【2017年5月乗車記と乗り歩き/リアル竜宮城!指宿駅/指宿から1333DでJR最南端の列車に乗ると?】九州浪漫鉄道物語㉖
2017年5月乗車記と乗り歩き。「指宿のたまて箱」の運行は指宿枕崎線の鹿児島側の半分の区間だけ。指宿駅から枕崎駅までのJR最南端区間は普通列車だけになる。指宿駅の一部は「リアル竜宮城」になっている。指宿駅から枕崎行き列車に乗ると?ある事に気付いた
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【2017年5月乗車記/リアル竜宮城!指宿のたまて箱(いぶたま)に乗る】九州浪漫鉄道物語㉕
【日付】2020年5月5日
【備考】時刻、列車名、金額等は全て当時のもの
もくじ
★2017年5月乗車記と乗り歩き。リアル竜宮城は指宿駅にも!
「指宿のたまて箱」(いぶたま)の乗車時間はあっという間。指宿駅では地元の熱烈な歓迎を受けて、折り返し2号(3072D/指宿10:57発)としてすぐに戻ってしまう。駅の放送によれば「いぶたま2号」は満席との事。

↑指宿でゆっくりする事が出来ない「いぶたま」。1号のお客が下車するとすぐに2号の新たなお客が入ってくる。地元の歓迎を受けると指宿の観光地へと進んでゆく・・・これが「D&S列車の正しい使い方」である。
「いぶたま」を編成で撮影していたが・・・

↑指宿止まりの5326D(左側)が入ってきた。完全に邪魔された格好だが😩5326Dは山川~指宿の1駅だけの運行。「いぶたま2号」に接続する役目を持っているようだ。

↑ホームの端まで進んで、後追いで「いぶたま2号」を撮影。雰囲気がまるで違う😆大胆な配色と言う事もあって、山側は重厚感を感じる「黒」、海側は気軽さを感じる「白」がど真ん中でキッパリとなっているので、乗車時は「白」しか見ていなかったので、まるで違う列車に思えてしまった。これは乗り歩きをしてようやくわかる事である。


↑指宿駅は留置線が何本もあるが、雑草に隠れている場所が多かった。指宿枕崎線の運行系統は指宿・山川を境に大きく変わる傾向で、鹿児島中央方面に対しては1本/時程度あるが、枕崎方面に対しては5往復/日(西頴娃発着2往復/日も別にある)に激減する。


↑時間があったので、ぶらぶら歩いていると、改札口付近は急な階段。駅員がアロハシャツで業務するのが指宿駅の特徴で、「いぶたま」と言う特急もあるので、「JR最南端の特急停車駅」でもある。


↑改札内の通路一部は竜宮城をイメージした、駅とは思えない夢があふれる世界。次に乗る列車まで時間があったが、この竜宮城ゾーンを歩いていると、なんだか不思議な気持ちになった😇
★2017年5月乗車記と乗り歩き。1駅で急激に線路状態が悪化!極端すぎる指宿から南側
【列車番号】1333D(枕崎行き)
【時刻】指宿11:27→西大山11:56
【車両】キハ47-9077+キハ47-122

↑指宿からはキハ47に乗って西大山へ。反対ホームにはキハ200も止まっていたが、指宿枕崎線では山川以北の運用らしく、枕崎に来る事はないらしい。
とにかく線路がバウントするような揺れ方をする。線路の維持管理をしっかりとやっていないんだなと思った😫こういう感想を漏らす乗車記や乗り歩きになる事もあって、地方路線あるあるでも😩
指宿枕崎線は鹿児島中央~喜入では輸送密度が8,332人/日と鉄道として十分特性を発揮出来ているが、喜入~指宿では2,477人/日に激減。「いぶたま」に乗っている限り、特急が通る区間でもあるので、「バウントしたような」変な揺れは感じなかったが、指宿~枕崎では301人/日となってしまう。こんなに成績が悪いと積極的な設備投資は出来ないのが現状か。
鹿児島市から枕崎市には鉄道で行くと遠回りで片道3時間近くかかってしまうが、道路ではショートカット出来る経路のため半分の1時間半で済む。
JR九州は指宿~枕崎については、利用減少を理由に廃止対象にしており、「今すぐ廃止と言うわけではないが、将来的には廃止を覚悟しておくように」と異例の”事前通告”も出ている。(青柳社長が地元新聞社とのインタービューで語った内容による)
だが、それでもJR九州は上場企業になったので、どんなに赤字でも路線を維持する義務があるのは言うまでもない。JR西日本の三江線やJR北海道各線のように極端に利用が減少しないと(100人/日を下回る事が目安だろう)「廃止」と言うカードを切れないだろうし、それはJR九州の企業イメージや企業ブランドを自ら傷つける事になるから、決して良い事はない。




↑山川では11:33~11:46まで止まる。列車から出て来たのはカメラを持った同業者(鉄道ファン)で、長時間停車を利用していろんな写真等を撮影。見た限り日常的な利用者は少なく、多くが観光目的のお客で遠方からの人も少なくないように見えた。
駅頭には「日本最南端の有人駅」と言う柱が立っていたが、JR九州の近年の合理化により2016年の春~秋にかけて一時無人駅となってしまったが、同年秋に簡易委託で有人駅として復活した。
指宿枕崎線では、山川から先有人駅は西頴娃駅のみで、枕崎と言った主要駅でさえも無人なのが、最北端との違いと言える。
1333Dが停車しているホーム(キハ47が2編成停車している写真の左側)は”うっそうとしたジャングル”で、「雨が多いんだろうな」と思った。
27回目に続く(4月21日公開、下記リンクをクリック)
【2017年5月乗車記/JR最南端の駅西大山に行く】九州浪漫鉄道物語㉗
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