【2020年1月乗車記/福井→敦賀→米原間を521系のワンマン列車の乗り継ぎ】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑮

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2020年1月乗車記。北陸本線の普通列車だけで福井→敦賀→米原と進む。今回はあえて乗り継ぎが多いパターンで。車両は521系のワンマン列車。敦賀駅はとにかく歩く駅だ。近江塩津駅で乗り換えるとなぜか?米原方面に向かう特急サンダーバード。「青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由」を米原駅到着時に実感した

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前回までの続きは下記をクリック

【北陸ではなぜ青春18きっぷが使えないのか?別途第三セクター鉄道線の運賃が必要】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由①

【2020年1月乗車記/本数が少ない!上越線「上越国境」越えと信越本線で北陸を目指す!】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由②

【2020年1月乗車記/信越本線柏崎→直江津1322Мえちごトキめき鉄道ET127系に乗る】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由③

【2020年1月乗車記/課金が必要!えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン/電化路線なのに気動車の1632D直江津→糸魚川】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由④

【2020年1月乗車記/複雑な地形をしている大糸線非電化426D糸魚川→北小谷】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑤

【2020年1月乗車記と車窓/自然美あるれる大糸線非電化425D北小谷→糸魚川/貴重な鉄道資料がそのまま残る糸魚川駅】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑥

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【2020年1月乗車記/富山県~石川県の移動は絶対課金が必要!北陸新幹線つるぎ729号新高岡→金沢】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑩

【2020年1月乗車記/IRいしかわ鉄道を通過利用→七尾線413系に乗る】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑪

【2020年1月乗車記と車窓/ビュースポット連続!のと鉄道「のと里山里海号」に乗る】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑫

【七尾線専用形式415系800番台に乗る!将来521系2両で本当に大丈夫か?】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑬

【金沢→福井1344Мまさかの2両ワンマン列車!粟津で特急3本抜き!】青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由⑭

【乗車日】2020年1月4日(土)

【列車番号】1242М(北陸本線敦賀行き)

【時刻】福井15:45→敦賀16:37

【車両】521系(G29編成、クモハ521-34)

【列車番号】4844М(北陸本線・湖西線近江今津行き)

【時刻】敦賀16:59→近江塩津17:15

【車両】521系(E5編成、クモハ521-5)

【列車番号】138М(北陸本線長浜行き)

【時刻】近江塩津17:30→長浜17:53

【車両】521系(E4編成、クモハ521-4)

【備考】9分遅れで発車。詳細は本文で

【列車番号】3323М(新快速播州赤穂行き)

【時刻】長浜17:57→米原18:10

【車両】223系2000番台(4両、車両番号未記録)

【備考】同上

もくじ

★2020年1月乗車記。福井~米原間は怒濤の普通列車乗り継ぎで進む😆

2020年1月乗車記。時刻表を追っていると福井15時04分着の1344Мからすぐに15時11分発136М長浜行きに乗り換えることが出来る。これに乗れば長浜まで乗り換える必要がない”珍しい列車”。と言うのも北陸本線の普通列車の運転系統は・・・

金沢~福井

福井~敦賀

敦賀~米原

の区間で大きく分かれている。例外はいくらでもあるが、基本的に普通列車はこれ区間のみでの運転で、境界となる福井駅や敦賀駅を”またいだ運転”は少ない。

すなわち、北陸本線の普通列車だけを乗り継ぐような旅行では、福井駅や敦賀駅で乗り換えとなる可能性が高い😩

普通の人ならばそのまま136Мに乗り継ぐのであろうが、普通ではない私はそういう事は嫌う。なぜならば「面白くない」からだ。1時間後に運転する列車は上記のように怒涛の乗り継ぎだらけ!普通の人は間違えなく嫌う乗り方だ。あえてそうしてみた🤣

【521系普通列車ワンマン運転の敦賀行きに乗る😆】

↑福井駅の利用者のほとんどは特急に乗る😅名古屋行き特急「しらさぎ12号」(15時35分発)が入るとホームにいたほとんどのお客が681系の車内に吸い込まれる😅

↑普通列車に乗るのは地元の人たちばかり😆「青春18きっぷ」を使って長距離乗るような同業者(鉄道ファン、乗り鉄)が少なくても1242М敦賀行きに限っては皆無だったのが、意外である😲

前回からの繰り返しになるが、これが東海道線や山陽線系統であれば少なからずそのような同業者は居るはずだ。北陸本線を普通列車だけで乗り継いで進もうとすると言うのは、鉄道ファンであっても今や少ないのか?それをやる事自体”猛者”なのかもしれない🙄

それが2024年北陸新幹線が敦賀まで開業すれば、青春18きっぷは事実上北陸では使えなくなるから、青春18きっぷだけで北陸の路線に乗れるのも”今のうち”と言える🤩

福井からもワンマン列車。521系を使用する列車は北陸本線全区間でワンマン運転を行っており、運賃の精算は駅で行うやり方である。実質的には車掌が乗っている列車と大きく変わらない。違いと言えば放送が自動である事、両数が2両までという事くらいである。

↑福井~(南福井)~越前花堂

福井県内でも北陸新幹線の建設が進む😆福井県内の北陸本線は富山県や石川県と同じく新幹線開業同時にJR西日本から格下げされる格好で第三セクター鉄道が出来ることになっている😆今の所(2020年4月)新会社を立ち上げたばかりで、今後正式な社名の決定、具体的な経営体制の決定、社員の確保等を行う事にしている。

社員についてはプローパーと言う自社雇用者を今後300人程度確保するほか、JR西日本からの出向者にもある程度頼る事になっている。これは富山県や石川県の三セク会社と変わらない事であるが、息の長い鉄道会社となるためにはJRからの出向に頼るのではなくて、自社雇用の社員を1から一人前の鉄道マンにする事が安全や列車の安定運行につながるのは言うまでもない。

↑越前花堂駅は越美北線(九頭竜線)と接続するが、同線の線路やホームが全く見えない😥本来は北陸本線ホームと同線の間にスペースがあって、このスペースに新幹線を作っている格好😲このスペースから少し離れた場所に越前大野方向に対して左カーブする構造の小さなホームであったが、新幹線が作られるようになって、今後新幹線が出来るようになると北陸本線の車窓からは完全に見えなくなるのであろうか?とは言っても、元々からハッキリと見えたものか?と言うそうでもない😅

↑越前花堂~大土呂

普通列車でも容赦なくスピードを出す😆ダイヤ的には敦賀まで後から来る特急に追い抜かれないため、敦賀まで”急いで逃げる”必要があるのだ。北鯖江ではまとまって下車。立ち客も5人以下になった。車内を見渡すとスーツケースのお客も散見されたが、どう見ても「18キッパー」には見えない😆帰省客なのであろう。

鯖江、武生でも多くの乗り降りが続く。旅客流動的には福井~武生、武生~敦賀で1つのゾーンが出来ており、武生では一定の乗り変わりがある。福井~敦賀を”通し”で利用するならば、特急券を買ってまででも特急の方が本数は多いし、早くて快適と言った所か😅

これが新幹線が出来れば在来線特急よりも特急料金が高い新幹線に移行するのか?並行在来線に移行するのか?気になる点だが、富山~金沢間の様子を見ているとどうやら前者の方が多いようだ。

【10分かかる北陸トンネルを出たら車内が真っ暗となる”儀式”がなくなる!「特急街道」もなくなるのは時間の問題😢】

↑南今庄駅からは同業者(鉄道ファン)2人が乗ってきた😆北陸本線では牛ノ谷駅並みの秘境駅の1つだ。私も行った事がある駅だが、周囲は特に何もない。列車撮影はホーム上で行うか周辺で適当な場所を探して行う事になるが、周辺ではこれと言った撮影場所はなかったと記憶する。

この先は13キロもある長い北陸トンネル。福井県の嶺北と嶺南を分ける「分水嶺」である。意外にも金沢まで北陸新幹線が開業してから北陸トンネルを通過する特急には乗った事がないが、携帯電話が通じない時間が長いため、車掌からその旨の放送が最近は入ると言う😲

実際にスマホを見てみるとずっと「圏外」であった。やはり事故等のリスクを考えれば、在来線のトンネルもスマホや携帯電話が通じるようにするべきであろう。北陸トンネルには16時25分に入り敦賀側の出口に到達したのは16時35分である。この間521系は一切スピードを下げずに暗闇の中を通る😆

↑北陸トンネルを出るとすぐにデッドセクション😆電源を交流から直流に切り替えているはずであるが、521系では照明が消える事もなく、国鉄世代の車両にあった車内が真っ暗になると言う”儀式”とは無縁だ😆デッドセクションが近づくとノッチオフした事がわかった。「(デッドセクションの場所が)近いんだな」となんとなく気が付く程度😆

”儀式”がなくなったため、乗り鉄諸君の感じ方もこんな”軽い感じ”だと思うとある意味悲しい。平成2ケタ世代生まれの諸君にとっては北陸トンネルのデッドセクションは元々長浜~虎姫間にあった事、さらに時代をさかのぼれば米原~坂田間にあった事を知らないだろうし、実乗した事もあるまい😏

↑デッドセクションに向かう金沢行き特急の”ヨンダーバード”。この姿が見られるのも残り3年と言う実感はとてもない。北陸本線が「特急街道」でなくなる瞬間は刻一刻と近づいているのだ。

↑車内の表示器では敦賀到着を知らせる。放送も自動でその旨が案内される。北陸本線は全区間でICOCA等の交通系ICカードも使えるようになっている。基本的に支線(九頭竜線や氷見線等)は未だに使えない。まさか「カモノハシのイコちゃん」を福井の電車で嘴(くちばし)をデーン!🤩と開いている姿が見られる時代になるとは思いもしなかった。

【とにかく歩く敦賀駅😩「本当の意味での地域輸送」謎の敦賀発近江今津行き普通列車😆】

↑敦賀~近江塩津間のたったの2駅間だけは湖西線直通の近江今津行き4844Мに乗り換える。私にとっては「謎の列車」と言える存在🙄

4844Мは近江舞子、京都方面には向かわない。そちらの方面に行きたい場合は近江今津で乗り換えだ。方面が違う長浜・米原方面にも向かわない。こちらは近江塩津で乗り換えだ😆敦賀以南の普通列車は223系か225系の4両による新快速が当たり前のようにあるが、それは基本的に1時間に1本の割合で、プラス入ってくる普通列車は521系の2両による列車が多い😲

もちろんワンマン。1242Мからスライドするお客もそれなりに居るが、敦賀でバラける傾向があって、特急に乗り換えたり、小浜線に乗り換えたり、敦賀から新規で乗ってきたりと・・・北陸本線の普通列車は「本当の意味での地域輸送」に特化している事が初めて分かった😏

↑敦賀駅の7番のりばから先の山側はJR西日本の業務用用地が広大に広がっていたが、今やその用地は新幹線の駅と高架橋に様変わりしている😲

↑跨線橋は新しくなっているが、この跨線橋は新幹線が出来るとさらに160メートルほど延びて新幹線ホームに直結する計画だ。

↑3・5番のりばの米原方の一部を切り抜いたホーム4番のりばはメチャクチャ遠く、福井方面からの普通列車から新快速が発車する4番のりばまでは、かなり長く歩かされる事になる😵今度は新幹線でも展開される格好で、敦賀駅は遅い列車→速い列車に乗り換えるには「長く歩く」と言う”民族大移動”が定番になりそうだ😵

話を戻して4844Мは、一通りお客が座って程度に過ぎない。やはりお客の大半は特急に流れてしまう。普通列車だけを乗りとおすのは、青春18きっぷ利用か、交通費節約と言った経済的な事情があるような人だけ😅

「地域輸送」に特化した車内に長距離利用であるわが身を放り込むと言うのも、なかなか面白いもので、福井県と言う北陸地方ながら敦賀をはじめとする嶺南は文化的には関西なので、そもそもここが北陸なのか?と思ってしまう🙄それは近鉄大阪線に乗っていて三重県の名張や青山町付近が東海地方と思えない事と同じである。普通列車だけに乗っていれば、その地域独特の文化や空気感が伝わるのは、青春18きっぷならでは醍醐味だ。これが特急や新幹線では意外とわからない😆

【北陸本線の近江塩津~米原間を通る特急サンダーバード??🙄】

↑近江塩津駅は北陸本線と湖西線の分岐駅である。配線の都合上両者のホームは異なる。後者から前者に乗り換えたので、階段を降りて地下通路を通って階段を登ってようやく米原方面のりばに着く。

近江塩津駅自体は無人駅で、トイレは改札の外。駅前のクルマ通りは非常に少なく、静まりかえっている。138Мの発車時刻は17時30分であるが列車が入ってくる事はない😩

↑17時33分発3280М敦賀行き新快速が定刻通り到着。何事もなかったかのように走り去る。近江塩津駅特有の?接近音がなって「やれやれ・・・やっと来たか」と思うと🙄

↑大阪行き特急サンダーバード34号が通過。なぜか湖西線には入らず北陸本線を米原方面に🙄

これは湖西線が強風のため運転見合わせになっていたための処置😲「比良おろし」と言われる強い風が湖西線の近江今津~近江舞子間を中心に冬場を中心に吹く🥶運転見合わせ基準になる25メートル以上の風が断続的に吹く事が多いため、サンダーバード等の湖西線経由の北陸特急は米原経由で迂回する事になっている。迂回する事が多いため、事前に迂回用のダイヤも用意されているほどだ😲

米原経由になるためその分時間もかかり、30~40分程度所定よりも遅くなる😫基本的に迂回区間(近江塩津~北陸本線~米原~琵琶湖線~京都)の途中駅では営業扱いはしない。米原で運転停車するスジ(ダイヤ)になっているが、新幹線にお客を振り替えとなる場合を除きドアが開く事はない。そのおかげで普通列車もセットで遅れが生じて、米原で接続する東海道線(CA)も遅れて何も関係ないJR東海のダイヤを乱す事もあったりする😫

このようなケースはとても多いが、実際に私が乗った乗車記と乗り歩きでそれに遭遇するとは思いもしなかった。

【北陸本線の滋賀県内は「湖東線」と言いたくなる🤣】

↑近江塩津からの138Мはサンダーバードを先に通したため9分遅れで発車する😫この先は琵琶湖の東側、すなわち「湖東」を進む。2024年に北陸新幹線が敦賀まで開業すると「北陸本線」は米原~敦賀間だけになる。一応北陸地方には入るが、大多数が滋賀県を進む。そうなれば「北陸本線」と称しても私としては、なんだかしっくりと来ない。ならば「湖東線」と称してしまった方が実態に合っているのではないか・・・と思ってしまった次第🤣

138Мもワンマン運転であるが、ほとんどの駅のドアが開く。それだけ利用者が多い証拠。だが、風が北陸以上に冷たい。体感的には滋賀県内の方が寒く感じた🥶

長浜からは新快速に乗り換える。ここまで来れば北陸本線なのか?琵琶湖線なのか?何が何だか分からなくなる。客数も大幅に増える。米原駅では連結のために停車と発車を繰り返す。これが北陸本線における”儀式”だと思うと悲しい。

↑金沢から実に5時間もかかった北陸本線普通列車の乗り継ぎ。特急にはない充実感タップリな乗り方であったが、それは青春18きっぷを使っているからこそ得られるもの。これが普通乗車券であれば私も容赦なく特急券を購入すると言う「特急課金」という行動に走るだろう。

★まとめ~青春18きっぷで北陸に行く事がオススメ出来ない理由

北陸本線が米原~直江津間だった時代、青春18きっぷを使い全区間乗車した事をよくやった。その当時から多数の乗車記と乗り歩きをやってきた。419系食パンが懐かしい😆

だがそれも過去の話で、2015年~2024年の間は金沢~直江津間が、2024年以降は敦賀~金沢間もJRとは異なる私鉄になるため、一部の例外を除き青春18きっぷは原則使えなくなる😫

特に今回金沢~直江津間は乗るごとに「課金」(私鉄や新幹線に対して別途運賃等を支払う)🤑だらけだった。無理矢理青春18きっぷを使おうとしても結局は”尻切れトンボ”であった。

結論からを述べてしまえば、「青春18きっぷで北陸に行く事はオススメ出来ない」。北陸に鉄道で行くならば他の割引きっぷを使った方が良い!という事が身をもって痛感した。

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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