【2019年12月乗車記と乗り歩き/徳島駅→徳島港→和歌山港→和歌山市駅】令和の鉄道連絡船~南海フェリーに乗る

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2019年12月乗車記と乗り歩き。徳島~和歌山~大阪間で鉄道連絡船がある。徳島~和歌山間は南海フェリー、和歌山~大阪間は南海電鉄に乗り換える。実は高速バスよりも値段が安かったりする!フェリーの船内を見学して約2時間のフェリーを楽しむが、意外にも乗り物酔いが起こりやすい事に気付く!和歌山港駅からはまさかの「めでたい電車」が登場!

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【日付】2019年12月23日(月)

【時刻】徳島駅9:55→徳島港10:14(徳島市営バス徳島港行き)

【運賃】210円

【時刻】徳島港11:00→和歌山港13:05(南海フェリー和歌山行き)

【時刻】和歌山港13:35→和歌山市13:40(南海和歌山港線和歌山市行き)

【運賃】2,200円(詳細後術)

★2019年12月乗車記と乗り歩き。令和の鉄道連絡船~南海フェリー

2019年12月乗車記と乗り歩き。鉄道は必ずしも線路上を行く乗り物だけとは限らない。鉄道がつながっていない区間に対して、バス・フェリー(船)等の他の乗り物で鉄道同然に輸送サービスを提供する場合がある。これが「鉄道連絡船」「鉄道連絡バス」である。

国鉄時代は「青函連絡船」や「宇高航路」等が有名であったが、これは本州と北海道や四国、周辺の島々を連絡するために設けられた路線で、実質的には国鉄の鉄道路線扱いであった。国鉄時代に完乗を目指すのであれば、もちろん鉄道連絡船も乗船対象になろう。

しかし、JRになってから海を越える橋やトンネルが出来たことにより、鉄道連絡船の役目を事実上失った。JR発足直後は各旅客鉄道会社が直営で船舶事業を行っていたが、次第にお客が減少したこと、サービスアップや各社の合理化により子会社化された。

今やJR西日本とJR九州が船舶事業を営むが直営ではなく子会社に委託する格好だ。JR西日本は山陽本線の宮島口~安芸の宮島までの「宮島航路」で乗り物的には船であるが、事実上の鉄道路線扱いのため今でも青春18きっぷで乗船可能だ。一方でJR九州は韓国のプサンに行く国際航路で鉄道路線扱いにはしていない。

私鉄では南海電気鉄道(南海)の和歌山~徳島間の航路が有名で、現存する路線だ。大阪なんば~和歌山港~徳島港のルートは「南海四国ライン」と称する鉄道連絡船として令和になった2020年もしっかりと機能しているのだ。一般的に大阪~徳島の移動は高速バスであるが、運賃が平均3,500円するのに対して、「南海四国ライン」2,200円と格安!🤩大阪~徳島(四国)には最安値の交通手段だ。これは・・・

南海の鉄道運賃+南海フェリーの運賃=好きっぷ

と称するきっぷがあるからだ。

好きっぷ(南海フェリーホームページ)

↑南海線ならばどの駅から乗っても2,200円だ。特急「サザン」の座席指定車に乗る場合には別途指定席券が必要になるが、「サザン」の一般車や和歌山市行き・和歌山港行き普通車(普通列車の事、南海ではこのように称する)にも乗ることが出来る。南海本線の和歌山市駅~和歌山港駅の間は「和歌山港線」と言う南海本線とは独立した路線だが、列車ダイヤはフェリーに接続したものに特化しており、和歌山港にフェリーが発着しない時間帯には和歌山港線の列車自体運行されない。

この日私は徳島駅に居た。JRを乗り継いで大阪を目指すとなると、高徳線~瀬戸大橋線~山陽本線~JR神戸線と大回りの経路。青春18きっぷは普通列車しか乗れないので、「課金」なし(特急や新幹線に乗らない)だとざっと7時間前後かかる。高速バスだと3時間前後、南海四国ラインだと4時間前後(徳島駅~徳島港間の路線バス、諸々の乗り換え時間も含む)だ。課金と言っても大した額ではなかったし、鉄道連絡船そのものを意外と体感した事がなく(宮島航路を除く)実際に乗ってみると事にした😆

★徳島駅からは徳島市営バスで徳島港へ

↑徳島駅からは徳島市営バスに乗る。バスに乗る事からが南海フェリーに乗るための乗車記と乗り歩きになる。徳島港までは住宅街を通る。いわゆる市バスで交通系ICカードは使えないので、現金で運賃を支払う。港まで行くお客と地元客が混在している状況だ。

★徳島港で南海線までの最安値!「好きっぷ」を買う😆

↑市バスは徳島港の南海フェリー乗り場の真ん前で降ろしてくれる。必要なきっぷは一切持っていなかったので、建物の中に入る。正面に自動券売機と有人のきっぷ売場。単に和歌山港までの片道乗船券は自動券売機で購入可能だが、「好きっぷ」は割引の入った特殊なきっぷのため有人窓口のみでの販売だ。

前述のように南海線+南海フェリーの運賃を合わせた形で、フェリーは徳島港~和歌山港(またはこの逆)、南海線は和歌山港駅から乗車して、下車駅は同線ならばどの駅でも良い。どうやら関西空港、堺、なんばまで行くお客が多いようだ。

↑発行されたのは自動改札機を通すことが出来る2枚のきっぷ。左が南海フェリーの乗船券、右が南海線の乗車券だ。2枚1セットで販売される。繰り返しになるが乗車券は「和歌山港→難波」と記されているが、実際には南海線(高野線も可能)のどの駅でも降りる事が可能だ。

★南海フェリーに乗船!船内を見学する😆

↑南海フェリーの事務所の2階は待合室。ここは単に椅子が広がるだけ。1階には食堂や土産物店もある。和歌山港からの便が着いたようだ。お客を降ろした後、係員の案内で改札が始まる。出港する10分前だ。

↑フェリーに乗るまでには長い通路を歩く。ヒコーキのように手荷物検査等は一切なくて、鉄道に乗る感覚と全く同じだ。”どんつき”(突き当り)が改札でここで乗船券を見せる。南海フェリーの場合乗船口では自動改札機は導入されていない。鉄道、ヒコーキでは自動改札機が導入されているケースが多いが、フェリーでそれがあるケースは全体的に見て少数派なのであろうか?

↑やってきたのは「フェリーかつらぎ」1998年から運航している船で、南海フェリーでは古いタイプ。南海フェリーでは2019年12月15日から「フェリーあい」と言う新しいタイプのフェリーが運航開始した。「かつらぎ」「あい」が交互に運航するダイヤで、徳島港11時発は「かつらぎ」であった。当たり前だが船は大きい!船全体の写真を写したいのは鉄道で言う編成写真を撮影するのと同じ癖であるが、あまりにも船が大きすぎる事や撮影できる場所が改札を受けると存在しない。そのままフェリーに吸い込まれる。

↑フェリーは「カーフェリー」の略だ。旅客に加えて自動車を運ぶことも責務。一般的な自動車に加えて大型トラックも少なくない。クルマを乗せる場合と旅客だけ乗る場合は乗り方やきっぷの買い方が異なる。基本的には各フェリー会社の窓口やインターネットサイトからとなるが、クルマの場合長さや重さによって値段が変わるため車検証が必須だ。クルマも運ぶ場合運転者1人分の運賃がセットで付いてくる事が基本だが、同乗者については別途旅客運賃が必要になる。

↑リクライニング席。鉄道の特急車両普通席と大きく変わらない。自由席である😆

↑畳の席。正確には桟敷席(さじきせき)と言う。フェリーの二等車と言えばこの席だ。特に1人分のスペースが区切られている事はない。ここで”雑魚寝”しても構わない(他のお客の迷惑にならなければ)

↑グリーン席。ここは別途500円必要だ。船内では売店でグリーン券が販売されている。売店では菓子、弁当、土産類が販売。ジュースの自販機も数台設置されているが、これは市中と変わらぬ値段。カップラーメンの自販機は市中よりも100円以上高い値段🤑になっている。何気に市中と金銭相場が違うのがフェリーの世界だ。

↑甲板に出る。さすがに冬の冷たい風🥶が吹いているのでここに居るお客は少ない。海難事故が発生した際にはお客は客室内に居る事がダメで、甲板が緊急避難場所になっている。つまり船から脱出できるように準備する場所なのだ。非難に備えてボート、救命胴衣も当然だが搭載されている。

甲板は風が抜ける。想像以上に強い風を浴びる事になる。この日は平日だったのでそんなに混雑していなかったが、繁忙期にはかなり混雑するだろうから、船内だけではお客が収まりきらないだろう。そうなればどうしても甲板の簡易的なベンチで2時間過ごす事もよくあるのでは?と思った。

↑11時になると定刻通り徳島港を出港!😆少しずつ港から離れてゆく。カモメの群れが大量に飛び放つ。フェリーの大きさを改めて実感する。フェリーが入港するスペースそのものが広く巨大な物体がディーゼルエンジンが強力に稼働してフェリーを動かす。まずは船首を和歌山港に向けて向きを変更するが、向きを変更する際の動くスピードが速い!グルーっと回ってしまう。目が回った😵まだ出港したばかりで和歌山までの2時間体調的にどうなるのか?先が思いやられる😅

↑徳島港が遠くなってくる。これで四国からも離れる事になる。次に四国に来るのはいつになるのだろうか?四国が段々と遠くなってゆく。このスピード感が「四国から離れている」と思わせてくれる。これは列車や高速バスでは感じる事のない感じだ🤩

★フェリーはとにかく乗り物酔いを起こしやすい!🤮海の上の2時間何をやるのか?

↑鉄道とは異なり大きな車窓の変化がないのは船旅の特徴。南海フェリーの航路は比較的陸地に近い所を通るので、遠くには四国、淡路島、和歌山が見えない事もない。天気が良ければ。船室に戻るとスマホを充電する事が可能な机があった。この席は「ビジネスコーナー」と称した場所でパソコンで事務仕事する事を想定している。実際には出張と思われる人はいない。やはりスマホに充電するために使っているのだった。

フェリーの船室は原則自由席のためどこに座っても良いのだ。見た限りリクライニング席に座っているお客が多くて、窓側の席は人気だ。一方でフェリーでは定番の畳の席(桟敷席)は空席が目立つ。昼間の便なので、家族や集団で利用しない限り使いにくいのか?あくまでも雰囲気的に。少なくても1人利用で使っているお客はいなかった。1人客はビジネスコーナーかリクライニング席に座っている。

日常的にフェリーに乗っているのか?フェリーからの車窓を見ている人はほとんどいない。リクライニング席付近にはテレビがあった。6チャンネルとなっていた。ABC(朝日放送)テレビである。ワンセグで受信しているようで、電波の悪い所は途切れてしまう。同じくABCのラジオ番組である「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」を徳島港に居る時まで聴いていたが、スマホ経由なので洋上では電波が途切れがち😫フェリーの中では聴く事も出来ず、この後に乗った阪和線の車内でradikoのタイムフリーで笑いをこらえながら聴く事になる🤣

船はそんなに揺れない、乗り物酔いしないと思っていたが、実際には全く逆であった。この日の天気は晴れで、風も極端に強くない。「おだやか」と言えば「おだやか」なのであろうが、それでも船やフェリー特有の横揺れが断続的に続くため、私のように細かい揺れに敏感な人にとっては体力的にかなりキツい乗り物だ。段々と乗り物酔いの症状になってくる🤮

乗り鉄がなんで乗り物酔いしやすいんだ!

と言う苦情も聴こえてきそうだが、実際問題乗り鉄は意外と乗り物酔いする人が多いと聞く。遊園地にある絶叫マシーンが苦手と言う人も多くて(私もその1人)、耳の三半規管が良くないと乗り物酔いが起こりやすいと言われている。これは先天的なものもあるし、諸々の病気の有無もあるので、乗り鉄である・ない関係なく起こってしまうのだ。どんなに乗車記と乗り歩きを書くために乗り物に乗る事が慣れていても、これは体調面の話なので別問題となる。

要するに「乗り鉄という事と病気である乗り物酔いは切り離して考えろ」という事だ。

徳島~和歌山ならば2時間程度で済むが、例えば大阪~九州、名古屋~北海道等の長距離航路となると、体調的に大変なことになってしまう。少しでも乗り物酔い🤮するリスクがあるならば、最初から長距離フェリーは使わない方が良いだろう。

南海フェリーの航路ではスマホの電波が3G(良くても4G前半)ながらもなんとか通じる。通信状況は決して良くない。Twitterで写真付きツイートをするとなかなか送信出来ない。Wi-Fiはないようだ。航海上はスマホが通じない事が多く、フェリーによってはWi-Fiが設置されている事もあるだろうが、それの搭載有無は各フェリー会社の判断に委ねられるようだ。メモ帳に必要なことを書いて、フェリーの中をいろいろと歩き回ったり、ボンヤリしているうちに和歌山港が近づいてきた。

★和歌山港に接岸!

↑和歌山港が近づいてきた🤩

↑正面の「レミコン」と書いた小さなサイロの前にフェリーが縦になるように止める。向きを変えるため、徳島港同様に回転する。

↑フェリーの向きを縦に変える

↑和歌山港に接岸する

↑和歌山港にも係員が必要で大きな紐がフェリーから投下された。海中に向かっては錨が投下されたはずだ。しっかりとフェリーと陸地を紐で固定しないとフェリーが波で流されて動いてしまうのだ。

↑和歌山港接岸後すぐに下船することが出来る。その時に係員に乗船券を渡す。これが和歌山港側の改札口だ。フェリーや旅客船の場合、乗船時と下船時に人数の確認(乗船券を改札した枚数)を行う。この数字乗船時と下船時で異なる場合は、お客がまだ船に残っているか、海に落ちたかのいずれかになる😫

↑フェリーかつらぎではすでに徳島行きとしての乗船が始まっていた。フェリーは大型トラックを何台も止める事が可能で、和歌山や近畿南部から四国に行くにはフェリーが便利のため、多くのクルマがフェリーの中に進んでゆく。

旅客利用者は南海電鉄和歌山港線(鉄道)に乗り換える。JR和歌山駅に行きたい場合、和歌山港線→和歌山市駅→JR紀勢本線と言う経路で進むが、本数が少なく時間もかかる。和歌山港から直接JR和歌山駅に行くことが出来る和歌山バス(南海グループ)の路線バスもある。これもフェリーに接続したダイヤだ。

★超魔改造!「めでたい電車」がフェリーに接続

↑駅舎は「昭和」のまま残る和歌山港駅。電光表示板はないが、紙の案内表示板が静かに次の列車の存在を伝える。南海和歌山港線はフェリーに接続するダイヤのため、フェリーが来ない時間帯に列車が来る事はない。

↑和歌山港駅自体は無人駅。誰が紙の案内板を表示しているのか不思議に思ったが、「好きっぷ」の乗車券部分は直接自動改札機に投入すれば良い。

↑古典的な発車装置。令和になってこれが残っている鉄道は激減した。関西では近鉄が比較的残っている方だったが、段階的に新型の液晶式に変わってきており、南海でも近鉄と同じような展開だ。

↑南海フェリーがホームから見える。長い連絡通路を通るとフェリー乗り場に着ける。フェリーのきっぷを持っていない場合、一度駅舎を出て隣にある南海フェリーの事務所で買う事になる。フェリーのきっぷは駅では販売していない。

↑やってきたには「めでたい電車」!🥳基本的には加太線(加太さかな線)で運行する車両だが、運用の都合により和歌山港線で運行する事もあると言う。

↑超魔改造!🥳新車同然になっていた😆これが昭和48年(1973年)東急車両製造製とはとても思えない!バリアフリー対策も万全で、京阪13000系のようにドアが開いている間はチャイムが鳴り続けている。

ロングシートである事は種車(7100系)と変わらないが、モケットはカラフルな独自デザインのものに取り換えられている。つり革はハート、魚などいろんな形になっていて、優先座席でない部分でもつり革の高さが部分的に高かったり、極端に低かったり高さがバラバラだ。

走行機器そのものは7100系である程度新品に置き換えているのだろうが、基本的な走りっぷりは「昭和」のまま。このギャップが面白い!車内の宣伝チラシは加太線関連のものばかりで、「南海フェリー」とか「四国」の文字は一言も書いていない。「#加太スタクラム」と言うのはインスタグラムをパクった?インスタ映えする写真ばかりで、加太線沿線の名所案内も兼ねていた。

↑和歌山市駅は和歌山港線専用の7番のりば着。次の列車まで時刻があるためドアが閉まると電源が切られた。この先JR和歌山駅にはJR紀勢本線(概ね1時間に1本)、関西空港、堺、なんば方面は乗り換えだ。

★まとめ

「令和の鉄道連絡船~南海フェリー」と言うタイトルを付けたが、昔からある大阪・和歌山~徳島・四国への輸送をしっかりと担っていた。今の人は「乗り換えをとにかく嫌う」ので、乗り換えだらけの鉄道連絡船は時代に合致していないのかもしれない。だが、フェリー部分だけ切り取ればクルマだけの利用は当然あるし、和歌山~徳島間では直接的に結ぶことが出来る橋もないし、道路だとかなり遠回りする事になる。これは鉄道のみ利用の場合も同じで、徳島(四国東部)から関西を目指す場合は「ショートカット機能」を果たしている。しかも高速バスよりも値段が安いので、日常生活の気分転換に爽快な気持ちになれた😆

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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