【2019年11月/江の川の風景は美しい状態だが無残な姿の潮駅】三江線廃止後も”参考”になる話題④
2019年11月訪問。三江線廃止後も”参考”になる話題。潮駅は国道375号沿い。「花の名所」で春にはサクラ、秋には銀杏の木がキレイだ。潮駅は江の川に面しており相変わらず江の川の風景は美しい状態であったが、潮駅のホームはやはり立入禁止で待合室は撤去済みだった。
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【日時】2019年11月23日(土)
【場所】潮駅
もくじ
★江の川だけが美しく見える無残な姿の潮駅


↑式敷駅から国道375号線経由で潮駅を目指す。三江線では駅間としてかなり長いがクルマでは意外と早い。375号線を道なりに進む形だが、口羽~石見都賀間はショートカットする形になっているため、その分距離が短くなっているのだ。とは言え広島県と島根県の県境は3キロを超える長いトンネルがある。



↑潮駅近くの公民館にクルマを置かせてもらう。国道375号は非常に走りやすい道であるが、交通量は極めて少ない。歩いている人もない。人気(ひとけ)も感じられないくらい静かだ。11月の後半になれば寒い。この日の天気は晴れ。+3度前後であろう。キリっとした雰囲気だ。銀杏の木がキレイに咲く。潮駅はサクラの名所で、三江線最終日(2018年3月31日)前後は満開のサクラが三江線の最期を祝った事を思い出した。潮はある意味「花の名所」であったりもするが、潮駅のあった場所に行ってみると

↑相変わらず「立入禁止 JR西日本」の仕切りが入口にあるので、ホームに入ることは出来ない。

↑この写真は1年前の2018年11月に撮影した潮駅。ホームには待合室があったが、今回(2019年11月)行ってみると待合室が消えていた。これは他の駅も同じで線路やホームの撤去はさすがに時間と費用がかかるため、撤去しやすい待合室から優先的に撤去している。「立入禁止」という仕切りがあっても、これを無視してホームに立ち入る事が多くて、私もそのような人を何回も見たことがある。待合室は三江線廃止後誰も使っていないので、ただでさえホテルや宿が沿線には少ないため、ここで野宿したりホームレス同然の浮浪生活者が出てしまっては困る。防犯上・治安上の理由で優先的に待合室はバス乗り場等として使われている場合を除き、撤去した方が無難と言える。

↑駅前には大量の落ち葉が


↑三江線の線路はレールが赤く錆びて、草が生えまくっている。江の川は相変わらず姿を変える事はなく、石見都賀~潮間は大きくカーブするため、雄大な姿が見られる。この景色が私は好きなのであるが、三江線の列車が通る事は二度とない。本当にわずかなタイミングであったが、三江線の列車から江の川の車窓が見られなくなったのは悔しい。

↑三江線の線路をアンダーパスして、江の川の川岸に出てみる。ここから潮駅のホームをハッキリと見る事は意外と出来ない。江津や三次周辺と比べれば水量が多い。確か浜原付近にはダムが多いのでそれが関係しているのだろうか?潮駅の江の川の風景は今やガイドブックにも掲載されていない。テレビやネット等で特集される事も少ないだろう。江の川が最もキレイに見えるのが潮駅周辺でもある。気温がもう少し温かければ20~30分はボンヤリと江の川を見ていたかったが、風はないものの体感的にはかなり寒かったので、数分しか江の川を見ることが出来なかった。
5回目に続く(2月20日公開)
【2019年11月/何も変わらぬ口羽駅!鉄道公園構想は?】三江線廃止後も”参考”になる話題⑤
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