【2019年11月/江津~江津本町間は線路が消える!江津本町駅の駅舎も消える!】三江線廃止後も”参考”になる話題①

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2019年11月訪問。三江線廃止後の”参考”になる話題。江津駅から江津本町駅に行ってみる。国道9号江津道路との交差部分は道路工事のため三江線の線路やレールの一部が消える!草も生えまくる。江津本町駅に行ってみると既に駅舎が消えていた!本格的に三江線の線路や駅舎の撤去が始まっていたのだ

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三江線が廃止になってから、もうすぐ2年になる。少しずつではあるが三江線の線路や駅舎等が撤去されている。かつて三江線と言う鉄道があったことを否定するかのようなものがあって、明らかに三江線が通っていた時代と比べると沿線地域が衰退しているように感じた。2019年11月に三江線の主な駅を訪問しながら、三江線廃止後の様子を見てみたい。

https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1197760360461111296?s=20

【日時】2019年11月22日(金)

【場所】江津駅から江津本町駅にかけて

もくじ

★何も変わっていない江津駅。特急停車駅なのに平日昼間は閑散とする

↑江津駅は三江線があった時代と大きく変わらない。今は山陰本線の単独駅となったが、島根県西部江津市の代表駅でもあるので、特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」も停車する。

↑江津駅の駅舎もやはり大きくは変わらない。運賃表を見ると表示されている駅名は山陰本線か山口線で、三江線の駅名は当然ながら消されている。この日は宇都井駅で「INAKAイルミ2019」が開催されるため、告知ポスターが駅舎内に貼られている。しかし、江津駅から宇都井駅まで三江線廃止後に公共交通機関だけで行く事は事実上不可能で、クルマで目指すしかない。

↑駅名標は青→オレンジに変わる。JR西日本米子支社管内では各路線に色(ラインカラー)と路線番号を制定した事により、これに合わせた駅名標に更新されている。但し三江線だけは廃止が決まっていたという事もあってか?駅名標の更新は行われなかった。

↑14:22発の益田行き特急「スーパーまつかぜ5号」が到着する。2両で半分しかお客が乗っていない。江津で下車したのは3人だけで、乗車した客はいない。駅員の放送が寂しく響き渡る。今や江津駅は三江線どころかメインとなる山陰本線さえも客数が少なく、2020年3月のダイヤ改正では利用不振を理由に普通列車の本数が減らされるほどだ。キハ120の単行でもそんなに混雑している印象がしない。定期列車で江津駅に4両以上の列車が入ることもなく、今度は山陰本線の方が存続云々と言う話にならないか?心配だ。三江線があった時代に聞いた話だが、山陰本線(島根県内と思われる)も年間130億円近い赤字だという。

★江津~江津本町間では線路が消える!

↑江の川は三江線があった時代と変わらぬ姿を見せてくれる。11月後半はちょうど紅葉の見ごろ。2017年のこの時期は紅葉目当てのお客が殺到し多客で、積み残しが多発したことを思い出す。だが三江線が消えてしまった2019年11月、再び江の川の紅葉と三江線を楽しむために来た人は極めて少なく、人気(ひとけ)さえも感じれない。下手すれば「秘境地帯」だったりもする。

↑線路立入禁止の看板が三江線廃止後もそのまま残る。

↑三江線廃止後自由に線路や施設内に入れるわけではない。あちらこちらに「立入禁止 JR西日本」の簡易な柵で線路侵入を塞いでいる。当然誰かが手入れするわけでもないので、草は生え放題でレールも赤く錆びている。鉄道をもう1度通すならばキレイに磨くか取り換えとなるだろう。

↑国道9号江津道路との交差部分。ナント!三江線のレールが消えていた。バラスト等も全て消えている。ちょうどこの部分は江津道路の橋脚にあたる。

↑古くなった橋を工事しているようで、三江線の線路部分がそのまま残ると邪魔になるのでそこだけ撤去したのであろうか?

↑江津道路の工事部分だけレールが消えており、そこから少し離れるとそのままレールが残る

↑江津道路の先にあるのが江津本町の街の様子見ることが出来る鉄橋。Twitterによればこの鉄橋もそう遠くないうちに消えるという。そもそも鉄橋を残しておいても使うこともなければ、安全上好ましくないので諸々の準備が整えば撤去作業開始になるだろう。少しずつではあるが”三江線があったという証拠”が音を立てて崩れ始めている。

★完全に消えていた江津本町駅

↑この場所に到着。道路は右にカーブして、奥に江の川。300メートルほど江津道路寄りに進むと集落があるが、ちょっとした峠を越えてこの場所に来るとやはり人気(ひとけ)がない。この場所は江津本町駅である。

↑江津本町駅は元々こんな感じであったが、今や「駅」と言う姿を完全に消している。

↑駅舎は完全に消えている。草も無造作に生える。2018年3月までここに江津本町駅があったことがとても信じられない。島根県側を中心に2019年9月以降駅舎の撤去が各地で始まっており、ホームと線路部分だけが残っているのが現状。これも消えてしまって、道路化や宅地化されるのも時間の問題なのであろうか。

↑江津本町駅から次の千金駅方向に多少進んだ場所。ここは線路や標識がそのまま残るが、やはりレールが赤く錆びており、もはや使える状態ではない。

2回目に続く(2月6日公開)

【2019年11月/運送会社の事務所に転用された因原駅】三江線廃止後も”参考”になる話題②

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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