。この先は「各駅停車」に等しい状況で、「きりしま」は鹿児島~宮崎の都市間連絡列車+鹿児島近郊の日常輸送も兼ねている。
これはJR九州の営業施策の一環と言えよう。九州全域で特急料金は安い「B特急料金」を設定。鹿児島中央~国分に限っては特例で自由駅特急料金は300円(この当時、2019年10月以降は310円)にしている。「気軽に乗れる特急」を積極的にアピールしている。そのため、国分までの停車駅の利用者は少なくない。


国分では鹿児島中央行きの「きりしま17号」と交換。787系のBO102編成。すなわち、大分車両センター(分オイ)の4両であったが、それなりに乗っていた。
「きりしま」「にちりん」「ひゅうが」ではBO編成が主体で、CM編成やBM編成(本ミフの787系6両)がBO編成を補う形だ。
BO編成はワンマン化改造をしている。現状は「にちりん」の一部列車に限定しているが、今後は「きりしま」にも拡大する方針。特急のワンマン化には地元から大反対を受けているが、JR九州は方針撤回するつもりはない。
ワンマン化する理由は「経費削減」であるが、この日の「きりしま18号」はそれを否定するような実態で、運転士2人、車掌2人であった。
運転士の1人は教導者ではなくて、鹿児島から宮崎への送り込みらしい。車掌は1人が運転扱い(ドアの開閉と放送)、もう1人が検札扱いであった。停車駅が多くお客の乗り降りが激しいため、検札車掌は発車するたびに車内に現れては、お客にきっぷの提示を求めていた。

鹿児島の都市圏は国分で終了。この先は肥薩線並みの大きくて高い気に覆われた険しい山に突入。曲線+トンネルを多用した線形で、何も住宅がなく「秘境」の感じすらした。
霧島神宮は山の中にある曲線状の駅で、利用者は皆無であった。
霧島神宮発車後に車内を一巡。5号車はA室、B室とも4人ずつで、他の車両も似たような利用実態。鹿児島~宮崎への人の流れは少ない。
普通列車は2時間に1本に減少する区間で、817系のワンマンとなる。

前面展望を見ていても、前は何も見えない。警笛も盛んに鳴る。
西都城付近で高架線になって、ロードサイド店が急に増えてきた。久しぶりに見た都市。713系の回送の姿を見かけて、長い高架線が次の都城まで続く。都城では鹿児島中央行きの「きりしま19号」(787系4両・編成番号未確認)とも交換。
山之口までは人の多いエリアで、これを出ると再び秘境。人の営みが全く感じられない場所に再び突入。青井岳駅は本当に何もない山の中で、この駅で西都城行きの6773Dと交換。交換列車自体あった事にビックリ。

田野駅は通過。マンションらしき建物はあり人の営みも感じられたが、駅に近寄る人はいないので、通過も当然か。
清武まで来れば宮崎の郊外と言った場所で、マンションが多く、交換した鹿児島中央行きの6971Mから5~6人が降りてきた。
南宮崎では数人の下車が見られた。実質的には宮崎市内へのお客で、宮崎空港や日南線方面への乗り換えとしても機能する。ここから次の宮崎までは特急券なしで特急に乗れる特例が設定されており、わずかながらのお客が乗ってきた。

「きりしま」は鹿児島中央~国分での細かい利用と鹿児島~宮崎の都市間連絡特急の役割を持つ。秘境区間の国分~清武の利用が激減するのが気になる点であったが、青井岳駅をはじめこの区間の秘境駅(全国的見れば順位は低いが)にも行ってみたいと思った。
宮崎では連絡の延岡行き特急「ひゅうが6号」(787系6両)が待っていた。

30回目に続く(4月30日公開)

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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