【2020年3月乗車記/山陽新幹線さくら573号広島→新山口/指定席は空席だらけ!2割程度しか乗っていない】COVID-19(新型コロナウイルス)の影響による鉄道利用者大幅減少の実態とは?

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2020年3月乗車記と乗り歩き。COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で鉄道利用者大幅減少している。その理由や実態は?山陽新幹線さくら573号広島→新山口で乗った。きっぷを買う段階から空席だらけ!実際に乗ってみると2割程度しかお客が乗っていない!なぜか?東海道・山陽・九州新幹線の定期列車の運休はするべきなのか?

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もくじ

★交通機関の利用者が少ないと運休(減便)するのか?

COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で交通機関の利用者が軒並み減っている。その理由は、感染防止のため従業員の出張禁止や旅行客が遠出しなくなったため。旅行客は日本人とは限らず外国人も含む。日本国政府は2020年4月に入ってやっと全世界からの入国を制限するようになった。外国人は現状(2020年4月現在)「日本にやって来ない」状況になっている。

今やインバウンドと称する海外からの旅行者で日本の交通産業、旅行業、観光業等々が収益の柱としている実態になっているが、COVID-19の影響で外国人客が激減し収益を完全に失う会社が相次いでいる。廃業を決めた会社も少なくない。今後も残念ながら増える事だろう。

政府はテレワークと称する「自宅で仕事をする事」を推奨している。パソコン・スマホ・電話等を活用し、本来会社の事務所等で行っている業務を自宅から行うと言うものだ。会社に出勤する必要がないので、列車やバス等の交通機関を使う理由もない。そのため、朝や夕方のラッシュ時間帯は普段よりも空いているし、出張客を相手にする新幹線・ヒコーキも客が乗らないため運休(減便)している。

運休(減便)する理由は「需要と供給が合致しない」ため。当然列車・バス・ヒコーキを動かすには一定の経費(人件費、電気代、燃料代、整備代、着陸料等)がかかる。1本運行する事に「経費は〇〇円」という事が自ずと決まってくる。運行会社は少なくても経費以上の運賃収入を得られないと赤字だ。赤字分は運行会社が負担しないといけない。最悪の場合は借金をしてまでも負担したりする(話の意味合いが異なるが近年のJR北海道がこれだったりする)。それを繰り返していたら、とてもでないが会社の経営が成り立たない。規模の小さな会社だと存廃問題に直結する。

特に航空会社やバス会社はそれに直結しやすい。「会社を守る」ための自衛的な処置として、経費以下の運賃収入しか得られない列車(便)については、運休(減便)にして運行に必要な経費そのものを発生させないようにしている。そうする事で赤字額を増やす事を抑えているのだ。その結果利用者が少ない列車(便)等を中心に運休(減便)が決まるという事だ。他にも複合的な要素もあるが(”みな”まで説明すると非常に長くなるのでこれ以上説明しない)、意外とこの説明をしているブログ・各種媒体(テレビ、YouTube、新聞、雑誌等)は少ない。知らなかった人も多いだろう。

★2020年3月乗車記と乗り歩き。乗車1時間前に新幹線の指定席を予約すると空席だらけ!

【乗車日】2020年3月20日(金)

【列車番号】573A(山陽新幹線さくら573号熊本行き)

【時刻】広島21:45→新山口22:16

【車両】JR西日本N700系7000番台S10編成の5号車普通車指定席757-7510

前置きが長くなったので、そろそろ本題に入る😅

上記の日に「青春18きっぷ」を使い広島に。後日ブログに書く予定にしているが、可部線可部~あき亀山間の新線区間を完乗・乗りつぶして、帰りの広島行きの列車に乗る。可部線に限らず広島地区の山陽本線、呉線で使用する車両は全て「RedWing」と称する227系0番台だけだ。つい5年ほど前まで国鉄型の103系、105系、113系、115系がバラエティー豊かに入り混じっていた時代は過去のものになってしまった。

当初計画より可部線乗車時刻が大幅に遅くなったため、この日の宿である新山口までは山陽本線経由で行く事が出来なくなった。そのため山陽新幹線を使う事になった。「青春18きっぷ」は使えるわけがなく、広島→新山口間は”新幹線課金”(追加料金を支払う事)🤑である。

東海道・山陽新幹線ならば紙のきっぷを買う事は、今や余程の事がない限りやらない。スマホにある「EXアプリ」なるものを開く。ログインして、「さくら573号」を選択する。自由席ではなく、指定席にした。指定席にした所で自由席よりも300円高いだけで済む。座席表(シートマップ)を開き自分が座りたい座席を探す。

九州直通の「さくら」なので(指定席の)窓側はほとんど埋まっているだろう。新山口までの1区間のみだから座れればどこでも良いんだけど

と思って座席表を開くと、恐ろしい事実が発覚した!

えっ😅指定席空席だらけなんだけど!?

6号車(グリーン車と普通車指定席の半室ずつ)は元々から座席数が少ないので、そこそこ埋まっていたが、それ以外の4・5・7・8号車については、空席だらけのガラガラ!😰

1両に10~20席程度しか埋まっていない車両が多い!乗車率2割程度しかない!😱

九州直通で使うN700系7000番台(JR西日本所属)、同8000番台(JR九州所属)は1両につき65~100人(号車により乗車可能な人数は異なる)は乗る事が出来る。単純計算で乗車率は表題のとおり2割程度しか乗っていない!つまり残りの8割の座席が空いているのだ。”天下の山陽新幹線”のしかも「さくら」という”看板列車”でこんなにも空いている乗車記と乗り歩きは、今後ともそんなに多くないのではないか。

★これから新幹線に乗ろうとする人が居ない広島駅新幹線ホーム

↑時間が遅いという事もあるのだろうが、広島駅から新幹線に乗ろうとする人自体が極端に少ない。一方で在来線側は乗車位置に列が出来るが、それでも多少の立ち客を出すに過ぎない。

↑発車案内装置を見ていると、21:45発「さくら573号」、21:53発「のぞみ99号」(臨時列車)、22:00発「のぞみ57号」とわずか15分の間に3本も列車が発車する。普段ならばまだ混雑している時間帯であるが、COVID-19の影響で利用者は大幅に減少していた😫

↑21:40着「こだま869号」(500系7000番台V5編成)が到着。岡山発広島行きの列車で元々から利用者が少ないと思われるが、降りてきたのは私が見た範囲では3人しかいない😰

「こだま869号」は定期列車である。極端な話お客0人でもダイヤとして設定されている以上、毎日決まった時刻で運行しないといけない。「こだま」は速達型の「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」とは異なり、在来線の快速的な「地域輸送」の側面もあるので、いくら利用者が少ない定期列車であっても、そう簡単には運休させることが出来ないだろう。

「こだま」はただでさえ本数が少ない。山陽新幹線では顕著だ。1本運休すれば、「こだま」しか停車しない新倉敷、三原、東広島、新岩国と言った駅の立場で見れば、利便性の低下、公共交通機関としての役割(最低でも1時間に1本程度の運行本数の確保と言う意味で)を果たせなくなる。

新幹線定期列車で運休させるならば、両数が長く本数も多い「のぞみ」が真っ先に対象となるだろう。私としては「こだま」の定期列車を運休させる事は反対だ。運休させるならば「のぞみ」中心にするべきだ。これは東海道新幹線でも言える。

★「さくら573号」普通車指定席の車内は本当に空席だらけ!

↑これで普通車指定席である。雰囲気や見た感じからしてグリーン車に見えてしまう。山陽新幹線では今や人気の車両(列車)で、「のぞみ」の車両よりもゆったりと座る事が出来るためだ。お客のほとんどが九州直通(新鳥栖~鹿児島中央)への利用とは限らず、山陽区間(博多まで)の利用も意外と少なくない。広島では15人程度が下車してきた。珍しい事に外国人客も多少いた。COVID-19の流行が始まる前は外国人客は多くて当たり前であったが、COVID-19の世界的流行が始まると外国人客の入国そのものが出来なくなっているため、日本に住んでいない外国人で限り見ることがないのが実態だ。

↑とても普通車とは思えぬ豪華すぎる車内!🤩グリーン車に座っている感じだ。N700Advanceのグリーン車に似たような座り心地と感じた🤩違いは床がカーペット敷になっているか?なっていないか?程度だろう。

肝心の利用状況は写真のとおりである。乗車率にすれば2割程度しか乗っていない!😰お客全員がそうではないのだが、荷物棚に置いてある荷物の量も少ない。何も置いていない棚の方が圧倒的に多い。こんなにもお客が乗らない新幹線は初めて見た!😱異常事態と言えるのかもしれない。

気になったのが車内の案内表示器。全てCOVID-19に対する感染予防の徹底や時差通勤と言った政府からの文章を垂れ流し。それだけしか表示していない😫

肝心の通過駅名、停車駅名の表示すらない。これは問題で、誤乗車や乗り過ごしが増えると思う😫

本来ならばJR西日本からの宣伝やニュースも流れるはずだが、何も流れていない。ニュースについては2020年3月14日以降流すことを止めた。「今や新幹線車内でチェックする人は少なく、自分が持っているスマホ等でチェックする人が増えた。今後は運行情報や宣伝を充実する」とJR東海は答えている。JR西日本もそれに従う形で同じようにしているが、JR九州については同日以降もニュースが流れている。

↑新山口まではたったの30分!山陽本線では3時間近くかかるので、新幹線の方が6倍も速い!😆課金額は5,180円🤑であったが、速達効果はバツグン!新山口で下車したのは15~20人程度。これから乗ろうとするお客はほとんどいない。やむを得ず所用で新幹線を使って、これから帰宅する(または宿に向かう)人がほとんど。この時期ならば乗り鉄も少なからずいるが、そのような人も皆無。乗り鉄も自粛しているのであろうか?

★まとめ

新幹線は大幅に利用者が減少している実態だ!

それもそのはずで、新幹線は定期券以外の利用が圧倒的に多く、遠くで出張や研修が出来ない、イベントやコンサートが中止になる、USJのようなテーマパークがやっていない・・・となれば必然的に利用者が減少してしまう。定期券利用で支えられている在来線快速・普通列車とは大きく実態が異なるのだ。当ブログではいろんな列車を対象に、COVID-19の影響による利用状況が減少している姿を見ることにする。まだまだ続く。

続きは下記リンクをクリック(4月16日公開、下記リンクをクリック)

【東海道線静岡地区、東海道新幹線、静岡鉄道、大井川鐡道、遠州鉄道、静岡県内の高速バスは?】COVID-19(新型コロナウイルス)の影響による鉄道・バス利用者大幅減少の実態とは?

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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