【大代川側線に引退したC11が展示!その理由は?イベント盛りだくさんの会場!最後は3種類のきかんしゃ大集合!】大井川鐡道SLフェスタ2020in新金谷

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大井川鐡道は2020年2月8日と9日に新金谷駅とその周辺で「SLフェスタ2020in新金谷」を開催した。なぜか非営業の大代川側線も会場?そこにあったのはSL(蒸気機関車)C11-312が展示公開!その理由は?新金谷駅ではイベント盛りだくさん!SL急行にはSLフェスタ専用のヘッドマーク!最後は3種類のきかんしゃが大集合!

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【日時】2020年2月9日(日)

【場所】大井川鐡道新金谷駅とその周辺

https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1226416156686241793?s=20

★毎年恒例の大井川鐡道SLフェスタ

大井川鐡道は毎年新金谷駅と千頭駅で「SLフェスタ」と言うファン感謝祭を実施している。実施する時期は年によって異なるが、2020年は2月8日(土)と2月9日(日)が新金谷駅とその周辺で開催された。

SLフェスタin新金谷(大井川鐡道ホームページ)

↑主な内容は下記のとおり

  • SLフェスタ専用のヘッドマークをSL急行に取り付けて運行
  • 大井川鐡道のきかんしゃ(機関車)が大集合
  • E31(西武鉄道から移籍してきた電気機関車)乗車体験
  • SL整備工場の見学(有料)
  • 転車台手回し体験
  • 高所作業車の乗車体験
  • フードコート(15店ほどが出店)、駅弁の販売
  • 部品取り車のC11-312の復元状況展示会

などであった。基本的には無料で先着順に参加することが出来るが、SL整備工場見学は有料(500円)であった。

★新金谷駅までは無料送迎バス

↑大井川鐡道新金谷駅に来る場合、JR東海道線の金谷駅から大井川鐡道本線の列車に乗り換えるか、同駅から徒歩(約20分くらい)である。だが意外にJR利用は少数派のようで多くはクルマによる来場。新金谷駅には有料駐車場はある事にはあるが、SLフェスタ開催中はスペースがないほか、人の出入りも激しいため安全上好ましくない。そのため大井川の河川敷に臨時駐車場を設けている。具体的には静岡県道381号(旧国道1号線)の大井川の橋を越えた金谷側だ。県道を島田方面から来る場合、橋を渡った直後の信号機は右折出来ないため、1本先(ホンダのディーラーが目印)の信号機を右折して1キロほど進んだ所をさらに右折し大井川の堤防の上に出る。堤防沿いの道路を県道方向に戻ると、左側に河川敷に降りることが出来る道がある。河川敷に降りてもオフロード(未舗装)の道を数百メートル走ってようやく臨時駐車場に着く。これは今に始まったことではなく、毎回新金谷駅とその周辺でイベント開催の時には、大井川鐡道ホームページに地図が表示されるのでこれを参考にすると良い。広域的には国道1号バイパス(大代インターを降りる)、E1A新東名(島田金谷インターを降りる)から比較的近い場所にある。

シャトルバスは概ね20~30分毎の運行だったらしいが、実際にはダイヤは相当乱れていて、実質的にはダイヤが特に決まっていないピストン輸送に近いものがあった。シャトルバスは大井川鐡道の子会社、大鉄アドバンスが運行する。主に三菱エアロバスやエアロエースで最大60人乗り。私は後術する家山駅に行く際に新金谷駅から臨時駐車場まで乗ったが、正座席も満席+補助席も満席と言う盛況ぶり。もちろん、臨時駐車場から新金谷駅まで徒歩でアクセスする事も可能で、その場合大井川の堤防を階段で登って、そこから10分ほどで新金谷駅に着けるが周辺の道がわからないと迷ってしまうかもしれない。初めて来た場合や周辺の道がわからない、小さな子供がいる場合はシャトルバスを使った方が良いだろう。私はクルマを置いた後、新金谷駅には向かわずに「大代川側線」と言う通常は非営業の線路へ向かった。

★謎がタップリ隠された大代川側線

↑大代川側線は大井川鐡道に納車された新しい車両(とは言ってもほぼ全てが他社から移籍の中古車だが)、引退した車両を一時的に置いておく線路だ。パッと見た感じ営業中の線路のように見えてしまうが、現状では非営業。元々は周辺に立地した工場への貨物輸送のために作られた鉄道と聴いたことがあるが、今や大井川鐡道自体貨物輸送を実施していないため事実上休止路線となっている。大代川側線は電化されているため、電車の入線も出来るし、遮断機と警報機付きの立派な踏切もあるので、やはりこの路線が非営業なのが信じられない。私の中では土地勘があったので特に地図も見ず勘を頼りに向かってみたが、見事に迷った。仕方なくGoogleMapsを起動させて場所を設定したら17分も余計に歩くハメになった。

↑廃墟と化した大代川側線の行き止まり部分。この周辺は工場街になっており、日曜日なので人の気配もない。すると使用済みの鉄道部品が置いてあった。廃棄する事が前提なのであろう。

↑「ナロ80-2」の車体。お座敷車だ。どうやら現役を引退したらしい。ナロ80-1は不定期でSL急行やEL(電気機関車)けん引の列車に連結しており、今でも元気な姿が見られる。ナロ80-2には自由に入る事が出来た。

↑C11が現役引退時に付けたヘッドマークが展示。その他C11の現役時代の写真や今行われている整備過程の写真が展示されていた(当ブログでは著作権の関係で非掲載とする)

↑SLのC11-312が展示されていた。大井川鐡道では1988年~2007年にかけて活躍。部品取り用として引退した後は、大代川側線の行き止まり部分に留置されている。だがC11-312は今後は広く一般に公開される事になった。

賑わい交流拠点整備事業(KADODE OOIGAWA)について(島田市役所ホームページ)

↑新東名島田金谷インター近くに賑わい交流拠点を建設している。「KADODE OOIGAWA」と称した施設は、マルシェ、カフェ、子どもの遊び場、テナント、レストラン、(仮称)大井川流域観光拠点を設置し、「日本の緑茶と大井川流域の農産物の体験型フードパーク」を目指すとしている。クルマは550台駐車することが出来て、大井川鐡道にも駅を設置する計画だ。なお新駅にSL列車が停車する計画は今の所ない。大井川鐡道に加えて、JA大井川、NEXCO中日本、島田市も運営に加わる官民合同の施設で、新たな観光地として発展する事だろう。開業は2020年11月の予定で、大井川鐡道で活躍した実際の車両展示も計画されており、それがC11-312なのだ。2月13日に大代川側線からKADODE OOIGAWAに搬入された。個人的にもこれは非常に楽しみである。

↑大代川側線の行き止まり部分には、JR西日本から移籍してきた客車(左側)と同じくJR北海道から移籍してきた客車(右側)が置かれたまま。最近稼働した形跡もない。大井川鐡道のSL列車に連結する客車は古くなってきているため、負担を軽減する目的で移籍してきた。とりあえず他社で中古車が出れば購入して、自社で運行出来そうなタイミングになったら運行開始すると言う方針で、今の所(2020年2月現在)JRから移籍してきた客車の運転開始時期は未定となっている。今課題となっているのは、SLの故障が頻発しているためSLの修理に全力を挙げている。人手や設備に限りがあるので「新型客車」の整備まで手が回らない。さらにATSを車両に搭載しないといけない点も費用面で大変な所で、そこまでの費用が出せないと言うのも現状である。私としてはいつから「新型客車」が運転開始するのか?気になって仕方ない今日この頃。

↑新金谷駅のSLフェスタの会場までは大井川の河川敷臨時駐車場以上に遠いため、シャトルバスが用意されている。臨時駐車場ほど便数が多くなく、1時間に1本毎(新金谷駅毎時00分発、大代川側線の行き止まり部分毎時30分発)であった。シャトルバスで往復する来場者も多く、シャトルバスが来た時間帯だけは大代川側線の行き止まり部分は多くの人で賑わう。

★イベント盛りだくさんのSLフェスタ2020in新金谷の会場

↑新金谷駅にやっと着いた。13時50分ごろだった。SLフェスタ自体は10時からやっているので、2日目のこの時間にやっと来るとは到着があまりにも遅すぎた。前述のとおり、SL整備工場の見学、E31電気機関車の乗車体験等の各イベントはどれも大人気!大行列!今から並んでしまうと他にも行きたい場所があったので、時間的に無理。諦めるしかなかった。新金谷駅の側線には「トーマスの相棒」が堂々と置いてある。この日は千頭に行けなかったらしい。きかんしゃトーマスがソドー島に里帰りしている期間(2020年5月頃までの予定)は、「トーマスの相棒」は素直に留守番中。たまに真っ黒なSL(C10-8等)やEL(E31形電気機関車等)に引っ張られて千頭に行く事もある。

旧型客車が当たり前のように走っているのは大井川鐡道では日常の風景だが、全国的見れば非常に珍しい存在。JR東日本高崎支社管内にも3両程度旧型客車が残っているが、今の安全基準に適合するためドアは自動化される等の改造が行われている。一方で大井川鐡道の旧型客車は「ほぼ原形」で、ドアは手動式でどうやって開けるのか?困惑してしまった。むしろそういう人が多いと思う。大井川鐡道=SLと思う人が多いが、それに加えて客車列車、EL(電気機関車)にも注目してほしい・・・と思って上記のツイートをした。旧型客車が当たり前にあるのが特別の世界と思ってほしい。

↑ポツリと置いてある電気機関車のE10 2はパンタグラフが降ろされているので、当分稼働する感じもしない。

↑晴天の中、「黒だけの世界」が広がる。これも特別な存在だ

↑金谷行き普通列車が発車する。車両は南海21001系の21003だ。1958年製なので車歴はゆうに60年を超えている。大井川鐡道本線の普通列車は今やこれが主力だ。ここ半年ほど大井川鐡道本線の普通列車を見ていると、近鉄16000系が走っていないような気がする。細かな事はわからないが、動向が気になる次第。

↑E32が体験乗車で新金谷駅構内を何回も往復する。1階の往復で乗ることが出来るお客は各運転台(前と後ろ)で概ね3人ずつ程度。各運転台には機関士が乗っており、折り返し地点(写真)に着くとブレーキハンドルをマスコンから外して、そこで待っている別の機関士に手渡す。それを持って反対側の運転台に乗る機関士にブレーキハンドルを手渡す。進行方向が変わると普段は車掌をされている方の手旗信号によりE32をゆっくりと発車する。

★家山駅でSLフェスタのヘッドマークを付けたSL急行を見る

前述のとおり満員のシャトルバスで臨時駐車場へ。クルマで大井川鐡道本線に並走する国道473号(何気に酷道だったりする)を道なりに30分程度進み家山駅へ。

↑家山駅に到着。新金谷行きの急行は15:32着の15:37発。これは普段からだと思うがSLの発車時刻が近づくと見物人が少しながら出てきた。家山駅は有人駅のためホームに入る場合入場券が必要だ。

↑SLをじっくりと眺める機会は今まで意外となかった。それは撮影に夢中になっている事が理由で、ファインダー越しではSLを見る事はいくらでもあっても、直接目視で凝視する事は少なかったと感じた。C10のSLは決して大きいタイプではないが、それでもSL独特の質実剛健な姿、機械ではなく動物同然の”生き物”と言う点が伝わってきた。千頭行きの普通列車と交換後に発車。ピッタリ追いかけてクルマを走らせるのは嫌いなので、10分程度経った後に家山から新金谷に戻る。

★最後の20分だけ主役のきかんしゃが勢揃い!

「きかんしゃ大集合」と称したイベント。2月8日(土)9:30~9:50、2月9日(日)16:30~16:50の2回だけ開催で、前者がオープニング、後者がグランドフィナーレとなる。SLフェスタ自体は16:00で終了しており、既に新金谷駅の特設会場では片づけが始まっていた。家山から戻るとちょうど16:30に新金谷に着いた。

↑撮影場所は新金谷駅構内の駐車場。SLフェスタ開催中はフードコートになっていた部分。まずは機関車の後ろから

↑機関車に近い所から。ヘッドマークは全てSLフェスタのものだ。オープニングではサクラが見所の時だけつける「さくら」のヘッドマークも特別に付けたらしい。

↑機関車から離れた場所で。種類が全く異なる機関車3つが横に並んで集合する姿は圧巻だ。しかもヘッドライトも点灯させてくれている!これが本当にうれしかった!そして最後にはE32から順番に汽笛を鳴らして来場者に挨拶をしてSLフェスタ2020in新金谷は2日間の全てのイベントが終わった。並ぶ時間は16:30~16:50とキッチリ決まっており、16:50になった途端E32から順番に車庫へと引き上げていった。時間通りキッチリ作業を開始すると言うのは鉄道会社らしい事だ。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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