【2017年5月乗車記と乗り歩き/リアル竜宮城!指宿のたまて箱(いぶたま)に乗る】九州浪漫鉄道物語㉕

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2017年5月乗車記と乗り歩き。指宿枕崎線のD&S列車「指宿のたまて箱」(いぶたま)に乗る!鹿児島中央駅に入線した車両は黒と白がど真ん中でハッキリと別れた車体。ドアが開くと玉手箱を想像させる白い煙が出る。そして車内は”リアル竜宮城”とも言える世界!桜島と錦江湾をバックに「最高の車窓」「幸せの瞬間」を楽しむ

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【2017年3月乗車記/JR九州の基礎知識/山陽線下関→門司→小倉】九州浪漫鉄道物語 ①

【2017年3月乗車記/小倉→折尾813系の快速4243M/高架化された折尾駅を見る】九州浪漫鉄道物語 ②

【2017年3月乗車記/若松線(筑豊本線)折尾→藤ノ木でBEC819系DENCHAに乗る/スマートサポートステーション】九州浪漫鉄道物語 ③

【BEC819系車内を見る/操車場があった若松駅/DENCHAで非電化区間から電化区間へ通しで乗る】九州浪漫鉄道物語 ④

【2017年乗車記/へいちく・ちくまる/平成筑豊鉄道直方→金田→MrMax田川後藤寺】九州浪漫鉄道物語 ⑤

【2017年3月乗車記/鉱山のど真ん中を通る後藤寺線】九州浪漫鉄道物語 ⑥

【2017年3月乗車記/813系3両福北ゆたか線快速ワンマン4657H新飯塚→博多】九州浪漫鉄道物語 ⑦

【2017年3月乗車記/博多→鳥栖811系普通2159M/南福岡で特急2本抜き二日市で3本抜き!】九州浪漫鉄道物語 ⑧

【2017年3月乗車記と車窓/長崎線817系の2825M佐賀→諫早】九州浪漫鉄道物語 ⑨

【2017年3月乗車記/新幹線工事が始まった諫早駅/長崎線旧線長与経由】九州浪漫鉄道物語 ⑩

【2017年3月乗車記/長崎市電・長崎平和公園】九州浪漫鉄道物語 

【2017年3月乗車記/大村線長崎→佐世保3232Dキハ66系の快速シーサイドライナー】九州浪漫鉄道物語 ⑫

【2017年3月乗車記/佐世保線2934M/リニューアルした783系ハウステンボス】九州浪漫鉄道物語 ⑬

【2017年5月乗車記/初めて乗るハイパーサルーン!783系きらめき101号小倉→博多】九州浪漫鉄道物語⑭

【2017年5月乗車記/博多→宇土で鹿児島本線快速・普通を乗り継ぎ】九州浪漫鉄道物語⑮

【2017年5月乗車記/浅い海が見える車窓三角線(あまくさみすみ線)531D宇土→三角キハ31】九州浪漫鉄道物語 ⑯

【2017年5月乗車記/D&S列車に乗車!大人の上質な雰囲気キハ185「A列車で行こう4号」三角→熊本】九州浪漫鉄道物語⑰

【2017年5月乗車記/迷路の熊本駅!新登場!手頃な豪華過ぎるD&S列車「かわせみやませみ5号」に乗る】九州浪漫鉄道物語⑱

【2017年5月乗車記と肥薩線車窓/新登場D&S列車「かわせみやませみ5号」熊本→人吉】九州浪漫鉄道物語⑲

【2017年5月乗車記と日本三大車窓/大畑ループ線、真幸スイッチバック見どころ満載!肥薩線人吉→吉松1253D】九州浪漫鉄道物語⑳

【2017年5月乗車記/鉄道の町吉松駅/趣のある駅舎が多い肥薩線吉松→隼人4237D/日豊本線隼人→鹿児島中央6963M竜ヶ水駅に営業停車しない理由は?】九州浪漫鉄道物語㉑

【2017年5月乗車記/最南端の路面電車鹿児島市電に少しだけ乗る】九州浪漫鉄道物語㉒

【2017年5月乗車記/N700系7000番台新幹線さくら544号に1駅だけ乗る!】九州浪漫鉄道物語㉓

【2017年5月乗車記/肥薩おれんじ鉄道の車両で運行した川内→鹿児島中央を臨時快速オーシャンライナーさつま1号に乗る】九州浪漫鉄道物語㉔

【日付】2020年5月5日

【備考】時刻、列車名、金額等は全て当時のもの

★2017年5月乗車記と乗り歩き。リアル竜宮城!玉手箱(=ドア)が開くと白い煙に包まれて変身した姿は?

【列車番号】3071D(指宿行き特急指宿のたまて箱1号)
【時刻】鹿児島中央9:58→指宿10:49
【車両】①キハ47-8060+②キハ47-9079+③キハ140-8060(全て鹿カコ=鹿児島車両センター)
【備考】③(3号車)に増結用車両連結

「特急 指宿のたまて箱」(JR九州ホームページ)

↑詳しくはこちらを参照されたい。

JR九州の唐池会長はD&S列車、観光列車の成功したモデルケースとしてよく出すのが、指宿の例である。
簡単に説明すると、鉄道会社は単にデザインが良い列車を走らせるだけではなくて、季節や時期に応じて沿線地元も観光地や特産物を広く宣伝・訴求する事で、遠方からの集客に努める事や”人を動かす仕掛け”を作る。JR九州(鉄道会社)の観光列車や一般列車を使ってもらう事で、沿線地元の発展に貢献したい・・・と言うのが本当の狙いだ。単にJR九州の金儲けが一番ではないのだ。
まさに、「デザイン&ストーリー」がギッシリと詰め込められている列車こそが、「指宿のたまて箱」、略して「いぶたま」(以下、略称で書く)である。その時の乗車記と乗り歩きである。

↑9:38頃鹿カコ(鹿児島車両センター)から、「いぶたま」用の車両が入線。この日は5月5日こどもの日。こどもの日イベントが鹿児島中央駅ホームで開催されており、駅員や運転士も総動員だ🥳
定期列車なのにその時期に応じたイベントをかなりの頻度で開催されているように見えた。(実際にはどうかわからないが)🤔
主役は子供。紙製のカブトを用意して、入線したばかりの「いぶたま」をバックに記念撮影。
「いぶたま」では、入線直後絶対に見ておきたいものがあったので、急いでドア付近へ。

↑客室乗務員がお客を出迎える。(この写真には写っていない)
ドアが開く。すると、屋根から大量の煙が出て来た😅
この煙が「いぶたま」ならではのポイント。「玉手箱」を開けたら大量の煙が出てきて、若かった青年が一気におじいさんに化けてしまった物語で、子供向けの絵本では定番のお話だ。
列車=「玉手箱」に見立てて、ドアを開ける=玉手箱を開ける→その際に大量の煙が出る・・・と言うストーリーは、半ばなくてはならない”装置”だった😆

夢を壊す(?)事を言ってしまうが、実際にはドアが開くと自動的に煙が出てくるのではなく、運転士がドアを開けて、手動で「ミスト」と表示されたボタンを扱う事で大量の煙が出てくる仕組みだ😲
「煙」と表現したが、正しくは「ミスト」で当然人体に害があるものではない。
客室乗務員に、「上手く撮れましたか?」と聞かれ、「撮れました」とお互い笑顔で返す。

↑「いぶたま」については、カウンター方式の座席を「指名買い」した。2号車の14番A席、進行方向左側で、桜島や錦江湾と言った指宿枕崎線を代表する絶景車窓が見られる事を狙った。但し、座席はリクライニングしない。


↑2号車の車内。前日に乗った「かわせみやませみ」と同じくキハ40・47系を改造した車両であるが、「いぶたま」については改造種車の様子がしっかりと残っていた😆
進行方向左側は全てカウンター方式の座席となっており、逆の右側(山側)はマクラギ方向に座席が設置されている。リクライニング可能な有無は確認できなかった。座り心地はやはり良くて快適だ。
ミトーカデザインの列車では本棚や本は必須アイテム。「いぶたま」でももちろんあった。

↑指宿の竜宮城物語のイラスト等もある。

↑発車前の段階では、車内・ホームとも撮影する人、見物する人が絶えなかった🥳
1号車の売店に行ってみると、発車もしていないのに既に大行列。
お目当ては「いぶたま」車内限定の「いぶたまプリン」(黒ごまぷりん)やメロンパン等であった😋だが、販売開始は発車後と言う事なので、売り切れないうちに早く並んでおこうと言うものだった。

並ぶつもりはなかったので、自席へ。
乗車記念証もあったため、先にこれをいただき、スタンプを押す。前日の「A列車で行こう」「かわせみやませみ」でも経験したが、走行中は揺れるのでスタンプが上手く押せない。鹿児島中央発車直前に押すと、上手くスタンプが写った。
「いぶたま」は本来運転士しか乗務せず、車内サービスや改札は客室乗務員が行う形。この日は繁忙期である事や全列車満席だった事もあってか車掌も乗務。検札業務は車掌が行った。

9:58に大勢の駅員・運転士、お客に手を振られて鹿児島中央を発車。鹿児島車両センターのど真ん中を通る。この辺までは電化されており、415系の電車も。
再び1号車の売店へ。「いぶたまプリン」が載ったトレーにはそんなに在庫が残っていなかったので、これを1個購入(410円)。メロンパンは在庫数がもともと少なく私が来た時には完売だった。

★カウンター席から優雅に車窓を眺めながら「指宿のたまて箱」車内限定商品「いぶたまプリン」を口にするとまさに「最高の贅沢」という乗車記と乗り歩き。

↑桜島をバックにカウンター席から優雅に車窓を眺める。格別だ。「最高の贅沢」だ。「幸せの瞬間」とも感じる。そんな乗車記と乗り歩きになった。
この日は曇りがちな天気で、桜島は雲に隠れていた。これでも十分。雲に隠れいても桜島の偉大さが伝わる。桜島は小規模な噴火は今でもあって、この日(5月5日)も夕方に噴火があったと地元鹿児島のMBC(南日本放送)ニュースで知った。

「いぶたまプリン」絶妙な味。黒+白がプリンの中でしっかりと表現されており、黒のごま部分の苦い所、白の卵を使った甘い部分のバランスが良い。容器はビンになっており、食べた後は返却するケースが設置されているので、ここに置いてくる。ビンを使ったプリンも珍しくプリン本来の味がする特徴とも感じた。

↑車内販売が巡回に来た。こちらはお菓子やクリアファイル等のグッズ販売。これを買う場合には巡回が来るのを待つ事になる。
買ったのは枕崎特産のカツオを使った「かつおせんべい」と「いぶたまのクリアファイル」。JR九州の社名にツバメマークが書かれた袋に入れられた。

↑錦江湾(海)の先にあるのが桜島。
指宿と言えば、列車名にもなった「竜宮城伝説」がある所だ😇その、浦島太郎が竜宮城に旅立ったとされる岬にある「竜宮神社」もあって、ぜひ訪れたい所だ。竜宮城と言う不思議な空間、なんか神秘的な感じがしてきた😇

「いぶたま」はデザインとストーリーがタップリつまった列車で、こんなにも面白い観光列車は他にない。JR九州と言う会社や唐池会長の「気」や「強い想い」が伝わってきた。鹿児島に行ったら必ず乗りたい列車だ。



26回目に続く(4月18日公開、下記リンクをクリック)

【2017年5月乗車記/リアル竜宮城!指宿駅/指宿から1333DでJR最南端の列車に乗ると?】九州浪漫鉄道物語㉖

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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