【2019年11月/跡形もない石見簗瀬駅/名称が残る粕淵駅/殺風景となった浜原駅】三江線廃止後も”参考”になる話題⑦

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2019年11月訪問。三江線廃止後も”参考”になる話題。GoogleMapsで粕淵駅と入力するとしっかり表示されたが他のカーナビでは?石見簗瀬駅は駅舎が消えていて跡形もなかった。粕淵駅は名称がそのまま残っており駅舎も健在。浜原駅は三江線の運行上拠点駅にもあったが、こ線橋が撤去されて殺風景となっていた

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【日時】2019年11月23日(土)

【場所】石見川本駅→島根県道40号→石見簗瀬駅→粕淵駅→浜原駅

https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1198142359130660864?s=20

もくじ

★跡形すらない石見簗瀬駅

↑鉄道が廃止された後の訪問はそれなりの「土地勘」が必要だ。GoogleMapsで「粕淵駅」と入力すると場所が表示されてちゃんと誘導もしてくれたが・・・

粕淵駅は閉業している可能性があります

と言う断りが出てきた。その事は十分わかっていたが、GoogleMapsはまだ良い方で、ヤフーカーナビでは「粕淵駅」と入力した所でも「そのような場所はありません」と出てくるし、レンタカーを借りると古いタイプのカーナビ(最新情報非更新)だと出てくることもあるが、新しいカーナビだとやはり「そのような場所はありません」となってしまう。Wikipediaで「粕淵駅」と検索すれば駅の情報は廃止後でも出てくるし、住所も書いてあるのでこの住所を直接カーナビに入力する事が唯一の手掛かりになる。廃止後の駅巡りは「駅を見つける」事が最も大変なのだ。三江線は廃止されてから比較的時間が経過していないが、これが国鉄時代に廃止された駅を探すとなれば見つからない事も多い。

GoogleMapsに従ってクルマを進める。途中で石見簗瀬駅の存在を思い出す。県道からは1本それることになるが寄り道してみる。

↑跡形も消えていた。もはやここに駅があったという証拠すらない。かろうじでホーム・線路が残っているが、柵で仕切られているため近づくことが出来ない。そのままホーム・線路も消えてしまいそうな勢いだ。

↑現役時代は古くなった駅舎が建っていた。お客が入る事が出来る場所は「石見簗瀬駅」と書いた表札の下部分だけで、大半は業務用の部屋として使われていたのか?立ち入ることが出来なかった。三江線廃止後一時的にバスの待合室として使われていたらしいが、その機能も廃止されてしまったようだ。

★「粕淵駅」と言う名称がそのまま残る

↑粕淵駅は観光協会と併設の駅舎。この日は土曜日だったので休業であったが、三江線廃止後もしっかりと機能している。「JR粕淵駅」と言う看板がそのまま残る。バス停は「粕淵駅前」または「粕淵」で、「粕淵駅」と言う名称自体がそのまま残っているのは三江線の中でも珍しいように感じた。ほとんどは「駅」を外した格好だ。

↑粕淵駅も待合室は撤去済み。線路とホームはそのまま残り、隣接する病院の駐車場は今も使われている。

↑粕淵駅は入れる場所が比較的長くて、駅舎過ぎてホームに連絡する通路も自由に出入可能。ホームの直前になって「立入禁止」の仕切り柵が登場する。粕淵駅は意外と大きく変わっていない。三江線の現役時代と変わった点と言えばホームの待合室が消えただけで、そんなに長い時間滞在する事もなく次の浜原へ向かう。

★こ線橋が消えて殺風景となった浜原駅

↑浜原駅は三江線の運行上重要な駅であったが、廃止後はそのような面影がない。浜原駅構内の広い踏切は誰でも自由に歩けるが、鉄道用地である線路に入った途端「立入禁止JR西日本」が遮る。線路が3つほどあるが赤く錆びてしまい”使い物にならない”。石見川本駅とは異なり特に手入れされる事もなく、草が生えまくる。

↑ホームを見ると殺風景。

↑三江線現役時代には「浜原」と書いてあるこ線橋があったはずだが、石見川本駅同様に撤去されていた。こ線橋が消えただけだが、それだけでこんなにも風景が変わってしまうか!

↑それでもなぜかホーム上の待合室は残っている。段階的に撤去しているだろうからこれが消えるのも時間の問題のような気がする。浜原駅は三江線の中でも規模な大きな駅であったが、石見川本や宇津井のように鉄道公園になったり、トロッコ列車を走らせるなどのイベントが行われる話は聴こえてこない。三江線廃止後、これをやる・やらないは各地域で温度差があって、やる所はTwitter等も活用して全国から積極的に集客を図る一方で、やらない所は何もやらず特に手入れする事もないため三江線の跡地自体が廃墟と化している。

↑駅舎はそのまま残っている。待合室も使えるがやはりホームに入る事は出来ない。待合室にある本も健在であったが、新しい本が入った形跡はなくそのままと言った感じ。

↑やはり殺風景に見えてしまう浜原駅。道路と線路が同じ高さで、道路側からは入ろうと思えば自由に線路に入る事が出来てしまう状態だ。何も知らぬ人が浜原駅付近に来たら「なぜ線路があるのか?」疑問に思ってしまうだろう。三江線の中心駅でありながらも、廃止後は三江線そのものの存在を否定しているかのようだった。

↑列車が行きかっていた頃の浜原駅が懐かしく感じたが、それでも列車が来なくなってからまだ2年もたっていない。列車が来なくなってこんなにも変わるとは・・・

8回目続く(3月1日公開)

【2019年11月/宇都井駅で昼間に列車が走った!】三江線廃止後も”参考”になる話題⑧

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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