【2019年7月乗車記と車窓と乗り歩き/輸送密度85人しか乗らない区間の実態とは?花輪線キハ110系1934D鹿角花輪→盛岡】行ったぜ、東北。㉚

広告
広告
広告

2019年7月乗車記と車窓と乗り歩き。花輪線では輸送密度85人の区間がある。それが秋田~岩手県境の鹿角花輪~荒屋新町間。なぜ85人しか乗らないのか?その実態とは?そこには人の往来を妨げる険しい難所が待ち構えていた。車窓はやはり良い路線で魅力的な駅も多いが肝心な岩手山が曇りで見えず

広告
広告

前回までの続きはこちらをクリック

【2019年7月乗車記と乗り歩き/「三連休東日本・函館パス」とは?/静岡→東京ドリーム静岡浜松号で送り込み】行ったぜ、東北。①

【2019年7月乗車記と乗り歩き/臨時の「はやぶさ47号」東京→仙台/Wi-Fiが使えるが車内販売が消えた?】行ったぜ、東北。②

【2019年7月乗車記と乗り歩き/たった0,5キロの乗りつぶし仙台~あおば通】行ったぜ、東北。③

【2019年7月乗車記と乗り歩き/あえて時間がかかる仙石線205系普通列車に乗った理由は?831Sあおば通→高城町】行ったぜ、東北。④

【2019年7月乗車記と乗り歩き。仙石線の絶景車窓は高城町~陸前小野の間!仙石東北ライン5527D特別快速・高城町→石巻】行ったぜ、東北。⑤

【2019年7月乗車記と乗り歩き/日本の原風景のような車窓の石巻線/新型貨物列車も登場!】行ったぜ、東北。⑥

【2019年7月乗車記と乗り歩き/ポケモンだらけ?!/クネクネ寄り道して山の車窓で気仙沼を目指す?!大船渡線331D一ノ関→気仙沼】行ったぜ、東北。⑦

【2019年7月乗車記と乗り歩き/頻繁にダイヤ改正?陸前高田駅は移転し復興が進む/大船渡線BRT気仙沼→陸前高田→盛】行ったぜ、東北。⑧

【2019年7月乗車記と乗り歩き/三陸の海岸線がメリハリ良く見える車窓!三陸鉄道リアス線2215D盛→釜石】行ったぜ、東北。⑨

【2019年7月乗車記と乗り歩き/震災で大きな被害を受けた奇跡の復活区間!三陸鉄道リアス線2019D釜石→宮古】行ったぜ、東北。⑩

【2019年7月乗車記と乗り歩き/多種多彩な三陸鉄道の車両!後ろ1両は回送で乗車出来ない?】行ったぜ、東北。⑪

【2019年7月乗車記と乗り歩き/本州最東端の岩手船越駅で切り離し作業?!鯨が多い理由は?】行ったぜ、東北。⑫

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ110系のリクライニングシート車!3622D快速はまゆり釜石→花巻】行ったぜ、東北。⑬

【2019年7月乗車記と乗り歩き/「他にはない北上線」3729D北上→横手】行ったぜ、東北。⑭

【2019年7月乗車記と乗り歩き/初めて乗ったE6系/秋田新幹線こまち9号大曲→秋田】行ったぜ、東北。⑮

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ/指定席券と駅弁の事前購入を!秋田駅編】行ったぜ、東北。⑯

【2019年7月乗車記と乗り歩きと車窓/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号秋田→東能代/車内は?八郎潟の近くを通るが?】行ったぜ、東北。⑰

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号東能代→岩館/五能線秋田県内は序章的な車窓】行ったぜ、東北。⑱

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号岩館→深浦/白神山地も見える五能線車窓が良い場所】行ったぜ、東北。⑲

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号深浦→千畳敷/五能線で最も車窓が良い区間】行ったぜ、東北。⑳

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号千畳敷→鰺ヶ沢/千畳敷海岸を立ち寄り観光】行ったぜ、東北。㉑

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号鰺ヶ沢→川部/津軽平野も車窓が良い五能線】行ったぜ、東北。㉒

【2019年7月乗車記と乗り歩き/キハ48形くまげら編成リゾートしらかみ5号川部→弘前→青森/スイッチバック2回!/青森駅でイルミネーションと共演】行ったぜ、東北。㉓

【2019年7月乗車記と乗り歩き/青い○○の代表格は青い森鉄道?】行ったぜ、東北。㉔

【2019年7月乗車記と乗り歩き/大湊線乗車記と車窓/223D野辺地→下北】行ったぜ、東北。㉕

【2019年7月乗車記と乗り歩き/本州最北端の駅が2つある?下北駅と大湊駅】行ったぜ、東北。㉖

【2019年7月乗車記と乗り歩き/メモリアルシップ青函連絡船八甲田丸を見学する】行ったぜ、東北。㉗

【2019年7月乗車記と車窓と乗り歩き/701系スペシャル!奥羽本線658M青森~弘前と1660М弘前~大館】行ったぜ、東北。㉘

【日付】2019年7月15日(月)

【列車番号】1934D(盛岡行き)

【時刻】大館16:20→鹿角花輪17:20→盛岡19:25

【車両】キハ111-116+キハ112-116

もくじ

★2019年7月乗車記と乗り歩き。花輪線の県境区間鹿角花輪~荒屋新町間は輸送密度85人!そんなに少ないのか?と思ってしまう実態とは?🤔

↑2019年7月乗車記と乗り歩き。鹿角花輪で反対列車交換待ちのため17:13~17:20まで止まる。この先は秋田~岩手県境の区間。厳密にいうと湯瀬温泉~兄畑間である。

↑輸送密度85人という数字は、やはりウソをつかない😨

湯瀬温泉を発車してしばらくした時に撮影した車内。後ろ側のキハ111-116の車内は”貸切”に等しい状況😆厳密にはお客が私以外にもう1人と車掌が1人の合計3人しかいない😫前の車両は未確認だが10人程度しかいないはずである😩

山田線(盛岡~宮古)みたいに何もない山間部を走る路線でもない花輪線。一部スマホの電波が通じない所もあるが😫(田山~横間)、花輪線全体でみればそんなのは極わずかにすぎない😌

温泉街らしい車窓😆になってくると湯瀬温泉。地形的には険しい?所に温泉宿が何軒かあって、湯瀬温泉自体決して広いエリアではない。田山では1人下車。「花いっぱい運動」の花壇。ほっこりした気分になる😌

↑田山~横間、この区間は約9キロある険しい山の中が続く😖花輪線の中で最大の難所と言えるだろう😵この区間は岩手県であるが、この難所が人の往来を妨げているような気がする😵 

物理的には花輪線という鉄道や並走する道路で可能であるが、実際に乗ってみると「用事がない限り秋田県側には行かない」😩

心理的にはかなり遠い存在に感じた😫冬季になれば雪がたくさん積もるだろうから、余計にこの難所を越えたいとも思わなくなる😫

ひょっとしたら、この難所の存在が人々の心理的な距離を長くして、日常的な往来も妨げる。花輪線があってもそもそも乗るための用事すらない。それは道路も然りで車窓から見えた範囲では、通行する車はほとんどなかった😫

花輪線で利用者を増やすならば、大館・鹿角花輪~盛岡といった都市間利用しかないように見える。新幹線接続で例えば特急を走らせて、高速バスやマイカーとほぼ互角の戦いが出来ないと、お客が増えないような気もしてきた🤔

↑横間~荒屋新町

荒屋新町は岩手県側では大きな駅の一つ。ここから先は人の流れが変わり盛岡を目指すようになる。駅構内が広く転車台もある😆規模な大きなものだが、乗り降りするお客はいない。人の気配すら感じられない😞駅そのものはテツ的には魅力的な駅なのだが🥳

★2019年7月乗車記と乗り歩き。岩手県側では駅に人の気配がない駅が連続

↑2019年7月乗車記と乗り歩き。荒屋新町~小屋の畑、手前で大きく左カーブする花輪線では特徴的な車窓・区間である。さすがにこのことは10年前に乗った時にしっかりと記憶が残っており、なんとなくだが車窓や街の雰囲気を思い出す😆再びE4東北自動車道が見えてきて、いつしか並走する国道も登場。この先は国道282号線もセットになる😆

↑安比高原駅。2人乗ってきた。駅としては寂しい。駅舎前から直線的な道路が遠くまで続く。周囲には人の気配が感じられない😨

↑安比高原~松尾八幡平

松尾八幡平までは下りの峠を降りる。どの駅も同じようなコメントの繰り返しで、人の気配がない駅に停車と発車を淡々と繰り返す。車内は多少乗ってくるが、基本的には鹿角花輪発車時点と変わっていない😩夕方に盛岡に向かう流れ自体が薄いのかもしれない。北森は八幡平市の市役所の真ん前で、駅舎自体が公共施設とセットになっている😆

↑北森~平舘、本来ならば岩手山が見えるはずだが、この日は雲☁に隠れて見えず😫花輪線の車窓には欠かせない存在で、私も10年前初めて乗った時にこの車窓を目当てにカメラを構えたことを思い出した🥳

↑大更(おおぶけ)では1935D大館行きと交換のため18:39~18:43まで停車。客数としては1935Dのほうが多く、座席はすべて埋まる😅

これは「帰宅列車」で1934Dは意外とそうでなかったりする。地方ではよくある話で、夕方から夜間は都市部へ向かう列車は空席が目立つが、逆に都市部から発車する列車は大混雑していることが多い。大更から1934Dに乗る人は若干名で私が乗っている車両には10人もいない状態が相変わらず続く。

花輪線はIGRいわて銀河鉄道線と合流する好摩(こうま)まで。好摩から先はJR線ではないため「青春18きっぷ」等の一部企画乗車券が使えないほか、花輪線の運賃+IGR線の運賃が単純合算されるので、運賃が高く付くのも特徴🤑「三連休東日本・函館パス」では課金なしでIGR線も乗り歩き(乗り降り)自由だ😆IGR線内も乗務員の交代はなくて、そのままJR東日本の担当で盛岡まで運行する。

やはり気になったのが、花輪線の利用者数の少なさだ。東北地方の横に伸びる路線はどこも客数減少に苦しんでいる中で、花輪線の少なさは突出している😨どのような理由で車掌を乗せているのか不明だが(恐らく事故や災害時のバックアップのためか)、JR東日本は将来的に3~6両程度の列車でもワンマン化を推進する方針なので、2両の花輪線であってもそうなるのは時間の問題なのかもしれない😩

こんなに利用者が少ないと将来的には存廃問題になるのではないか?と心配した。そうならないことを願いたいが、花輪線の1駅ずつに焦点を絞ってみると、魅力的な駅が多いのも事実。列車を使って乗り降りを繰り返す乗り方というのは、時間的に厳しい点もあるが、やってみたいとも思った次第🤩

★まとめ

2019年7月乗車記と乗り歩きは久しぶりに乗った路線を中心に行った。次回以降は1年後の2020年7月にやはり「三連休東日本・函館パス」を活用して、秋田県・青森県の私鉄を中心に乗車記と乗り歩きを進める。

31回目に続く(2020年8月 日公開、下記リンクをクリック)

広告
広告
広告

KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

おすすめ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。