【2018年3月乗車記/浜原駅ではサクラのイルミネーションを見て最終の433D浜原→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録55
もくじ
2018年3月乗車記。三江線廃止直前。夕方の川戸から乗車した431Dで浜原に到着。駅舎前に出るとナント!サクラがイルミネーション!これにまた泣いた。最後は433D三次行きに乗車。これも単行。そして三江線最終日がいよいよ近くなったこの時、どんな事を思っただろうか?
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【2016年3月の乗車記と車窓422D三次→浜原/単行でもお客はたったの5人】三江線廃止までの”参考”になる記録②
【2016年3月の乗車記と車窓422D浜原→江津/わずかな人しか乗らない】三江線廃止までの”参考”になる記録③
【2017年3月再び尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録④
【2017年3月乗車記/432D尾関山→式敷/大混雑429D式敷→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録⑤
【2017年3月乗車記/廃止決定後の422D三次→口羽は早朝でも空いていない!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑥
【乗車記/初めて行った天空の駅宇都井駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑦
【2017年3月乗車記/普通列車も通過する長谷駅と三江線未来のために】三江線廃止までの”参考”になる記録⑧
【2017年3月乗車記/最混雑列車424D船佐→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録⑨
【2017年3月乗車記/初めての石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録⑩
【2017年3月乗車記/426D石見川本→川戸/川戸駅交換設備が消えた跡】三江線廃止までの”参考”になる記録⑪
【2017年3月乗車記/三次行きの最混雑列車?429D川戸→石見簗瀬】三江線廃止までの”参考”になる記録⑫
【2017年3月乗車記/430D石見簗瀬→江津の石見神楽トレイン】三江線廃止までの”参考”になる記録⑬
【2017年7月乗車記/夏に乗車してわかった事/レール温度上昇で運休?】三江線廃止までの”参考”になる記録⑭
【2017年7月乗車記/高速バス「石見銀山号」で広島から因原・石見川本へ簡単アクセス!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑮
【2017年7月乗車記/因原駅に三江線と名乗る運送会社が同居】三江線廃止までの”参考”になる記録⑯
【2017年7月乗車記/因原→鹿賀を歩く。絶景!絵に描いた駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑰
【2017年7月乗車記/426D鹿賀→川平、哀愁ある駅川平、水分確保に苦労】三江線廃止までの”参考”になる記録⑱
【2017年7月乗車記/前面展望動画撮影人気列車?429D川平→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録⑲
【2017年7月乗車記/レール温度上昇で429D浜原→三次で遅れ発生】三江線廃止までの”参考”になる記録⑳
【2017年7月乗車記/三次周辺も明るい422D/宇都井でサービス停車】三江線廃止までの”参考”になる記録㉑
【2017年7月乗車記/江の川が手前にある潮駅/423Dで三次方面へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉒
【2017年7月乗車記/天空の駅宇都井に近鉄からのお知らせ?】三江線廃止までの”参考”になる記録23
【2017年7月乗車記/宇都井から徒歩で口羽へ…は無理で伊賀和志へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉔
【2017年7月乗車記/リアル鉄子登場!最混雑列車424D伊賀和志→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録㉕
【2017年7月乗車記/規模縮小?石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録㉖
【2017年7月乗車記/425D石見川本→粕淵/立派な街の粕淵】三江線廃止までの”参考”になる記録㉗
【2017年7月乗車記/浜原駅での連結作業を見る】三江線廃止までの”参考”になる記録㉘
【2017年7月乗車記/交換設備未使用の石見都賀/三次行き最終433D】三江線廃止までの”参考”になる記録㉙
【2017年11月乗車記/名古屋から高速バスで出雲→山陰本線アクアライナー→江津から歩いて江津本町と千金に】三江線廃止までの”参考”になる記録㉚
【2017年11月乗車記/空いている425D千金→石見川越/石見川越駅前に郵便局】三江線廃止までの”参考”になる記録㉛
【2017年11月乗車記/石見川越~鹿賀~因原を徒歩で】三江線廃止までの”参考”になる記録㉜
【2017年11月乗車記/最も混む列車429D因原→三次/着席可能な状況】三江線廃止までの”参考”になる記録㉝
【2017年11月乗車記/最も混む列車424D発車前の三次駅の様子・9時に来れば良い】三江線廃止までの”参考”になる記録㉞
【2017年11月乗車記/最も混む424D三次→口羽/途中駅から乗ろうとした旅行ツアー客に乗車拒否!】三江線廃止までの”参考”になる記録㉟
【2017年11月乗車記/最も混む424D口羽→石見川本/宇都井駅で下車が多く意外とお客が減ってきた】三江線廃止までの”参考”になる記録㊱
【2017年11月乗車記/バスが来ない!石見川本~木路原~竹~乙原の各駅を訪問】三江線廃止までの”参考”になる記録㊲
【2017年11月乗車記/列車が通る最後の宇津井駅INAKAイルミ@おおなん前編】三江線廃止までの”参考”になる記録㊳
【2017年11月乗車記/宇津井駅INAKAイルミ@おおなん後編】三江線廃止までの”参考”になる記録㊴
【開業から廃止まで88年の栄光の歴史】三江線廃止までの”参考”になる記録㊵
【基本的に立入禁止に…廃止後の線路・駅と言った施設はどうなるか?】三江線廃止までの”参考”になる記録㊶
【2018年3月乗車記/列車がないので早朝に三次駅から徒歩で尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㊷
【2018年3月乗車記/粟屋駅で地元の熱烈な歓迎】三江線廃止までの”参考”になる記録㊸
【2018年3月乗車記/秘境駅長谷→空襲の跡が残る船佐→かわいらしい看板の所木の各駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㊹
【2018年3月乗車記/3両に増結となった石見川本行き424Dに2日連続で乗る】三江線廃止までの”参考”になる記録㊺
【2018年3月乗車記/1両で大混雑!始発422D三次→口羽に乗る/口羽駅に28分だけ営業の売店!】三江線廃止までの”参考”になる記録㊻
【2018年3月乗車記/空いている昼間の浜原行き425D・乙原駅→石見簗瀬駅→明塚駅を訪問する】三江線廃止までの”参考”になる記録㊼
【2018年3月乗車記/廃止直前に1か月半運休した宇都井駅には?】三江線廃止までの”参考”になる記録㊽
【2018年3月乗車記/簡単に県境越えが出来る作木口と江平は三江線らしい景色】三江線廃止までの”参考”になる記録㊾
【2018年3月乗車記/今まで以上に熱烈な石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録㊿
【2018年3月乗車記/おおなんバスで石見川本から因原→サクラの木がある因原駅】三江線廃止までの”参考”になる記録51
【2018年3月乗車記/生きた証人川平駅】三江線廃止までの”参考”になる記録52
【2018年3月乗車記/88年見守った川戸駅のサクラ】三江線廃止までの”参考”になる記録53
【2018年3月乗車記/1時間後の1本後の列車はかなり空いている!431D川戸→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録54
★浜原駅ではサクラの木がイルミネーション。また泣いた
【列車番号】433D(三次行き)
【時刻】浜原19:01→三次20:40
【車両】キハ120-315
【その他】列車番号、列車時刻は2018年3月16日(金)まで有効。3月17日以降は9429D三次行きとして全区間ほぼ同時刻で運行。

↑浜原に到着。この駅で431Dから433Dに乗り換えとなったが、3月17日以降は直通となったので乗り換えなしに変わった。
だが、ダイヤ上は18:28~19:01まで停車する事には変わりない。

↑キハ120-310の石見神楽トレインは折り返し19:03発の434D江津行きになる。階段乗換のため、階段を通って反対側のホームへ。

↑駅舎の様子。電球色の温かみのある雰囲気を演出。キレイに清掃されており、宇都井同様に気持ち良く利用出来る。これも地元の人たちが定期的に掃除をしているのであろう。



↑浜原駅のサクラの木。枝に沿って電球が設置されて、陽が暮れるとピンク色に光った。シンプルなイルミネーションで、ミラーボールもあって地面にも光が盛んに通る。ミラーボールで光が周囲に飛ぶ姿を久しぶりに見た。気付いたら、目で、カメラで必死に粒上の光を追いかけていた。
「おもてなし」の仕掛けは駅、町によってさまざま。全駅統一の同じようなものではつまらない。もちろん、それが一切ない駅も少なくない。駅や町によって多少の温度差はあるが、浜原の「おもてなし」にも感動。また泣いてしまった。
幻想的な感じで、なんか不思議な世界に連れ込まれた。
地元、島根県美郷町の「広報みさと2018年3月号」に浜原駅のイルミネーションについての記事を見つけた。
「広報みさと(島根県美郷町)2018年3月」(15ページの内容を参照)
↑3月1日に点灯式が行われ、地元の若者グループがイルミネーションを設置。「浜原を盛り上げたい」「子供たちに思い出づくりをしたい」と言う想いで行った。電飾は全部で12,000個で、点灯式当時は地元の人や三江線利用客から歓声が上がったと言う。5月中旬まで毎日日没後約4時間点灯すると言う。


↑19:01発の433D三次行きは、18:39着の三次からの432Dの折り返し。運転士は431Dの方で、運転士と車両は別行路であった。
実質的には431Dのお客が433Dにスライドした格好で、同じような面々が433Dに集まってきた。お客は7人だけで、ボックスに4人、ロングに3人であった。この先混雑する事を期待して浜原を発車。
沢谷では工事関係者が何人かいた。どんな作業をしていたのであろうか?
潮で1人下車し、石見都賀で地元の人が3人乗車し、宇都井では5人乗った。宇都井では橋げたがライトアップされているとの事であったが、三江線列車からは直接見る事が出来ない。
最終運転日まで残り6日となった。宇都井では最終日まで「INAKA@イルミ」と同じようなイルミネーションを3月17日以降連日開催しているとの事。これも見に行きたい。
式敷で交換した浜原行きの434Dには2両でたったの1人しかいなかった。
433Dでは少しずつお客が増えてきたが、それでも空席はかなりあった。現行ダイヤの9429Dが431Dと433Dに相当する列車だが、最終日を除き、空いている状況なのかもしれない。しかも、2両での運行だ。
だが、3月20日頃から長谷付近で野生動物出没による触車や落石等で輸送障害が生じているのが、気になる所だ。
★まとめ
廃止まで1か月を切った3月3日、4日の状況からして、極端に混雑している状況ではなかった。今日から31日までの間は、今までに三江線が経験した事ない大混雑になるだろう。
結果的に廃止されることになってしまったが、最後の最後に多くの人が再び三江線に乗ってくれることが、本当に幸せ者だ。
岩泉線のように何の予告なく、「ありがとう」とか「さよなら」を言えずに突然廃止になる路線もあるんだから。
最後の4日間、3月28日~3月31日も三江線に乗って、「最後なんだ・・・」と思いながら、感動して泣く事もあると思う。
「さよなら」とは言いたくない。三江線の存在そのものを将来にわたって否定する事になるから。「鉄道のいろんなことを教えてもらってありがとう」、「思い出をありがとう」、「災害が多かったけど、それでもよく頑張った!」、と現場で言って、たくさんの「ありがとう」を伝えたい。
56回目に続く(4月26日公開)
【2018年3月乗車記/225系・瑞風・新幹線など三次への送り込みもネタ満載?!】三江線廃止までの”参考”になる記録56
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