【COVID-19(新型コロナウイルス)のせいで】札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)の最終運行日が2020年5月6日→4月17日午前中に急に繰り上げ前倒しが決定!

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2020年5月8日更新。JR北海道は札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)についてCOVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大防止のため最終運転日(ラストラン)を2020年5月6日から4月17日午前中に急に繰り上げ前倒しする事を決定!なぜそうなったのか?最終運転(ラストラン)を現場で立ち会えない立場の意見を述べる。また廃止間際に殺到する「にわか葬式鉄」についても苦言を呈する。

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JR北海道は札沼線の廃止区間(北海道医療大学~新十津川)について、最終運行日を予定していた2020年5月6日(水・祝日)→4月17日(金)午前中に急に繰り上げ前倒しする事を正式に決定した。

「札沼線(北海道医療大学~新十津川)の最終運行について」(JR北海道ホームページ)(4月15日公開分)

↑詳しくはこちらをご覧になりたい。

【確実に惜別乗車出来る方法は?】札沼線(北海道医療大学~新十津川)廃止最終運転日直前は全列車全席指定席で運転!

↑こちらの記事も合わせてご覧になりたい。

(この先2020年4月17日5時30分追記)

ところが日本国政府は4月16日(木)夜になって、全国を対象とする「COVID-19に対する緊急事態宣言を出す」事を決めた。そのうち東京都や大阪府や福岡県等の7都府県に加えて、北海道や愛知県や京都府等の6道府県も追加で「特定警戒都道府県」と称してCOVID-19の感染拡大防止に全力で行う事を決めた。そうなればさらに鉄道利用者が減少する事に加えて、JR北海道をはじめとした鉄道会社、各種市中企業や団体等もCOVID-19感染拡大防止のために、「人が集まりやすい状況」を作り出さないようにしないといけなくなった。

「札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)の最終運転について」(JR北海道ホームページ2020年4月16日20時更新)

↑そのためJR北海道は、4月16日(木)夜になって急に下記のような事を公表した。

もくじ

札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)の最終運転(ラストラン)を翌日(4月17日)の午前中に行う。最終運転列車は石狩当別7時45分発5425D新十津川行き、新十津川10時00分発5426D石狩当別行きになる。以後の列車は全て運休し、4月27日(月)に予定していた沿線住民対象の最終運転(ラストラン)も実施しない

突然公表された「強制終了」宣言。あくまでも公共交通機関なので後術しているが「今日で運転終了します」とは言えないしやってはいけない事だ。あくまでも事前に予告しておかないといけない。JR北海道は意図的に「強制終了」する事を決めたのではなくて、4月16日の夜になって「急に決めた」のであろう。それなりの批判意見も鉄道ファンを中心に起こりそうな気がするが、COVID-19と言う未曾有の災害に等しい事なので「仕方ない」と渋々納得する人の方が多いような気がする。誰が悪いというわけではない。全て”COVID-19のせい”なのである。

なお、正式な廃止日は2020年5月7日である事には変わりない。4月17日~5月6日については「運休」と言う扱いにした。一部ブログやYouTubeサイト等には「4月17日で札沼線廃止」と記載されている事があるが、これは間違えである。そのため、駅名標や表札の撤去、線路やホーム等に入れないようにするための「柵」が設置されたのも5月7日以降である。

また感染症や病気等を理由に廃止日よりも前に最終運転を実施した事例は、今回の札沼線が初めてとなった。

★全て”COVID-19(新型コロナウイルス)のせい”で札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)の最終運行(ラストラン)が繰り上げ前倒しになる!

JR北海道が札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)の最終運行(ラストラン)を早めた理由は、やはりCOVID-19(新型コロナウイルス)であった。そもそも鉄道路線の廃止が発生すると、必ずと言って良いほど全国から鉄道ファン(乗り鉄、撮り鉄、葬式鉄など)が集結する。普段ガラガラの車内も「祭りだ!」と言わんばかりの状況になって、非常に多くの人がそのためだけに遠くから来る。COVID-19と言う病気(感染症)は「人と人と接しない事」が最大の予防策だ。つまり「人から人に移る病気」なので、人が集結する状況では今まで健康だった人が、COVID-19になるリスクが高くなる。それはマスクをしていようが、小まめな手洗い・うがい等をしていても。「人と人と接しない事」にするならば、意図的に人が集まらないようにさせないといけない。そうなれば、どう考えても人が集結しやすい大型連休(ゴールデンウイーク)を避けて、最終運行(ラストラン)せざるを得なくなる。

究極的にはJR北海道が何の予告なく、「今日で運転終了します」と言ってしまえばそこまで。そうすれば人が集結するリスクは最小限度まで抑えることが出来る。だが輸送密度が1日たったの62人しかない鉄道でも、立派な公共交通機関なのである日突然予告なく「今日で運転終了します」という事は許されない。公共的な存在としての役割を果たせないほか、それをやったJR北海道と言う企業の信用問題・社会的責任にも関わってくる。そのため、COVID-19が蔓延している状況下でも「〇月〇日に運転終了します」と”事前予告”しないといけない。それがイベントやコンサートのように開催日当日に急に「今日は公演を中止します」とは言えないのだ。

こうなったのも全て”COVID-19のせいで”廃止日(2020年5月7日)よりも早く最終運転(ラストラン)を迎えてしまったのは、個人的に非常に憎く感じる。

なお、不測の事態が発生した場合は、4月24日よりも早く運転終了する可能性もある。必ずしも4月24日まで運転するとは約束していない。実際に4月17日(金)午前中で最終運転(ラストラン)を実施する事になった。

また札沼線廃止区間は2020年5月7日を廃止日としているが、法律上は必ずしも前日の5月6日に最終運転(ラストラン)をしないといけないわけでもない。国鉄時代には廃止日となる1週間前に最終運転(ラストラン)を行った事もあった。むしろそれが当たり前で、廃止日の前日に最終運転(ラストラン)をするようになったのは、平成に入ってからが多かったりする。(この部分は一部記憶等に基づき書いているので、詳細等がわかる場合や誤りがある場合は指摘されたい)


↑鉄道が廃止になればこのような「立入禁止」と言う柵が建てられる。札沼線廃止後に跡地は、沿線の4町に無償譲渡される。月形町ではトロッコ列車運転などの観光資源にする事を考えている。一方で新十津川町は整地した上で農業用地(畑や田んぼ)に転用する事にしている。新十津川駅は観光事務所が入っている関係で、今後も観光地として活用する観点から駅舎やホームが残るのではないか?なお、5月7日朝の時点で新十津川駅のホームには入る事が出来なくなっていた。歯医者と併設している浦臼駅の駅舎もそのまま使われるだろうがホームは立入禁止になるだろう。札比内駅や月ヶ岡駅は公衆トイレも併設しているので、その部分や休憩施設として駅舎が使えても、やはりホームには入れなくなるだろう。秘境駅で人気がある豊ヶ岡駅については、豊ヶ岡駅に関しては駅舎自体に近づけなくなるような感じもするが、秘境駅として人気があるので廃止後に観光資源として活用する手も十分ある。むしろ観光地化してほしいのが本音だ。

【JR北海道が意図するお願い】

町外(当別、月形、浦臼、新十津川の4町以外)からの来場自粛のお願い○「緊急事態宣言」により対象地域を中心に外出自粛の要請が出ていることを十分ご理解いただき、できる限り町外からのご乗車、来駅、沿線での写真撮影等をお控えくださいますよう、お願い申し上げます。

「鉄道コム」等の情報サイトを見ていたら、JR北海道の公式リリースとは異なる解釈で記されていたので、誤りを指摘したい。

同社のリリースには上記引用のように書いてあるが、「鉄道コム」を読んでいると、「4月24日までは町外から来場しても良い」みたいなニュアンスは明らかに誤りだと思う。

少なくても明日以降(4月16日)町外からは「札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)には来ないでくれ!」がJR北海道の本当の意図である

目的は何であれ。仕事等本当に移動が必要ならば別なのであろうが、惜別目的の乗車(テレビ局や新聞社等のマスコミ各社を除く、個人レベルの取材や記録と称したものも含む)や撮影(同左)では「二度と札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)は乗車したり撮影しないでくれ!」と言う、ある意味無茶なお願いである。

こうした理由もCOVID-19感染防止目的なのは言うまでもない。繰り返しになるが、「人と人が接する」ため感染リスクを少しでも低減させないといけないのだ。

【札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)の最終運行(ラストラン)に立ち会えない立場として】

むしろ、そのような人は多いと思う。”COVID-19のせいで”こうなったと強調しておきたい。そうなってしまったのは、誰の責任でもないんだろうけど、前回札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)に乗った時(撮った時)「自分が満足出来るまで乗りまくったり、撮りまくったのか?」と言う事になる。これは”自己満足”の世界だ。私個人の事になるが2019年9月に北海道に行った時に8日中3日は札沼線廃止区間に行って「飽きた!お腹いっぱいだわ!」と言う所まで乗りに乗りまくった。それはそれで大満足だった。撮影についても上手い・下手と言う写真の技術的な問題は抜きにしても、資料性のある写真は撮影出来たと思っている。

最後に現場で「札沼線北海道医療大学~新十津川間廃止と言う”葬式”」に立ち会えなくても、事前に香典は十分出しているので、それはそれで私個人満足している所はある。だが、やはり最後は現場で”葬式”に参列したかったのは言うまでもなく極めて強い本音で、”COVID-19のせい”でそうなってしまったのは残念であるし、運が悪かった。

どのような状況下であろうとも、路線の廃止である最終運転(ラストラン)を現場で立ち会えないのは「痛恨の極み」と言うしかない。

でもね、札沼線廃止区間の最後を現場で立ち会いたかった鉄道ファンも多いはずだ。その模様を収録したテレビ中継、動画、DVDをリリースしてもらえないものだろうか?JR北海道だって資料として広報担当者がその日の模様を動画で撮影するだろうから、それをDVDとして売ってほしい。私ならば1万円くらいしても喜んで買う。北海道に行くヒコーキ代・新幹線代よりははるかに安い買い物だ。それ以外にも沿線が作ったグッズも販売してほしい。一番良いのは直接現地で販売・購入する事であるが、遠くて行けなかったり、緊急事態宣言が出ている中で行けない状況下でもあるので、通販で販売してもらえないだろうか?「札沼線北海道医療大学~新十津川間は最後!」惜別出来る動画・写真・書籍・諸々のグッズがあるだけでも嬉しいし、廃止後に訪れてみようとする人も居るだろうから、いろんな人に向けたモノを作っていただけないだろうか?

★4月17日の新十津川発石狩当別行き札沼線非電化区間最終列車の動画がYouTubeにあったり、DVDとして販売される!

Twitter上では4月17日当日に、現場からの生中継があって私も少し見ていたが、これは一般のTwitter利用者が新十津川行き最終列車5425Dに乗って、その模様をそのまま配信していたものだ。しかし、それを後日YouTube等のネット上で見ることは出来ず、5月8日に調査しても生中継動画は出てこない。しかも乗車した車内の動画も出てきていない。わかる人が居たら教えてほしい。

HTB(北海道テレビ放送、テレビ朝日系)は4月17日に新十津川発石狩当別行き5426D札沼線非電化区間最終列車が走行している姿をヘリコプターから空撮し、その模様を生中継したという。その時の動画はYouTubeにもアップされている。下記がその動画である。

↑現場に行けなかった人も多いと思う。この動画を見て少しでも札沼線非電化区間のラストランを感じる事が出来ると良いだろう。

STV(札幌テレビ放送、日本テレビ系)は7月31日に札沼線非電化区間ラストランの模様を空撮した映像、ラストラン当日の新十津川駅などの様子、過去のSTVのニュース映像から貴重な札沼線非電化区間の様子を収録したDVDを販売する。

「北の駅舎物語第4巻、札沼線」(STVどさんこくんショップホームページ)

↑詳しくはこちらをご覧になりたい。STVは他にも北海道の鉄道関連のDVDを販売しており、意外にもその事は今回初めて知った。是非とも買いたいと思っている次第である。

★なぜ廃線間際には全国から人が殺到するのか?

廃線間際の鉄道に乗ったり、撮ったりすることを「葬式鉄」と言う。私もその1人であるが、実際に2018年の三江線、2019年の石勝線夕張支線の最終運転日に現場で見てみると、

「どこからこんなにも人が湧いたんや?」

と言うくらい人が来る。これが地元の人ならば十分わかるが、遠方から来ている人も少なくない。クルマのナンバーを見ると三江線の時は、関東・関西・四国・九州方面からのクルマも多かった。石勝線夕張支線の時には場所的な都合から、本州方面からのクルマは少なかったが「わ」「れ」と言った道内ナンバーもレンタカーがものすごく多かった。

そもそもなぜ葬式鉄が殺到するのであろうか?これについては鉄道ジャーナリスト枝久保達也氏が下記の記事で解説していた。一部を抜粋して紹介する。

「最初と最後」の瞬間に集まりたがるファンたち

 戦時中でさえも憲兵の目を潜り抜けて鉄道車両を記録、撮影する鉄道愛好家もいたというし、鉄道紀行作家の故・宮脇俊三氏は1942年に開通した関門鉄道トンネルを一目見たいと、戦況が厳しさを増し始めた1944年3月に現地を訪れている。いわば戦時下の乗り鉄である。

 だとすれば、新型コロナウイルスのような非常時でも、貴重な記録を収めようと列車を追い続ける人がいるのもおかしくはないかもしれない。鉄道は戦時下であれ、コロナ禍であれ、どのような状況にあっても動かし続けなければならないインフラである。そうであれば当然、鉄道を追う人たちも、どのような危機にあっても動き続けることになる。最初と最後の瞬間は二度とやってこないのだから。

 同時代では顰蹙(ひんしゅく)をかうような行動であっても、いつか貴重な記録として評価される日がくるかもしれない。歴史の記録とはそういう側面もあることは否定できず、そうした行為そのものを推奨はできないとしても、断罪するつもりは筆者にはない。

 ただ近年、問題になっているのは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために「密」を避けなければならないということ以前に、こうした「イベント」に人が殺到して、しばしば混乱が発生しているからだ。

(中略)

なぜ鉄道イベントにこんなにも人が集まるのか

 背景には鉄道ファンの裾野の広がりと、消費行動の変化があるように思われる。ここ15年でメディアが鉄道趣味を積極的に取り上げるようになり、また有名人も自身が鉄道ファンであることを公言しはじめ、鉄道ファンはすっかり市民権を獲得した。

 鉄道ファンが増加することで、ファンの在り方も変化してくる。元々、鉄道趣味は記録としての写真撮影や鉄道模型や乗車券の収集など、「モノ」へのこだわりを見せるアプローチが多かったが、近年は鉄道旅行やイベント参加など「コト(体験)」を重視する層が中心になりつつある。

 これを象徴する出来事が、3月14日の高輪ゲートウェイ駅開業であった。朝から冷たい雨が降りしきる中、開業初日の日付が入った乗車券を求める鉄道ファンが大勢集まったのは、コレクションとしての乗車券が欲しいのではなく、開業初日に行ったという体験が欲しいのである。鉄道趣味のアトラクション化とも言うべきだろうか。乗車券の購入を望む人々は最長で300分待ちの大行列となった。

 「最初」や「最後」といった「節目」の大舞台は、逃したら二度と味わうことのできない体験である。非日常の体験を求めて集まる人々からすれば、混雑や混乱がある方が盛り上がるのだ。近年、ラストランなどに集結し、駅のホームや車両を占領して騒ぎたてる「葬式鉄」と呼ばれる一部の迷惑な鉄道ファンも、こうした文脈から理解した方が分かりやすいはずだ。

(中略)

これを機に持続できるイベントの在り方を考えるべき

 鉄道業界には苦い教訓もある。1960年代後半から1970年代前半にかけて巻き起こった「SLブーム」でも、人が殺到し、次第に収拾がつかなくなっていったのだ。

 最終的にこのブームは、1976年に京都―大阪間開業100周年を記念して、動態保存されていたSLを用いた記念列車を運行した際、線路敷地内に侵入した小学生が列車と接触して亡くなるという悲劇的な結末を迎えている。これ以降、SLの動態保存は下火となってしまった。行き過ぎたムーブメントは必ず破綻を迎えるのだ。

 幸か不幸か新型コロナウイルスの影響で、多くの人が集まるようなイベントの開催は当面、自粛されるだろう。イベントの開催が再び可能になったとしても、しばらくは「密」を避け、人数をコントロールする方向に進むはずだ。

だとすれば鉄道ファンも鉄道事業者も、ここで一度冷静になって、持続可能な鉄道イベントの在り方を模索する時期なのではないだろうか。

 鉄道は公共交通機関である。一般利用者や近隣住民に迷惑をかけてまでイベントを行うのは本末転倒だ。鉄道を盛り上げようにも、ファンの関心が最初と最後という一過性のもので終わってしまっては、意味がない。非日常は、日常が続くからこそ、貴重なのである。

鉄道の記念イベントを「密な空間」にしてしまう鉄オタの心理 2020年5月3日プレジデントオンライン 文責・枝久保達也 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200503-00034998-president-bus_all&p=1

つまり簡単にまとめるとこういう事だ。

  • 今までは写真撮影や乗車券等のグッズ収集等の「モノ」にこだわる傾向があったが、近年は乗車体験とか現場にいたという「コト」(体験)を重視するようになった
  • 「最初」「最後」と言った”節目”の「非日常」を重視する人が増えた
  • 鉄道会社もイベントのあり方を模索する時期になっている

と言う事だ。この記事を読んでいるとわかるが、「最終運転」「ラストラン」と言うのが・・・

祭り

遊び

イベント

アトラクション

として解釈する人が本当に多くなったと思う。私に言わせればこのような人たちは「鉄道ファン」「乗り鉄」「撮り鉄」と自称していても、”にわか”程度の浅く狭い知識と見識しかないので、「〇〇駅の構造は××となっている」「〇〇駅~〇〇駅の車窓は××のようになっている」と言った”詳しい事を言えない(説明出来ない)人が多いと感じる。事前に廃止になる路線や区間について不勉強であったり、付け焼き刃的な・一夜漬け的な浅い事だけしか知らない人が多いような気がする。クソYouTuberのスーツのように知識や見識がないまま、YouTube等であたかも自分がわかったかのように説明し、その動画等の閲覧数が多い結果、中身のない不正確な知識や見識が多くの人に広まって、それを持ったまま現場で行動するので、例えば車内で歩き回って各停車駅ごとに駅名標を撮りまくる、立入禁止場所に平気で入る(ひどい場合列車が来ない事を逆手にとって平気で駅間の線路上やトンネルの中を撮影)、何回も足を運ばない(1回か2回くらいしか行かない)、沿線の細かな地理や特徴を知らない(例えば並走する国道や県道の名前や鉄道どのような関係か、どこにコンビニや飲食店があるか、具体的な市町村名、並走するバス路線との関係、並走する国道や県道から駅までの具体的な行き方や地理感覚等)、廃止する路線や車両の細かな歴史や廃止する経緯・・・等知らん人が多いと本当に感じる。

私は事前にじっくりと予習する。例えば車窓はどこが良い、ある駅とある駅を徒歩移動したら何キロ何分かかるか?道的に歩く事が可能か?(いわゆる酷道になっていないか)路線バスでショートカット出来ないか?なぜ廃止するのか細かな事を調べてから望む。実際には当日現地で予定を変更する事も多々ある。帰ってきたらその事をしっかりと復習(つまりブログに書く)して、数か月後(または年に1回程度)再び行って廃止する区間の様子を見る。定期的に通っているのだ。駆使できるものは何でも駆使する。時刻表はもちろん、他人のブログやYouTube記事(動画)や書物の確認、地図(紙のタイプとGoogleMaps等の電磁的なものの両方)の確認、撮影した写真の確認、実際に駅間を歩いてみて体感的に知ってもらう、ネット等には書いていない細かな情報の把握(例えばどこに飲料水自販機があるのか、商店の名前)等多岐にわたる。こういう事を繰り返して最終運転日に臨むのが私のやり方だ。

”にわかの葬式鉄”は↑のような事をやっているのか?

と聴いてやりたい今日この頃。それくらい事前に知識と見識を深めておくのだ。

廃止する所は見たくないのが本音だ。噂では留萌本線が2021年度で廃止と言う事も出ているが、留萌本線は廃止せずに電化でもして、札幌から789系「ライラック」でも入線して多くのお客に乗ってもらう路線に脱皮・・・とも願っている次第だ。

最終運転日に乗ると言うのは遊びでも祭りでもない。廃止と言う事実を重く受け止めて他が廃止にならないように他のローカル線に多く乗ると言う決意表明の日なのだ

私はそのような方針にしている。

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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