【2017年5月乗車記と乗り歩き/D&S列車に乗車!大人の上質な雰囲気キハ185「A列車で行こう4号」三角→熊本】九州浪漫鉄道物語⑰
2017年5月乗車記と乗り歩き。三角駅の周辺は港で美しい整備された”海の公園”だ。三角からはJR九州ご自慢のD&S列車に初めて乗った!三角線にも特急があってキハ185系の「A列車で行こう」だ。列車名と同名のジャズの曲が駅や車内に流れ続ける!車内は西洋文化を表現!日本とは思えぬ世界だ。大人の上質な雰囲気も演出した洗練された列車だ
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【2017年3月乗車記/JR九州の基礎知識/山陽線下関→門司→小倉】九州浪漫鉄道物語 ①
【2017年3月乗車記/小倉→折尾813系の快速4243M/高架化された折尾駅を見る】九州浪漫鉄道物語 ②
【2017年3月乗車記/若松線(筑豊本線)折尾→藤ノ木でBEC819系DENCHAに乗る/スマートサポートステーション】九州浪漫鉄道物語 ③
【BEC819系車内を見る/操車場があった若松駅/DENCHAで非電化区間から電化区間へ通しで乗る】九州浪漫鉄道物語 ④
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【2017年3月乗車記/新幹線工事が始まった諫早駅/長崎線旧線長与経由】九州浪漫鉄道物語 ⑩
【2017年3月乗車記/長崎市電・長崎平和公園】九州浪漫鉄道物語 ⑪
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【2017年5月乗車記/初めて乗るハイパーサルーン!783系きらめき101号小倉→博多】九州浪漫鉄道物語⑭
【2017年5月乗車記/博多→宇土で鹿児島本線快速・普通を乗り継ぎ】九州浪漫鉄道物語⑮
【2017年5月乗車記/浅い海が見える車窓三角線(あまくさみすみ線)531D宇土→三角キハ31】九州浪漫鉄道物語 ⑯
【乗車日】2017年5月4日
【場所】三角(みすみ)線の三角駅
もくじ
★2017年5月乗車記と乗り歩き。港直結の三角
2017年5月乗車記と乗り歩き。三角線(あまくさみすみ線)の普通531Dで終着の三角に着くと12:27。三角では少し時間があったので、駅周辺を散策する。


↑西洋建築の三角駅。なんとなく長崎を想像させる所があるが、これは後術する特急が三角線にも登場した時にリニューアルされたものである。
ホームは1面1線しかなく、531Dは折り返し12:32発の534D熊本行きとしてすぐに発車してしまう。531Dからは大勢のお客が下車した。
三角線ではSUGOCA等の交通系ICカードは使えず、お客全員が紙のきっぷを駅員に渡していた。自動改札機もない。
駅舎の見学は後程として、三角駅周辺を歩く。ちょうど昼時だったので、飲食店がないか?と思って探したが見当たらなかった。通り沿いにコンビニがあったので、特に三角の名産を食べる事なく典型的なコンビニ飯で我慢する。


↑三角駅は三角港のすぐ近くで、小さな船が何隻かあった。
駅の真ん前にある格好で、こちらは東港と称する。少し離れた西港は世界遺産となっているが、これは今回記事を作成する過程で調査していたら知った事だ。

↑三角港の広場と三角駅の様子。広い広場になっており、観光客が多いもののクルマで来ている人がやはり圧倒的に多く、九州各県のナンバーが目立ち、逆に本州方面からのナンバーは少ない😲

↑三角駅全体が見渡す事が出来る高架橋の上へ。周辺は住宅地として整備されており、元線路?🤔と思われる場所もあってここは遊歩道に。


↑533D(13:25着)~536D(13:30発)はキハ147であった。どう見てもキハ47にしか見えないが🤔、これはエンジンを載せ替えてエンジン出力向上を図ったもの。形式は既存車+100であるが、番台区分はそのままである。2枚とも顔の部分はキハ147-1044である。
★「天草」「大人」「西洋文化」を演出したD&S列車「A列車で行こう」の乗車記と乗り歩き
【列車番号】8034D(熊本行き特急A列車で行こう4号)
【車両】2号車先頭がキハ185-1012+1号車後ろがキハ185-4
【時刻】三角13:50→熊本14:30
「A列車で行こう」(JR九州ホームページ)
↑詳しくはこちらを参照されたい。
乗車前日、最終的な乗り歩きの行路を検討していたところ、三角線を組み込む事にした。その際に思い出したのがD&S列車の「A列車で行こう」😆
空席状況を確認すると、空席アリの表示であったため、乗車当日に小倉駅で指定席特急券を確保。
「ぐるっと九州きっぷ」では、D&S列車はじめ特急券等が必要な列車はそれを別途購入すれば乗車可能だ🤑


↑三角駅のホームが切れても少し先まで線路は伸びており、ここが留置線の役割。三角駅構内の線路は1本しかないのだ。留置線の先端に止まっていたのが、”黒塗り”の国鉄型特急気動車キハ185であった。
見た限り意外とシンプルで、ミトーカデザイン特有のピンポイントにアイデンティティーとも言える細かなエンブレムが入っている。
だが、”黒塗り”こそがこの列車(車両)全体の「重厚感」を演出しており、車内でも同様な展開が期待できる😆

↑発車の10分ほど前に三角駅の中に。するとジャズの曲が流れていた。その名も「A列車で行こう」。乗車する当該列車と全く同じ曲名である。JR九州で使用している曲自体は向谷実氏がアレンジしたモノであり、最近は同氏が作った発車メロディーが主要駅で広く使われている。
改札を受けて入場する。




↑西洋風にリニューアルされた三角駅のラッチ内。これもミトーカデザインなのは言うまでもないことで、周辺を宣伝したイラストも😆

発車5分ほど前に先ほど止まっていた留置線からゆっくりと、キハ185が入線。




↑指定されたのは先頭2号車。構造自体は種車のキハ185のままで、フローリング床、要所に木を多用している事が特徴。座席はモケットが変わっている以外そのまま種車のものを使用している感じだ。
デッキとの仕切りドア付近には、液晶式の案内画面が搭載されており、単に停車駅を示す程度だ。
「A列車で行こう」の運行形態はワンマン。ドアの開閉は運転士が行う。営業上は客室乗務員が乗務しており、検札、飲食物や土産物等の販売を行うため、実質的にはツーマン列車である。
車内ではずっとジャズ曲「A列車で行こう」が流れたままで、途中で切れる事がない。
2号車は座席主体であるが、着席しているお客は意外と少なかった。むしろ空席だらけだ。「A列車で行こう」の種別は特急で、三角線内で営業扱いするのは三角以外にない。



↑一方で1号車は、車端部が車販スペースとなっており、この列車の最大の特徴である「西洋文化」を強く表現している部分である。
車販では、酒、ジュース、この列車限定の土産ものが販売されており、飲食物は基本的に熊本特産のものを活用している。市中でも購入可能な飲食物や土産物がほとんどないのが特徴で、それは他のD&S列車でも言える。高い付加価値を提供していると言って良い🤩

↑記念乗車証をもらって、スタンプを押す。ハガキ程度の大きさで「絵ハガキ」として活用する事も出来そうだ。
2号車の自席に着席すると、客室乗務員がやってきて、アメをもらう😆任意に好きなものを1つ選択する事が出来る。しばらくすると日付を入れた記念撮影用のプレートやJR九州の制帽を持って現れて、着席したまま記念撮影する事が出来た。私もお願いしてスマホに撮影した🤩


↑網田では運転停車。ドアが開く事はない。運転停車するのであれば、ドアを開けて営業扱いしてしまえば良いと思うのは私だけではないだろう。車内からしか見る事が出来ないが、かなり趣のある駅舎で是非下車して散策したいのが本音。集客のためには営業扱いする駅が多い方が有利で、それをしないのがとてももったいなく感じた😞

↑網田では三角行きの535D(キハ147-104)と交換。
ジャズを聴きながらの乗車で、「A列車で行こう」のリピートなのであるが、それが出来る列車は他になくて、左に有明海をバックにする車窓は非常に優雅で上品な気分だ😆
営業扱いする宇土では熊本までの送り込みの運転士が乗ってきた。
ここから乗るお客はさすがにいない。居たとしても下車客がわずかで、ほぼ全てのお客が三角~熊本の”通し”だ。
鹿児島線に入っても、引き続き優雅で上品な気分である事には変わりなく、熊本までわずか40分で乗車が終了してしまうのは、物足りない感じであった。
まさに、「大人のD&S列車」である。
18回目に続く(下記リンクをクリック)
【2017年5月乗車記と乗り歩き/迷路の熊本駅!新登場!手頃な豪華過ぎるD&S列車「かわせみやませみ5号」に乗る】九州浪漫鉄道物語⑱
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